山から
猫のひげみたいな藤がでているね
紫いろのつんつんを
みあげて歩く道は
いつもの道
悲しくても
うれしくても歩く
いつもの道
時代を問わず、自由詩で百人一詩を作るとしたら、
誰の、何が選ばれるべきでしょうか。
2014年11月30日、私、深水遊脚がスレッドを引き継ぎました。よろしくお願いします。
心のなかのベス ...
吐き気を呼ぶバロックが
鍵盤に叩きつけられている
CDジャケットを見ればピアニスト
理由に気づき 音を消した
やすらぐためにそつなく選んだつもりだった
その曲がその曲のせいではなく
弾 ...
スマートフォンを開くと、
差出人が不明のメールが入っていた。
タイトルはなかった。
ただひとことだけ、
(あなたのなかのあなたについて話してください)
とあった。
私は返信しようかするまい ...
「団地の公園」ただのキャベツ
ゆみちゃんが一人ぼっちで
遊んでいた
ブランコが小さく揺れていた
ゆみちゃんのお母さんは
なかなか迎えに来なかった
僕はゆみちゃんのそばにいて
いつも見 ...
シチリア陶器のにおいが
肺にひやりと触れて
食卓に佇むかすみ草は
ほろほろと崩れだす
心を涼しげにもち
からりと笑え。
重たい熱風に転ばされた
ちいさな天使
痛くとも泣くな。
...
心配です 未来のこと
心配です 健康状態
心配です 発する言葉
心配です 考えること
そして行き着く先の結論
心配の先にある不安
心配です 不安に押 ...
青い空、激しく吹く風に森は揺れ
緑に照り輝く光の中を
子供が一人、走り回る
嬌声を上げ一心不乱、
お手上げ顔の母親を中心に
笑顔弾けてグルグルグルグル
生きている歓喜が円を描く
銀の ...
健康的すぎた朝のプレイリスト入れ替えて浴びる粘液の声
誰が恐れた不幸を恐れていたのだろう 古いラジオの丸いダイアル
使い馴れないスマートフォンで友人の電話のようにブルースを ...
クリスマス終われば次は大晦日時の流れが遅くなる感覚
十二月は逃げ出すように去っていくゆっくりな正月終われば加速
雪景色たまに見るから美しいいつも見ていれば普通と思う
雪国に生まれた君 ...
内側
蟋蟀みたいな細長い脚で
かりかりと
引っかかれている
そんな感じ
続く
喉の痛み
また咳にうなされるのかと
眠ることに恐怖を覚える
そしてまた疼く
喉の内側
木漏れ日を浴びるには 少し遅い季節
ヒーターの温もりで 身体の冷えを治すように
カーテンの向こうに光る 太陽を 連想している
電線の後が 唯一の文様
横に長いのは キレやすい 私のため
...
鳥は、
空を空と名づけない。
鳥たちにとって空こそが、
果てしない大地だから。
鳥たちは、
彼らは翔ぶことを意識しない。
彼らは空を駆けている。
全速力で、遠く、遠く。
魚は、
...
あなたは気まぐれ雨は降る
お願いだから私をみてほしい
冷えた肩に銀の雨が降る
空を見上げると 月光に照らされる小梢たち
私の心に 命の塊が囁きかけてきて 思わずため息がこぼれる
もう何回この季節を歩いたのか・・・・
ふと 故郷を思ってし ...
万年床に二人
背中を合わせて眠った日々
コンビニ弁当だけを食べていた
明日の幸せを祈りながらも
現実というナイフは許さなかった
馬鹿だと承知しているものの
本能は許さなかった
西新宿 ...
曇り後雨の日に
傘を忘れ
駐車場までの
一時
私は背筋を伸ばし
胸を張って
歩いてみた
降り始めた小雨は
気持ち良いくらいに
私の顔ばかりを打った ...
プロモがない曲は
アー写かジャケットがゆっくり移動するだけの白い映像
竹内まりや
中島みゆき
SMAP(めいめいのポーズ写真。移動速度が若干速い)
数字の後ろで厚みある暖色系絵の具が ...
あふれる波に胸を打ち
ありったけの声を出して歌いたい
太陽でも月でも
何でも来い
おれは歌い続ける
誰も文句は言うな
おれはあの日を忘れない
いま18番ホームから旅にたつのだ ...
猫撫で声を出して
善意溢れる人間を気取るが
内心は
世間一般に対する憎悪で一杯だ
悲惨な思いをしている人も
それを懸命に救おうとしている人も
実は憎悪の対象でしかない
そんなどす黒い ...
たとえ私に何ができなくても
一筋だけの光を点滅を残せるだろう
黄金ではなく
それが真鍮であろうと
刹那に眩しい光は放てる
たとえ私に何ができなくても
湖面に映る月の輝きを残せるだろう
...
空を見上げる。
留まる鱗雲に、ふと時の流れを忘れる。
風の櫛が髪をすく。
目をつぶって風の匂いを嗅ぐ。
夏が近づいている。
あの夏を思い出してみる。
...
とある島があった
波は泡とともに、幾何学的に浸食された岸に打ちつけている
海水特有の生臭い香りが岸に漂っていた
かつて子らの声や、はしゃぎまわる喧噪も見られたが、今では数十人残るのみである
...
言葉で語られるほど
俺の傷は浅くもなければ単純でもない
逢魔が時
物の怪との戦いは深傷を負うまでに至った
今日もフラッシュバックが俺を襲う
ただ先生だけが俺の希望
先生だけが俺の希望
言の音の流星群、
押し寄せて来る押し寄せて来る
それぞれの重力圏から脱却し
自由に宇宙に自由に煌めき
アメーバ状に広がる歪な触手、
力溢れる造形立ち上げては
離散する透明雨滴と流れ
...
カラン
カタン
コトン
いろいろ集めた オノマトペ
どれが 似合うかなあ
鏡の前の少女に
トンネルを差し出す
暗がりの中
ちょっと 寒いけれど
勇気は あるかい?
...
地上の夜がすぎさって
ぼくはずっと散歩してた
ように思う
すべては 夜の中
さびしいひと
無理でもげんきになって
また、体を出しにいく
夜の中で
あすになるまで待ってら ...
音が鳴った
切り刻まれた音の破片が鳴った
山道はカーブが多く
自動車を運転して初めて身を冷やす
運動の湿り気が増えていく
桜は気づかれないまま
過剰に通り過ごされ
春の上澄みだけが取 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
紫のひげ
朧月
自由詩
5
16/4/29 20:02
百人一詩を作るとしたら・・・
会議室
16/4/29 19:58
バロック卿
もっぷ
自由詩
3
16/4/29 19:49
あなたのなかのあなた
あおい満月
自由詩
1
16/4/29 18:48
モノは言い様
花形新次
自由詩
0
16/4/29 17:38
かろい夏をわらう
印あかり
自由詩
5*
16/4/29 15:50
心配
佐白光
自由詩
1
16/4/29 14:16
命の疾駆
ひだかたけし
自由詩
5*
16/4/29 12:58
Second Hand Morning
深水遊脚
短歌
0*
16/4/29 11:43
サーファー
夏川ゆう
短歌
0
16/4/29 5:29
ほんのり赤い
坂本瞳子
自由詩
3*
16/4/29 2:00
ファの過ち
藤鈴呼
自由詩
1*
16/4/29 0:57
遠く深いものたちへ
あおい満月
自由詩
6
16/4/28 22:23
願い
レタス
俳句
0
16/4/28 22:08
言葉にできない
〃
俳句
0
16/4/28 22:06
涙
〃
俳句
0
16/4/28 22:04
春夜
星丘涙
自由詩
2*
16/4/28 21:48
還らざる日々
レタス
自由詩
3
16/4/28 21:33
傘を忘れて顔を上げ
しょだまさし
自由詩
3
16/4/28 21:12
氷りかけたあんよを
nemaru
自由詩
0
16/4/28 21:11
北帰行
レタス
自由詩
2
16/4/28 20:59
どす黒い
花形新次
自由詩
0
16/4/28 20:17
金銀銅
レタス
自由詩
4+*
16/4/28 20:14
消えていった詩を思う。
元親 ミッド
自由詩
4
16/4/28 19:27
shima
山人
自由詩
1*
16/4/28 17:54
俺だけの希望
渡辺亘
自由詩
2
16/4/28 14:33
現像
ひだかたけし
自由詩
2*
16/4/28 12:25
鏡前の少女
藤鈴呼
自由詩
2*
16/4/28 9:52
あけて
唐草フウ
自由詩
14*
16/4/28 8:14
峠
葉leaf
自由詩
0
16/4/28 3:55
1622
1623
1624
1625
1626
1627
1628
1629
1630
1631
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
1648
1649
1650
1651
1652
1653
1654
1655
1656
1657
1658
1659
1660
1661
1662
加筆訂正:
俺だけの希望
/
渡辺亘
[16/4/28 15:37]
数行削りました江
4.36sec.