浅草のそば屋の座敷で、酒を飲む。
年の瀬の店内は無数の会話で、飽和して
向かいの席に数分前、若いふたりが坐った。
隣の机で、三人家族は静かに語らい
幼い息子はパパの{ルビ腿=もも}に、じゃ ...
冬の空の雲は本当に低くて
伯母を見舞った帰り道
北に向かって
車を走れせている
そのフロントガラス越し
遠くの雪かぶるアルプスよりも
先にたどり着いてしまいそうなほ ...
君が手をあげて
頬を打った、訴えた、ギミミミ ミ
海峡も凍る、冷たい身体
薄い刃
三本の裂傷
赤どくんどくんにじむ、さいなむ、
閉鎖した屋上から落ちる夢さえ見せない、見せてくれ、ない、 ...
北
極星のもとに彼は立つ
視界に都市と荒野を広げて
その指先から綴られゆく言葉に
閃く叡智の稲光
西
葡萄色の雲を漂わす
美しい黄昏の瞳
彼は歌う 深々 ...
今年はようやく
雪が画面いっぱいに降ってくれて
忘れた言葉たちみたいに
固く積もってしまった
一足二足
歩くとよみがえる
ぎぎぎぎ
ぼくの埃まみれの靴と靴は
古い苦い音をたてた
わか ...
もしかして
もう1度くらいはあるかも
だからこそ
この身体は
この心象は
今日も張り切って飛び込んでいける
なんとなくでも
勘違いでも
大きくなったり
小さくなったり
...
風帯びてローファー鳴らすハイティーン戻れないわたし片道切符
しあわせになろうと
思っている
大事な人といる時は
喋りすぎず
早歩きせず
気負いせず
気を許しすぎず
しあわせになるために
赤裸々に自分を語ってはいけない
少しばかり
...
ドローンに自分の頭を
括りつけて飛ぶことを
思いついたキンタマ王子は
「それ、ドラえもんのパクリだろ!」
との批判を
持ち前の強心臓で一蹴し
今日、宇宙ステーションに向けて
飛び立ったが ...
幕開けに
ことばを持たずに臨みたい
髪を切って女という味を色濃くしたなら
フリックで弾いた間奏で涙をながして
愛をいただく年の瀬に助走する
底には濁りがある
ひとさじ掬ってわた ...
贅沢な感覚の増す 時を澄ます窮の弓が張る
移ろい四季は何者に身を委ねたのか
とても暖かい
案ずることを止めないが
四季はいつだって研ぎ澄まされた手先からの仰ぎもので
意志を持って ...
記憶体、
ざっく ザックリと 切り開かれます
映像群、
ぽっか ポッカリと 映し出されます
汽笛、
鳴ります 遠い国
流れる流れる追いつけない
洋上の青 浴びる太陽
溶け合 ...
夕暮れに消えた昼間の出来事は記憶の海にぷかぷか浮かぶ
明日以降どんな天気になるだろう超大型の台風の眼
ポジティブに一つのことをやり遂げる美術部員が描く海岸
台風の情報ばかり繰り返すど ...
浮きっぱなしのまあるい金魚に
沈下性の餌を落として、愛でた
それからコツンと水槽を揺らして
ストレスを送りこむ
浮きっぱなしの鞠が
いつまでも足掻いていてくれますようにと、
わたしは愛 ...
メダカが逆立ちしている
ふざけない彼がこんな仕草になってる様を僕はずっと恐れてきた
なにも悲しくない
なにせこれは事件でおはなしだった
降りかかったそして固まった
結晶となって値 ...
THEをつけてBeatles呼ぶ空気なら悲しいじゃなく眠たいと言う
いまサンタ北極点を通過したあと4時間で眠れ息子よ
羽根を持ち生まれたキリンは群れを出て星座のそばで短く眠る
歳の瀬に
伽羅を焚き染め
肩を抱く
疲れをほぐし
香りに漂う
久々訪れたこの夜の静謐
は、
昼間街中 よろめいてぶつかった男に
謝罪する間もなく殴られ 黙した
その無抵抗の余韻。
東の空に
赤銅の月が昇り
やがて金になり
銀盆となる
やがて夜が明け
月はアルミニウムになってしまった
好物のウイスキーを飲み
夜が更けてゆく
何となく腹がへり
あのネギラーメンが食べたくなった
其処までは100㎞
名古屋の味噌煮込みうどんでも良い
其処までは350㎞
あまりに ...
キンタマ王子は
今年の重大ニュースとして
真っ先に
ミスチル歌詞もろパクリ事件が
頭に浮かんだ
去年のサムラ&ゴウチと
STAPおぼちゃんも凄かったが
今年のサノケン&バスストップも
...
歳が深くなってゆく
面倒な打ち上げも終わり
今夜はゆっくりと眠りに就く
肩の張った一年をもみほぐし
ゆったりと湯に浸かりたい
明日は妻に付き合い
餅と柚を買いにゆき
蒲鉾と伊 ...
くるしゅうないちこうよれと
太鼓腹のクルシミマス
赤服を裏返せば
七福Zineリバーシブル
宝船はリバー渋る
Oh! うなばら漕ぎいだした
大後悔あれもこれも
取り込んで八百万の
片づ ...
アンタガワルイノヨ、
ゼンブアンタガワルイノヨ、
アンタガ、
アンタガ、
三半規管を往来する
嗄れたあなたの声が、
私の耳から喉に谺する。
私は何故か言い返せない。
なぜなら私はあ ...
今日歯医者にいって
長くガリガリ削られていて
それがちょっと痛くて
そういえば祈る神様をもっていないことに気づいた
だって私をつくったのは神様なんかじゃないから
冬らしくない冬の日
...
よきかな、よきかな、
ひつじさん、さよなら、でも、ねむれないときはよろしくね
よきかな、よきかな、
さるさん、あといくつねると、くるさん
よきかな、よきかな、
き ...
151228
天気予報によりますと
参賀日は記録破りの好天気
3月から4月の陽気です
この声に応えて命令が下る
雨漏りする箇所の修理を
手持ちの材料で速やかに
済ま ...
街を歩けば
誰も 知り合いなどいない 街
誰も実家に帰省した 誰もいない
そんな街にいた 私
そんな 昔なら ツタヤで
私はよくアダルトビデオを借りていた
そんな 年末 だけど ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
年の瀬のそば屋にて
服部 剛
自由詩
7
15/12/29 23:33
低い雲
しょだまさし
自由詩
5
15/12/29 21:15
冬の裂傷
ふるる
自由詩
6*
15/12/29 21:13
方位座標系
塔野夏子
自由詩
7*
15/12/29 21:12
理不尽に引き裂かれる靴の二人
オイタル
自由詩
0
15/12/29 21:03
きっと ずっと なんとなく勘違い
komase...
自由詩
3*
15/12/29 19:23
駆ける 今
えんちゃん
短歌
2
15/12/29 18:59
しあわせに
瑞海
自由詩
6*
15/12/29 18:35
キンタマ王子、ドローンを悪用する
花形新次
自由詩
0
15/12/29 17:16
詩忘(しわす)
かんな
自由詩
13*
15/12/29 17:06
贅沢感覚期
朝焼彩茜色
自由詩
11*
15/12/29 14:56
ある日
たけし
自由詩
8*
15/12/29 14:25
夕暮れ
夏川ゆう
短歌
0
15/12/29 13:43
未熟者
縷々流 縷々
自由詩
2
15/12/29 13:31
サドンデス
なけま、たへ...
自由詩
2
15/12/29 13:02
THEをつけてBeatles呼ぶ空気なら悲しいじゃなく眠たい ...
北大路京介
短歌
4
15/12/29 10:54
いまサンタ北極点を通過したあと4時間で眠れ息子よ
〃
短歌
4
15/12/29 10:54
羽根を持ち生まれたキリンは群れを出て星座のそばで短く眠る
〃
短歌
6
15/12/29 10:53
夜に彷徨う
レタス
短歌
4
15/12/29 2:11
暴力 反対
たけし
自由詩
3*
15/12/28 23:57
空を彷徨う
レタス
自由詩
6
15/12/28 23:56
夜想
〃
自由詩
8
15/12/28 23:45
キンタマ王子、パクる
花形新次
自由詩
0
15/12/28 23:34
明日の予定
レタス
自由詩
2
15/12/28 23:16
よきかな、よきかな、迎春に添えて、/即興ゴルコンダ(仮)投稿 ...
こうだたけみ
自由詩
6*
15/12/28 23:01
いのり
あおい満月
自由詩
4
15/12/28 22:34
ぼっち
朧月
自由詩
1
15/12/28 22:23
よきかな、よきかな、迎春に添えて、
阿ト理恵
自由詩
7*
15/12/28 20:39
よきかな、よきかな、迎春に添えて、
あおば
自由詩
8*
15/12/28 20:33
ユニクロの空
番田
自由詩
2
15/12/28 20:33
1702
1703
1704
1705
1706
1707
1708
1709
1710
1711
1712
1713
1714
1715
1716
1717
1718
1719
1720
1721
1722
1723
1724
1725
1726
1727
1728
1729
1730
1731
1732
1733
1734
1735
1736
1737
1738
1739
1740
1741
1742
4.94sec.