運命を呪うというのは
自らの遺伝子を呪うということ
運命を愛するというのは
自らの環境を愛するということ
私は地球の申し子であり
あなたの息子である
あなたの息子と同時に
独立した個 ...
努力を
努力と思って
努力し続ける人は
努力を
努力と思わずに
努力し続けられる人に追いつけない。
勉強を
勉強と思って
勉強し続ける人は
勉強を
勉強と思わずに
...
失われた時を還せ
死んだ夢を呼び覚ませ
きみのうなじの産毛が好きだから
僕の名前を風に聞いてくれ
最期の銅鑼が鳴り僕たちのバンドは退いてゆく
黄昏の中へ精緻な夜へと官能をつなぎとめる
...
真っ白い炎が
咲き乱れて
花ちるさと
凍えるような涙で
殺菌する、
浴衣の模様を
黒地の頬を落ちる涙、
昔、
夏祭りに出かけて
一緒に金魚を網ですくった思い出がある
うちのお父 ...
その人が孔雀になったと
連絡が入ったのは明け方のことだった
一晩中鳥の羽ばたきのような物音がするので
合鍵を使って部屋の扉を開けてみたところ
室内に人影はなく
孔雀がうろついていたという
...
インプットする準備時間を
インプットするための時間を
とれたてのインプットは
鮮度のいいインプットは
できるだけ早く
アウトプットした方がいい。
咀嚼しにくいインプ ...
今日
私は知った。
私は私であり
私ではない。
明け方の
山の彼方にゆらめき昇る
あの太陽により
産声をあげた日から
棺に入る日迄
我が心臓は、脈を打つ
...
遠い山々の緑がくっきり浮かぶ
夜明け前
烏等は唄を交わし始める。
旅の宿の眼下に広がる風景
明るみゆく教会の隣に
洋風の家があり
朱色の屋根の下に
昔――亀井勝一郎という
文士がい ...
物事にインスパイアーされて
ひきこまれてしまう
なかなか抜け出すことができない
奴は追いかけてくる
まるで強迫観念
やめたくてもやめられない
心象をスケッチして
...
もう
見上げすぎて疲れたから
ふたり
アスファルトに寝そべって
あの
君の頭が
重いんですけど
ボクの抗議は
完全スルーで
北東ってどっちだろう
言った矢先に
すっ と
...
つかれた朝
寝覚めの一杯のコーヒーが
すべての原動力で
たった一人の孤独な人間のための
たった一杯の孤独なコーヒーが
とてもかなしい
もっと人と交流しなさいと
もっと温かく人に接 ...
ふきすさぶ風のなかで
わたしは落し物を探していました
ロマンチックなはじまり
ではありません
財布がないのです
携帯も
さっき買った
にがりのきいた豆腐も醤油もレシートも
メモ帳もモバ ...
閉ざしてないかい
聞こえる 言い訳
目に映る 真実の絵
感じる誘惑
迫る足跡
通り抜ける風の鳴き声
閉ざしてないかい
つまらない男を
新大阪駅の新幹線ホームで
見たことがある
つまらない男でも
それなりに押し出しがよく見えたので
へえ、なるほどね
さすがイオンの息子だね
と感心したもんだ
一方、つ ...
窓際に聞こえる虫の音優しくて半分の月ゆれ滲む夜
ペンギンのホルマリン漬け蝉の声
妖怪の上下関係つくつくし
つくつくしコックリさんで遊ぶ姫
お前には分からぬだろと自慢げに網戸の蟋蟀情事を唄う
月がすごかった
君がうつくしかった
あの色はなに色
にんげんでもない
どうぶつでもない
ただのたましいだ
泣きそうな顔が
通りすがりの怒り顔
こ ...
三角が貫入する、
静けさの皮膜に包まれ
わたしの意識は落ち着き払い、
自らの不均衡を捉える
薄黄色の光芒、横断する斜線
揺れる葉の緑に私は内側から語りかけた
[もう充分生きた ...
低い空の斜め左に
かがやいては煙となる光
煙が煙でなくなるまで
煙は光を昇りつづける
流れ星が流れ星にぶつかり
祈る間もなく 消えてゆく
けだものの夜
やわら ...
あの日 子守唄を歌ってくれたのは大好きなキリンだった
泣き止まない私にすっかり困った末の
ほんとはお父さん
遠いあの日
あの日 子守唄を歌ってくれたのはやさしいライオンだった
ふざけて眠 ...
風見鶏が風を懐かしむ
正気の証し
私は午前九時に
靴の消滅に気づき
足の寛解を望めぬまま
五月は終わらずに
立ち竦むための
言い訳と
木香薔薇の
繁茂がかなう
塀を求めて
愚図り ...
ん、まま、ん、ま
んまんま、うんま
なんだか疲れた
ん、まま、ん、ま
んまんま、うんま
でも休めない
ん、まま、ん、ま
んまんま、うんま
まだまだこれから
ん、まま、ん、 ...
私の中にある
形にならない感情や
まだ芽を出さない言葉の種
これらすべてを伝えきれたなら
その時 何を感じるだろう
すべてを伝えきった時
そこにあるのはなんだろう
満ち満ちた感覚だ ...
ニューヨークのグリニッジビレッジのレンガの道を歩きながら
あの日私が描いていた 夢 しかし
秋のことだった よく茂った
まだ緑色の葉が揺れる
私は一人で木陰を歩いていた
思考は正確性と客観性を失い
分裂的な生真面目さを完全に喪失する
私は今、循環している
私は今、循環している
目の前にある景色に
耳に響く騒音と噂話に
掌の感覚とドラマのように過ぎる場面 ...
自らの性格は変えられない
自らの運命は変えられない
自らの過去は変えられない
だから、私は今ここにいる
幾つもの不変の行動が
幾つもの不変の思考が
到達点に辿り着こうと喘ぐ現実に
幾つも ...
8月の太陽は逃走した
地面の日照りは俺達の熱気である
俺達の熱気は俺達の病でもある
今日の夜、世界は止まる
回ることを、刻むことを、変わることを放棄する
それは血の熱情が権力へと歯向かう ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ダンス
鷲田
自由詩
2
16/8/26 23:00
努力を 努力と思わずに 努力し続けられる世界
komase...
自由詩
2*
16/8/26 21:00
四季
梅昆布茶
自由詩
9
16/8/26 20:12
金魚
百均
自由詩
7*
16/8/26 17:38
鳳凰詩篇
やまうちあつ...
自由詩
2
16/8/26 16:39
インアウトプットセット
komase...
自由詩
2*
16/8/26 15:35
いのちの音
服部 剛
自由詩
2
16/8/26 9:04
函館山の麓にて
〃
自由詩
3
16/8/26 8:56
インスパイアー
fujisa...
自由詩
0
16/8/26 7:09
流星
uminek...
自由詩
4*
16/8/26 6:36
コーヒーの歌
葉leaf
自由詩
2
16/8/26 3:21
うせもの
Seia
自由詩
1
16/8/26 2:10
シャットダウン
佐白光
自由詩
0*
16/8/26 1:58
つまらない女
花形新次
自由詩
1
16/8/25 23:35
窓際に聞こえる虫の音優しくて半分の月ゆれ滲む夜
颯太@
短歌
0*
16/8/25 23:25
ペンギンのホルマリン漬け蝉の声
北大路京介
俳句
2
16/8/25 23:23
妖怪の上下関係つくつくし
〃
俳句
1
16/8/25 23:22
つくつくしコックリさんで遊ぶ姫
〃
俳句
1
16/8/25 23:22
お前には分からぬだろと自慢げに網戸の蟋蟀情事を唄う
颯太@
短歌
3*
16/8/25 23:20
アライヴ
吉岡ペペロ
自由詩
2
16/8/25 22:53
嵐の後に
ひだかたけし
自由詩
4*
16/8/25 19:48
外へ むらさき
木立 悟
自由詩
5
16/8/25 19:42
キリン
もっぷ
自由詩
2*
16/8/25 18:27
風見鶏
〃
自由詩
1*
16/8/25 18:26
んまま
坂本瞳子
自由詩
2*
16/8/25 18:19
私の中へ
葉月 祐
自由詩
1*
16/8/25 13:23
秋の道
番田
自由詩
1
16/8/25 9:53
私
鷲田
自由詩
1
16/8/25 0:05
自ら
〃
自由詩
0
16/8/24 23:45
逃走
〃
自由詩
0
16/8/24 23:44
1546
1547
1548
1549
1550
1551
1552
1553
1554
1555
1556
1557
1558
1559
1560
1561
1562
1563
1564
1565
1566
1567
1568
1569
1570
1571
1572
1573
1574
1575
1576
1577
1578
1579
1580
1581
1582
1583
1584
1585
1586
加筆訂正:
Avenida 68 (藝術としての詩・続)
/
天才詩人
[16/8/26 5:51]
定期点検中
私の中へ
/
葉月 祐
[16/8/25 21:52]
大幅に訂正しました。
6.58sec.