夕暮れの空は
少し甘めのコーディアル
濁り踏み荒らされた雪解けの道に
照り返し
闇雲な胸騒ぎも
無知な喧噪も
先鋭化した矛盾の
せっかくの露呈も
ほんのり澄んだ彩で
やさしく ...
壊れていく足跡から
息を切らして逃げて
鍵をかけた扉に背を向け
昨日までの灯りを消した
誰に聞かされたのか
振り返ることは苦しい
時計の針を追い越して
洪水のように震える鼓動 ...
もう少しで手が届きそうな光でその目が眩んでる
申し上げ難いけれど それは星の様に遥か彼方
妄想だけで生きられたなら幸せだね
儲け話はフィンガーボールで手を濡らしてから
「もう一歩」の ...
街はずれからぬけだして
つれづれに遠望してみる
(卒寿となったおひとりさま)
はてしないあおいそらと
乱舞しているしろいくもを
そぅだ・・・・・いつの日にか
...
【ゼロの華】(鈴木 海飛様 発案の御題です )
からたちの木は 棘だらけ
それでも夏には まるく緑陰つくります
嶮しい棘が獣に怖れを与えることを止めません
冬には 雪に伏せらながら
...
雛祭り 終了のおしらせ
もうしわけありません。例年していた段取りを おおきく
踏み間違えました。お詫びの言葉もありません。
るるりらは なにかしらの原因によって 能力の低下に おそわれていま ...
ひとのこと好きになり
嫌なところ目についた
ひとのこと嫌いになり
弱虫につつまれた
静寂に消えそうな夜は
上手に素直になれる
ほんとうはいつだって
触れていたい{ルビ温もり=おん ...
その昔毒を吐く男がいた
その男は神を信じていなかった
だからこそ毒をはいていたのだ
誰も理解することのない毒を
何度も何度も吐いた
それは言葉だった
言葉の暴力
力なき言葉
その言 ...
今ここにモーターがひとつある
オレのモーターだ
...
宇宙は無という空虚な大地を開拓している
有を生み出しながら
自由と孤独が漂う中を
淡々と
人間は人生という草原を旅している
他人から自分というものを認識しながら
...
160307
本堂の前には
村人全員ラインの
呼び出しで集合
全員参加がこの村のモットーだ
講師の先生が作務衣を着て
お釈迦様におしりを向けて
村人に檄を飛ばす
...
色褪せても
あなたは咲いている
そうだね
あなたは見られる為に
咲いてるわけじゃない
ただ
命の限りを生きている
布団がすきです
畳の上のひとがたになると
うすっぺらくなる
わたしがすきです
となりの布団が
ひとのかたちに寝息をたてるのを
みるのがすきです
畳の上の布団の上の
わたしはいつ ...
まず死を見に行く
コントロール出来る死をいただく
痴呆症の祖母から
工事現場でつまづく
湿地帯とくねる道に隠される祖母
工事現場でつまづく
痴呆症の祖母から
コントロール出来る死をいただ ...
「白樺へ」皮(、)剥く
夜る辺 ない 陽陰へ
コダマする わたしら、
やぶれかぶれ ワタシラ、
一本の棒のごときうつくしさのみの
一本の棒のごときうつくしさ ...
ひとりの私はひとりきり
自転車のうえ
川底の小石
草の根元
に這うありんこ
のことは今は見てない
夕食の献立どうしよう
冷蔵庫には
ナスがひとつピーマンが数個
お豆腐半丁
またカフ ...
おにいちゃんがけった
おとうとが泣いた
うずくまって泣いた
おねえちゃんが
かばってまもった
そんなシーンをまえに
うごけないわたし
おかあさんは
なにごともなかったように ...
駅からでてすぐの交差点
横断歩道のこっちがわに祖父がいた
うしろ姿だけですぐわかる
人の往来のなかで
ならったこともないのに詩吟を
ほんと、なんで詩吟 ...
青看の行列が覆い尽くしていくのが空だぜ
それがほこりまみれの吹雪じゃ飛ぶはずがないよな
上司同僚と催事めいた挨拶を交わして事務所を出たら
俺は空港における状況の逐一を嫁だけにメールすればいいのだ ...
明日
仕事に行きたくない
仕事に行かないで一日中
布団の中にいて
呪いをかけていたい
呪いをめいっぱいかけていたい
体がやせ細って動けなくなっても
呪いを一日中かけていたい
お ...
僕にだけ解けるなぞなぞ載っているそういう本があったらいいな
昨日見た夢の続きが載っているそういう本があったらいいな
もう2度と会えない人に謝れるそういう本があったらいいな
ランドセル揺らし駆ける子花盛り
我思う、ゆえに我あり花明り
寄りかかれるのが桜の木しかない
ヒラリーが
フェラ嫌いなのを
証明することは出来ない
ただ、鼻の下に無数に入った縦の皺は
口の回りの筋肉をもう少し
使っていさえすれば
減らすことが出来たのではないか?
フガ、フガ、 ...
落ち込んだ夜
スーパー路地裏の
ダンボール箱ぐらいでいいかと思う
何でも入るが湿り気に弱い
積み上げ過ぎると潰れる
でも無理やりフタがしまる
必要のない時は小さく折りたためる
毎日の積み重ねが大事だと
先生は言うけど
生きてるだけで罪ならば
僕は毎日罪重ね
それが大事になるかもね
窓の外は曇っている
{引用=Code C
人影と物陰をよく間違うのは
孤独ではなくて暗闇があるからで
月夜はひかりと影とを
沈黙の大地に捧げた}
{引用=Code D
潮騒が聴こえるはずの海辺に
大きな月 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ティータイム
Lucy
自由詩
14*
16/3/7 19:07
裏切りのないキス
宣隆
自由詩
0
16/3/7 13:07
モウ
邦秋
自由詩
1
16/3/7 12:00
老細胞の呟き 八
信天翁
自由詩
2
16/3/7 11:20
ゼロの華
るるりら
自由詩
6
16/3/7 8:13
★三月三日 雛のお祭企画 終了のおしらせ★
〃
自由詩
1*
16/3/7 8:08
愛心
颯太@
自由詩
1*
16/3/7 5:17
毒を吐く男
fujisa...
自由詩
0
16/3/7 4:21
フォーマルハウト
TAT
自由詩
4
16/3/7 2:40
生
hiro
自由詩
2
16/3/7 1:27
しびれるる
あおば
自由詩
1*
16/3/7 1:05
枯れない心
幸絵
自由詩
1
16/3/7 0:36
一畳のひとがた
朧月
自由詩
1
16/3/6 23:39
書かれた-祖母
非在の虹
自由詩
0
16/3/6 23:13
shirakaba
草野春心
自由詩
0
16/3/6 23:03
吉川さんお久しぶり
ふるる
自由詩
5*
16/3/6 22:50
きょうだい
朧月
自由詩
1
16/3/6 22:02
日かげから日なたへ
遙洋
自由詩
1*
16/3/6 21:58
GATE-B2(ゴル投稿長考版)
高橋良幸
自由詩
4*
16/3/6 21:54
ブレックファーストカース
塚本一期
自由詩
3
16/3/6 21:30
僕にだけ解けるなぞなぞ載っているそういう本があったらいいな
北大路京介
短歌
1
16/3/6 21:23
昨日見た夢の続きが載っているそういう本があったらいいな
〃
短歌
1
16/3/6 21:23
もう2度と会えない人に謝れるそういう本があったらいいな
〃
短歌
1
16/3/6 21:22
ランドセル揺らし駆ける子花盛り
〃
俳句
1
16/3/6 21:22
我思う、ゆえに我あり花明り
〃
俳句
0
16/3/6 21:22
寄りかかれるのが桜の木しかない
〃
俳句
1
16/3/6 21:21
小諸ドラゴン「ヒラリーと縦皺」
花形新次
自由詩
0
16/3/6 21:07
ダンボール箱
イオン
自由詩
1*
16/3/6 20:24
罪を重ねて積み重ね
〃
自由詩
1*
16/3/6 20:20
ミステリアス・パロディは月夜を染めて
りゅうのあく...
自由詩
4*
16/3/6 20:11
1554
1555
1556
1557
1558
1559
1560
1561
1562
1563
1564
1565
1566
1567
1568
1569
1570
1571
1572
1573
1574
1575
1576
1577
1578
1579
1580
1581
1582
1583
1584
1585
1586
1587
1588
1589
1590
1591
1592
1593
1594
加筆訂正:
ミステリアス・パロディは月夜を染めて
/
りゅうのあくび
[16/3/6 22:42]
加筆
4.6sec.