鰐革の財布に隠した
色褪せない恋人の写真
知らない街の中で
銃を撃ち爆弾を仕掛ける
眼に映る者を破壊しながら
鋳造された神の名の下に
全ての行為は許されるだろう
...
わたしは立っていて
ひどく空腹で
おまけにあなたはいなかった
笑えるほど大きな棚を開けると蝶の骨が入っていて
いくつもいくつも入っていて
ほとんど重さもないようなそれを
いくつ ...
10年ぶりにはいったコーヒースタンドの角からひとつずれたところに座ってるてんちゃんはもう瘦せぎすじゃなくて、なんかふつうの男のひとにみえた。
足音をさせて近くまで行ってもふりむかないのはまえと同 ...
亡き吾子の泣き声混じる蝉時雨
蝉を喰う人と観ている墓地の空
あいつ誰?彼氏?いやいや法師蝉
愛している
と言ったことがない
ごめんなさいは
いつも言う
取り返しのつかない
失敗を何度もする
手を伸ばせば
夢は消える
お互いの為に
ご飯を作ったり
お金を稼いだり
当たり前の日常の中で
ひ ...
ケルンコンサートを聴きながら
人が無惨に大量に
切り刻まれて
殺される本を読んでいる
音楽と本には何の関係もない
ただ硬質の音が
白い部屋に響くと
本から溢れ出る血の
鉄の味が ...
どちらが嫌われ者の政治家なのかを決めたり
権力を民間人に乗っ取られたり
仲良したちが決定を強行したり
政治家のレベルが低くなっているのか
もともと低かったレベルが明らかになった ...
やはり言葉には音程があるし
届ける意味と宛先があるのです。
けれども、感じるままに
あらゆる想いを誰かに伝えることが
メッセージなのだろうと
思い違いをすることがあるのです。
いつしか、鳴 ...
ことばを探していたわたしを探している
なんかほかにもっと探さなきゃいけねぇもんあるんじゃねえか?って思いながら、ことばを探すわたしを探す。
そこにはきっと、あかりがあった
わたしはひかりたい。ね ...
酒を飲んだ翌日
私は あまり 具合が良くなかった
それから 目黒川に向かった
秋の入口のような木々の色を通り過ぎた
会社で問題を起こしたあいつは今はどうしているのか
思い出す ...
諦めの足りない慕情 抽斗のなかに詰め込んだ空っぽ
おなじ本を読んだって きっとあなたを真似できない
枯葉舞う廃線後から早五年
冬木立少し昔に気を取られ
境界線は今日も
曖昧さを保つようにして
空は青と白の始まりと終わりを
見失ったまま浮かんでいる
朝と昼を跨いだはずなのに
わたしはその境目を
...
わたしは
みかんのきせつが
すきだ
ひとがうずまるほどの
おおきなはこに
みかんをいっぱいにつめて
わたしはそのなかによこたわり
おしつぶされたみかんの
あまいかじゅうは
みぎめ ...
柔らかい土
柔らかい手
指の腹からにゅういと
しぼりだされ
自然な形が出来ていく
少し不格好な佇まい
流れる時間と整う気持ち
優しい炎と温かい気持ち
山の向こう側で煙がもくもくと
空 ...
七色を越えて
どれだけのカラフルを
かき集めても
足らないくらい
あなたで
溢れてた
町の外れの コンビナート
しなびた階段
幾重にも伸びた
冬枯れの 枝の先に
天使が ...
血が出るわョ
覚悟がございまして?
唇とクチビルを
グサリと繋ぐ
アタシの
スティール製のディープ・キス
ガッチャンコと
家内制手工業的に
繋がれる
アナタとアタシ
そうね ...
すべらかなもの、私から失せて久しく
侘しげにうずく夜ごと、骨に枯れた詩脈を
あらためるように流れる青、
浅い呼吸を徐々に沈めよう。泡のように
無色の生気が立ちのぼるよ。乾くおもてに
色と ...
砂の感触が足の裏に残っているから
この瞼は閉じないでおこう
まだ眺めていたい景色があるから
この手はつないだままでいよう
眠ることも
食べることも
忘れたままで構わない
朝も ...
許せない気持ちが
許さなきゃと
混ざったコップの中
アパートの一室で
詰まって終わった住民の暴動
ゾンビの行列に並んで
食べたくもない血まみれの
シャツをかじったり
誰かと ...
悲しみを投げ捨てて
誰かが拾うのを
待つだけの世界
いつまでも
潜水艦の中で
浅い場所を夢見てる
ウォーカー
君が拾う夢は
ウォーカー
さよならさえ
知らないやつが出会う夢 ...
ほそく
だけどまわりの庭木よりたかく
そよいでいる
白樺の梢の辺り
黄ばんだ葉の疎らな繁りにふと
青いまま
いくつか
乾きながら
さわさわと光にそよいだころの
面影を残し
...
まるで天使の翼が
舞いながら
羽ばたくあいだのように
白い鍵盤は月明かりを
灯すみたいにして
黒い鍵盤は夜空に
溶け込んでいた
眩しい音色は鳴ることを
少し休ませながら
ようやく ...
一つ一つを束ね
表出と潜航を繰り返す
三つ編みは季節に似る
切り落とした断面には
三つの方向に捻れ動く
層が見える
黒髪のうねるしきの香り
一束に内包される春の手触り
ユトリロの白のしじまに辿り着く 春はキャンバスの裏に萌し
ユトリロの白の時代の終焉は
小さな教会を過ぎ
角を曲がれば
景色が変わり
曇りかけた空 薄暗い白壁が
もう見えなくなっただけのこと
かもしれない
道を挟んできょうかいと向き合い
キャン ...
嘘のことや本当のことばかりを喋って
たぶん明日には居なくなることを
喜びとどうしても言えない僕は
明日、本当のことや嘘のこと
そんなことばかりを喋って
混乱してつづけていくだろう
なにも言 ...
陰毛のない陰部なんて
クリープのない
レディオヘッドの
ベスト版みたいなものだ
(聴いたことないけど)
行き詰まった女性タレントの行き着く先が
ヘアヌードを通り越して
アダルトビデオ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
フルメタルスターダスト
差羽ナガレ
自由詩
0
16/11/7 1:59
蝶の骨
はるな
自由詩
2
16/11/7 0:56
てんちゃんのこと
〃
散文(批評...
1
16/11/7 0:27
亡き吾子の泣き声混じる蝉時雨
北大路京介
俳句
2
16/11/6 23:23
蝉を喰う人と観ている墓地の空
〃
俳句
0
16/11/6 23:23
あいつ誰?彼氏?いやいや法師蝉
〃
俳句
2
16/11/6 23:23
笑顔
ケカ
自由詩
1
16/11/6 23:14
ステーキ
花形新次
自由詩
1
16/11/6 21:50
司馬遷はいるのか
吉岡ペペロ
自由詩
1
16/11/6 21:48
口癖についての不思議
りゅうのあく...
自由詩
1*
16/11/6 21:35
ひかりたい
水宮うみ
自由詩
2*
16/11/6 21:31
あいつはあれから
番田
自由詩
1
16/11/6 20:49
無題
a_ya
自由詩
3
16/11/6 19:13
廃線
夏川ゆう
俳句
1
16/11/6 16:34
マーブルは静かにとけていく
葉月 祐
自由詩
6*
16/11/6 16:08
みかんのきせつ
村乃枯草
自由詩
9*
16/11/6 13:27
器をつくる
灰泥軽茶
自由詩
4
16/11/6 12:28
葬列
藤鈴呼
自由詩
3*
16/11/6 11:36
キス、ホッチキス
まいこプラズ...
自由詩
4*
16/11/6 10:45
なる
青木怜二
自由詩
2
16/11/6 2:55
夏の終わりに
坂本瞳子
自由詩
0
16/11/6 1:36
どうしてぼくはぼくじゃないだれかじゃなくぼくなんだろう?
竜門勇気
自由詩
2*
16/11/5 23:34
スイッチウォーク
〃
自由詩
1*
16/11/5 23:22
青いままで
ただのみきや
自由詩
10*
16/11/5 23:20
フレンチトーストとピアノ弾き
りゅうのあく...
自由詩
1*
16/11/5 22:52
黒髪を統べる
はて
自由詩
2*
16/11/5 22:40
春は皮下に萌す
〃
短歌
0
16/11/5 22:39
〃
〃
自由詩
5*
16/11/5 22:38
10.
Qg3!!
自由詩
2
16/11/5 22:25
サンタフェ
花形新次
自由詩
0
16/11/5 22:01
1550
1551
1552
1553
1554
1555
1556
1557
1558
1559
1560
1561
1562
1563
1564
1565
1566
1567
1568
1569
1570
1571
1572
1573
1574
1575
1576
1577
1578
1579
1580
1581
1582
1583
1584
1585
1586
1587
1588
1589
1590
加筆訂正:
ひかりたい
/
水宮うみ
[16/11/6 21:41]
いっぱい修正してごめんね!
フレンチトーストとピアノ弾き
/
りゅうのあくび
[16/11/6 15:12]
推敲
フレンチトーストとピアノ弾き
/
りゅうのあくび
[16/11/6 13:32]
推敲
青いままで
/
ただのみきや
[16/11/6 2:20]
数か所小修正しました。
フレンチトーストとピアノ弾き
/
りゅうのあくび
[16/11/6 0:06]
推敲
3.53sec.