君は私の足元にいる。
歩むたびに君は、
どんどん細かくなって殖えていく。
君の一人が、
私の脛を這う。
君は私の毛孔から、
私を引き出して、
私を裸にする。
纏うものがなくなった私 ...
たからものを傷つけて
愛してる夢をみた
明日 明日 訊こう
ありふれた話を
かたちのない雪をみて
愛してることを得た
明日 明日って 今
君にだけにあげる ...
宜保愛子は
見えない方の眼に
霊が映ると言っていた
多くのまともな人は
「何アホなこと言ってんだ」と
取り合わなかったが
まともな人を自負する俺は
そんな風には思わなかった
き ...
困難や不安や悲しみや苦しみが産まれたその瞬間はいつも
言葉は言葉としての機能を果たさないまま
言葉にならない言葉だけを頼りに彷徨い続けるものだ
「世界は鮮やかなホワイトだね。」。
彼女はそう言って利き手を股間に突き刺した。濁った赤が澄み渡った。
午前五百六十七時に起きて夜食食べてボディーソープで歯を磨く。
ありとあらゆるものが存在してい ...
米ニューヨーク市 最賃15ドル
日本円にして約1800円
いいなあ
そのことを考えて
私の時給が1000円
「1000円がワタシの値段」
とかそういうこと言うのなしねダサイから・・・
...
ある朝目覚めて
ふと
青い上着が欲しくなる
そこで風呂場に行って
蛇口をひねると
じょぼじょぼと溢れだす
かなしみ
浴槽がいっぱいになるまで
五分とかかるまい
白い上着を浸しておけば ...
せんごくさんの言うとおりに
道を曲がったんですよ
そうしたらほんとに
おさるさんがまわってて
ノミが飛び出るくらいびっくりしました
五月雨の歌が聞こえてきて
幼少の頃を思い出しましたよ ...
夜の中空に
五月の惑星がある
果実のようにある
そこからぽとりと垂れた雫のように
君が目のまえにあらわれた
などと
君のことを詩に書いてみても
五月の夜気はどこか水のようで
だから ...
かわいいという言葉に
すべてを込めて
足の指の間に入った砂
刺さる貝殻の破片
血が出ない程度の痛み
靴からこぼれ落ちてくる
あなたはいつのこと思い出すの
海とかうってつけの題材で ...
面倒なことは 全て 置き去りにして
登山をしたいと ピッケル片手に
ねぇ 知ってるてしょう
アイスピックとは 違うのよ
コンパスが 指の間を行き来する遊びとは
訳が 違うの
...
いつまで経っても終わらないから
終わらないなら始めないよと
うそぶいて急かします
冷たいシャトルに腰をかけたわたしたちは
地球を発射して
酸素がなくなるまで旅をしたい
まあるい命は重力を綱 ...
誰も彼も理想の世界を描くだけ描いて何もしない
誰もがどっかで絶対望んでいる景色はまだ誰も見たことがない
幸せになりたいと神にすがるように皆みんな口を揃えて唱えて祈っているくせに
産まれてから ...
思いきり行きたいって思いきり思った
思いきり泣きたいって思いきり思った
ただ思いきり笑いたいって思いきり思った
思いきり生きたいって思いきり思った
「昔々あるところに…」なーんて言えるほど ...
反省は
誰にできても
戻らない
英霊の
影にひれ伏し
われはいま
幾歳生きて
歓びをしる
白銀の
刃がきらり
輝いて
わが腹さばき
懺悔する夜
「何度も言うけど可哀想にねぇ…」
「まだ小学生だったものねぇ…」
「親御さんのことを思うとなおさらねぇ…」
遅番の勤務について早々に
食事を終えても話し込んでいる
喪服を着た婦人客に水の ...
旅立ちの帆が昇り
出発の銅鑼が鳴る
水杯きを傾けた朝
友と
一言を交わし
指を握り合った
私の行く先は誰も知らず
遠く
遠く
銅鑼の音だけが響いた
千里の彼方まで往くの ...
遥かな青い空の彼方に羽ばたいてしまった
ぼく…
もう其処には還れないのだと想った
鋼色の群青色に吸い込まれ
旅立ったからには
もう帰還は許されないのだと
それは私の罪
そして ...
いらないといわれたので、
さまようことに、
なった。
おわらないといわれたので、
おちることに、
なった。
このせかいから、
そのせかいの向こうまで、
はてしなく、
...
この二日間
帰宅せず
妻を心配させた
彷徨い
歩き続け
ようやく帰宅
久々に妻と飲み
帰宅を祝った
有り難い喜びの言葉に涙を流し
深まる愛情に涙を流し
明日を占う
人は自らの魂の体験を深めれば深めるほど
独りになっていく独り戦慄し痙攣する
繋がりは必要だ繋がりが自らの独りを浮き彫りにする
浮き彫りになった旋律の泡立ち振動こそ個体魂の律動
したら、 ...
地面にめりこむようにして死んでいた
獣は獣として死んでいた
そして
殺したのは私たちなのだろう
忘れてはならないと思う
私もいつか
死ぬだろう
忘れてはならないと思う
死ぬというこ ...
「内緒で10万円貸してくれないか
彼女に子どもが出来ちゃって
堕ろさないとマズいんだ。」
そんな電話がきた
マサアキとは
学生時代からの親友だった
悪戯も悪ふざけも一緒にした
...
蔦屋のなかのタリーズで
本を読む君に恋する
このあたりには哲学書や詩集を読む
女子なんぞめったにいやしない
でもちっともキャッチーではない眼鏡っこの君に惚れたのは
僕が非効率な耽美主義者 ...
喉を鳴らす度に、
耳に響く痛みがある。
痛みには海がある。
耳の背中で、
波音が聴こえる。
鏡がある。
鏡には本当の姿は映らない。
いつもぼやけているこの顔には、
よろこびよりもか ...
昨晩
廃工場で
なにかを倒した
主人公の
何食わぬ顔の後ろで
アシスタントの絵柄で
登校して
以来
もう
どこにも出てこなかった
ぼくは
きみと
暗渠で
出会った
わけ ...
蚕の様に糸を巻き付け
言の葉で 魂ごと包み込むのです
見えないくらい細い繊細な言の葉
バリバリと命を食い尽くしながら
身を震わせ よじらせ 紡ぐのです
繭(まゆ)で ...
加齢と毛髪、反比例
苦労と抜け毛、比例
広くなるおでこ
狭くなる心
ヘンゼルとグレーテルよろしく
なくしたものを拾い集めて
それでいったい何になる
不可逆の道を辿るのか
発毛促 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
爪先
あおい満月
自由詩
1
16/5/23 20:45
ナポレオン
アタマナクス
自由詩
0
16/5/23 20:37
宜保
花形新次
自由詩
1
16/5/23 19:54
キセイポエトリー
少年(しょー...
自由詩
1
16/5/23 19:10
親愛ある手紙に宛てて
水宮うみ
自由詩
0*
16/5/23 18:22
最賃15ドル
うめバア
自由詩
2
16/5/23 16:33
KANASHIMI
やまうちあつ...
自由詩
1
16/5/23 14:45
@さるまわし
ふるる
自由詩
4
16/5/23 14:02
五月の惑星
塔野夏子
自由詩
3*
16/5/23 11:41
破片、丸くなるまで
青の群れ
自由詩
6
16/5/23 11:01
四年間
藤鈴呼
自由詩
0
16/5/23 9:43
最終回
縷々流 縷々
自由詩
5
16/5/23 0:59
罪認(ざいにん)
少年(しょー...
自由詩
3
16/5/23 0:27
ラストカット
〃
自由詩
1
16/5/23 0:18
猿
レタス
俳句
0*
16/5/23 0:05
鎮魂
〃
短歌
0
16/5/22 23:59
桜花のもと
〃
短歌
0
16/5/22 23:50
お子様のお冷
しょだまさし
自由詩
3*
16/5/22 23:34
航海
レタス
自由詩
4
16/5/22 23:34
群青
〃
自由詩
2
16/5/22 23:10
「 おわらないいらないせかい。 」
PULL.
自由詩
1
16/5/22 23:02
帰還
レタス
自由詩
1
16/5/22 22:59
独りの魂〇皆の魂
ひだかたけし
自由詩
3*
16/5/22 21:51
亡骸
朧月
自由詩
3
16/5/22 21:40
縁の切れ目
板谷みきょう
自由詩
2*
16/5/22 21:23
蔦屋のなかのタリーズにて
梅昆布茶
自由詩
3
16/5/22 20:32
耳の背中
あおい満月
自由詩
2
16/5/22 20:03
声
nemaru
自由詩
1*
16/5/22 19:41
絹の詩
星丘涙
自由詩
1*
16/5/22 19:26
Hage
たいら
自由詩
2
16/5/22 18:32
1683
1684
1685
1686
1687
1688
1689
1690
1691
1692
1693
1694
1695
1696
1697
1698
1699
1700
1701
1702
1703
1704
1705
1706
1707
1708
1709
1710
1711
1712
1713
1714
1715
1716
1717
1718
1719
1720
1721
1722
1723
3.88sec.