急いで!
学校に遅刻しちゃうよ

今日はどうしたんだろう
自転車がパンクしたのかな

息を切らし
落ち葉をけって走る君

でもスカートが飛び跳ねて
僕は真っ赤になっちゃうよ

...
    啄木に寄す

湿りある煙草を咥えマッチ擦る
ヤニで汚れしじっと手を見る

火を慕う虫の習性同様に
赤ちょうちんの暖簾を潜る
夏の終わりは 寂しさ置き去り
悪戯に荒ぶる 風は憂いの香り
揺れて乱れる 君の前髪
歩道のFlower 相変わらずの素振り
次第に萎むも 明日の光を信じ

フェンス背にして 視線飛ばしてる ...
紫の スミレの花に 染まってく 砂利の庭に 春の喜び 書かねばならない事
を 探して
言葉の海を泳いでいました
今の私に書ける事 
を 尋ねて
言葉の風に吹かれていました

波はさざめいて
私を弄び
風は追いつけない速さで
私を通過し ...
小諸にだって
劇団のひとつやふたつあるよ!
という批判があったとしても
どうせ小諸市内のバカそうなガキ相手に
着ぐるみで
小諸ドラゴンショーをやるぐらいでしょうから
この際無視することにし ...
雨の中
透明な傘をさした人が
聖書を持って列をつくっている
黒い群れの中で
三方金の本は光っている
みんな口を閉じている

道路をはさんだ向こうのバス停で
青年が一人、列が動くのを見て ...
殺人事件って
どうしても
呼び方決めなきゃならんのか?
劇団員って
職業でも何でもないだろうよ
あれか、殺されたのが自称詩人だったら
中野自称詩人殺害事件とかになんのか?
チョー恥ずかし ...
わたくしは 帰路に立つ
その前に あるのが

記録できる 紙切れのような
薄っぺらい ものなのか

噛み切れぬ スルメみたいに
味わえる ものになるのか

全ては わたくし次第で ...
爛れ過ぎた夕陽が
一軒の二階の窓を
ギラリと択び
怯えた鴉が見上げた先に
規則的に並ぶ建築の
一面だけを
薄明るい色に染め
足元のザラメにも
一粒ずつ微かではあるが
予兆のように
...
呼んでくれる
笑ってくれる
怒ってくれる
泣いてくれる
感じてくれる
考えてくれる
駆けてくれる
賭けてくれる



同じくらい
できているかな 
返せているかな 僕は
...
知らない街の中の
知らない道を走る

わたしは車で
おどおどしながら走る

知らない街の
知らないショッピングセンターで
買い物をする
産地も知らない野菜を買う

いつまでたって ...
空から
剥がれた薄皮が
ふうわり落ちてきて
森と街と人の
あらゆる隙間を
滲ませる

君から
届いたLINEが
妙に素っ気ないのが
どうでもよくなるくらい
僕の指と吐息は
...
昨日と変わらない庭の枯れ枝。
昨日とは違う枯れ枝のような手足。

「親は子供よりも先に死ぬ。」と理解をしたら
看取るのは最大の親孝行だと言い聞かす。

昨日と同じ朝の訪れ
いつま ...
すべてをぶち壊したい
この世のあらゆるすべてを
聖書にもとづいて
ぼくの破壊の衝動は
抑えきることができない
困ったものだ

ひとにとめられても
怖しつづけるだろう
バイオレンスなき ...
1947年・父明彦は生まれた。

人々の目を助け・生活を支え
身体を/生命を守る眼鏡とコンタクトレンズを作る為に。

確かに最後を看取り/遺体を送り出しても
すぐ横に・目の前に
ずっと居 ...
(冷たい・硬い・重たい・臭い)
別れを告げた父の姿だ。

私は離れたくは無かったのだが
参列者の手前
抵抗するわけにも行かず
黙って棺のあとを追う。

山のへりに並ぶ猿たちの群れ
ま ...
天気もいいし
今日はゴジラ記念日
自転車に乗ったゴジラに
史上初めてなってやる

だけど舞台がいけない
さびれた下町
ギャラリーが侘びしい
バカをバカだと観る目が足りない

あー日 ...
    自由

自由と言うのは何か
軽やかに有刺鉄線超えゆく蝶よ
いつも何気なく
存在していた空が
今日はやけに
明るく感じる

そうか
もう春も
間近なんだな

暖かくなったら
どこへ出かけて
何をしようか

今までじっとしていた分だけ
...
物語未満のグチを出しあって一緒に燃やすよく似た黒子


喪失缶 開けても耐える歳でなし 出会い缶とセットで出品


初対面 ブログの言葉もツイートも一度忘れて歩幅合わせる


...
懐かしいトムとジェリーを観ながら
人生スラップスティック論入りの缶チューハイで
ほろ酔いの仕事明けの朝

様々な宗教の勧誘やってくる
団地の一階だからな

ハッブル宇宙望遠鏡が25周年を ...
屋根裏の秘密の部屋でふたりきり禁じられた遊びをしようか

動かないで君は僕のお人形着せ替え遊びをさあ始めよう

庭に咲く色とりどりの花よりも君の奥に咲く薔薇を見せてよ

妖精を小瓶の中に閉 ...



その痕のことは、
何も知らない
水たまりを、
陽気なアメンボが通りすぎたあとのことは、何も……
みずうみに、
きみが爪先でたてた水の音も、
寝転んで何かを囓ったり、口のかなで ...
故郷に自然豊かな色がある大都会には不自然な色

朝が来て布団から出るその瞬間を勇気と勢い前面に出す

青空に吸い込まれたい今の僕携帯電話圏外になる

つい「寒い」その言葉を何度も言う「冬だ ...
あなたがしあわせと
思いたいことは
しあわせでも何でもなく
単なる気休めでしかない

本当は分かっているのに

キンタマの裏側に付いた
ウンコカスに
気付かない振りをして
一日を過 ...
袖が長すぎる舞台では
髪の毛と 細かな塵と

忘れかけた 過去ばかりを
引き摺って しまうから

慣例に倣って この難題を
仕立て上げましょう

横糸が 絡まるならば
簪(かん ...
  {ルビ破瓜=はか}(は)
  蒼い、瓦礫のような
  いわし雲の瞳の(おんな、)渇きはてた
  袋へと詰めた街は、桃の味がするのだろうか?
みんながやっている事
僕には出来ない
何故簡単な事が出来ないのかと言われた
これは病気なんだと答えた
そうしたらみんなが
僕のする事全てを手伝ってくれたり
病気なんだから
あまり無理をし ...
間違ってる気がして
投げ捨てた言葉

違うね
あの時の僕は
僕を守る為に
あなたを傷つけた

ねぇ
あの言葉は焼いて捨てたよ

だから
安心してほしい

もう二度と
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ダッシュ!!YEWJI 自由詩3*16/3/16 17:21
啄木に寄すyasuto...短歌016/3/16 14:40
Happy Birthday颯太@自由詩2*16/3/16 12:53
スミレミツバチ短歌216/3/16 12:15
メモLucy自由詩15*16/3/16 9:53
小諸ドラゴン「小諸自称詩人殺害事件」花形新次自由詩016/3/16 0:49
the churchうみこ自由詩4*16/3/15 23:55
中野自称詩人殺害事件花形新次自由詩016/3/15 22:38
記憶藤鈴呼自由詩3*16/3/15 22:19
春の正体Lucy自由詩9*16/3/15 21:52
満ち未知た雲の意図しさkomase...自由詩1*16/3/15 21:26
知らない生き方朧月自由詩216/3/15 21:25
春ってnonya自由詩13*16/3/15 19:52
葬儀の後で。梓ゆい自由詩116/3/15 19:02
衝動fujisa...自由詩016/3/15 18:15
父のこと。梓ゆい自由詩116/3/15 16:13
父の顔。自由詩216/3/15 16:01
ゴジラ記念日もっぷ自由詩7+*16/3/15 14:52
自由yasuto...短歌116/3/15 14:09
YEWJI 自由詩116/3/15 12:19
ラブストーリー深水遊脚短歌1*16/3/15 12:11
anthology梅昆布茶自由詩816/3/15 12:08
禁じられた遊び未有花短歌8*16/3/15 10:37
『オパール』ハァモニィベ...自由詩10*16/3/15 6:05
青空夏川ゆう短歌016/3/15 5:23
キンタマ王子、しあわせの裏側花形新次自由詩016/3/15 0:00
現代様藤鈴呼自由詩1*16/3/14 23:43
momo草野春心自由詩116/3/14 22:21
楽な病気リィ自由詩2*16/3/14 20:30
黒い涙幸絵自由詩116/3/14 19:16

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加筆訂正:
たんぽぽ花粉予報/りゅうのあくび[16/3/15 14:20]
タイトル改題、推敲
たんぽぽ花粉予報/りゅうのあくび[16/3/14 22:18]
最終連を推敲。
5.14sec.