ホールデン・コールフィールドは
大人の世界のすべてをフォニーと呼んだ

それは間違いなく
ぼくらすべてに向けられた言葉のはずなんだ

そしてまた
遠い日にぼくらもそう言っていたんじゃなか ...
お誕生日はよく晴れた。いつものように洗濯機をまわして床をみがいたあと、夫がベビー・カーを押してくれたので公園まで娘と手をつないでいることができた。
午後は眼鏡を新調したあとでお鮨をたべにいった。安い ...
とにかくすべてがおもい
だからつかれてなにもしたくない
となるとだんだんとわたしはしょうめつする

よるにうかぶちいさなわくせいよ
いつのまにかそんなとおくにわたしが
いるなんて
このわ ...
たぶん人生って
悲しくて
情けなくて
つらくて
しんどいものかも知れないよな

だけど俺はつながりを求めていく
大空と
太陽と
大地と
大海原と
草と
虫と
樹と
花と
...
三月三日【雛祭】を、決行いたします。
現代詩フォーラムの雛祭りは、一日くらいは 
誰もが 読者の方の反応がある日があっても
良いのじゃあなかろうかという発想で企画しました。

三月三日に投稿 ...
昨日、コゲラさんに出会う。木を、こんこんしてらした 街からすこし離れて浮かんだような
この小さな白い部屋を
うすむらさきの夕暮れが染めて
そして還ってきたあなたが居る
私の知ることのできない
どんな世界を いくつ巡ってきたの
それをあなたが ...
考える飛び降り自殺するときの身体の向きの上下左右

祖父母らを朝飯前にぶっ殺す朝の陽射しが家を包んだ

新作の暴君ハバネロ食べてみた何ぼなんでも辛すぎるやろ

自爆したイスラム教徒が即死か ...
消防車が大通りを埋め尽くす
けたたましく鳴るサイレンの音のなか
たくさんの赤いライトが点滅する
何事かと人集りの方へ行ってみると
一軒家が燃えていた

炎は唸り声を上げる
周辺だけ灰色の ...
冷たい風 淀んだ光 潮のかおりをうけ
霧がかった海に浮かぶタンカー船はゆっくりと横切ってゆく
私は風に身をまかせ感慨深く眺めていた





眠りに落ちた瞬間 わたしは意識から ...
海の背中にゆらゆらと

揺られた事も

ありました

砂浜で

長い睫毛の瞬きに

よく似た波の

崩れ落ち

退き波を眺めて私

遠ざかる

...
♪しあわせ~って なんだっけ×2♪ と
歌いたくなる 瞬間 

倖せだなぁって 感じながら
活きたい瞬間を 切望し続けた

ロバのヒズメが 胸に詰まる
耳で響くは スズメの 囁き
...
明日を生きることを辞めれば
私は現実を見ることができるのだろうか
現実は淡い霧の中に
木漏れ日の陽光が漏れる場所
明るさは角度に反射し
暗さにより大半の視界を覆う
私の視力は世界を見るため ...
手塚治虫が死んだ歳まであと十四年だ

一日十八時間起きてるとして

十八時間×三百六十五日×十四年

まだ九万二千時間もあるじゃあないか


これからの人生でいちばん大切なこととは
...
   おやすみとクロネコの頭なでながら光らぬスマホ強制終了

   疲れたねと話す相手は猫ばかり、そのうちニャーと泣いてみるかも

   ごろごろとすり寄っては喉鳴らし猫かぶりをする腹 ...
プードルの風船が割れ帰る孫 生理前になると
ムラムラしてきて
つい、下着の中に
手を伸ばして
一番敏感な部分に
触れてしまう

背中から頭にかけて
電気が走るような感覚
あなたに分かりっこない

終わった後 ...
女王様それは鞭とは違います鎖鎌ですギャアアアアアア 日経を読むと頭が痒くなるホステスやめてベコと暮らすだ 開け放たれた門の前を
数匹の猫が退屈
そうに通り過ぎた
門の内側で金切り声をあげる
子供達の服に
ざらざらとした灰が付着していた
門を叩く音がするが
気にする者はいない
まだ少し早かっ ...
天国はまいにちまいにちたのしくて善人ばかりのおそろしい国

使い捨てやいばばかりがふえていく捨て方だれかおしえてください

犬の背のオーストラリア大陸が明日も平和でありますように

明け方 ...
傷つけられて

救いを求めた時

ある人はこう言った

「救うべき苦しみの中にいるのは

君ではなく相手の方だよ」



私はその言葉に

救われた気がしたのだ
久しぶりに友人に会い
飯を食い
歌を歌い ビックエコーを出ると 
それから 入った 飲み屋では 歌わずに
酒を歌っていることを考えながら飲んでいた


昔話のようなことを話しながら  ...
たくさんのてのひらが、
胸のうちをなでてくる。
私はその愛撫のあたたかさに、
目がくらみ、
行くべき路を忘れてしまう。
たくさんのてが、
雨を耳にあびせた。
たくさんのてが、
子どもた ...
河は悠々と流れている
生活の小さな変化を浄化するように
景色は微動だにせず
時という空間を喪失している

平然とした日常
それは天から与えられた恵み
蒼い空はのんびりと欠伸をしている
...
線路だった場所に
草が生いしげり
刈り取られる

丈の短い草が
また生え始めていて
石が敷き詰められていたはずの
細い小道が心なしか
ふかふかし始めている

もうかたいものは
は ...
割れた瓶から
歌が こぼれた
はてしない青をうつし
暗闇をふたつに切り裂く
ひとつの歌が今こぼれた
まだ名前はついていない
言葉さえ、まだ追いつけない
...
リハビリ行きたくないもの
ゴールが遠すぎるもの
今日は日曜日でしょうが
わたしにはくれないの

きっとあしたも同じこと思う
だって昨日も思ったもの
あさってのことも視えている
リハビリ ...
不愉快だから削除せよと言われて削除します。 地球温暖化対策で
ステテコがオシャレになった
パッチもオシャレになった

痩せ我慢の価値が下がると
男の本質が見えてくる
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
彼は言った。そしてぼくらもまたHAL自由詩3*16/2/29 20:21
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