純粋にコマーシャルの陽気な音楽に踊らされたという理由で
白老の海が消波ブロックに砕けている傍を車で
クーラーに何かを充填しなければならなくて
充填しなければ冷房が効かない夏の日
波の音と
風 ...
日曜日はシネマ・クラブの日
イタリアやフランスの白黒映画を観る
つくづくイタリア語やフランス語ができたい
母はあまり関心がないようだ
昔の白黒映画は奥が深い
いつかイタリ ...
せみの声と鈴虫みたいな音がそろそろ合唱になる夕方
せみの死骸は
なんであんなに重量がないんだろう
木にしがみつくあの力を
重さと勘違いしているだけなのかなと
思ったことがある 遠い昔 ...
父が笑う。父が笑う。
もぎたてのきゅうりをかじり、今年の出来は上等だ。と呟いて。
父が笑う。父が笑う。
駆けよった娘達を抱き締めて
大きな手で頭を撫でながら。
父が笑う。父が ...
そりゃあかんが
山積みされた自治会
そりゃあかんの解決方法が
そりゃあかんなのだ
そりゃあかんから
自治会を辞めるぞと抗議すると
そりゃあかんと
役員側が辞める人を抗議する
市 ...
泣き腫らした女の顔は
紅潮していた
ホテルの窓の外に見える
海岸が騒々しくなってきた気がする
月はぼくらの妄想のように
闇夜に浮かぶ
血が騒ぐというのは本当だ
女 ...
街はガラスに囲まれている
反射する さまざまな夢は
灰色に熱くなったアスファルトに
焦がされて 揮発する
空調の快適な 何もない部屋で
ただ死ぬのを待っている 暇つぶし
ガラスの表 ...
残響と
一体化する
内深く
木霊降る
雨音遠く
懐かしく
精神の
木霊と一つ
沈み込む
蝉の鳴く
命の響き
身を震わせ
無情にも
有情は響く
...
山のむこうゆっくりと橙は灰
日暮れて暗く やさぐれて
苦楽の果てに捨てられた
途方に暮れてホウホウ鳴いて
ケルトの老婆アイヌの老婆
とろとろ炙る枯れた掌に
あまいこどものあたまのいたみ
...
格言をひとつ
「殺すも殺されるも無職少年」
強い台風とか
非常に強い台風とか言ってるけどよ
よく考えたら
強くない台風って
台風じゃねえだろ!
そんなことを
言いながらも
今 ...
一枚の紙に、今から100年分のカレンダーが載っている。
想像できるだろう。
このカレンダーのとある日に、きみは死ぬ。
想像できるだろう。
なにもしなくてもきみは死ぬ。
想 ...
詩は創作じゃないよと路傍の花がかなしげに言った
おはよう世界
おはよう世界
ってもう歌わない去年の一年草たち
いまはどこに
わたしはそのどこかに行きたい
今日がどんなに暗く冷たい日でも
明日になれば空は晴れる
君はこの暖かく眩しい青空を見たかい?
台風予報、新しい一軒家、映画の予告、鉄柱、傾いたデザイン。
ビニール袋のがさがさなる音、泣きやむ18年前、立ったままするセックス
男女が対になって鏡をのぞいている、ベビーカーにつけられた玩具、 ...
生きていることをふざけたくはない
君は骨になった
わたしの父さんとおんなじの白い
割れ物の壺に閉じ込められて
息もできない骨骨骨
木の箱のなか
もしか布で包まれて
もしか素のままばら撒か ...
口遊むGet Wild蝉とる子
打ち切りは大人の事情夜の蝉
かなかなや返事を書いてない手紙
夕暮れとも夜明け前ともつかない薄暗さのなか
元実家近くの空き地の脇を通り過ぎようとした時
焦げ茶色の雲が空き地のすぐ上に浮かび揺れていた
静まり返った薄暗闇に浮かぶその雲は
眼を凝らしてよ ...
星座は☆の数ほどあるけど人は愛の数だけいるのかな?
この音楽は一つだけだと思いたかった一瞬
窓越しに見える空が青くなったり黒くなったりする輝き
るりいろのうみは、そのたいをふるわ
せこもりうたをうたう。
わになってあさとよるがつなが
るとき、
くおんがてすがた
をあけらわす。
しすなやかにのいずがふぇーどする。
たそがれがそらを ...
呼応する
今朝見たシリアルのコンテイナーよりも
深く
囚われた私は
招かれるままに身を委ねる
がらすは
硝子のようなそれは
きらめいて、時に泳ぐもの達を展示する
ああ わたしも一層 ...
花埋める愛した過去に追悼の土をかける
何時もとは違った日君とサーカスが一緒にやってくるだろう
君はいつもどこからどこまで急がしい奥さんにしたら疲れるだろうか
檸檬は梶井基次郎だがきみ ...
五月の終わり
夏と同じ気温になる
台風が来たり
梅雨入りが遅れたり
いつも通りではない
控え目な夏模様
まだ早いことをわかっていて
落ち着かず辺りを彷徨う
夏の手前に梅雨が ...
溶解する脳内の炉のなかで、失われてはならないものがあった、それは長く俺の中にとどまり続けたものだったが、思い出すことさえ出来なかった、脳下垂体の下部に据え付けられたそれは、終始俺の思考にき ...
明日、その日は来るのだろう
運命と呼べる瞬間が訪れるのであろう
運命は何時だって気紛れだった
何故なら、何故、私がここに居る
何故なら、何故、私はここで泣く
何故なら、何故、私はここで復活す ...
運命を呪うというのは
自らの遺伝子を呪うということ
運命を愛するというのは
自らの環境を愛するということ
私は地球の申し子であり
あなたの息子である
あなたの息子と同時に
独立した個 ...
努力を
努力と思って
努力し続ける人は
努力を
努力と思わずに
努力し続けられる人に追いつけない。
勉強を
勉強と思って
勉強し続ける人は
勉強を
勉強と思わずに
...
失われた時を還せ
死んだ夢を呼び覚ませ
きみのうなじの産毛が好きだから
僕の名前を風に聞いてくれ
最期の銅鑼が鳴り僕たちのバンドは退いてゆく
黄昏の中へ精緻な夜へと官能をつなぎとめる
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨やみ上がり虹のハシまでいと電話するすると吐く恋人のサギ(ゴ ...
高橋良幸
自由詩
1*
16/8/28 19:21
シネマ・クラブ
fujisa...
自由詩
0
16/8/28 18:53
ソノヒグラシ
Rabbie...
自由詩
4*
16/8/28 17:32
ほほえみ。
梓ゆい
自由詩
0
16/8/28 16:16
あかん地区自治会
イオン
自由詩
1*
16/8/28 10:14
婚姻
オダカズヒコ
自由詩
3*
16/8/28 0:28
夏の断章
藤原絵理子
自由詩
2
16/8/27 21:23
残響未知
ひだかたけし
俳句
2
16/8/27 21:12
夜火
ただのみきや
自由詩
7*
16/8/27 20:13
台風が去った後に残されたもの
花形新次
自由詩
0
16/8/27 19:09
100年カレンダー
吉岡ペペロ
自由詩
5
16/8/27 18:16
すみれ
もっぷ
自由詩
1*
16/8/27 17:08
おはよう世界
〃
自由詩
2*
16/8/27 16:38
はれ
リィ
自由詩
1*
16/8/27 15:12
稀に見る月曜日
はるな
自由詩
2
16/8/27 14:03
えすえいちあいてぃー!
もっぷ
自由詩
2*
16/8/27 12:18
口遊むGet Wild蝉とる子
北大路京介
俳句
3
16/8/27 12:07
打ち切りは大人の事情夜の蝉
〃
俳句
1
16/8/27 12:07
かなかなや返事を書いてない手紙
〃
俳句
3
16/8/27 12:07
vision.10
ひだかたけし
自由詩
2
16/8/27 11:55
オルゴールは星座のような輝き
水宮うみ
自由詩
0
16/8/27 11:55
無題
水星まいあ
自由詩
1*
16/8/27 11:16
Sea (断片)
〃
自由詩
2*
16/8/27 10:44
蔦屋のなかのタリーズにて
梅昆布茶
散文(批評...
3
16/8/27 6:09
夏模様
夏川ゆう
自由詩
0
16/8/27 5:23
爆ぜているものは無数にあり、そのなにひとつとして伝言を残し ...
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
16/8/27 0:44
夏のある日
鷲田
自由詩
2
16/8/26 23:03
ダンス
〃
自由詩
2
16/8/26 23:00
努力を 努力と思わずに 努力し続けられる世界
komase...
自由詩
2*
16/8/26 21:00
四季
梅昆布茶
自由詩
9
16/8/26 20:12
1545
1546
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1549
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1553
1554
1555
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1557
1558
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1560
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1562
1563
1564
1565
1566
1567
1568
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1570
1571
1572
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1579
1580
1581
1582
1583
1584
1585
4.28sec.