喜びでいっぱい
そして悲しみでいっぱい
思い出でいっぱいなのです

あこがれ
そして不安になる
絶え間ない痛みの中で
天高く歓呼し
死ぬほどに心沈む

幸いなるはただ
人の魂だけ ...
桜吹雪の舞うのは
春のみか――?
否、人々は気づかぬだけ。

目を凝らせば
宇宙永劫二度と無い
今日という日の花びらが
ほら、目の前に透けて

ひらひらと  
能面被って
声を、殺して
あえて明るい色彩の着物を身に纏い

たとえそれが千年昔の恋物語であり
源氏に捕らわれた{ルビ重衡=しげひら}が、死刑へ歩む
前夜の密やかな宴だとしても

透け ...
涙のない世界は砂漠になり
喜びのない世界は海に
心のない世界は風
そして何もない世界は空になった
愛のある世界は月に
平和のある世界は太陽に
全てが一つになった世界が今になった
ファイティングポーズ崩さず花月夜 桜より漏れる光Am


Am=エーマイナー
ブカブカの学生服や里桜 父さんと二歳のわたし春落ち葉


独り居が友の名を呼ぶ春の星


君宛てに投函した日しゃぼん玉


猫と居た十七年余春の川


人生の往路復路に花林檎


前髪の一ミリ思 ...
「前の電車が遅れている影響で
この電車、4分遅れで
大船駅を発車しています」だあ?
それはおまえら内輪の言い分だろ!
お客に対して
何の説明にもなってねえんだよ!
何で前の電車が遅れたんだ ...
奥深く海底の熱水床
わたしが今呼吸をしている処
群がる白い蟹は
わたしであるための遺伝子を
鋏で千切りまた繋げる

染色体を失った肉体だが透明ではない
保護色を身に着けたわけでも ...
母親が実は
21歳バツ3で
覚醒剤の逮捕歴があって
顔にドラゴンタトゥーがあって
子供の腕に
タバコを押し付けられた跡があるから
「保育所よりも相談所じゃないか」との判断で
断ったとした ...
格好つけた自称詩を
ハゲが書いたとして
その自称詩にハゲ以上の価値があるのか?
あるいは
ブスが恋愛自称詩を書いたとして
それは人倫に反しないのか?

(ここまで聞いて
何となくハゲよ ...
幼い頃の思い出は
割れて捨てられた風船のようなもの。

時が経てば
記憶の隅に追いやられ
パンパンに膨らんだ心がいつしかすりかわる。

(父と食べたアイスクリームの味が思い出せない。)
...
    春の雨

目つむりて聞きいる我を冷やかに
拒むごとくに春の雨降る
アブラナの
花が咲き乱れ
その
黄色い雲の上を
黄色い蝶が力強く羽ばたき
黄色い雲の上を
蜂達は
せわしく動き回り


  これが
  春でなくてなんであろう
  これが
...
正式には「肩関節周囲炎」という疾患群だそうです。原因不明の肩の炎症で、肩の可動範囲が著しく狭まり、個人差はありますが、まあ痛い痛い。
具体的には、上腕二頭筋をペンチでねじ切られるような痛みです。うっ ...
かなしみが河いっぱいにあふれて
よろこびも一緒にいる

まるで流し絵のように一緒にゆるやかに
色をなしてゆくもう痛みもない河畔に

ちょっと嘘つきでよゆうのない自分が居て
漢字変換ではも ...
コンビニエンスストアーは小遣いがあるときはぼくらのポケットだが
だいすきなしょーもないもの以外はたいがいなんでも売ってるみたいだ

いつも仕事に出かける時は装備の点検をして
会社でも点呼をうけ ...
僕たちは食べないと生きていけないから
何か食べないと生きていけないから
農薬の入ったキャベツや
防腐剤たっぷりのおにぎりなんかを
たくさん食べる
昨日久しぶりに
たまごかけご飯を食べた
...
卒業式の日に
飼っていたホオジロにリボンをつけて
冷たい空に放してやった
冬の鳥だから
冬の山へ帰してやったよ
せんせいの声も
ピアニカのドミソも
みんな憶えていたいけど
ばいばい
...
吾が生に菫と名づけ風の歌 父さんと二歳のわたし春落ち葉 酒臭い罵声のついでに投げられた雑な励まし まあ聞いとくわ


戦友は ポケットのなかの愛読書 長く履いても疲れない靴


原色のファストフードに声援の記憶重ねるモーニングセット
...
日当たりの悪いベランダで
洗濯物が乾いていく
気まぐれで買った麦チョコが
戸棚の奥で湿気っていく

あんなに好きだと思っていたのに
あんまり顔も思い出せない
あんなに好きだと思ってい ...
予約時間に早すぎて
十数年ぶりに弘南堂書店へ往く
見慣れたブックオフとは違う
天井近くまで積まれた学術的古書に
おまえの目は泳いでいる
楽しい散策 わたしには
安い棚から掘り出した一冊は
...
「髪切ったの!?」「超似合う~!」とか

教室の後ろで女子達が騒いでた

振り向いて言われてる君を見た時に僕の恋が始まった
風の指揮大合唱の花の山 双子用バギーカー来る花吹雪 姥桜車椅子より立つマダム それに、憧れた。
それは、ぶかっこうに汚れていた。
軽蔑にあたいすると思った。
それは、罪だと思った。
でも、僕はそれを愛した。けど、ろくなことなんかない。

でも。今も愛してる。
それ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
やったぜ一 二自由詩2*16/3/18 0:49
日々の風景服部 剛自由詩516/3/17 23:48
能面の女自由詩316/3/17 23:29
世界を作るものリィ自由詩3*16/3/17 22:21
ファイティングポーズ崩さず花月夜北大路京介俳句116/3/17 22:18
桜より漏れる光Am俳句116/3/17 22:17
ブカブカの学生服や里桜俳句016/3/17 22:17
「想うすみれ」 2016.03(七句)もっぷ俳句4*16/3/17 21:16
JRにキレる花形新次自由詩116/3/17 21:00
蒼と青と藍の底で乱太郎自由詩18+*16/3/17 20:50
待機児童問題花形新次自由詩016/3/17 20:37
ブスの歌を聴け自由詩116/3/17 19:58
幻の思い出.梓ゆい自由詩116/3/17 18:48
春の雨yasuto...短歌016/3/17 16:50
北村 守通自由詩116/3/17 14:05
四十肩(五十肩)になりましたふるる散文(批評...4*16/3/17 13:42
be happy梅昆布茶自由詩1416/3/17 13:02
コンビニよりあなたの歌へ自由詩816/3/17 11:23
僕たちは食べないと生きていけないからオイタル自由詩2*16/3/17 10:54
みんな空へ帰っていくyo-yo自由詩10*16/3/17 10:12
風の歌+もっぷ俳句216/3/17 0:39
父さんと+俳句216/3/17 0:32
応援歌の記憶深水遊脚短歌3*16/3/16 23:29
麦チョコ青井自由詩316/3/16 23:18
北大病院にてただのみきや自由詩16*16/3/16 22:23
三行ラブレター : 始まりの時しょだまさし自由詩2*16/3/16 22:19
風の指揮大合唱の花の山北大路京介俳句316/3/16 21:20
双子用バギーカー来る花吹雪俳句216/3/16 21:20
姥桜車椅子より立つマダム俳句016/3/16 21:20
それこいち自由詩016/3/16 21:10

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