夕陽が相変わらず色をかえている
美しいとはこのことくらいだ
夜が暗くなるのも目に優しい
当たり障りのない蓋なんて必要か
ナチスが
ハンバーガーにはコーラが合う
...
ほんとうに詠みたい生に迷う日を重ねながらの未だエチュード
◯夫婦喧嘩
たまにするのは
いい
先に謝ったほうが
大人だ
◯夫婦喧嘩
仲直りした夜は
蜜の味
今はまだ、ぽっかりと空いたボトルが海を漂い
手垢のついたじかんが終わりを迎える
真新しい窓を覆うひかりは
星の空をはだかで漂う不確かさで
黒く塗りつぶした本にときを刻みはじめ
風吹が ...
我(わたしは)
発酵乳泥濘(チーズフォンドュの中に)
鍋底切片(ほうろうのかけらを見つけたなら)
輪廻転生(それは誰かの生まれ変わりだろう)
我(わたしは)
右手上下(しこっていた)
...
一方が
やさしければ
長続きする
愛は恐れない
相手が
どんなに嫌がっても
どんなに反発しても
愛は恐れない
愛は恐れない
自分が
どんなに傷ついても
どんなに困っても
愛は恐れない
愛は恐れないから
強 ...
冬めいて部屋に取り込む鉢ひとつ
冬めくも猫を{ルビ抱=いだ}いてミルクティー
くちびるが一番先に冬めいて
冬めいてなんの未練もない鳥よ
パソコンを切って冬めく夜を知る
手 ...
違う心を持った太陽と空と雲
仲良しになったり喧嘩したり
きょうの雨は誰が悲しくて泣いているの
光がみえないから太陽さん?
青がみえないから空さん?
二人に意地悪したのは雲さんなの?
ハンカ ...
「なぁ、あの会社の面接で聞かれたよ
一流企業の三流社員と
三流企業の一流社員
あなたならどちらを選びますか?って」
「えっ、それってきついな」
「だろう、答えられないよな」
「一流企 ...
雪を待つ私の
胸元にはロケット
合金が一瞬で物語る
季節の走馬灯のように
大好きな白いアネモネが
十月に殉じたことを
解放されたね
そっとささやいて悼む
風のなかあんなにも自在だった花 ...
たくさん温泉がある別府
数え切れないほど多い
地元の人は好きな時に入れる
旅館や銭湯などが多い
色々入って楽しむ
一度別府にくれば
またすぐにきたくなる
温泉の匂いが街全体を包む ...
トンビが、空の深いところで回っている。
仰向けで、それを眺めている。
今、僕は死ぬところだ。
トンビが、空の深いところで回っている。
-無音。
静か ...
嫌いな人に
嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、なんて何回も言うのはそういう自分が好きなの?
嫌いな人に嫌いと言う自分が好きなの?
嫌いな人に嫌いと言 ...
月に呼ばれてる
そんな気がする
だからって飛べない
両腕を広げてみても
風はそよぎもしない
吠えたくなる
まあるいお月様を見ていると
叫び出したくなる
まあるい
きいろい ...
例えば
小学1年生を軽トラで轢き殺した
87歳のジジイ
死んで、てめえの半分の命でも
その子に返せるなら
今すぐ死んだ方が良いけれど
そんなわけにもいかないから
きっとジジイは生き続けて ...
161104
雪見大福が一年中食べられる街に住む
夏は真っ白な板で暑さを防ぎ
秋は柔らかな肢体を見せつける
本当の雪になるのだよ
目玉のまっちゃん踊り出せ!
クリ ...
生まれてきて
その時に寿命を告られ
生きてゆく
それは秋の日に感じること
冬が来る前に
毎年告げられる言葉
来年も生きていられるのか
誰も知りはしない
もうすぐ正月がきて
...
私の耳
補聴器の電池に支配されている
あなたの足首
ソックスのゴムにしめつけられている
そんな風に
みんななにかに支配されている
おおげさに言うと戦っている
会話せずに繋がっ ...
ずっと前から探してくれたり、
ようやく会いに来てくれるのに
赤い目と、くちびる。
動かない目と喉。
たぶん全部この時のためにあったんだよって、
言いたい相手がいた。春が終わる前までは ...
前髪を 切ったのにって とがらせる
ほっペより濃い その色が好き
冷たい指先から
ありもしない温もりが
すべて消えていくようだった
愛用していた
小さなティーカップは
一秒もしない内に
床への着地を成功させる事も ...
いけてる おばあちゃんでした
特筆したエピソードはない
けれど
名前が 池 てる
唯一無二の
おばあちゃんでした
寝言でドロボー!と叫んで
夜中におふくろを
震え上 ...
はにかんだ朝日はすぐに色を変えて、ますます遠のいていくのだけど、
思い出すのはいつまでも遠ざかった後の明るさです。春はいつだって差
し込んできて、過去、常緑樹のようにそこから離れていかない。柔らか ...
理由なら)やわらかにますはにかみにはにかみかえすしかできません
絡まれて絡まるコード差し込んで音楽がなりまた絡まれて
ねえ聞いて、お隣さんが言ってたの、柔らかく刺す春は過去だって
...
白い声の頬杖つき
浮遊する無数の魂を
青い宙天で愛でている
[冬ノ雷鳴ハ未だカ 、 冬ノ雷鳴ハ ]
白く輝く乳房の波打ち
巨大な眼球回転する天に
聳える石垣の隙間の住家で
夏の青 ...
文化の日の朝
平塚駅のホームにて
初老の男性と
若い男性が
手を繋いで歩いていた
行き交う人々のうち
気付いた人は
一様に訝しげな
表情を浮かべていた
しかし私には分かっ ...
「どうせまたこのことも
詩に書くんでしょ」
とは
あなたの捨て台詞
本気で怒られていても
そこに 涙が流れても
身を悶えるほど
孤独を感じようとも なお
言葉は 食うこと
...
きみは星座のように古い考えかたをしている
たぬきの肉を食べた老人がいる
きみはひとつの童話を読む
本を机に立ててぴんと背筋をのばして
文字と対決するようにしてそれを読む
ストーリ ...
後悔はつきもの
航海にはつきもの
怖がっていても解決しない
航海しないことには 決して
恥ずかしがっていても変化しない
航海しないことには 決して
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
当たり障りのない蓋なんて
吉岡ペペロ
自由詩
4
16/11/5 16:54
辞世のエチュード 2016.11.05
もっぷ
短歌
2
16/11/5 16:29
夫婦喧嘩
zenyam...
自由詩
1
16/11/5 15:57
再生
小林螢太
自由詩
5*
16/11/5 13:56
安寧紙襁褓(アンナパンパース)
nemaru
自由詩
2*
16/11/5 11:55
夫婦
zenyam...
自由詩
1
16/11/5 11:50
愛は恐れない
〃
自由詩
0
16/11/5 11:46
冬めく
そらの珊瑚
俳句
14*
16/11/5 10:22
雨の理由(わけ)
もっぷ
自由詩
2
16/11/5 10:06
一流企業の三流社員
イオン
自由詩
1*
16/11/5 10:00
東京 #3
もっぷ
自由詩
2
16/11/5 9:34
別府温泉
夏川ゆう
自由詩
0
16/11/5 5:23
空の深いところで
元親 ミッド
自由詩
2
16/11/5 4:23
なの
5or6
自由詩
3*
16/11/5 0:42
月に向かって
坂本瞳子
自由詩
0
16/11/5 0:35
死ねばいいのに
花形新次
自由詩
0
16/11/4 23:55
目玉だいふく栗のせ風味
あおば
自由詩
1*
16/11/4 23:27
晩秋
レタス
自由詩
4
16/11/4 23:17
二人ぼっち
朧月
自由詩
1
16/11/4 22:32
通り過ぎてった笑み
ときたまこ
自由詩
1
16/11/4 22:15
放課後ピーチ
朔 水
短歌
0
16/11/4 21:38
砕け散った
葉月 祐
自由詩
4*
16/11/4 21:33
いけてる
もり
自由詩
8*
16/11/4 21:24
からみかる
はて
自由詩
0*
16/11/4 20:10
からみかる(十首連作)
〃
短歌
4*
16/11/4 20:08
フルサト
ひだかたけし
自由詩
5
16/11/4 19:32
声を掛けた
花形新次
自由詩
3
16/11/4 19:10
無題
もり
自由詩
1*
16/11/4 19:08
きみが読む子供の本
おなべ
自由詩
4
16/11/4 16:32
後悔を迎えに航海
komase...
自由詩
1*
16/11/4 16:25
1578
1579
1580
1581
1582
1583
1584
1585
1586
1587
1588
1589
1590
1591
1592
1593
1594
1595
1596
1597
1598
1599
1600
1601
1602
1603
1604
1605
1606
1607
1608
1609
1610
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1612
1613
1614
1615
1616
1617
1618
3.7sec.