犯人は盗んでないよ逃したのミモザ咲く頃帰ってくるよ
気づかれぬように痛みを隠しても昨日と違う青くない空
夏だから踵の折れたハイヒール俺に売りつけ水着買えバカ
十三年まえの今夜
肉と切なさで結ばれたよ
暖かい夏の夜だった
人生という名の車で
夏野菜の葉の味噌汁と
コンドームを持って来てくれたよ
湯船でいっきに
痙攣し ...
ミンミン蝉の鳴き声がすぐ間近から聴こえる
用水路沿いの遊歩道左脇の樹木からだ
僕がその樹木に近付くのとほぼ同時にその蝉は鳴き始めた
樹木脇をそのまま通り過ぎようとして僕はふと足を止めた
余りに ...
堕天使の様に 煌めいている星達
悪魔の誘惑に騙されたイブよ
美しいものは 見たい 触りたい 食べたい
唇のラインが 幼い鼻先が 繊細過ぎる白い指が
きっと 夜空のイメージと同じはず
...
星空が高く
何処までも高く開ける時
朝になると、谷地田は靄に埋まり
私は小さな海獣になる
息を止めて、靄の中を泳ぎ渡り
畦道に惑う農夫の傍らをすり抜け
草蔭に潜む雉の飢え ...
ふと、
暮れたはずの西の空を見ると
黒ずんだ灰色の
大きな柱があった
夜の柱だ。
柱の上にはだいだい色の帯がある
こうして徐々に、
夜におおわれてゆくのだ
通りには ...
【百合】
昨夜の薪が
まだ ほんのわずか ちろちろと している
寝る前に見た 夜光虫のまたたきと
星々とのまたたきとの
違いがわからなくなくなってしまった
ほんとう ...
大粒の雨が降る中泣いている別れを告げた最後の瞬間
釣れないと思えば全く釣れなくて釣れると思えば次々釣れる
商店街巨大スーパー出来てから人通り減り寒い風吹く
知り合ってすぐ恋に落ち夢の ...
暗闇の残像
きみを抱きしめて すべての映像がじゃまになる
くらやみにてがのびて 僕の感覚は研ぎ澄まされる
柔肌のぬくもりが 残像と重なり合い
たかまる鼓動を ...
手をつなぐと
だいたいわかる
あなたが私を
どう思っているか
とか
あなたにも
たぶんそれは伝わっていて
私がちょっと
嫌だなって思っていると
おそらく
かなり正確に
それ ...
あなたは
言わなくてもいいことまで言ってしまう
でも私は
別にそれは嫌いじゃない
言えるってうらやましい
言えるって愛らしい
ずぶぬれの子犬が
ぶるるって身震いする
あなたはた ...
髪の生え際から
肩へかけて滴る
汗の粒が止まらない
負けたくなくて
暑いという一言を
口にしないで
我慢している
ため息が出る
腕を掲げて
陽射しを避ける
熱の篭った空 ...
160801
小屋の中では、ことらが睡眠中
お茶を飲みにお母さんが出かけた隙を狙うヤギ
雄猫との逢い引きも終わり、帰宅中にヤギ発見!
いたいけない我が子をいたぶるこの黒 ...
肝機能が言い放ったそう
「妖精さんになりたい?」
布団のレンタル屋はもうボロボロ
化粧品業界がどれだけ日本経済を回してるか
安楽死できる魔法の世界にダイビングする
そういう問題だろ
...
被害者やその家族はともかく
俺を含めた障害者の家族が
サガミハラ聖斗を
強烈に非難できない理由は
こいつもこっち側の人間ではないかと
思っているからなのさ
殺したいと思うのと
実際に ...
不自然に美人のレジへ並ぶ彼カート押すのも払うのも僕
星のない空を描いた五線譜にこちらをじっと見るフェルマータ
深爪にしないと触れない身体親の死に目に会えなくていい
金曜日はいつもの金曜日と変わらず、13日の金曜日だった、鳥たちが目覚めない朝、そういう映画をみた翌日に、妻から晩ごはんは湯豆腐ですと告げられたので、僕はスコップを持ち現場へと向かう、小さな銀色の羽 ...
夏が走る
僕らを呑み込み
暑く 熱く 駆け抜ける
喜びも 悲しみも
痛みも 癒しも
憎しみも 憤りも
熱風の渦の中 混ざり合い
夏模様を描きながらスパーク ...
ふたたびの青い扉
を開けると一瞬で模型となる街
のふちに腰かけている灰色の詩人
の帽子を奪ってゆく軽快な風
に揺れるかがやくデイジーの群れ
の上を舞う愁い顔の緑の天使
を忘れて立ち去るマン ...
朝起きる。
新聞配達のバイクがハーモニィを奏でて
ポストに投げ込まれる
合図はわたしをきちんとコーヒーへと導く。
隣でしっかり布団に収まる夫に
声をかけるとううーんとうめいて夢に戻ってしまっ ...
子どもいるから夜中にロイホとかでお茶できないの
けっこう不自由だけど
まあいいよ
でもこうやって
たまに話せるといいね
シングルマザーだから
厳しいっすね正直
え、マジ知らなかったす ...
夜陰の太陽、遂に昇った
裏回廊走り回る鼠どもを散逸ちらす
夜陰の太陽、生命の冠
清濁併せのみ恒星を射る
分かっていたぞ、この時来るのを
天上は界の楽音、賑わしく
この夏やけにポシャりつ ...
生きると飽きるは似ていると
フリックしてて気付いたの
人生は暇つぶし
それでもいいと思ったの
老後に金が無くなれば
死ねばいいと思ったの
いまでも私は変わらない
...
ゆうやけまみれの海辺に
ちいさいあなたが立って
鍵穴みたいな影をつくった
これはうみ
これはうみ
これは?
これは なみだよ
これは?
これは なみだよ
寄せ返す ...
水母のように
ふわりゆらりと
水面下を漂う
揺れているのは
この心か
この身体か
最早どうでも構わない
空気など要らない
陽光を全身で受け留めて
微笑んでやろう
明日については
悲しいことを知っているから
味方をしてあげない
自分のことくらい自分ですればいい
もし倒れたとき
誰かを道連れにしないなら
称賛を惜しみはしないだろうけど
川辺の木に ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
犯人は盗んでないよ逃したのミモザ咲く頃帰ってくるよ
北大路京介
短歌
2
16/8/2 23:29
気づかれぬように痛みを隠しても昨日と違う青くない空
〃
短歌
2
16/8/2 23:29
夏だから踵の折れたハイヒール俺に売りつけ水着買えバカ
〃
短歌
2
16/8/2 23:29
無常と常住
吉岡ペペロ
自由詩
2
16/8/2 20:51
夏の神々
ひだかたけし
自由詩
3*
16/8/2 20:14
夜空のイメージ
星丘涙
自由詩
4*
16/8/2 16:54
光の海へ
夜雨
自由詩
1
16/8/2 10:47
夜の柱
森の猫
自由詩
6*
16/8/2 9:55
百合
るるりら
自由詩
11*
16/8/2 8:12
似た者同士
夏川ゆう
短歌
0
16/8/2 5:33
暗闇の残像
st
自由詩
3*
16/8/2 5:26
手をつなぐ
uminek...
自由詩
8*
16/8/2 4:59
夜明けの備忘録
〃
自由詩
4*
16/8/2 4:31
失神
坂本瞳子
自由詩
3*
16/8/1 23:13
夕暮れに枕す
あおば
自由詩
0+
16/8/1 22:43
泣きそうだよ
黙考する『叫...
自由詩
1
16/8/1 22:38
自信がない
花形新次
自由詩
0
16/8/1 22:04
不自然に美人のレジへ並ぶ彼カート押すのも払うのも僕
北大路京介
短歌
0
16/8/1 22:02
星のない空を描いた五線譜にこちらをじっと見るフェルマータ
〃
短歌
2
16/8/1 22:02
深爪にしないと触れない身体親の死に目に会えなくていい
〃
短歌
3
16/8/1 22:02
_
ズー
自由詩
3*
16/8/1 21:12
夏が走る
星丘涙
自由詩
3*
16/8/1 11:46
ふたたびの青い扉
塔野夏子
自由詩
3*
16/8/1 10:43
ハピネス
かんな
自由詩
6*
16/8/1 9:41
夜中にロイホであたしは君と話したい
うめバア
自由詩
7
16/8/1 3:05
天体音楽.01.
ひだかたけし
自由詩
1
16/8/1 1:42
薄皮を剥ぐように
短角牛
自由詩
2
16/8/1 1:36
なみ
はるな
自由詩
5
16/8/1 0:37
水中花
坂本瞳子
自由詩
1*
16/7/31 23:48
外にあるものと胸中にあるもの
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
16/7/31 23:07
1558
1559
1560
1561
1562
1563
1564
1565
1566
1567
1568
1569
1570
1571
1572
1573
1574
1575
1576
1577
1578
1579
1580
1581
1582
1583
1584
1585
1586
1587
1588
1589
1590
1591
1592
1593
1594
1595
1596
1597
1598
5.29sec.