君が作ってくれた赤いマフラー
暖かさや愛を感じる

潤った街並み
恋人たちの楽園に見える
寒さは吹き飛ばされる

君は誰よりも魅力的
街を歩くカップルの
注目の的になっている

...
「愛されるのなら玩具だっていい」
鉛の兵隊たちは次々に
暖炉の中で溶けおちてゆく
祈りの時間
夕飯のあと僕たちは煙草を回しあう
そしてみなしごの少年たちは愛し合った

誰もが生まれた頃 ...
蒼い月が
乱れた肌を露に
妖しく浮かぶ
宇宙の風は
涙を一滴
そして
又一滴

荒野に花は
咲いたのに
望まない雨を創り
枯らして
枯らされ
慌てて流す
レクイエム

...
冷たい風が鼻を折る
国道を挟んで対面から歩いてくる
久しぶりに見た欅の少年
あれはいつか晴れた日の青空に
いつも手を引かれた二人連れ
くねくねと大きな身振りと直角に折り返す手足
何かを ...
『詩を書くなんて姉さんみたいに自分は患っていないから。』

会話の中に突如ぶっ込んできた言葉
患う、煩う...
ここで初めて自分が「患ってる」
ことを知った
子供の頃作詩の授業で先生に褒め ...
 この時期、雪山での遭難は多い。日が暮れて警察、消防、自衛隊などによる捜索が打ち切りになったり、吹雪のために彼らが動くに動けなくなったときがウチらの出番だ。彼らのようなオモテの人たちは自身が遭難したり ... 私の雀を買ってください
5羽で2アサリオン
珍しい声で鳴きます
夜は静かに眠ります
寝言は言いません
寝返りも打ちません
夢はよく見ます
汗びっしょりで
目が覚めることもあります
け ...
飛ぶ日まで

それはいつかの晴れた日 君は空を眺めてて
飛びたくなくなったって 寂しそうに愚痴る
どうしようなんて そんなこと僕に聞くなよ
僕に大層なこと 言えるはずもないだろ

けど誰 ...
勘違い続けて雪の遊園地 複雑な魔法陣から雪女郎 まだ君は平気だよって言うんだねカラータイマー点滅してるよ 「個人が核兵器を持てるような
時代が来れば良いなあ」と
あたしが言うと
きっと反核主義者か反国家主義者が
反語として言っているんだとか
思っちゃったりする
おバカさんがいるかもしれませんが ...
静かな時の流れ
 空白を充たし
  ズレていく思念と思念の
   溝を埋める
    子供達のはしゃぐ声
    花はカンバスに咲き
   瑠璃色鳥が跳び出し飛び立つ
  続く晴天、遠い ...
ベッドの温もり
これは貴方の熱なのかしら
これは私の熱なのかしら
どちらのものか分からないくらい融け合って
ふとした時には昇華しているのかも、なんて
考えてみても すべて愛おしい

そん ...
言葉にすると言葉にしただけ
そこに意味が生まれてしまう
あらゆる意味から解き放って
言葉を自由に羽ばたかせたいのに

ひとのあいだで暮らしていると
なにかにつけて「君はいったい
なに ...
詩とは言葉によって世界を再構築する行為・作品である。では、なぜ、そのような行為・作品を詩人は描き、世の中は求めるのであろう。その前提として、現実世界は例えそれが幾ら素晴らしかろうと、苦悩があり、苦痛が ... よかれと思ってしたことを一生悔いていよう
目玉
のようなライトの間隔がとてつもなく短いあの古い型の車の名前を教えてくれ
ちゃんと調べたつもりだから
おれの
目玉
は無論いらないのだ
痛く ...
あれが取水塔。
たどりつけないんだよ。

水辺にはビルが集まりやすいけどそれはきっとみんな押さえつけておきたいからだ、赤ん坊にするみたいに、地面より水たまりの方が怖いから。
砂場では何を作るの ...
あの太陽が眩しくてさ
焦げ付いた向日葵と
背伸びした君が持つ
温もりと唇と

ここならきっと 誰も来ない
見つからない 大丈夫
ママも来ない 猫も来ない
寂しくない 大丈夫

あの ...
溢れる涙は
崩れそうな空と
歪む舗道との隙間に
転がり落ちた

星の音色に踊った夜も
鐘の囁きと越えた朝も
全てを塗り潰して
明日に跳ねた

転がり続ける
時間と意識の
境界線 ...
ながい雨の切れ間から

ちからなく落ちてきた光を

僕はギュッと掴んだ




あなたが笑わないなら
僕が笑う


今日も明日も明後日も


あなたの心に
...
    けさも 軍手をはめて
 P・C のキーを叩いている
   骨・皮・筋(すじ)衛門

        卒寿になって 
        初めて知った

   暮しのなかの「偶然」も
...
もう会うことのない友人から
私の元に毎年来る年賀状
この世のどこかにいる二人目の子供の笑顔
私は 別に 知らなくても良かった
異世界の事実を知らせるために
けだるい朝
仕事に行くのもおっくうで
とりあえずコーヒーでも飲んでみる
そういえば
全てのものには重さがあった
部屋のサッシのガラスにも重さがあるし
この蛍光灯にも重さがある
...
草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀

はじめに言っておくとこれはキックだ
蹴っ飛ばすことによって動き出す情報の速度を示すための準備だ
テーブルをまわす動作が洗練されていく中華料理店のための ...
悲しみの数だけ微笑みを
そんな願いが虹を創るの?...
神様はいつも何も答えずに
空は捻くれ厚い曇を呼ぶ

今夜も雨がこの街を冷やしてる
正しい温もり持つひとを
試すように降り頻るよ
...
眠れない夜が不気味に笑っている 私は部屋の隅にあった、
鍵穴のような小さな穴を覗く。
ぐりぐりぐりぐり、
視線の針先が穴をまさぐる。
私はその触覚が擦れあう音のような、
快感に歓喜する。
ぐりぐりぐりぐり、 ...
自分の外側にぴったり貼りついている世界を
引き剥がしてゆく
すると
自分の内側にぴったり貼りついていた世界も
剥がれ落ちてゆく
すっかり引き剥がし終え
剥がれ落ち終えて自由になった
と思 ...
愛することにヤマアラシのジレンマを感じ始めたら 
その愛は息をするにも辛くなり 
手放すことも出来ず 
ただただしぼんで枯れていくのを
見守っていなければならないの? 
次第に冷えていく愛を ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
マフラー夏川ゆう自由詩216/1/23 9:01
ユアンのばか憂希自由詩316/1/23 7:09
蒼い月のループ颯太@自由詩3*16/1/23 4:35
ピノキオ(欅の少年)アラガイs自由詩7*16/1/23 2:21
無題自由詩2*16/1/23 1:36
Miz 14深水遊脚散文(批評...2*16/1/22 23:18
わたしのすずめやまうちあつ...自由詩416/1/22 22:06
飛ぶ日までitukam...自由詩3*16/1/22 21:55
勘違い続けて雪の遊園地北大路京介俳句416/1/22 21:16
複雑な魔法陣から雪女郎俳句016/1/22 21:16
まだ君は平気だよって言うんだねカラータイマー点滅してるよ短歌116/1/22 21:15
あたしは誤解されている花形新次自由詩016/1/22 20:28
空無オンたけし自由詩4*16/1/22 20:22
ぬくもり中村 ながる自由詩3*16/1/22 19:58
オオバコ青井自由詩0+16/1/22 19:20
詩の存在意義鷲田散文(批評...3+16/1/22 19:11
教室マチネ自由詩216/1/22 16:46
ひとひ自由詩116/1/22 15:26
Give me a kiss颯太@自由詩1*16/1/22 13:13
次の一行に宣隆自由詩016/1/22 13:00
あつい雲幸絵自由詩1+16/1/22 11:41
風と光の変奏(七)信天翁自由詩416/1/22 11:13
一枚の年賀状番田 自由詩116/1/22 9:56
重さ葉leaf自由詩416/1/22 4:56
草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀rabbit...自由詩316/1/22 3:51
虹が架かる夜颯太@自由詩1*16/1/22 0:13
眠れない夜が不気味に笑っている北大路京介自由詩716/1/21 23:22
針先あおい満月自由詩616/1/21 22:58
悪 夢塔野夏子自由詩2*16/1/21 22:19
冬の夜と氷の朝文字綴り屋 ...自由詩016/1/21 22:14

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