かけそばにネギ多めと大声でいう駅のそば
板わさと酒を仰ぎもり啜る
こくりとした天麩羅蕎麦
安いたぬきに小銭を払う
宵闇に月見そばはよく似合う
鴨南蛮ねぎとのコラボレーショ ...
納豆に
なまたまごご飯
味噌汁ワカメ
アジの開きに
焼き海苔の香り
ベーコンエッグ
気怠い朝に
珈琲苦く
疲れるまで
今日も走りゆく
板わさに
酒を啜りて
こしかた想う ...
彼は砂漠を彷徨いながら
星空を眺めた
あまねく飢えた人々のために
彼は巡礼を重ねていった
それをアジアでは
菩薩行という
石を投げられ
杖で叩かれても
彼はけっして諦めることは ...
缶詰を開けたなら
ほのぼのと
クジラの匂い
尾の身の刺身は
トロより美味かった
クジラの生姜ステーキは
母の芸術料理だった
少年時代のご馳走
細胞を解剖してみたら
電子の奥に宇宙を観た
巨大な世界の果てを知り
微細な宇宙を知ったいま
ぼくは永遠の生命体に慄き
摩訶不思議に埋没する
果てしない命を奪いながら
生きている矛盾に ...
歪んだ環境に俯く日々
誰とも目を合わさずに済むのなら
そんな風に生きてきたある日のこと
ふと顔を上げると貴女が居た
哀れな私を笑うでもなく
かと言って憐れむでもなく
遠い目 ...
レミングスは海を目指す
ぞろぞろと一列に並んで
...
居場所は空に作れ
見上げれば
いつだって
感傷的なブスと
自意識過剰のハゲが出会って
史上稀に見る
大スペクタクル恋愛活劇が完成した
「ブスは殺されて当然だ」
平然と語るハゲの前に現れた
謎の真正ブス
ブスにも関わらず
赤 ...
栞をはさんで閉じようとした
歳時記が
本を押さえても平らにならない
抵抗している何かが居る
、それは直感だった
それが何にせよ傷をつけて
可哀そうなことになったらと
まず案じて、本か ...
雪の降るなかで
私は埋もれて
冷たい感触が
暖かい心を思い出させる
可愛い歌声は夜空を巡って
次の朝に届く時
蝋燭はもう片付けられて
静かな寝息に変わる
貴方の微笑みが
優しさに ...
ひとつ
ため息吐いてみるなれど
逃げやしないよ
惆しみは
ふたつ
ため息吐いてみるなれど
哂いやしないよ
腹立ちは
みっつ
ため息吐いてみるなれど
鎮みやしないよ
苛立ち ...
紅茶をテイスティングするあの男性の、指先にとまるシルバーのリング
ティーカップに注いだ海がどんどんぬくもりを帯びていくという嘘の話
男性の指に抱かれたいとおもう夕べに私の海はどんどんし ...
森の向こうに空があり
私の思考が蠢いている
地水火風はその中で
好き勝手に踊ってやがる
私の感情の底の哀しみ溜まり
虚脱の寒気はいや増すばかり
自 ...
外ではもう
クリスマスの鐘が鳴ってる
結婚したら新居を建てよう、と言われて
戸惑ってる
この世の中にあるもので
あなたの持ち物はあなただけよと
育てられて
まだそれを信じてる
...
仕事の定休日である木曜日にクリスマスイブが重なる。誰とも約束せず、普段通りに過ごす。それだけのことが空虚でつまらないことと感じてしまう理不尽な日。いつもなら仕事に打ち込むことでその空虚を埋めていた。 ...
揺らしたら金平糖の降る聖樹
住所問い大阪城と言う子らの遺伝子に住む上沼恵美子
DNAゆれてほどけて父もまた好きなポテチの味はコンソメ
空から落ちた
無数の楽器が
土の上で砕けたまま
鳴らそうとした音を鳴らしつづける
顔を撫でては去ってゆく
浜辺に打ち上げられた
硝子片に満ちた死骸から
熱は羽のように ...
迷う時は王道へ振り抜け
悩むときは異端へ駆け抜け
書かないとしっくりとしない
描かないとくっきりとしない
作らないとすっきりとしない
そうした意味では病的であると自覚済み
...
ざらざら
ざらざら
雨がゆっくりと降る
夜の上に静かに水を張っている
ざらざら
ざらざら
水が道路を叩く
暗い空から水が垂れ続ける音が見える
俺は何も言えなくなる
足元に冷え ...
滑り出しは快調
ぐんぐんと伸びて
笑顔 ひとつ
水を 称えた 水琴窟
音は 妖艶
やっぱりね
雨漏りのする屋根じゃあ
したたり落ちる音ばかりが
気になって
眠れないの ...
151210
青い青い海
これ以上の青さは無い
深度30メートル
これ以上の青さが無い
暁時の空
群青色に染めた僕のTシャツ
焼き物の世界に入り込んだ痴れ者をぶん殴 ...
世界は季節に支配されている
春に、夏に、秋に、冬に
冬の後に夏があったら
桜は花弁を失う
夏の後に春があったら
氷の美しさは化粧を装う
10月の後に3月があったら
山々の葉は蒼く ...
小さな街を歩く
通勤快速や急行は止まらないような街。
偶然賃貸住宅のサイトで見つけた。
駅前はこの前グーグルアースで見て回ったけれど。
名前すら知らなかったような、
そんなそんな ...
キャベツを刻む 0.5mm できるだけ薄く
手間と時間がかかる 何のために?
きみが喜ぶ顔を見たいだけ ウソつきのあたし
なけなしの時間を使う理由があった
小さく手を振った 改札か ...
黒く透明な魔物にとりつかれた指は、
もう止まらない、
もうもどらない、
指が進む先は、
まっすぐ なようでかなり
曲がりくねっている。
指には耳がある。
かなりたくさんの耳だ。
無数の ...
ことばを欲しがる指先が、
熱を帯ながら、
水面をぴしゃりはねる。
指先の熱が水を伝って、
水面に映りこむ私の唇に話しかける。
熱は針のように鋭い薔薇の棘になって、
私の唇を抉じ開け、
舌 ...
捨てようとおもいました
いろいろなものを
捨てようと
たくさんのものに囲まれて
いては息ができないと
重いとおもったから
でも
どれにもそれにも
わたしがいて
捨てたかっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
そば屋
レタス
俳句
0
15/12/11 23:00
食欲
〃
短歌
0
15/12/11 21:24
伝説の人
〃
自由詩
2
15/12/11 20:21
ナガスクジラ
〃
自由詩
1
15/12/11 19:59
人体宇宙
〃
自由詩
7
15/12/11 19:14
鏡の中のアリスへ
たいら
自由詩
2
15/12/11 18:56
レミングス
TAT
自由詩
1*
15/12/11 18:45
無題
余韻
自由詩
0
15/12/11 18:38
キンタマ王子&キンタマレモン、愛と哀しみのハゲ
花形新次
自由詩
1
15/12/11 18:12
ごめんなさい
もっぷ
自由詩
6*
15/12/11 18:01
雪の降るなかで
ミツバチ
自由詩
2
15/12/11 17:46
人とならば
貝の石
自由詩
2*
15/12/11 16:18
海
かんな
自由詩
8*
15/12/11 16:13
麻痺
たけし
自由詩
6*
15/12/11 15:41
flow of the skin
mizuno...
自由詩
5
15/12/11 15:23
初対面のふり
深水遊脚
散文(批評...
3*
15/12/11 15:04
揺らしたら金平糖の降る聖樹
北大路京介
俳句
6
15/12/11 13:02
住所問い大阪城と言う子らの遺伝子に住む上沼恵美子
〃
短歌
2
15/12/11 13:00
DNAゆれてほどけて父もまた好きなポテチの味はコンソメ
〃
短歌
0
15/12/11 13:00
夜のかけら
木立 悟
自由詩
8
15/12/11 9:57
王道な異端な真昼みたいな真夜中
komase...
自由詩
3*
15/12/11 6:41
夜雨
藤山 誠
自由詩
2
15/12/11 2:11
ころころグリーン
藤鈴呼
自由詩
2*
15/12/11 0:57
海
あおば
自由詩
7*
15/12/10 23:56
季節
鷲田
自由詩
4
15/12/10 22:52
知らない街
枝
自由詩
7*
15/12/10 22:51
夕焼け
藤原絵理子
自由詩
5*
15/12/10 22:43
耳
あおい満月
自由詩
9*
15/12/10 22:19
シーツ
〃
自由詩
6
15/12/10 22:18
モノ
朧月
自由詩
3
15/12/10 21:25
1624
1625
1626
1627
1628
1629
1630
1631
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
1648
1649
1650
1651
1652
1653
1654
1655
1656
1657
1658
1659
1660
1661
1662
1663
1664
3.68sec.