これが最後の食事になるから
十分楽しみなさい
何故最後なんですか!?
この中に、今夜私を裏切る者がいる
エエーッ、そ、そんな、私たちの中に
タマンキ様(救世主で最後のジャーパの王)を裏切る者 ...
砂のような
罵詈雑言を
浴びせられても
べつに痛くもかゆくもない
友達だったこともないヤツから
雨の日に浮かれ
這い出てきたのだろう か細い
蚯蚓が
ぺかぺかに光って
張り付 ...
かつて海なんてどこにもなかったよと喋る岩が言った
かつて心なんてどこにもなかったよとトカゲが言った
かつて、共感なんてどこにもなかったから孤独な主体なんてどこにもいなかったよと灯台下の藻が ...
飯をたかったり
ナンパすることを目的に
猫撫で声で近づいて来る奴
ルールを平気で破って
別人に成りすます奴
俺の障害を持つ子供は不幸者で
幸せな健常者になるためには
宗教に入信し ...
人々はカツ丼を食い
もくもくと働く
此処は鉄鋼の街
とにかくオレンジ色に溶けた鉄を
何とかしなければならないので
大盛の食事を食い続けなければならないのだ
生姜焼き定食でも
カレ ...
岩を砕き
オリファルコンを突き
水を求める
それが俺の仕事ならば
もう何処にも彷徨うことなく
水を探せ
固い地盤を爆発させて
水を得るのだ
透明な
透明な
碧い水を分け与え ...
甘噛みならば 痛くないですよと
あなたは 笑いながら
歯型のついた 白い手を
まるで 誇らしげに 振っている
振り返れば 大きな柱
レール上を 進む訳には 行きませんので
高架橋を ...
脳の代わりに
最新パソコンを埋め込んで
ボケを治そうとしたら
今までよりも
優秀な人間に生まれ変わってしまった
その結果
これまで書いて来た自称詩の
圧倒的な劣悪さに気づいてしまい
死 ...
どこか
骨の
奥底に
黙って居座る
黒い眠りのような
小雨の朝
歯ぎしりする歯が
もうないのです
そう伝えたいけれど
そこには誰もいなく
部屋の中には
少年のまま
老いた私 ...
朧夜を飲み込む猫や塀の上
密やかに指喰らいたし花苺
枯れてしまった花々が横たわる道端で
明日来るバスを待っている
夕方まで降り続いた雨のせいで
街は水のにおいがする
ターミナルのベンチはわたし一人
これ以上誰もやって来ることはない ...
その美しい風景に触れたい。
私はこの一瞬に触れたくて
今を生きている。
風に揺れ
光に透けるみどり。
漂うジャスミンの香り。
小鳥たちの囀りは
私のモーニングコール。
小道 ...
よく喋る口をサラダにして食べたら
何を言ってるのかもっと理解出来るかな?
君の手足が白魚みたいに元気だった時の事覚えてる?
さあ乾杯しよう
オードブルのオリーブを皿に乗せて
金のピックで食べ ...
春の陽をあつめたディーゼルカーの背に空気読まない問いを溶かした
「詩で何がしたいの」詩を書きたいだけの人に聞かずにいられない人
運命に丸投げ煮え切らないチンコいれられず募る ...
グランドの脇の水路に
サッカーボールは半身を浸していた
昨日も今日も橋桁に寄り添って
沈むことも飛ぶことも出来ないで
流れることさえ出来ないで
水面に出た半身が陽に焼かている
赤耳 ...
甘い蜜に集まるミツバチ
静かな日々は静かに過ぎていく
耳から口にキスを繰り返す
昨日までの記憶を取り戻し
存在を後悔で編み合わせる
毎日を嘘で紛らわせる
頭ではわかっている、やめればいいだ ...
春
春なのだから
少しずつでも詩を作る
忘れた頃に蘇るから
濁った僕の目に飛び込んできたのは
真っ赤な椿
はちきれそうに赤の花が僕めがけてきた
赤 赤どれも赤
ぎざぎざに咲くそれは
鮮やかにうたっている
悩んでいた
うつむいていた
僕は ...
さっきの番組では
親子のインパラ目線で
ライオンから逃れたときに
「ああ、良かった」って
ナレーションが入ったのに
次の番組では
ライオンの群れ目線で
「残念、今日も食事にありつけなかっ ...
浮かんでは消え、
浮かんでは消え、
イマージュを繰返し、
私の胸をえぐり抜いていくもの。
ことばとは、憂鬱だ。
生まれてくるまで、
腹痛のような鈍い痛みを孕む。
突き放そうとしても、
...
白い客船が港に停泊している。
客室に入り、テーブルの椅子に腰掛ける。
君はカメラをこちらに向けている。
さして広くない空間に、
4つの丸いテーブルがあり、
3組の男女があった。
その中のわ ...
ひとりぼっちの部屋の向こう
空は高くて雲がない
見上げる天井(うえ)は蒼く透け
耳鳴り満ちる静謐や
投げ出された蔓薔薇の髪
薄く重い空気が肺を撫で
水揚げされた金魚の気持ちを思う
...
今日は微熱に侵されて
どうにもこうにも
どうにも食欲がない
精々がところ
生ハムかスモークサーモンとアボカドだろう
希少な休日なのに
昨夜から十三時間は寝ているのに
熱は下がらない
...
私の書く自称詩は
世間一般に抱く
怨念の発露です
そうなら、そう
はじめから言えばいい
おまえの怨念なんか
おまえ固有のどうでもいい
何の普遍性もないことだと
頭の悪い人達が
...
蓮の台に横たわり
微かな眠りについた
休日の午後
月末なのに銀行カードと財布が見付からない
押し入れを探ると
500円玉が一枚と
100円玉が数枚出てきた
これではタナゴたちの餌 ...
何かに包まれているこの感触
背中から気泡の溜まり
次第に全身が温かく
ジワジワと熱く
そう、
背後から背後から
くんにゃりと曲がり溶けながら
流れ込んで来るコレハナ ...
白い駅のベンチに
坐っていると
うつろな心臓を
ひとつの喪が
列車のように通過してゆく
それとは関わりのない
やわらかな事象として
少し離れたところに
色とりどりのチュ ...
専門技術書をクリックしようとしていた手が
ふと止まる。
おまえにそれを読み理解する余裕があるのか?
おまえにどれだけの時間が残されているのか?
あのアルジャーノンのよう ...
鉢植えはすぐ枯れてしまった
だから爪を切った
爪はすぐに伸びてしまう
だから穴をあけた
穴はすぐに乾いてしまう
だから夜を買った
日はあっという間に登った
だから日傘を買った
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
アソコ伝42頁目「含みの多い奴が嫌い」
花形新次
自由詩
1
16/5/2 20:25
乾燥地帯
Lucy
自由詩
16*
16/5/2 19:51
真空海域、球体遭難
北街かな
自由詩
1
16/5/2 19:18
頭のおかしい奴ばかり
花形新次
自由詩
0+*
16/5/2 17:24
製鉄所
レタス
自由詩
12+
16/5/2 15:29
水守
〃
自由詩
8+*
16/5/2 11:11
赤い実みつけた
藤鈴呼
自由詩
4*
16/5/2 10:04
脳死
花形新次
自由詩
1
16/5/2 9:25
5/2
山人
自由詩
11*
16/5/2 7:04
朧夜を飲み込む猫や塀の上
梟 由香里
俳句
1*
16/5/2 4:13
密やかに指喰らいたし花苺
〃
俳句
0*
16/5/2 4:12
夜明け前、記憶の中で明日を
ホロウ・シカ...
自由詩
10*
16/5/2 0:33
五月
chihar...
自由詩
1*
16/5/1 23:53
メインディッシュの君
梟 由香里
自由詩
1*
16/5/1 23:44
やりたい
深水遊脚
短歌
0*
16/5/1 23:36
水に浸かるボール
イナエ
自由詩
7*
16/5/1 22:14
少年少女が眺めた満月
独奏
自由詩
0
16/5/1 21:57
春
ゴースト(無...
自由詩
2*
16/5/1 21:39
椿爆弾
朧月
自由詩
1
16/5/1 20:52
アニマルプラネット
花形新次
自由詩
5*
16/5/1 19:48
空の十字架
あおい満月
自由詩
4
16/5/1 19:22
ふたり旅
光冨郁埜
自由詩
5
16/5/1 17:49
白い昼
梟 由香里
自由詩
3*
16/5/1 17:46
五月の夢
レタス
自由詩
2+
16/5/1 17:14
自称詩人の怨念
花形新次
自由詩
1*
16/5/1 14:31
白日夢
レタス
自由詩
2+
16/5/1 13:48
感触
ひだかたけし
自由詩
6*
16/5/1 12:19
春の駅
塔野夏子
自由詩
6*
16/5/1 12:17
真綿色の闇
秀の秋
自由詩
0
16/5/1 9:57
00
はるな
自由詩
1
16/5/1 3:03
1620
1621
1622
1623
1624
1625
1626
1627
1628
1629
1630
1631
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
1648
1649
1650
1651
1652
1653
1654
1655
1656
1657
1658
1659
1660
4.86sec.