夕方に駅を一つ分歩く
川が二つ並んであってその一つ目の橋の真ん中に
新品ってわかる綺麗な赤いヒールが一足
だんだん辺りが騒がしくなってきて
赤い靴を見てるのは私だけじゃないって 我に返る
そ ...
兄がいもうとをおぶってはしる
空にくるさいごの夜にてらされ
町や人を巻きおおう紅い霧がまう
木と紙の家をすばやい蛇がはう

あけて通りには誰もみとめない
ぬがれた帽子の散らされたかげ
...
どうして「ネギよりもキャベツ」なのか
という問題を論じあっていたキュウリたちのうちの哀れな一つは
熱心に考えすぎて周りから意識が逸れるほどだったので
気がつくと食卓への梯子はすっかりと片づけられ ...
ほんまは祇園祭の笛が聞こえる七月頭に帰ってきたかってんけど
宵宵宵宵宵宵宵宵山ぐらいの時期に
公民館から流れてくる笛やら太鼓の音を聞 ...
やしみ~★は星に挟まれたまま願いを聞けずに人混みならぬ星ごみに紛れて行ってしまうのですかああそんならええわいあんたがたにゃ言いたいことが山ほどあるけんアルカンを二重結合させて外でサイレンが鳴るウーウー ... 私のターン、ドロー! ジャンク・シンクロンとスターダスト・ドラゴンを融合! 開かれし開闢の地へ! 飛翔せよ! スタージャンク・ドラゴン! 星の王子様、ああっ女神さまっ、私は失神した。

Oh, m ...
もやもやし
たものがおい
てある

テアウモテイク
クアウモテイク

いいものもっていく
帰りにもっていく

震えながら



していますか

喜びで

電話に電 ...
出さない手紙を書いた
宛先も無い思いを
長々と ただ書いた

何の為かなんて 分からない


誰の為にもならなかった
紙屑みたいな言葉が
心の部屋の中
大量に溜まっていた
...
運命は変えられるの?
アリスは尋ねる

運命なんてありはしないさ
きみが夢のなかで存在するように

偏在する夢が現在という一点に
結ぶ露のようなものが人生らしいんだが

アリスは頷く ...
嫌な事があったら眠ろう
覚めた時にはもう嫌な事なんて忘れるさ
眠ってしまえば
進まない時の中に
何度も繰り返せる
死ねば生まれ変われるように
そう何度も
今の僕は僕なのか?
何も変わら ...
雨は綺麗だ
ひどくやみ上がった空はうつくしい
衣服が濡れて透ける
心までが裸になるのだ

終わり欠けの虹を見る
どこへいく
どこへいってもスマートフォンは繋がる
恋人からは逃げ ...
舞台の幕が開く 暗い劇場
今日のお話は悲しい物語
インスタントで生きてきた僕の
心には少し 少しだけ重く

全て昨日の夢 フラッシュのように
君と観た舞台 幻で

遠く 遠くにある 生 ...
花よ
いま震えている花よ
見えない風の手が怯えさせるか
それともやさしい愛撫に


花よ
人も同じ
誰かの心の中 将来のこと
見えないものに心を乱されて


わたしたちは少し似 ...
汚れてく白いトーブ
身に纏う子供たち
薬莢の匂いを運ぶ風
モノクロの景色から
産声をあげた今日に
光跡をつける箒星

願いはひとつだけ
想いよ消えないで

Helloひかりに 満ち ...
  「風のことば」

西へと
みじかい眠りを繋ぎながら
渦潮の海をわたって
風のくにへ

古い記憶をなぞるように
活火山はゆたかな放物線で
懐かしい風の声を
伝えてくる

空は ...
【ふたつの音】



毒虫に やられ
全身は はれあがっておりました
つかれきった こころに
毒蛇を漬け込んだ酒をかけると
寝袋の中に身を横たえた私は、
水平さざ波のように 癒えてゆ ...
レスリングの女王が敗れた
4連覇ならなかった

研究されていた
され尽くされていた

それが敗因だと
人は言う


- 試合直前、ニュース番組で
女王の普段の姿が流れていた -
...
時間は気にせず
あなたと会話

徐々に盛り上がる会話

仕事のことは話さない
硬い話になるから

しばらく沈黙が続く
その沈黙さえも
楽しむように

会話してあなたをもっと知る ...
 真夜中に飲むアールグレイに心は踊る。
 記憶の中のバレリーナのようだ。
 真紅の液体はほんのり苦い。
 記憶の中の初恋のようだ。

 煙草を一本。あの頃の記憶が蘇る。
 あれは横浜の ...
 森の中にひっそりと佇む湖に北風が淡く吹き抜ける。
 初秋の風にやましさはない。
 私は一人湖岸を歩き、秋の訪れを静かに待っている。
 夏が今、去ろうとしている。

 私は自分の心と対峙 ...
一人の夜は
とても気楽で
無理に笑顔を作る必要もなく
諍い合うこともなく
気まずい間を埋めるために
言葉を立て続けて放つ必要もなくて

歩くのが面倒くさいといって
寝たまま転がってみて ...
祈るかのように嘘をつきあうふたり舌と唇でかたちを溶かす 逃げ出したアリスの泳ぐ蝉の森 夢の捨て場所で蜩死んでいる 俺を見ろ俺を見ろよと秋の蝉 暗がりを映せば鳴る目の水の
緑に散っては集まる姿
標を失い かたちを失い
かがやきながらすぎゆく姿


階段の前に
すっくと立つ影に
目が触れ 揺れる
滾ることの ...
海のすぐそばを通る径に
崩れかけた廃屋があり
それを覆うほどの大きさの
汚い布が何枚も
何枚も重ねてかぶせられていて
浪や風が来るたびにひるがえり
がらんどうの廃屋 ...
小さな古い木の
根元近くの幹にあいた洞から
白く艶やかな瓜のようなものが
ゆっくりと外へ押し出されている
周りに溶け残る雪から
雪と同じ色をした蟻に似た虫が
ぽつりぽつりと ...
迷惑というものが
足元に転がってきたので
これ
あなたのですよ
と元来た方向に蹴り返したら
露骨に嫌な顔をされる
それ
お前のもんだろうが

正しい日本語に言い換えて
返してあげ ...
夏が
終わる頃
聞こえて来る
最後の
飛翔のあとの
蝉の
長い命の終焉
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
一足もっぷ自由詩1*16/8/21 17:55
きおくsoft_m...自由詩116/8/21 16:50
ネギよりもキャベツもっぷ自由詩1*16/8/21 15:49
京都市立銅駝美術工芸高等学校彫刻科TAT自由詩316/8/21 11:20
ぽやしみ~★kaz.自由詩016/8/21 11:20
私のターン、ドロー!自由詩016/8/21 11:14
自由詩116/8/21 11:08
手紙(誰にも届く事の無い、)葉月 祐自由詩2*16/8/21 2:06
アリスの夢梅昆布茶自由詩516/8/20 23:10
るーぷリィ自由詩016/8/20 23:09
雨やみ上がり虹のハシまでいと電話するすると吐く恋人のサギかんな自由詩10*16/8/20 20:56
【歌詞】はじまりの始まり八雲みつる自由詩116/8/20 17:55
野の花ただのみきや自由詩6*16/8/20 15:22
Hello颯太@自由詩1*16/8/20 10:08
風の国からyo-yo自由詩3*16/8/20 9:47
ふたつの音るるりら自由詩6*16/8/20 9:13
女王の慢心花形新次自由詩016/8/20 5:54
会話夏川ゆう自由詩116/8/20 5:15
アールグレイヒヤシンス自由詩3*16/8/20 3:57
今を生きる自由詩1*16/8/20 2:48
ロンリーナイト坂本瞳子自由詩2*16/8/20 0:05
祈るかのように嘘をつきあうふたり舌と唇でかたちを溶かすアタマナクス短歌016/8/19 23:16
逃げ出したアリスの泳ぐ蝉の森北大路京介俳句216/8/19 22:24
夢の捨て場所で蜩死んでいる俳句016/8/19 22:24
俺を見ろ俺を見ろよと秋の蝉俳句016/8/19 22:24
ひとつ しめす木立 悟自由詩216/8/19 21:27
ノート(浪)自由詩216/8/19 21:26
ノート(果)自由詩116/8/19 21:25
共同体ピッピ自由詩316/8/19 18:09
夏の終わりフクスケ自由詩016/8/19 17:21

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