悪事の限りを尽くす方が
中途半端な善行よりも
極楽浄土に
近づき易いんだって
そう言ってるに
決まってんじゃねえか

そのままだよ、そのまま
何で回りくどいっつうか
自分に都合の良い ...
くにやぶれて山河
みわたせばひとが
出国のゲートを過ぎて
感じる庇護のかけら
菊の花が咲く頃まで
には、きっと帰りましょうね

私たちにこんな日が
くるなんて山の日が
くにやぶれても ...
【紙屋町界隈】

ここには来れないあなたを
さがしています
わかりやすい たいどで
わかりやすいことばで
さがしてみます

街のあちこちにカメラを設置し
あなたの陰を
さがしてみま ...
貴方の声が
虫のように耳もとにささやき
私の皮膚を穿孔して
血管の中に染み込むと
私の血流はさざめき
体の奥に蝋燭を灯すのです
貴方のだらしのない頬杖も
まとわりつく体臭も
すべてが私 ...
始まりがあり
終わりがある

でも魂は
永遠を知っている
永遠に生き続ける

始まる恋があれば
終わる恋もある

ネガティブではなくて
ポジティブなこと
成長の旅を続ける

...
オランジュの葉を零す
豊穣の実を浚う
水面をたゆたうかさならない
いつかここにある理由

水面をたゆたうかさならない
オランジュの葉を零す
豊穣の実を浚う小なる足音
いつかここにある理 ...
真夏の真夜中
散りばめられた魔法たちが動き出す
輝きを放ち
光の弧を描き
星をばら撒いて
華をまき散らし
静止しているあれやこれやが動き出す

だから扉を開けてごらんよ
ベッドの中か ...
流れ星探して押し黙るあなた いつの時代も
人は飛ぶことに憧れ
長い時の彼方から
語り継がれた、鳥類の夢

――DNAは体内で目覚めを待ち…

僕は羽ばたきたい
でも、翼は無い
されど往こう

モノクロームの ...
曇天に覆われた地平を
旅人は往く
遥かな場所から呼びかける
金の炎の稲穂等が
肩を並べて、かれを待つ
あのVisionの方角へ  
薄い霧に覆われた
<幸福の谷>で
幻の羊等は草を喰み
牧場に響く  
あの鳴き声は
昔の恋の傷口さえも
…そっと覆ってゆくだろう  




  
桟橋の先に腰掛け、水に足を浸す
少しだけ、何かの一部になれた気がした

そのまま、いつか聞いた懐かしい歌を歌う
消さないために、忘れるために

ゆるやかに瞼を閉じる、その速度は
あの声が ...
雨女の君が颱風を呼び寄せる前に     忘れ物          ルシファーお前の本当のなまえを
ちっちゃな落とし物を捜している
                      言語の獲得はきみとぼく ...
耳の裏を掻くと
ぽぉろぽろと
何かが剥がれ落ちて来る

おいでと手を拱いた記憶は無いが
余りに可愛らしい角度で尻尾を振るので
つい見とれてしまった

そのまま明日の朝まで
ゆっく ...
首相にでもなったらさ
日本に不満を持っている人が
何処に行きたいのか聞いて
その人の希望通り
行きたい国に
届けてあげたいなって思う
もちろん渡航費用は日本持ちで
(その代わり、戻って来 ...
コンセント抜けております蝉時雨 目的の店は休業蝉時雨 蝉時雨隠し切れない隠し味 所謂テロ集団のひとつで
自爆テロを得意とする月組
ハイジャックテロを得意とする星組
銃乱射テロを得意とする花組
等で構成される

リーダーはオスカルと名乗る男装の麗人で
腹心としてアンド ...
【作品の前に】

シャンソン「枯葉」の歌詞作者 詩人プレヴェールの詩『夜のパリ』という作品の前後の
物語を詩にしてみようという企画がありました。
プレヴェールは第一次大戦、第二次大戦を経 ...
            160811

古くさいジャズを聴きながら書いている
ベースの音がボンボンと盆踊る火炎瓶
サンバのリズムと喧嘩したいのかと
いつもの買い物に行ってみたのですが
...
彼女は美しかった。彼女は彼に出会い恋をして、結婚した。
職場結婚であった。私はそれを人づてに聞いた。
昔の私には彼女は救世主だった。特に何をしてもらったわけでもない。特に何をもらったわ ...
不安定で不均衡な心は
やじろべえのように
いつまでも揺れている

やじろべえのようにって
もっと他の言い方ができないものか
風見鶏とか
微動し続ける振り子とか

言葉を飾り立てようと ...
言葉にすると
すべてが嘘になってしまいそうで
だから黙っていようと
心に決めたあの日は
もう遠い昔のことだけれど
今も鮮明に残っていて
一瞬が永遠のようで
一歩も踏み出せずに
このまま ...
どす黒い怨念に
まみれに
まみれていて
幸せそうな人間を見ると
内心「死ね、死ね、死ね」と
思っているくせに
表面的には
歯が浮くようなことばかり
言いやがる奴らを見ると
タマキンが ...
おーい と
夢が呼んでいる
稲のなかで
緑色が発酵していく

背中の真ん中をいく夜を追って手が伸びる
それを愛撫と呼ぶかもしれなかった
世界の稜線に
日が沈む

ぎりぎりと 音 ...
たましいよ叫べ

美しさを捨てて
醜さを追わず
叫べ
真っ裸晒して
己が源に叫べ

脈打つ
沸騰する
胎児たちよ

ぜつぼうの前に叫んでくれ
これが生命だと叫んでくれ
...
生きる理由をかぞえている東京の部屋で
だけどつらいと泣いてる独りに
ふと友人からの一通のメール
一枚の花の写真に、添える言葉はなく でも
君はこのさびしい堂堂巡りに句点を届けてくれたんだよ
...
黒い、毛の長いねこを飼っていた

みんなもらわれて
のこった一匹は
白くないしオスじゃなかったけど

玄関に出てきて見上げた
ママに「飼おうよ」って言った

味付け海苔がだいすきで
...
手をにぎれない時も
手をつかめない時も
手ごと切り取ってしまう時もあるよ

人と人は分かり合えなくて
凹凸がぴったりはまっちゃう人と人なんて
本当に少ないと思うんだ

説教はできな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
バカの考え花形新次自由詩016/8/13 12:43
こんな日が(ゴル投稿修正版)高橋良幸自由詩116/8/13 9:38
紙屋町界隈るるりら自由詩10*16/8/13 6:46
あな 二篇山人自由詩15*16/8/13 6:04
始まり夏川ゆう自由詩616/8/13 5:22
_雨へのダブリ...自由詩016/8/13 4:55
サマーナイト インビテーション坂本瞳子自由詩0*16/8/12 23:34
流れ星探して押し黙るあなた猫のひたい撫...短歌016/8/12 22:20
鳥のひと服部 剛自由詩116/8/12 21:52
呼び声自由詩016/8/12 21:42
羊の声自由詩016/8/12 21:38
サマータイム八雲みつる自由詩016/8/12 20:38
忘れ物梅昆布茶自由詩316/8/12 18:47
くえんさん藤鈴呼自由詩1*16/8/12 18:44
俺が偉くなったら花形新次自由詩116/8/12 16:28
コンセント抜けております蝉時雨北大路京介俳句316/8/12 13:42
目的の店は休業蝉時雨俳句116/8/12 13:42
蝉時雨隠し切れない隠し味俳句016/8/12 13:42
宝塚過激団花形新次自由詩016/8/12 11:44
完全な闇---『夜のパリ』 プレヴェールに寄せて--- るるりら自由詩2*16/8/12 9:22
こんな日があおば自由詩3*16/8/12 8:42
ひそみに倣う田園自由詩216/8/12 4:19
やじろべえ坂本瞳子自由詩016/8/11 20:07
止まったまま自由詩0*16/8/11 20:04
タマが痒い花形新次自由詩016/8/11 19:36
愛撫、稲のなかはるな自由詩416/8/11 19:01
叫べ田園自由詩016/8/11 18:32
ギフトもっぷ自由詩6*16/8/11 17:53
友だちのねこはどこ?ともちゃん9...自由詩716/8/11 17:14
手と手をにぎってどんぶらこ田園自由詩016/8/11 16:35

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