ぼくはどのくらい生きてきたのだろうか
脈打つ血潮物足りない映画
歩いていると生きているんだと噛みしめる
ふみしめるのではなく
生きている実感が強いのだろうな

音楽の断片から香りを聴きとる ...
何でも
ありすぎると
大切なものまで見失ってしまう


それでもね
こんなたくさんの中で
君を見つけたんだ


こんなにたくさんの中でも
君は輝いてたから


きっと君 ...
夜をむかえるのと
朝をむかえるのは
どうちがうだろう

うえになるのと
したになるのでは
愛するのと
愛されるのでは
生きてくというのと
死んでくというのは

どうちがうだろ ...
眩しいくらい晴れた日に
日陰で煙草を吸うあなたは
とても寂しそう
暗い壁と同化しそうだ

お酒が入ると流暢に喋り
私を口説いてみたり
否定したりする

ある日は大切だといい
あ ...
制服を汚す男のフルートに震えてる薔薇そして月光 2、3本骨の折れてる傘が良い(雨が優しく降りそそぐから) テレビから飛び出してきた誰かの手熱いポテトを掴んで消えた 心の中のいろんな思いを
一つ一つ言葉にして
君に伝えてみたいな
こんなんじゃいけないのかな
わかってくれないのかな
どうすればいいのかな


今までのいろんな出来事を
一つ一つ言葉に ...
今日もうつむいて道を歩いてる
背中を丸め自信なさそうに
今日も人目を避けて歩いてる
みんなに申し訳なさそうに
でも君は悪くない
何にも絶対悪くない
だから拳を握って
胸を叩いて
上を向 ...
何時の間にか受信箱から消えていた
保持期限を過ぎたメッセージは削除されますの文言

読まれなくなることが手紙の死なら
紙よりよっぽど生き物みたいだ
いつか勝手にいなくなるなんて

心のこ ...
ドラッグストアの前で
女の子が叫んでる
タイムセール中だと叫んでる
冷たい風で髪を逆巻いて
人々の歩く前で

コンビニで
おっさんが怒ってる
袋を分けろと怒ってる
長い時間をかけて
...
無い背筋を伸ばし
まな板の上にぬっと立つ 
おまえの
下段から冷たく射るような
視線――まったく読めやしない
包丁を握り
ジリジリと
間合いを詰める
――突然
ながい触腕(しょくわん ...
どうしてか愉しくて
とても切ない
詩作に貧乏文学を
探し出すことは
決してけちな節約ではなくて
倹約のようにも思える
少しだけ美談が得意なことも
失敗談がずいぶん苦手なことも
干乾びた ...
東海道線の
向かい合った
4人掛けの座席の
俺の目の前で
でっかいヘッドフォンを着けて
でっかい音で聴いている
年の頃40の奴がいる
漏れてくる
歌声からして
どうも浜崎あゆみらしい ...
積み木を積み直す君
何度も繰り返す細い指先
終わりの無い道は
一周回って元にたどり着く
風のざわめきはいつも一定で
葉を散らす木々は何も言わず
鳥たちは最後の実りを
精一杯啄んでいる
...
 アパートの階段をあがり鍵をあけ繁治は部屋に義兄を探した。戸をあけてすぐのところに狭い台所があってベランダまで見通せる2Kだ。奥の畳に日だまりが揺れていた。繁治は静謐すぎる気配にはっとした。
 トイ ...
希望と絶望の勝負なんてつかねえかも知れねえぞ
ありゃダブルスタンダードでねじれてるから
そんなことを聞きながら悲しみを通り越して歩いて行ったら
白い白い世界に着いてしまった

あの人に会えた ...
幼さ故に罪を知らず
道行く蟻を踏み潰した
欲のままに欲するままに
傷付け奪い己を満たした

誇大妄想、中二病
青少年の性の目覚め
未知を既知に
宝物は秘密基地に

好奇心は背徳感を ...
気合を入れすぎると 無理が祟るからと言って
最初から 気を抜き過ぎては イケマセン

空に舞い上がる 美しい風船の姿を
よもや お忘れですか

バルーンには 夢が詰まっていると 信ずる子供 ...
   あれは空だろうか
   それとも海だろうか
   わたしが欲しかったのは
   あの青だったのだ
   体中の骨を関節を筋肉を
   すべてを伸ばし
   掴もうとす ...
如月の茜の空のあかよりも紅い木の実が冬をみつめる


思うほどさやかじゃないよ雪道を自販機もとめて歩けばわかる


降る雨は街の灯りに染められて生まれた頃を懐かしみ泣く


外れから ...
だまっててねこのひだまりにコネコたまる
ことにこにことわらうのにうんといわない
きみはすこしうそつきでオオカミなボーイ

てのひらにひらとのっかるほどのしあわせ
あたしにちょうどいいきみにち ...
歴史に名を残すような奴で
何とか読むのに
耐え得るかどうかっつうぐらいで
下手すると
それでもクソみたいに
つまらなくて
何処でどう間違ったら
こんなクソみたいなもんが
評価されてんだ ...
まっ白い
豆腐を
そっと
水底から
すくいあげるように

たいせつにしてきただろうか


リリースした
魚を
ゆっくりとした眼差しで
見送るように

やさしくしてきただろう ...
手際よくまるめられた種
忘れてしまう いくつもの名前
ヒニカケラレタ薬罐みたく
だんだん焦げて死ぬ

焼却炉 幼いころ 怖かったものの多くは
いまでもわたしを守ってくれる
暖房の効 ...
こうして呼吸をしている間に
心臓の鼓動の間隔を計っている間に
花瓶に挿した花の首はぽろぽろと落ちて
次の花に替えられていくだろう
それもまたあっけなく落ちて
替え続けることでしか
花を記憶 ...
​愛想無かった白いこの部屋の
窓辺を好んで佇んでる君は
「構わないでいい」と強がってるけれど
冬の寒さが少し苦手で

返事がなくても会話続けてる
離れていてもずっと考えてる ほら

こ ...
ぼくは本を読む
新しいぼくに出会うために
空想世界へと巡礼するのだ
もう駄目だと思っても
ページをめくれば
新たな発見がある

外国の人とも友達になれる
ほんの少しの勇気で
理解がさ ...
今 欲しています

雲をつかみたい気持ちで

欲しています

叫びたいことを 言葉にできず

飲み込んでいます

捕まえたい 言葉の羅列ではなく

飲み込んでいる 重荷
...
寒い朝、可燃ゴミの日だったので、袋をまとめてゴミ出しに行った。

ゴミ置き場にはたくさんのゴミ袋が山のように積み上がっていて、
そばではカラスが一匹、首を傾げながら袋の中身をじっと見つめていた。 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
生きる存在と時間のながれのなかでfujisa...自由詩216/2/25 4:07
キラキラ星幸絵自由詩016/2/25 1:11
ちがうはるな自由詩516/2/25 0:04
こじらせてるあなた藤原猫自由詩016/2/24 23:20
制服を汚す男のフルートに震えてる薔薇そして月光北大路京介短歌116/2/24 22:45
2、3本骨の折れてる傘が良い(雨が優しく降りそそぐから)短歌516/2/24 22:44
テレビから飛び出してきた誰かの手熱いポテトを掴んで消えた短歌116/2/24 22:44
君に話しかけてるパチパチ自由詩116/2/24 22:32
叫び自由詩016/2/24 22:23
手紙きりはらいを...自由詩216/2/24 21:50
帰路藤山 誠自由詩016/2/24 20:04
活イカただのみきや自由詩19*16/2/24 19:18
平成貧乏詩礼賛りゅうのあく...自由詩3*16/2/24 18:30
今、俺の目の前で花形新次自由詩016/2/24 18:16
積み木ミツバチ自由詩316/2/24 17:24
沈丁花2吉岡ペペロ自由詩116/2/24 17:24
出会い渡辺亘自由詩116/2/24 16:19
Aたいら自由詩016/2/24 2:56
カラカラ藤鈴呼自由詩1+*16/2/24 2:55
青になる石田とわ自由詩16*16/2/24 0:37
「たとえば柊」 五首もっぷ短歌5*16/2/23 23:05
ひだまりだまりねこねころがり/即興ゴルコンダ(仮)投票対象外こうだたけみ自由詩3*16/2/23 22:01
キンタマ王子、発言集1花形新次自由詩016/2/23 21:39
寝顔にryou自由詩516/2/23 19:46
尖るはるな自由詩316/2/23 18:31
花々春日線香自由詩016/2/23 15:49
窓辺に佇む静かなアロエ邦秋自由詩316/2/23 15:19
読書fujisa...自由詩016/2/23 14:21
欲しています佐白光自由詩2*16/2/23 12:27
ゴミ袋と手首wakaba自由詩1*16/2/23 7:38

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加筆訂正:
平成貧乏詩礼賛/りゅうのあくび[16/2/24 22:44]
タイトル改題
平成貧乏詩礼賛/りゅうのあくび[16/2/24 21:10]
遅筆により推敲
活イカ/ただのみきや[16/2/24 20:47]
さらに誤字修正しました。
平成貧乏詩礼賛/りゅうのあくび[16/2/24 20:32]
遅筆により推敲
活イカ/ただのみきや[16/2/24 19:27]
誤字訂正しました。
花束の季節/りゅうのあくび[16/2/24 19:07]
推敲
平成貧乏詩礼賛/りゅうのあくび[16/2/24 18:47]
推敲
3.95sec.