風を知らない無知な私を、
笑う子どもがいる。
子どもは殖えていく。
げらげらからから、
騒ぐ鰐の口になって、
私を咀嚼する。
咀嚼されながら私は、
私から反時計回りにまわる
星の輝きを ...
通勤電車の厚い窓に
朝の光が 何層にも折りたたまれている
世界を遮断して
許されたものだけが 透過してくる
見渡す景色が 放射状の光の道たちに
遠く近く切り分けられて
本当の姿を ...
ドロリ
ケーブルの中 濃密なインクが運ばれてゆく
末端で待ち受ける 退屈なひとたち 忙しいひとたち
虚無となれ合うための儀式
みんなハイになってる
眠れない 闇の一隅
不思議な薬が ...
流されていく 高いところから低いところへ
流れていく 目から頬へ
流れてしまう 重力に逆らえない
流れて 流されて 流れていく
嬉しい時は 踊るように流れる
悲しい時 一 ...
愛されたいと言うのなら
まず
あなたが愛さなきゃ
大切にされたいと思うのなら
まず
あなたが大切にしなきゃ
あなたが心を持っているように
彼も心を ...
目の前にある現実を受け入れた時、
世界がほんの少し明るく見えた。
人の数だけ存在する悲しみを受け止めた時、
ほんの少し自分の成長を実感した。
苦しみを何でもないと思えた時 ...
電柱の下に女が立っていて
その両目が強く抉られている
古い古い傷
傷の奥にはきれいな屋敷があり
台風の夜など
海に向かって(蟻ほどのはやさで)
屋敷は崖からずり落ちていく
古い古い傷
静かな夜
波の音が響く夜
月がよく見える夜
あなたと強く抱き合う
気持ちを一つにしたくて抱き合う
明るい今を抱き締めて
明るいあなたの光が眩い
幸せの波が今を満たしている
...
キラキラの太陽の下 粒粒のサンゴ 咲いた
首飾りにするには ちょっと遅いね 君が言った
首元が 心許ないからなのか
その筋を 隠せるのかと 画策したのに
徒労に終わる
もう一 ...
『少女』
今日でハタチになるのよ
少女は花を散らして
その1秒を不器用に演じた
『宇宙』
置き石をみっつさせて
盤に星を置いてゆく
計算は怠らず
擦り合わせてジゴに ...
ベジタリアンの夫は機械が刻んだ野菜を好まないのでわたしは毎日大量の野菜を刻む、薄切り、千切り、いちょう切り、短冊、ささがき、タワーマンションの最上階に住んでいながら、窓の外なんかほとんど見 ...
何処に出す?、中に出したら、怒りだす
抱きしめて、2人で溶かす、雪だるま
窓の外の
雨の影に
音がないので
音がないので
部屋を満たす静けさが
宇宙の寂しさにつながってしまう
一人の時間を
刻む時計が
キックッ キックッと
決して分けられないはずの ...
鬼の豆くださいなって鬼の居ぬ間に入りません鬼炒豆ン
タクラマカン砂漠さばくとサクサクと企まん骨は砂になる
万歩計時計家計を外したら系図正しきくすり、でござる
あなた笑っていなさいって言ったっけし ...
そうやっていつも誰かの心を信じ
背かれても「人」を愛する君は
繰り返す涙を伝う前に隠し
お持ち帰りの痛みと
どうやって過ごすつもり?
白けた夕陽 滲む、憂いの瞳
本当の音で 眩しい未来 ...
彼には
歌詞カードが
欠かせない
言葉を大切にしている?
そうじゃない
歌を聴いているとき
言葉は二義的なものだ
それは彼にとっても
誰にとっても
彼が必要としているのは ...
私の胸から発する悲しみが
昏い宇宙を亘り
やがて優しさとなって
あなたの胸に届きますように
ベッキー相手に
ちんちん勃たせる
(手垢が付いているのは承知で
敢えてボッキー!)
奴はちょっと怪しい気がする
ベッキーで勃起するなら
ペコちゃんでも勃起するのではないか?
ペコちゃ ...
長い時間をかけて
黒く塗りたくった羽根を
君は
僕の背中から
剥ぎとったんだ
僕が
自分の足で
一歩ずつ
前に進めるように
自分の手で
一枚ずつ
...
背の高い男でした
私を食べたのは
盗まれたもの
はありません
私は私の肉体を
返却
します
借用証明書
は
捨てました
今度は
誰を
レンタルしようかしら
プライスカード ...
その日 久しぶりだった CDを借りて
そして 家のバカでかいスピーカーから流していた
そのCDを流す時 部屋で
かつての私が悲しく思える時の中で
政治や 経済とは
無関係に
大宇宙の 風と
小宇宙の 光りの 変奏に
あやつられながら
生れいで やがて
とわに 消えて逝く
そうだ そうとも
...
時間と空間の摩擦音が
遠くから響いている
全ての自動車はエンジンを失っている
速度だけが鮮やかに残った
街灯は顔だ
化粧した美しい顔
雲は空の濁り
人は歩く樹木
外の匂 ...
そ ス こ さ
れ ス こ ら
は そキ ろ カさ
ゆ小 虫よの 切は こ|ら
めさ のぐ音 な優 ぼテと
入な ...
旅人が蜃気楼に眼を奪われるとき
北極の海を渡る鯨の親子は水平線を越えた
ちから尽きて風が砂粒を運ぶ
まぼろしと磨きあげられた凸面鏡(レンズ)
囁きが星座を紡ぎ舵をきる
真夜中の帆先をみ ...
かけてきたんだ
ぼくら
あのはじまりの雨の日は
少なく見積もっても、一兆
毎日の電話で
二ずつかけていった
週末の映画館のエンドロールで
かける百九
その夜のキッスは
一兆八千七十三 ...
想い出を焼き始めるや深雪晴
この髪はきっとシザーに恋してる切られるたびに美しくなる
偽りの声で良いから抱きしめて歌って欲しい関白宣言
160128
鬼の豆は大豆である
ダイズを焙烙で炒って
少し焦げ目が出来たかなと
感じた頃合いに火から下ろす
こりこりしてとても美味しい
鬼に食わすなんてもっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
街
あおい満月
自由詩
4
16/1/30 12:23
車窓
いねむり猫
自由詩
3
16/1/30 11:41
ドリフターズ
餅月兎
自由詩
9*
16/1/30 11:37
ウォーター(水)
佐白光
自由詩
1*
16/1/30 10:21
大切なあなたへ
幸絵
自由詩
0
16/1/30 9:20
ほんの少しで全て良し。
ヒヤシンス
自由詩
6*
16/1/30 6:06
古い傷
春日線香
自由詩
0
16/1/30 5:57
抱き合う
夏川ゆう
自由詩
2
16/1/30 5:54
珊瑚樹キス
藤鈴呼
自由詩
5+*
16/1/30 2:30
少女、宇宙
縷々流 縷々
自由詩
1
16/1/30 1:13
カッティング・エッジ
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
16/1/30 0:39
黒俳句
独奏
俳句
0
16/1/29 23:08
雨の窓
豆腐小僧
自由詩
3+
16/1/29 21:50
鬼の豆ください/即興ゴルコンダ(仮)時間外
こうだたけみ
短歌
3*
16/1/29 21:06
温もりの音
颯太@
自由詩
0*
16/1/29 20:39
音楽で数字を思う
花形新次
自由詩
2*
16/1/29 19:17
呟き或いは叫び
渡辺亘
自由詩
1
16/1/29 18:41
ここで敢えてベッキー考
花形新次
自由詩
0
16/1/29 18:35
君からのおくりもの
幸絵
自由詩
0
16/1/29 16:12
レンタル
伊藤 大樹
自由詩
3
16/1/29 12:26
その春
番田
自由詩
0
16/1/29 9:59
風と光の変奏(十)
信天翁
自由詩
2
16/1/29 9:36
透明な通勤
葉leaf
自由詩
3
16/1/29 6:13
日本の四季・秋
颯太@
自由詩
0*
16/1/29 6:06
惑星
アラガイs
自由詩
13*
16/1/29 2:54
〇
もり
自由詩
1*
16/1/29 0:21
想い出を焼き始めるや深雪晴
北大路京介
俳句
1
16/1/28 23:18
この髪はきっとシザーに恋してる切られるたびに美しくなる
〃
短歌
0
16/1/28 23:18
偽りの声で良いから抱きしめて歌って欲しい関白宣言
〃
短歌
1
16/1/28 23:18
鬼の豆ください
あおば
自由詩
9*
16/1/28 23:15
1579
1580
1581
1582
1583
1584
1585
1586
1587
1588
1589
1590
1591
1592
1593
1594
1595
1596
1597
1598
1599
1600
1601
1602
1603
1604
1605
1606
1607
1608
1609
1610
1611
1612
1613
1614
1615
1616
1617
1618
1619
3.99sec.