人差し指の先で不安定に留まるコンタクトレンズの透明な曲線に溜まる液体に映り込む蛍光灯の光がぶれる/かぶれる肌にはラコステみたいな名前の薬を母のそして私のひとつ覚えの市販のやつを塗っては黄色い塗らなくて ...
アホな理由で立候補した時点で
ラリってたんじゃないかと思う
「医療用大麻の合法化を目指して
立候補するにあたり
生来の気の弱さを克服するため
大麻を吸いました」
なんて理由だったら
...
誰かに呼ばれた気がして
振り向くと外は雨
今日は寒いなあ
乾かない洗濯物
畳めないからぼーっとする
そろそろお迎えの時間か
例えばここで
駆け出したら、、
子は迎えに来ない母を ...
今晩も
「こんばんは」の時間がやってくる
灯りが点く時 それが合図だ
今晩は いかがなさいましょう?
お風呂が先か 食事が先か
いっそ今から 出かけます?
...
少しだけ遠退いた
あまりにも幸せすぎた日々と
ゼロ距離すら保つ事無く
自分の聖域を荒らしていく 日常
昨日は何も無い良い一日で
今日はあれこれあったけど良い日だった
...
白線からはみ出してはいけないんだと笑った。彼女のその言葉を信じて歩き続けた。
あれから二年経って、私の嫌いな冬が近づく。今年のコートは何にしようかと語る人たちを通り抜けて、私は去年買ったニットを ...
このさびしさはすみれいろをしているから
いまわたしが自画像を描いたなら
なみだのために
すみれいろの絵の具を探すだろう
どしゃぶりのなか街に出て
東京で一番上等な画材屋に迷うことなく
空っ ...
罵声とんできて、くびねっこ
飲みさしの
コーヒー牛乳あたまから
髪もワンピースもちゃいろくぬれて
おへそ一撃
それっきり
しばらくすると
コーヒー牛乳
臭うんです、夏の
クー ...
もう少し眠っていてもいいと
誰かが低い声で囁くのが
薄暗い夢の中でもわかる
本当にもう少しここで
眠っていてもいいのですか
念を押して訊ねてみると
その人は猫を撫でるような声で
眠ってい ...
161024
弥次郎兵衛と地球コマは超伝導磁石が欲しいと
SPring-8の研究所に窓から忍び込む
マイスナー効果も念頭に置き
ネオジウム磁石とセラミック ...
空が教えてくれるはず
いのち本来のあり方を
だからこんな穏やかな秋の日には
青く輝くひかりの空へと
いっそ身投げしてみたい
わたしはそう、思うのです
秋の蛇口をひねると
空虚がぽとりと落ちてくる
管は水平に都市の闇を這い
水源地は{ルビ紅葉=こうよう}で充たされている
空虚で顔を洗うと
頬がすこし紅くなる
正直な肉の反応に
つ ...
その言葉は失われ
これはもえがらです
真っ白いシュウメイギクの足元に
蛙は
身の危険を感じると
動かないでじっとしている
そして安全と感じると
いきなり大きく飛び上がる
僕も見習わないといけない!
日常を染める太陽元気いい愛と光が全てを包む
ため息で体の中のものを出すネガティブなもの光に戻る
鍋囲み絶えない会話で盛り上げる部屋暑くする美味しい香り
星々は曇ってあまり見えなくて明 ...
取って付けたように放たれたアイシテルは
とてつもなく無味乾燥で商業的で
気持ちが込められていないのがあからさまで
むしろ微笑ましかった
これでいい
だってあなたは煌めくスター
舞台の上 ...
差し伸べた腕は切られてしまって
唇は閉じられて、舌を噛んでいる
忘れてしまったの? と尋ねると
遠くの遠にと囁かれて目に沁みる
喚いてはいけないことだから黙る
全て無視をして前をみてゆくこと ...
緑の葉に黄色が浮かんではらり落ちる先に秋の赤
暮れるのが早い空に月がしらじら輝いて水は凍り
花が枯れて実になり種は地に落ち咲いて巡りゆき
夢に旅して息し現という虚に帰ってきて寂し滅び
それでも ...
普段はつけずに眠る
豆電球の明かりを残した
それを月に見立てたら
荒んだ胸のうちも
いくらかは
和らいでくれるだろうか
この開きやすい扉の鍵は
まだ 開かないでいる
こ ...
高利貸しの老婆を殺した女
シノギを納められない八九三
Kで命を削るジャンキ-
すれ違う事はなく擦れ逝く者
破滅が立ち尽くし山羊を待つ
朝の来ない日々へと向かう羊達
「千億の夜/祈り」
豆電球のように丸く鈍く光る月
ライフル銃が墓石のように突き刺さった荒野
足を引きずった兵士が一人 歩を止めて
岩陰に座り込む
一つの弾倉も放たれること ...
妻の計算では
一週間でオレは4リットルのウイスキーを飲むという
そんなこたぁない
そんなに呑んだら
今頃は天国ゆきさぁ
本当は2リットルも呑めば十分で
まだ死にもせず
ろれつの回らない舌 ...
聞こえは格好良さげだが
労働の質土返しで
十把一絡げっちゅうのは
無しにしような
自称詩はすべてクソだと言うのと
話しが違うんだからさ
何せ金が掛かってんだから
1円にもならない
クソ ...
誰かを探す
竹林の静謐に
池袋の喧騒に
アラワレナイ
現れはしない
のか、
もう二度と
洗われたいんだ
その見守る微笑みに
ホッと ホッとして
冷気に目醒て息しながら
な ...
小粋な音を響かせる秋風に乗る
音の出所を見極めるため
後ろを振り返った私の目に止まった
見事な日本家屋が朝日に反射する
その音とは日本情緒を
たっぷりと含んだ楽器
三味線の音色と私は睨 ...
くるしいのは
どこか
無理があるからだ
娘のわき毛は
男を興奮させる
何かがある
わたしのなかに
あなたはとどまる
ときに柔らかく
ときに残酷に
あなたの言葉
あなたの微笑
あなたの仕草
あなたの沈黙
そしてあなたが手渡す
葡萄の一房
その甘さと ...
あなたは喜怒哀楽なんだって歌える。古い歌や新しい歌が手紙になってあっちこっちへ飛んでいく
楽譜やCDはあなたのための手紙だ。手紙の差し出し人はなんか凄い人。
あなたがどこかへ手紙を送り、あなたのも ...
水紋のそのままが伝わり
川底の色に雨が加わる
あやまちの子が
夕暮れに手を振る
曇わたる曇から蒼が降り
唱う譜面の切れ端も降る
幾つかに分けられた家並から
楽隊の ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
不安定、という状態で安定する変化なき日常/即興ゴルコンダ(仮 ...
こうだたけみ
自由詩
3*
16/10/25 21:07
沙耶のいる透視図
花形新次
自由詩
0
16/10/25 20:18
不安定、という状態で安定する変化なき日常
小原あき
自由詩
4*
16/10/25 17:29
「こんばんは」の時間
黙考する『叫...
自由詩
1
16/10/25 17:24
『どんな日が来ても』
葉月 祐
自由詩
3*
16/10/25 17:12
不似合いな黒
ときたまこ
自由詩
2
16/10/25 16:40
すみれいろの絵の具
もっぷ
自由詩
1
16/10/25 15:59
わたしは静かにしていた
コトコレ
自由詩
2*
16/10/25 15:32
漬物
春日線香
自由詩
7
16/10/25 12:11
不安定、という状態で安定する変化なき日常
あおば
自由詩
3*
16/10/25 11:03
ひかりの空へ
もっぷ
自由詩
3
16/10/25 8:25
秋の蛇口
白島真
自由詩
13*
16/10/25 8:09
十月
もっぷ
自由詩
1
16/10/25 8:01
身を守る
zenyam...
自由詩
1
16/10/25 7:10
天気図
夏川ゆう
短歌
1
16/10/25 6:22
皆の王子様
坂本瞳子
自由詩
1*
16/10/25 2:59
ことばあそび二
田中修子
自由詩
3*
16/10/25 1:55
ことばあそび一
〃
自由詩
4*
16/10/25 1:13
部屋の中の満月
葉月 祐
自由詩
4*
16/10/25 0:15
天井賭博
差羽ナガレ
自由詩
1*
16/10/24 22:53
「千億の夜/祈り」
桂
自由詩
1
16/10/24 21:14
妻の言い分
レタス
自由詩
2*
16/10/24 21:11
同一労働同一賃金
花形新次
自由詩
1
16/10/24 19:34
どうかどうか
ひだかたけし
自由詩
4
16/10/24 18:47
ディオニソス的日本情緒
小川麻由美
自由詩
1*
16/10/24 18:22
くるしいのは
zenyam...
自由詩
0
16/10/24 16:24
わき毛
〃
自由詩
1
16/10/24 16:17
とどまる
やまうちあつ...
自由詩
2
16/10/24 15:18
勝ち
水宮うみ
自由詩
1*
16/10/24 9:35
夜と羽
木立 悟
自由詩
6
16/10/23 23:41
1560
1561
1562
1563
1564
1565
1566
1567
1568
1569
1570
1571
1572
1573
1574
1575
1576
1577
1578
1579
1580
1581
1582
1583
1584
1585
1586
1587
1588
1589
1590
1591
1592
1593
1594
1595
1596
1597
1598
1599
1600
加筆訂正:
秋の蛇口
/
白島真
[16/10/25 9:00]
一部改
秋の蛇口
/
白島真
[16/10/25 8:18]
終聯訂正
勝ち
/
水宮うみ
[16/10/24 13:31]
修正しました
3.69sec.