東海は 渥美半島の 砂山から
真昼の渚に 乱舞する
海鳥たちを ながめるとき
太平洋を覆いつくす
「悠久」のふた文字が
こころにしみて
...
早朝は告発の時刻
人々の覚醒のまなざしは
地上のどのような罪も許さない
告発の白いまなざしである
人々は互いに会話するように
互いに罪を着せあう
告発はいかなる権力にも届かない ...
それは全て愛だった。
それは全て愛だった。
父が少しずつ貯めた積立金。
何かの足しになるようにと内緒にした
大きな空き瓶いっぱいの小銭。
「銀行に持っていったら、8万円になっていた ...
無常にも燃え上がる炎。
愛する者の身体は
2時間強という短さで骨と言う物体になった。
「形が綺麗に残ったね。」と
一点を見つめる瞳。
「あったかいねえ。」と
声を震わせて歪んだ ...
骨組みだけの気持ちを携えて
一万の瞳が向かない方へ
あれは何だったか
たぶん気の迷い
止まり木を揺らす獣の行進
流れる途中で少しだけうつった熱
あれは何だったか ...
久しく忘れた地上の園を
人々が想い出すように
この世には
時折、虹があらわれる
空気は、視界の端の方でぎらぎらと尖っていました。
時間はぐにゃぐにゃと、伸びたり縮んだりしながら、通り過ぎていきました。
私は必死に仕事をしていました。
腰が痛いのに、たまに雑談して、にこやかに ...
涙しか残らない恋でした
躰だけが目当ての偽りでした
恋は涙に反転しました
愛 と云うとき
世界がこんなにも憎しみに曇るなら
重い靴をはいて
そしてもう二度と 愛さない
それは ゆるやかなひとつの堕落
最後の刻を待てずに
底なしの憎しみの拳をふりあげたあなた
...
蒸発してゆげになったあなたを食べてた
むかし桜の木のしたで一人で蝶の交尾をみてた
まんかいのユキヤナギ
雨の日は息をとめてすわってみる
すこしでもたくさん思い出せるように
自分のなに ...
超小型核爆弾をドローンであなたの旋毛目掛け落とすわ❤
沸騰する憂鬱を、
跳ね返すことばが、
さかなになって脳裏を横切っていく。
それを掴もうと、
手を握ったり開いたりしてみても、
私は海底に沈む難破船になって
視線を落とす。
*
...
鍵穴を覗くと
真っ暗です
わたしにとっての鍵穴は
鍵穴にとってのわたしは
見えずともよい間柄
なのでしょう
互いが
そこに
在ることを知ったうえで
見えずともよい間柄 ...
こどもっていっても
はじめからおとなだった
若いっていっても
はじめから老いていた
うまれてすぐに
たぶん意識していた
自分という存在に
ほかのひととはちがってて
ほかのひ ...
月の昇らぬ砂浜に
唐紅の空眺め
忘れた歌を想い出す
衣を染めた白鳥は
空ろな波に身をまかせ
還る棲家を識らぬよう
解れた髪は風に散り
軋む素足は地に呑まれ
潮にこうべを晒しゆく ...
傷ついているひとを見るとつかれる
かわいそうのエネルギーが
ギザギザになってあたしにぶつかってくるから
ちょっとやめてよ
って離れる
誰もが所詮 人間だ
冬の風すらやさしい
夜の庭で ...
あなたの面影は
白い石鹸の匂いと
サイダーの匂いがした
おかあさん
何処に往ったのですか
ぼくはいま
武蔵野の林を歩いています
あなたを探しながら
足跡は何処にもみえな ...
私を抱いて クレチマス
くるくる・くるる 描く唄
鉄塔の下 踊り出す
ひらひら・ひらら 風も揺れ
見上げる度に 笑います
見上げる旅に 出掛けます
*
妖艶な迄に ...
ドアの向こうから
漂う強い殺気
熟睡していても
目が覚める
午前2時
My wife is beautiful !
それでは
俺は殺せない
あなたの瞳は
地球ほど小さい
渦巻く星の雲浮かべ
光に濡れる黒い華
――めぐすり ひとしずく
恩恵とは湧き上る涙
乾いた世界に満ちて溢れるもの
柔らかく羽ばたいた
ひとつ ...
宇宙を旅する夢が広がって目が覚めた時ふわふわ感残る
漬物の専門店で試食する全ての種類買いたくなった
夕暮れは人のネガティブ吸収する今日の出来事覗き見ている
真夏には麦わら帽子よく似合 ...
梅雨明けの少し前、雨粒が入る家と入らない家の違いが分からなくて、屋根をじっと見ていたら失明した。雷の音だけが聞こえて、白かった。
人間が(つまりあなたのことが)見えなくなってしまったから百日紅の ...
古墳をめぐり
京都駅前に集まり日帰りの古墳巡りに三人ゆくなり
妹と待ち合わせなり遠くより確かに見分けやはり妹
発車する師走の朝の国道を吾等のバスは朝陽を受けて
東山七条交差点 ...
それがなにやら
話し合いをしている
ぼくは海のはじまりで
耳を傾けていた
た、ろ、う、
それは
確かに
そう言った
後はしずかな
...
以前、ラジオで香山リカさんがこんなことを言っていた
「たかが意見が違うだけでうまくやっていけないなんて云々」
この人は人間の歴史がわかっていないと思った
私たちはまさに”たかが意見が ...
虹色の
鱗がきらり
冬の午後
タナゴがゆらり
昼を楽しむ
らんちうの
静かな泳ぎ
かいま見て
今宵の夕餉
楽しみにする
梅花藻の
ゆれる水槽
眺めては
こしかた想い
...
俺は俺まゆゆはまゆゆ君は君あした天気になりますように
24時間テレビのTシャツ着てあした天気になりますように
ピーちゃんが逃げたよ鳥かごが空だあした天気になりますように
私にも
そんな季節がありました
レモン
言葉を耳にしただけで
心がキュットした
あの感じ
でも、キュットしていたのは
キンタマだってことに
すぐに気付いた
それが大人 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
光のまつげ (七)
信天翁
自由詩
7
15/12/10 9:35
告発
葉leaf
自由詩
2
15/12/10 6:30
単身赴任。
梓ゆい
自由詩
3
15/12/10 5:11
同じだと言い聞かせて。
〃
自由詩
2
15/12/10 4:49
あれは飛行機雲のアーチ
カマキリ
自由詩
1
15/12/9 23:45
楽園
服部 剛
自由詩
6
15/12/9 23:37
年の瀬
藤山 誠
自由詩
2
15/12/9 23:07
初体験
レモン
俳句
9*
15/12/9 23:00
良心
伊藤 大樹
自由詩
2
15/12/9 22:58
のころ、
はるな
自由詩
2
15/12/9 22:57
ドローン短歌1
花形新次
短歌
1
15/12/9 22:43
空
あおい満月
自由詩
10*
15/12/9 21:44
鍵穴
千波 一也
自由詩
4
15/12/9 21:33
群
朧月
自由詩
1
15/12/9 21:28
もがり笛
レタス
自由詩
4
15/12/9 19:24
ココアと人間
ユッカ
自由詩
9
15/12/9 18:49
夕映え
レタス
自由詩
5
15/12/9 18:48
クレマチス
藤鈴呼
自由詩
2*
15/12/9 18:38
キンタマレモンことキンタマ王子、殺意
花形新次
自由詩
0
15/12/9 18:28
めぐすり
ただのみきや
自由詩
17*
15/12/9 18:24
宇宙
夏川ゆう
短歌
3
15/12/9 16:35
沐浴
マチネ
自由詩
5
15/12/9 15:28
妻と妹と古墳をめぐり
生田 稔
短歌
3
15/12/9 14:08
なまえ
溶融
自由詩
2
15/12/9 13:24
オリジナル
りゅうさん
自由詩
0*
15/12/9 12:49
陽だまりの水槽
レタス
短歌
4
15/12/9 12:03
俺は俺まゆゆはまゆゆ君は君あした天気になりますように
北大路京介
短歌
3
15/12/9 12:01
24時間テレビのTシャツ着てあした天気になりますように
〃
短歌
0
15/12/9 12:01
ピーちゃんが逃げたよ鳥かごが空だあした天気になりますように
〃
短歌
2
15/12/9 12:01
キンタマ王子、私がレモンだった頃
花形新次
自由詩
0
15/12/9 8:12
1697
1698
1699
1700
1701
1702
1703
1704
1705
1706
1707
1708
1709
1710
1711
1712
1713
1714
1715
1716
1717
1718
1719
1720
1721
1722
1723
1724
1725
1726
1727
1728
1729
1730
1731
1732
1733
1734
1735
1736
1737
加筆訂正:
ショッピングモール
/
片野晃司
[15/12/9 19:55]
文字コード変換のテスト
4.47sec.