デジタルの時計がゾロ目猫の恋
猫の恋一行だけのエアメール
家族から絶対見つからないならそういう本があったらいいな
1ページごとにレベルがアップするそういう本があったらいいな
東京とカナダの恋を実らせるそういう本があったらいいな
石の言葉は無音だ
叫びが無く
訴えも無い
ただ、冷たい地面に向き合い
ジッと座っている
荒地の中でもアスファルトの隅でも
空の意志は純粋だ
無念が無く
欲望も無い
ただ、澄み渡る ...
爪先で
地面をタップする
日常にひそむショートカット
生きることに憧れる
若いというエネルギーが
エコモードへと移行する日々に
時代へのアイコンを作りだす
流されていてもいい ...
藁葺きの小屋であれ
コンクリートのビルであれ
その四隅にはたぶん、
柱がある
その柱の向こうは、果てがなくて
やがてどこまでも丸い大地を離れ、成層圏をぬけだして
宇宙という名の空間をゆくこ ...
自称詩人を見つけたら
自称詩の朗読会でも
やりましょうと声を掛け
部屋に連れ込んで下さい
隙を見て、首もとに
スタンガンを撃ち込んで下さい
気絶したのを確認したら
手首、足首を
用意し ...
光と冷気が青い燃料だった
破れた財布から千円札を出して
印鑑ケースとノートを買う
郵便局には月に一度往く
記憶喪失の犬みたいに
今も雪原から突き出している
枯れ果てた雑草を見ていた
夏の ...
愛する人の子どもを
この手に抱いてみたかった
だからぼくは
家族のCMが嫌い
冷たい水で、一人分の米を研いで
スイッチを入れよう
生きるために
銀色のコンパクトカーの中で
練炭を焚 ...
この雨を白い雪に変えて
包まれていたい
白くて丸くて冷たいけれど
触れると優しい
雪の降る今は幸せ
やがて雪は溶け水になる
雨と同じだね
雨は冷たい痛い色がない
雪は白 ...
この空を飛べたら
おじいちゃんは
悪い奴の餌食にならず
何処か遠い
南の国の海岸で
カモメと一緒に
飛んでいたかも知れないね
おじいちゃん
悪い奴も
マンションの10回のベラ ...
柔らかい銀行の電波を使って
なんとなくツイッター等見てみる
財布はからっぽの札束が入っているので
いつになく気持ちが普通なのです
真夜中の階段の踊り場で
意味の無い形式張らない踊りを
...
珈琲は人を眠りに導く
人は冴えた頭脳と安定した精神で
目覚めながら眠るのだ
眠りのような精神の治癒と
眠りのような身体のほぐれと
人は明晰に読書しながら眠る
人は勤勉に労働しながら眠る ...
なぜだろう
臨死はひとけたになったのに
卒寿のおひとりさまにむかって
遠くから鴉が揶揄している
近くで番犬が威嚇してくる
そして 反対に ...
Aを殴る。ぼくはいま取調室にいる。洗いざらいにされている。もうクルマのなかにあった一通の手紙を突きつけられている。そとは報道陣でごったがえしている。理由はない。思想もない。真っ白だ。でも近づいてよく見 ...
冬陽の前を
横切る行方
薄茶色の双つの背
海に落ちる水を見つめる
ひとりの葉が水を昇り
やがて季節を時間を昇る
誰もいない広場の
影だけを手に記してゆく
...
春を探しに行けと命じて
一羽の文鳥を窓から離した
窓の外で冬は
ただ美しいというだけで凍えていた
季節に巡り会うことに馴れた土地では
ただ美しいというだけで
文鳥は春を見つけた ...
わたしは柿の種を飲む
どうしてかわからない
ロマンスの唄を口ずさみながら
ピーナッツがバターになることを
ひしひしと感じるのだ
身体の内奥からかんじるのだ
理解できないことがあっても
...
朝早起きして市場へ行きました
新鮮なお魚が食べたいと思ったので
貯金をくずして行きました
市場には死んだ顔した人でいっぱいでした
みんな死んだ顔で商品を漁っていました
仕入れの人は怒鳴っ ...
言い訳のセリフも準備しておこうバレンタインがそこまで来てる
茶柱が立てば告白しようかなバレンタインがそこまで来てる
人間の真似事をしてチョコ溶かすバレンタインがそこまで来てる
猫の恋森進一かそれ以上
猫の恋背中の翼には触れぬ
猫の恋たった1日あればいい
物陰にひそんでいる、一頭の
動きののろい獣をみつめるみたいに
流れているのだろうか、ぼくにとって
あの時間もこの時間もどの時間も?
不揃いの靴たちの
...
たしか八年前には溶かしてたチョコレイトも
甘過ぎるからちょっとね
ね、って言われて
それからやめたんだ手料理は
わたしが溶かすのはインスタントコーヒーと
一人で過ごす部屋のため息
なん ...
老人介護のある瞬間
抱き上げた老人を
ベランダから放り投げる衝動に
かられることがあったとしても
それは誰も責められない
やってはいけないことを
やってしまいたくなるのは
人間性の範疇だ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
デジタルの時計がゾロ目猫の恋
北大路京介
俳句
1
16/2/18 1:07
猫の恋一行だけのエアメール
〃
俳句
1
16/2/18 1:07
家族から絶対見つからないならそういう本があったらいいな
〃
短歌
0
16/2/18 1:06
1ページごとにレベルがアップするそういう本があったらいいな
〃
短歌
0
16/2/18 1:06
東京とカナダの恋を実らせるそういう本があったらいいな
〃
短歌
0
16/2/18 1:06
ある日
鷲田
自由詩
4
16/2/17 23:23
タッチパネルの恋
かんな
自由詩
5*
16/2/17 21:52
宇々のひと
たま
自由詩
13*
16/2/17 20:24
自称詩人を落とす
花形新次
自由詩
0
16/2/17 19:51
前触れ
ただのみきや
自由詩
15*
16/2/17 19:37
プリオーガナイザー
塚本一期
自由詩
4*
16/2/17 19:20
違うけど同じ
リィ
自由詩
1*
16/2/17 18:48
おじいちゃんに羽根があったら
花形新次
自由詩
2*
16/2/17 18:01
適宜温暖注意報発令中
坂之上放肆
自由詩
1*
16/2/17 16:21
珈琲
葉leaf
自由詩
1
16/2/17 14:58
色鉛筆 四
信天翁
自由詩
4
16/2/17 14:52
誰か理由を。
吉岡ペペロ
自由詩
4
16/2/17 13:33
透華計
木立 悟
自由詩
2
16/2/17 10:51
センテンス/スプリング
rabbit...
自由詩
3
16/2/17 2:43
柿の種を飲む
fujisa...
自由詩
4
16/2/17 2:03
にこやか市場
wakaba
自由詩
3
16/2/17 0:01
言い訳のセリフも準備しておこうバレンタインがそこまで来てる
北大路京介
短歌
0
16/2/16 21:57
茶柱が立てば告白しようかなバレンタインがそこまで来てる
〃
短歌
0
16/2/16 21:57
人間の真似事をしてチョコ溶かすバレンタインがそこまで来てる
〃
短歌
1
16/2/16 21:56
猫の恋森進一かそれ以上
〃
俳句
1
16/2/16 21:56
猫の恋背中の翼には触れぬ
〃
俳句
1
16/2/16 21:56
猫の恋たった1日あればいい
〃
俳句
0
16/2/16 21:55
さよならなんて云えないよ
草野春心
自由詩
4*
16/2/16 21:28
きみを溶かしたら、たぶん空色になると思う。/即興ゴルコンダ( ...
こうだたけみ
自由詩
6*
16/2/16 20:55
老人は飛ばない
花形新次
自由詩
0
16/2/16 20:55
1565
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4.2sec.