真夏の早朝に自転車で出かけると
涼しい風に包まれて
季節はもう秋になっている
こんな人気の少ない秘密の時刻に
秋はこっそりと訪れていた
季節の交代はこのように
少しずつ順を追いなが ...
はるか昔の         虚数時間がながれていたころ
すべては逆に動き      手をはなすとボールは山を登り
空間は七色の虹のようにみえていた

(うまれる前の記憶が     虹色のなかで ...
公園のベンチで鳩にパン屑をまき
ピースする
一応鳩も平和そうにしてる
平和が鳩に見えることはあっても鳩が平和に見えることはない
良いお天気
アトムみたいな寝癖がほしい
鳩の胸がピー ...
春にかなしいのはよくわかる
泣いたことのない人なんてきっといない
散り始めの桜花に紛れてまばゆいなってふりしてね

夏にかなしいのはよくわかる
泣いたことのない人なんてきっといない
最後の ...
ふゆ
まっ白い雲のうかぶ空は
あおじろい怒りの気配
をたたえ そ

下を
煮えきらず
あるいていた
手に
侃々とたぎり
鳴る鍋は なく
白い白い
雲は浮かぶのが
「自由」と ...
遠い夏
街で見かけた少女
名前も
どこに住んでいるかも
知らないで
ただ精一杯
目で追うことしかできずに
それっきり
夢で逢えたらと願いながら
叶う事もなく


今日(四十年後 ...
生きていても可哀想

やさしい人が
やさしい気持ちで
そう思った

そう思った手前
やさしい人は
責任をとって
殺人を決行した

言うだけ人間は良くないから

えっ?そんなの ...
ナイアガラの滝を見ても

グランドキャニオンを見ても

移動するカリブーの群れを見ても

そりゃあ、こんな景色、地球のどこかにあるやろ、

そんなこころしか湧いてこなかった


...
死神に話しかける子秋の蝉 沈黙の点点点や油蝉 白い蝉羽化の途中で落ちにけり 庭の蝉目で追いかけて涼しいな飼い猫始めて1年目 ごぅーごぅー会社のコピー機の中で誰かが何か叫んでる 光の傷 埃の羽
蜘蛛の巣の雨 風を鳴らし
昼に沈み
夜に揺れる


つぎはぎの声
低空に満ち
矢継ぎ早の虹
径を濡らす


止まっていた渦が動き出し
老いを増 ...
マリーゴールドの香りが染み込んで大気を少し重たくする

ひらく花びらのかずとアスファルトに落としてきた恋のかず

麦わら帽子が風で飛んでいった先にトンボがふわり秋の気配

君と手を繋ぐと空 ...
映画 システム 地獄に落ちろ それはお前の事 砂丘の夜 赤ちゃんの笑い声 広がる緑のアメーバ
成長 切り刻まれる階段 春の伸び切ったバネの スタート準備の結晶 心臓の音 お父さんが落としてしまった音 ...
 西の空に希望を背負った夕日が消えてゆく。
 黄昏た公園で私は老人を見た。
 ベンチに腰掛け自分の両手を見つめている。
 その時初めて私にも皺だらけの掌があることに気が付いた。
 
 深 ...
二度と無い(今日)を刻印しよう
ないふのエッジの上で
両腕の翼を広げいつのまにやら、綱渡っていた
無重力な――小人のぼく!

ぎりぎりの日々を
あんのんと{ルビ胡坐=あぐら}かいて
呆け ...
ポケモン語でポケモンGO!

日本語ではなく ポケモン語

ポケモン語でポケモンGO!

英語でもなく ポケモン語



世界の共通語

日本語でもない 英語でもない

...
赤い閃光が
青い空を横切った
雲一つない
真っ青な空を
赤い線が
境界を引いた
横一文字の
真っ赤な直線は
強烈なスピードで
音を立てることもなく
空を裂いたのだ
誰も気づいてい ...
もしこの一瞬が
輝いているとしたら
それはなんと荘厳なんだろう
哀しいのだろう

夏の最後の日
青春は
見事に
散った

ミモザの咲く森で
逢いましょう
何もかもがたやすく朽ち果てる朝に
いつもと変らず追憶のトーストを焼く
悲しむだけの余地に
骨は散らばる

芽を摘む
わたしたち 悲しいくらい温かい
目の眩む速度でそこなわれていく
わず ...
番号


まとわりつく、鉛色の
番号たちを集めて燃す儀式
ながい鎖が一筋、見あげて残る
個の人に成れ

番号に生まれたわけではない
番号になりたいわけでもないだろう?
番号は美しく ...
哀しみと共に来り
哀しみと共に去っていく
あの人は誰?

夏の暑い日
爽やかな哀しみと共に
私に涼を与えてくれた
あの人は誰?

苦しみも痛みも
爽やかに消し去ってくれた
あの人 ...
(あなた)


これから約束の
場所に向かう
どことなく意識をして
きっちりとした服装
風が強い
声が運ばれていく
彼女が例えばまだ
私を愛してると言っても
もう何も ...
道路の真ん中では
車にひかれた動物が痙攣している
歩道では
画面の動物を探すひとびとがいる
画面しかみていない うつっていないその目は

わたしは
それらすべてをみながら
走りすぎる  ...
母ちゃん サトウハチロー読めねえよ いつまでも馬鹿でいてくれよ 足裏に妙な感触
見れば蝉を踏んでいた
蝉踏んじゃった
わりかし大きな生物を踏み潰したという衝撃
いや待てよ
もしかしたら
いや十中八九
こいつは死んでいたのではなかろうか
それはもはや ...
運命の人に出逢えばよくわかる他とは違う懐かしい匂い

いつの日も今必要な出逢いあるドラマのような必然を呼ぶ

花々は太陽を見て微笑んだ命輝かせる強い陽射し

道端に咲いてる名前知らない花季 ...
炭酸の抜けたサイダーはただただ甘ったるい
引きずったままの10代が、だんだんとべたついてくる

群がる蟻で真っ黒に覆われていくさま
記憶が夢の中の出来事だったかのように、思い出せなくなるさま
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
夏と秋葉leaf自由詩016/8/11 7:32
七色の空間st自由詩0*16/8/11 6:48
ピース末下りょう自由詩2*16/8/11 3:28
なみだ暦もっぷ自由詩2*16/8/11 0:47
(なべ)「ま」の字自由詩2*16/8/10 23:05
少年少女ただのみきや自由詩7*16/8/10 20:08
やさしい人花形新次自由詩016/8/10 19:37
旅の思い出吉岡ペペロ自由詩116/8/10 12:55
死神に話しかける子秋の蝉北大路京介俳句116/8/10 12:38
沈黙の点点点や油蝉俳句216/8/10 12:38
白い蝉羽化の途中で落ちにけり俳句016/8/10 12:38
庭の蝉目で追いかけて涼しいな飼い猫始めて1年目猫のひたい撫...短歌116/8/10 12:34
ごぅーごぅー会社のコピー機の中で誰かが何か叫んでる短歌116/8/10 12:28
なごり ひびき木立 悟自由詩416/8/10 11:23
いま 繋がらないかんな自由詩2*16/8/10 11:14
コントロール狩心自由詩016/8/10 10:00
黄昏時の老人ヒヤシンス自由詩8*16/8/10 4:50
鳥人間服部 剛自由詩116/8/9 23:37
ポケモン語でポケモンGO!黙考する『叫...自由詩116/8/9 22:14
ガガガ坂本瞳子自由詩0*16/8/9 20:36
最後の夏渡辺亘自由詩116/8/9 20:28
破片伊藤 大樹自由詩216/8/9 18:52
番号は予感に眠れ乾 加津也自由詩6*16/8/9 18:00
暑い日渡辺亘自由詩216/8/9 17:02
あなたからわたし、そしてふたりかんな自由詩2*16/8/9 14:55
朧月自由詩116/8/9 11:51
母ちゃん田園自由詩016/8/9 9:05
命だった物たいら自由詩016/8/9 7:52
道端夏川ゆう短歌116/8/9 5:26
炭酸無地自由詩1*16/8/9 5:16

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加筆訂正:
少年少女/ただのみきや[16/8/10 20:59]
一連目最後の行変えました。
5.24sec.