流木を咬んだら
水母になり
口のなかを泳ぎまわる
喰っても呑んでも
まだ 居つづける
わたしたちは小さな生き物です
(小さな生き物)
どの程度かというと
気にさわるほどの
空き缶の下 おっと
踏まないように ちょっと
たたらを踏む
あなたのつま先にさしさわるほどの
...
創作することは苦しみをともなう
いまあるところから次のところへとジャンプしなければならない
こどもたちの遊戯を思い出してみる
時をさかのぼっていきていく
あなたらしい言葉を紡いでい ...
柿の種と麦茶があった
存在する歓び
お祝いに柿の種と麦茶を送ろう
ある男がわさび味の柿の種と麦茶とサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』をたくさんもって親友の結婚式に出席した
時の流れ ...
雨の日の多い季節が
私の息まで洗い流してしまったようで
岸辺の向こうで手を振る影は
何処か切なそうに見えるのです
まるで昨夜の夢みたいに
幸せだった幻みたいに
頭痛と並べた白い朝
ソ ...
水辺。{ルビ蟷螂=かまきり}はひらき、
へちまの軟さの かれのかげは
朝、をそのままたたんだままにあかるく
ハズムばかりに道化嗤いし、南の果物さながらに、
マアケッ ...
原子炉の稼働を止めさせるには
原子炉の爆破しかないと
倒錯した考えに囚われた
ネトスタ(ネットスターリニスト)の
ドナルド・ジェンカ氏は
全身にプラスチック爆弾を巻き付け
原発に突進したが ...
泥水に
あたためられながら
種子や
卵は
撹拌され
運動を開始する
私には認識できない
種子や
卵が
撹拌され
運動を開始する
私には
認識できない
温度の差に
一喜一憂し ...
電池パックは熱を発して止まず
液晶画面は霞んでゆくだけだった
海を意識する場所で
遠い河口で
無数の鯔が
跳ねるとき
駅はもみくちゃ
快速列車が
一掃した後
ただ一人
残った婦人が
ベンチ横で
旅行鞄を下ろす
...
どこからかハーモニカの音がした
なつかしい
ぼくは酔いと怪我でふらついていた
雨があがっている
砂で固められたような道が月明かりにひかっている
ぼくは路地の奥にすすんでい ...
アブラナ
アブラナ
アブラナ
ナズナ
ナズナ
ナズナ
アブラナ
アブラナ
ナズナ
レンゲ
レンゲ
レンゲ
レンゲ
レンゲ
レンゲ
レンゲ
レンゲ
レン ...
ホットケーキのような単純な輪郭がほしい
かんたんになりたいのです
角をあつめて
丸くなって
かんたんになりたいのです
見てください
わたしはただの記号です
ひと筆がきの円だから
...
160320
団長の思いとは
断腸の思いの誤植と分かる
編集長は校正係も兼ねているのかと
私は少しだけど異議を唱えたい
人間を考えるのが芸術の真意だとしたら
文化講 ...
晴れた日のガラス質が緊密で、冴え冴えと町にいる。無地のシャツ、明るいグリーンのパンツ。ぼくもきみも、ちっぽけな鉄の棒みたいな、腕力や暴力と無縁な体格をしている。ストーリー。少年プラス少女の ...
瞬間の光を我が物にする手管 溶け込んで狩るあるがままの美
迷い道 桜が透かす月灯り纏うあなたの影が包んだ
古都めぐり桜をゆらす風ともに疎水をつたい鳥居をくぐる
清流が ...
剥がされた ああ、
犬 も……ひとつの
呼吸から ああ、もうひとつの
ことばへと いつわり (靴のよう)
さびしい (想うこと のよう)
犬 も、 ...
何故だかわからないけど
生きてることが
情けないほど
悲しくて
悲しくて
仕方のない春の夜には
先生のことを
思い出して
自分を慰めようと思う
そして
宇宙の広さに
想いをはせ
...
朝の電車は遠い日の裏切りのように
精密な構造を巨大な直流にひるがえして
ホームに差し込む朝陽とういういしく調和する
連動する踏切にはわずかな狂いが入り込み
電車の減速もときおり不規則で ...
珠を数えている。
腕に通された木目の珠を。
祖母が亡くなったとき
父が握っていた大粒の珠を、
父が四角い小さな石塔になったとき
母の手首に引っ掛かった数珠の珠を、
数えている。
...
千羽目の鶴は金色花明り
桜にも詩集にも耳あてる夜
花月夜パジャマのままで連れだされ
孫に話そう
妻や子どもには
とても言えない
だって生々しすぎるでしょ
いつの日か
わたしの前に
現れるところの
孫ならば
静かに
頷いてくれるだろう
時には
笑ってもくれるだろう ...
なぎさは
男性にアソコを優しく
触られるのが好きだった
いつでも触られたいと思っていた
でも、AVの影響か
最近の男性は、潮吹き(本当はオシッコに過ぎない)
をさせようとイタズラに激しく触 ...
世界を構成する元素はとげである
この物質的な世界において
物質とは必ずとげでなければならない
細長い円錐は無限に硬く
割れることも裂けることもない
人も木も鳥も花も
このとげの原子 ...
しらないと言ったそばからうそになる 知りたくないのだ 正しく言うなら
こわいのは戸棚の奥の砂糖壺 ざらめのついた世界はきれい
ここからはからだを脱いできてくださいね 心も脱いじゃう人も ...
手は 夜をすみずみまでたたいて きえた
大事なものと そんなに大事じゃないもの、
をくらべて
でも そんなに変わらなかった
あなたの抱擁のまえで
人生など
あってないようなものだった
...
無数の刃は君を切り刻むが、程なく飽きて君を放り出してしまうだろう
君は致命傷こそ受けてはいないが、失血死の危険にさらされている、そのとき
無数の医者が現れて君に様々な治療を施すだろう、君は ...
雀始巣
すずめはじめてすくう
佐藤さんちの玄関の
パンジーの寄せ植えから
オハヨウを拾い上げて
鈴木さんちのベランダの
古い室外機の裏側から
サビシイを探し出して
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノート(水母)
木立 悟
自由詩
2
16/3/21 20:30
わたしたちは小さな
オイタル
自由詩
13*
16/3/21 17:18
産みの苦しみ
fujisa...
自由詩
0
16/3/21 17:09
柿の種と麦茶
〃
自由詩
0
16/3/21 17:06
虚ろ
智鶴
自由詩
2
16/3/21 16:51
kamakiri
草野春心
自由詩
2
16/3/21 13:37
突撃!
花形新次
自由詩
2
16/3/21 11:10
田植え前
北村 守通
自由詩
0
16/3/21 11:03
海抜
ゴースト(無...
自由詩
1*
16/3/21 2:44
アンサースクワット
カンチェルス...
自由詩
2
16/3/21 2:11
雨
吉岡ペペロ
自由詩
3
16/3/21 2:06
山間部を流れる川の脇の田畑
北村 守通
自由詩
0
16/3/21 1:16
かんたんになりたい
ユッカ
自由詩
4
16/3/21 0:47
深紅色の本務機
あおば
自由詩
5*
16/3/21 0:18
プレーンソング
ねことら
自由詩
3
16/3/20 23:25
桜色の影
深水遊脚
短歌
1*
16/3/20 22:28
inu
草野春心
自由詩
1
16/3/20 21:18
春の夜には
渡辺亘
自由詩
1
16/3/20 19:48
朝の電車
葉leaf
自由詩
2+
16/3/20 16:54
かぞえる
為平 澪
自由詩
10*
16/3/20 15:48
千羽目の鶴は金色花明り
北大路京介
俳句
1
16/3/20 12:55
桜にも詩集にも耳あてる夜
〃
俳句
5
16/3/20 12:55
花月夜パジャマのままで連れだされ
〃
俳句
1
16/3/20 12:55
物語
やまうちあつ...
自由詩
4*
16/3/20 8:38
ペッティング
花形新次
自由詩
0
16/3/20 7:40
とげ
葉leaf
自由詩
6
16/3/20 7:02
しらない・砂糖壺
はるな
短歌
4
16/3/20 1:40
抱擁
〃
自由詩
7
16/3/20 1:07
放り出された世界の中で着地点を見つけたとき
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
16/3/19 23:09
雀始巣
nonya
自由詩
18*
16/3/19 21:47
1545
1546
1547
1548
1549
1550
1551
1552
1553
1554
1555
1556
1557
1558
1559
1560
1561
1562
1563
1564
1565
1566
1567
1568
1569
1570
1571
1572
1573
1574
1575
1576
1577
1578
1579
1580
1581
1582
1583
1584
1585
加筆訂正:
山間部を流れる川の脇の田畑
/
北村 守通
[16/3/21 11:04]
題名を変更しました。すみません。
桜色の影
/
深水遊脚
[16/3/21 8:03]
3首目、「風とともに」を「風ともに」に改めました。
目交い/そして
/
ただのみきや
[16/3/21 7:46]
真ん中あたり「絶え間ないダンス」を「終わりのないダンス」に変更しました。
目交い/そして
/
ただのみきや
[16/3/20 14:31]
最終2行を3行にして少し変えました。
目交い/そして
/
ただのみきや
[16/3/20 14:30]
最終2行を3行にして少し変えました。
4.51sec.