いかように熱かろうとも
喉元を過ぎると忘れるように
腸が煮えくり返るほどの怒りを
今はもう忘れようとしている

こんな自分に嫌気が差す

どうにかして嫌味の一言も告げてやろうと思う割に
...
約束の地へ
しきりに救いを求め叶わずに泣いている君へ
/ある者は教会で掲示を受けて詩人になるが、奇人と呼ばれ精神病院に六回も入院した。

天才はそれを悟られず静かに死んでゆく
ダイヤモンド
...
姉が弟をバラバラにしたりすると
最近のテレビジョンでは
「これ、放送コードに耐えられるか?」
という議論が沸き起こり
結局、触らぬ神になんとやらで
何事もなかったようにやり過ごすんだ

...
夜勤明け
隣どんくさかったからキュウリめっちゃしんどかった
俺今アニメ化したらレイプ目なってんで
木村(さっぱりした木村)
「疲れすぎて?」
「眠すぎて」
家具団地前でバス待ち
朝焼けみ ...
映画みたいなミュージックビデオ、
ミュージックビデオみたいな映画が、
お祭りを再現してくれる。
明日は楽しい音楽祭だ。
祭り行きてぇな。いっそみんなで祭ろう
僕の従兄の長女は
東京でばりばり働いている
ある国立の研究所勤務で海外出張も多い
三十半ばを過ぎているが結婚する気はまったくない
「お母さん、わたし結婚しないと決めたから
面倒は弟のkにみて ...
小さな疳の虫が鳴く頃、
庭先で裸になってた木はもう若葉をつけている。

大陸の風には白砂が舞う時があって
揺らす木々の枝にあたり
大地に落ちていく
パラパラと小さな白砂が
日向ぼっこをし ...
びいどろの 雨もうれしや 手毬花 かりかりと ペン先の音 こだまする
           詩歌を紡ぐ 私は生きる
雨のにおいに 体を浸せば

静かに纏う 蒼い薄靄

淡く響く 空の音色

アスファルトの濡れた瞳が

わたしを見つめている

命のにおいを取り込んだ

空気を体に吸い込めば
...
白い闇に 身を埋めて

明るい絶望の 唄を聴く

泪の足音を浴びて 

苦しみの夢を見た

にっこりと 手を伸ばす死に

縋ろうとして ふと空を見上げたら

底のない蒼が こち ...
かなしみで染めたシャツを纏い  

群青の空に手を伸ばせば 

かすかにざわめく 赤い血潮よ

しずかにゆらめく 白い指先

かなしみは 薄浅葱色 

空はこぼれた 泪の色

...
頭と骨と鰭を付けた鯉が
泳ぐのを見た
首を落とされた鶏が
庭を走るのを見た

背骨のない蛸が泳いでも
背骨を抜いた鮎は泳げない

骨牌のような積み木(ブロック)が
髄で繋がっている背 ...
【新】

手と手と てとてとてと かさなりあって音がする
足と足  大きな靴のなか小さな足が とてとて動く
とおい日の かげが
わたしを追い抜こうとして とてと 立ち止まる

冷蔵庫に  ...
誰の手にもとられずにずっと沈んでいる本がある。
本のなかにのめり込んで沈んでいる人もいる。
人から人へと貸し借りされ、ずっと泳ぎ続けている本もある。
本たちの上を楽しそうに泳いでいる人もいる ...
このごろ国道を木材満載の大型トラックが
頻繁に通るようになった
見かける度に木材が荷崩れしたら
大きな事故になるだろうなあ!
といつも心配していたら
先日僕の近所で事故があった
僕の知り合 ...
9999999999999999999
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9876666666666666789
9876555555555556 ...
にんげんはいでんしののりものだってさ
きみもぼくもいでんしののりものならば

でもぼくはきみのいでんしをあいしているわけではない
きみのえくぼがとてもすきでいつまでもみていたいから

何日 ...
速度を脱ぎ捨てては
肌から新しい速度が広がっていく
夜の残響は低く厳しく
朝の前奏は遥かに
誰かが投げ捨てた栄光を
誰かが見失った感性を
拾い集めては燃料として焚く
このひとつの大気の横 ...
もうこの世にはいないように
白い墓標の文字を眺めている
すると小さな手が払いのけて
絵本を読んでとせがんでくる

漂う意識は
もう我が子を眺めるしか
楽しみがないのかね

幽体離脱を ...
花がよろこんでいる
その横で草もよろこんでいる
草の実は手を鳴らし思い出させている
草に、わが春のことを

だってきみの靴音
みんな忘れているよここが
雪国の花野だってことを
もう見得 ...
たぶんそこには 無 すらなかった
透明 すらなかった
そのまなざしは父親には赦された
だけど母親は女の子だったから赦せなかった
のだろう(たぶん)自らを

   #

無、を得て ほし ...
 
 随分経ったあとで、ふと思い出し、笑ってしまった


 誰かと何かを分かち合うことが上手く出来ないのは前から気がついていたけれど、何となくいつか出来るようになるんじゃないかと漠然と思ってい ...
1.

季節はどこからやって来るかだれもしらない
思い出がなぜあるのかもだれもしらない

外の夜のおおきな樹
だれにもみえない鳥をとまらせ
夢と夢が天の川のようにながれていく
ゴンド ...
そこには木々がありました

その向こうには海の様な空

私は風に吹かれていました

思い出が溢れるこの場所で

ここには昔の私がいました

今の私と共に風に吹かれて

...
同じ道を歩いた
くり返し歩き
くり返し問い
くり返し答え
水の写経のようになにも
こころの所作だけが
ただ――


くり返し祈った
石の中のロザリオ
沈黙の塵は満ちて
尚も空白 ...
ふいに風が吹いて
窓がごおごおと揺れているのがわかった
中にいるわたしは本を読むのをやめて
少し水を飲んでから
また読めもしない本に顔を戻す
本の中では狂った男が
ひとりきりで清潔な納屋に ...
一度間違えてしまったのだから
何度間違えても同じことだろう
そう思って暮らしていると
次第にばったのような顔になってくる
顔がばったのようでは外にも出られないので
その部分を消しゴムでこすり ...
まあ、簡単に言えば
売春なんだけれども
税法上
当たり障りのない
名称を考えた結果
これになったわけ

嘘だけど
母がぼくの肩に交じり
ぼくはぬるいお茶をこぼす
夢をも一度
ハ行に注ぎ入れて
湯気を吹き
そっとすする

ほら お食べ
銀のお椀に
盛り切れないほど いっぱいの
夢だよ
飲みきれ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
イン ザ サンシャイン坂本瞳子自由詩3*16/9/23 0:28
神はひとりエボル自由詩016/9/22 23:43
弟殺し花形新次自由詩016/9/22 23:17
SNOWnemaru自由詩2*16/9/22 22:34
祭り水宮うみ自由詩016/9/22 22:06
結婚の理由zenyam...自由詩116/9/22 21:25
5or6自由詩0*16/9/22 18:12
硝子ひびき あき...俳句116/9/22 16:14
インジウム短歌116/9/22 16:13
自由詩016/9/22 16:08
それでも自由詩116/9/22 16:08
染まれない自由詩116/9/22 16:05
backboneイナエ自由詩5*16/9/22 15:05
新涼灯火 (三篇からなる オムニバス)るるりら自由詩7*16/9/22 14:02
海みたいな図書館水宮うみ自由詩6*16/9/22 12:49
木材運搬車zenyam...自由詩016/9/22 11:52
すうじ水宮うみ自由詩016/9/22 11:37
いでんし梅昆布茶自由詩516/9/22 7:33
朝のバス葉leaf自由詩216/9/22 6:59
絵本5or6自由詩5*16/9/22 6:27
黄唯色もっぷ自由詩116/9/22 3:55
アネモネの詩 (初稿)自由詩2*16/9/22 3:51
ノーマル・ライトニング崎山郁散文(批評...316/9/22 3:42
1.Qg3!!自由詩116/9/21 23:05
ある公園にて、葉月 祐自由詩3*16/9/21 22:23
ホルンただのみきや自由詩12*16/9/21 21:38
清潔な納屋春日線香自由詩316/9/21 21:24
ばった自由詩516/9/21 20:49
性交報酬花形新次自由詩116/9/21 18:58
母がぼくの肩に交じりオイタル自由詩5+*16/9/21 18:16

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加筆訂正:
海みたいな図書館/水宮うみ[16/9/22 13:14]
大幅に変えました
ホルン/ただのみきや[16/9/22 10:18]
意思から意識に変えました。
満ちていく/kasai[16/9/22 2:38]
追記
4.26sec.