トンビが、空の深いところで回っている。
仰向けで、それを眺めている。
今、僕は死ぬところだ。
トンビが、空の深いところで回っている。
-無音。
静か ...
嫌いな人に
嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、嫌いだよ、なんて何回も言うのはそういう自分が好きなの?
嫌いな人に嫌いと言う自分が好きなの?
嫌いな人に嫌いと言 ...
月に呼ばれてる
そんな気がする
だからって飛べない
両腕を広げてみても
風はそよぎもしない
吠えたくなる
まあるいお月様を見ていると
叫び出したくなる
まあるい
きいろい ...
例えば
小学1年生を軽トラで轢き殺した
87歳のジジイ
死んで、てめえの半分の命でも
その子に返せるなら
今すぐ死んだ方が良いけれど
そんなわけにもいかないから
きっとジジイは生き続けて ...
161104
雪見大福が一年中食べられる街に住む
夏は真っ白な板で暑さを防ぎ
秋は柔らかな肢体を見せつける
本当の雪になるのだよ
目玉のまっちゃん踊り出せ!
クリ ...
生まれてきて
その時に寿命を告られ
生きてゆく
それは秋の日に感じること
冬が来る前に
毎年告げられる言葉
来年も生きていられるのか
誰も知りはしない
もうすぐ正月がきて
...
私の耳
補聴器の電池に支配されている
あなたの足首
ソックスのゴムにしめつけられている
そんな風に
みんななにかに支配されている
おおげさに言うと戦っている
会話せずに繋がっ ...
ずっと前から探してくれたり、
ようやく会いに来てくれるのに
赤い目と、くちびる。
動かない目と喉。
たぶん全部この時のためにあったんだよって、
言いたい相手がいた。春が終わる前までは ...
前髪を 切ったのにって とがらせる
ほっペより濃い その色が好き
冷たい指先から
ありもしない温もりが
すべて消えていくようだった
愛用していた
小さなティーカップは
一秒もしない内に
床への着地を成功させる事も ...
いけてる おばあちゃんでした
特筆したエピソードはない
けれど
名前が 池 てる
唯一無二の
おばあちゃんでした
寝言でドロボー!と叫んで
夜中におふくろを
震え上 ...
はにかんだ朝日はすぐに色を変えて、ますます遠のいていくのだけど、
思い出すのはいつまでも遠ざかった後の明るさです。春はいつだって差
し込んできて、過去、常緑樹のようにそこから離れていかない。柔らか ...
理由なら)やわらかにますはにかみにはにかみかえすしかできません
絡まれて絡まるコード差し込んで音楽がなりまた絡まれて
ねえ聞いて、お隣さんが言ってたの、柔らかく刺す春は過去だって
...
白い声の頬杖つき
浮遊する無数の魂を
青い宙天で愛でている
[冬ノ雷鳴ハ未だカ 、 冬ノ雷鳴ハ ]
白く輝く乳房の波打ち
巨大な眼球回転する天に
聳える石垣の隙間の住家で
夏の青 ...
文化の日の朝
平塚駅のホームにて
初老の男性と
若い男性が
手を繋いで歩いていた
行き交う人々のうち
気付いた人は
一様に訝しげな
表情を浮かべていた
しかし私には分かっ ...
「どうせまたこのことも
詩に書くんでしょ」
とは
あなたの捨て台詞
本気で怒られていても
そこに 涙が流れても
身を悶えるほど
孤独を感じようとも なお
言葉は 食うこと
...
きみは星座のように古い考えかたをしている
たぬきの肉を食べた老人がいる
きみはひとつの童話を読む
本を机に立ててぴんと背筋をのばして
文字と対決するようにしてそれを読む
ストーリ ...
後悔はつきもの
航海にはつきもの
怖がっていても解決しない
航海しないことには 決して
恥ずかしがっていても変化しない
航海しないことには 決して
...
さぁ今散歩にでかけよう
荷物はあなたの世界
猫が泳ぎだす海で
あなたはひとりでわらう
恋人は毛布と手紙
パクパクと言葉を食べる
歌を歌ってみたんだ
僕らの明日のために
冷ややかで
静か
ただの一夜で
世界を無色にしてしまう
寄り添って
何も言わない
いつもそう
あなたはそこに居る
人生の半分以上の時を
あなたと過ごしてきた
なのに
熱病 ...
妻とも呼ばれず
ママとも呼ばれず
ババアとも呼ばれず
ただ一人老いゆく
宇宙は
どこを中心に
回っているのだろう
僕は
いつも
自分を中心に
物事を考えている
わかるよ
わかってない
わかる
わかっていない
わかっているよ
簡単に言わないで
(…言って)
あなたは夏をみる人だ
うつむいたレースのカーテン越しに
あなたは白い夏をみるひとだ
窓辺にもたれながら、口をすこし閉じて
花模様のレースの ...
光化学スモッグ煙る視界
探し物は何ですか?
立ちん坊JK30k
探し物は何ですか?
この交差点で事故がありました
探し物は何ですか?
ご近所さんに買わされた仏像
探し物は何ですか?
...
物語はいつも唐突に始まる。
ある日の僕は緑の森の中にいた。
突然の驟雨をやり過ごし、気が付くと教会の前に立っていた。
初めて自分のもの以外の神の声を聴いた。
それはまるで音楽の ...
供されたお茶は
どうしたって危険で
口を付けるのが恐いのだけれど
いただかない訳にはいかなくて
ただ眺めているだけにはいかなくて
もうなんとも誤魔化しようがなくて
だからといって逃げ出すこ ...
パレ-ドグロスで磨いたエンジニアブ-ツ
SR400改のキックを踏み下ろす不良
何処となく壊れそうな黄色いエレファント
抽象に浸り溺れるアルコ-ル中毒の髑髏
意識のない人形が横た ...
もう
花を摘まない
それが素敵だからといって
紫に心を奪われた時があった
あれはいつだったのか
井の頭線で下北沢に向かう途中だったのか
定かではない
そういえば
最近虹を見ない
きみ ...
死んだはずの
ばあさんが
そこにいるんじゃ
そこじゃよ、そこ
今もそこにいるじゃろ
ほらっ、よし子さんにも見えるじゃろ
おーおー、ばあさん嬉しいのかのお
こんなに尻尾振って
「おじ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
空の深いところで
元親 ミッド
自由詩
2
16/11/5 4:23
なの
5or6
自由詩
3*
16/11/5 0:42
月に向かって
坂本瞳子
自由詩
0
16/11/5 0:35
死ねばいいのに
花形新次
自由詩
0
16/11/4 23:55
目玉だいふく栗のせ風味
あおば
自由詩
1*
16/11/4 23:27
晩秋
レタス
自由詩
4
16/11/4 23:17
二人ぼっち
朧月
自由詩
1
16/11/4 22:32
通り過ぎてった笑み
ときたまこ
自由詩
1
16/11/4 22:15
放課後ピーチ
朔 水
短歌
0
16/11/4 21:38
砕け散った
葉月 祐
自由詩
4*
16/11/4 21:33
いけてる
もり
自由詩
8*
16/11/4 21:24
からみかる
はて
自由詩
0*
16/11/4 20:10
からみかる(十首連作)
〃
短歌
4*
16/11/4 20:08
フルサト
ひだかたけし
自由詩
5
16/11/4 19:32
声を掛けた
花形新次
自由詩
3
16/11/4 19:10
無題
もり
自由詩
1*
16/11/4 19:08
きみが読む子供の本
おなべ
自由詩
4
16/11/4 16:32
後悔を迎えに航海
komase...
自由詩
1*
16/11/4 16:25
さぁ
水宮うみ
自由詩
0*
16/11/4 11:11
再会
Lucy
自由詩
9*
16/11/4 11:06
お一人様
zenyam...
自由詩
0
16/11/4 10:11
中心
〃
自由詩
0
16/11/4 10:08
わかるよ
もっぷ
自由詩
2*
16/11/4 9:10
夏をみる人
白島真
自由詩
20*
16/11/4 8:33
サーチフォーホニャララ
たいら
自由詩
0
16/11/4 8:30
森の教会にて
ヒヤシンス
自由詩
6*
16/11/4 5:47
エピローグ
坂本瞳子
自由詩
1*
16/11/4 0:48
孤独なアンリエッタ
差羽ナガレ
自由詩
1*
16/11/4 0:35
下北沢
5or6
自由詩
3*
16/11/3 23:39
触れられるもの
花形新次
自由詩
0
16/11/3 23:11
1551
1552
1553
1554
1555
1556
1557
1558
1559
1560
1561
1562
1563
1564
1565
1566
1567
1568
1569
1570
1571
1572
1573
1574
1575
1576
1577
1578
1579
1580
1581
1582
1583
1584
1585
1586
1587
1588
1589
1590
1591
加筆訂正:
夏をみる人
/
白島真
[16/11/4 8:35]
ルビ
3.91sec.