その都市には生の共鳴はないが、
死の残響はあまたある。
墓地はまさに
高層ビル群と相似形のように
墓石が林立し
ビル群の前面に拡がっている。
つまり高層ビルを背景とし、
そのミニチュアが ...
いつとも知れない遠い過去に、
激しい戦争があったという。
その都市は戦場になったという。
ところがいかなる理由で戦争が起こり、
どういう経緯で戦争が終結したのか、
その都市の不可知性は徹底し ...
氷の川 紙の舟
暮れを旋す 空の浪
小さなけだもの
踏みしめる葉
神棚の窓の下の囲い木
降りそそぐ見えない雪のようなものから
何かを護りつづけている
いつか朽 ...
六本木で友人と会い
そして通りを歩いた
どこか休日の落ち着かない通りで映像作品を見た私は
昔この街で仕事を探していたことがある
当時学校の帰りにハロワに立ち寄っていた
礼儀も知 ...
引き寄せて歌の精よ耳元に
オンとイのほつれ目
楼蘭の砂から掘り起こされた女の髪のよう
忘れられたイトが絡まった
黴臭い沈黙から ふと
夜は陽炎のようにゆらめき立って
歪み捻じれたこの道を筆 ...
夏至までカウントダウン
これからもっと暑くなるのに
さびしさに汗のトッピング
父さんは夏が好きだったけど
わたしは十一月を待ってる
日本は十一月からの半年でいい
毎年 雪の降らない町で ...
君は天国で悪人として生きるのと
地獄で善人として生きるのと
どちらがいいと聞かれて
生まれて来たとしたらどっちだね?
地獄で善人として生きるほうがいい
そう答えたと思います
それで ...
新卒採用の私はようやく三か月目だというのにすでに苗字ではなく名前で呼ばれている。
「並子さん」
「なみこさん!」
もちろん笑顔を湛えて声の主のほうを向き「はい」と元気よく(新人らしく)返事す ...
数ヶ月分の憂鬱を
ハサミでざっくりと
切ってもらった
日曜日は
夏の終わりの快晴と
秋の始まりの涼しさ
傷み始めた毛先の重たさは
心に感じるそれと
あまりにも似ていたの ...
舌が白くなっている
ピンクの舌は
ほんの先っぽだけだ
舌全体に白い苔が生えたようになっている
この舌でディープキスされたら
たまらないだろう!
食べる時も喋る時も
盛んに舌を使っていたの ...
一段階 終って 上へ登る
一段階 下がって 上へ登る
この永続した 過去に あなたは いつ 現れるのか
おばあさんになったわたしは 過去帳などを 開いては見る
...
聴こえる
プレス機が上下する度
ボルトとナットで繋ぐために
穴を空けられる度に
聴こえる
ごおん
ごおん
ぐぉり
ぐぉり
きゅるるるるるるる
換気の行き届いていない
暗く狭い工場 ...
リオで改めて思ったけど
やっぱ君が代って良いよな
他の国はどこもかしこも
勇ましいだけの曲調でさ
戦意高揚が目的っぽいじゃんか
それに比べて
君が代は
君主の時代が永遠に続きます ...
青色の月曜にはゴールドの靴で武装私は派遣
恋をする煙草吸い吸いくゆねるけむりはきみの頭の形をしてる
爆笑動画botみたいなとこで駅で暴れた男の人を駅員5,6人で押さえ込む映像が貼られていた
笑えなかった
おっさんがなぜ叫んでいたかの文脈は途切れていてわからないし
ともかく屈強なホモ ...
2016年
SMAPも東風亀も終るのに
国は放射性廃棄物を10万年管理する方針を決めた
フフッてなった(負けた…)
伊勢神宮はあと5000回建て替え
考えただけでうんざり ...
羽音で目が覚めた
驚いて明かりをつける
汗だくで寝ていた
汗の匂いに寄って来たんだな
いったいどこから入ってきたんだ
窓は閉めていたのに
ベープマットをセットして寝る
でもまたも高い羽音 ...
室内にいても 外の寒気を 感じる季節 到来
歓喜乱舞ばかりとは 行かないようで
これで リフトにでも 乗っていたら
また 気分は 違うのでしょうが
などと 毒づく暇も 与えられず ...
君はその眼鏡をいつ外すのだろう
かれこれ二時間は待っているだろうか
テーブルの上では
二杯目のアイスティーの氷が
きしむ様に鳴いている
たまに休日が重なれば
やっぱり一緒に過ごしたい
...
敗荷や味噌をまぶせる白き飯
採血の拳に力秋暑し
いいえ、わたしは詩です。
風だったり雲だったり、エロ動画だったり叫び声だったりするただの詩です。
あなたの宇宙のなかには大きなブラックホールがあって、いつかそのなかで詩が産まれたとき、 ...
宇ノ喉 、歌う光矢 、コトバ木霊 、 界開く
[木漏れ陽は今日も濃い陰影を石畳に形造り]
宙ノ腹 、波打つ 、ウネリ流動 、 螺旋旋回
[竹林の緑は奥へ奥へと広がり垂直に暗まり]
...
語学ができるようになりたい
英語とイタリア語がはなせるように
がんばりたい
なぜなら人生に息切れを見てしまったから
宇宙の片隅で他者と交流したい
仕事にいっても
こ ...
わたしの中に
ひとりの画家が住み着いて
わたしの心をアトリエにした
家賃も払わず居座ったその画家は
来る日も来る日もデッサンを重ねてばかり
わたしの胸中は
未完の作品であふれた
...
けれど言葉にしてみようと思う。僕らは言葉を使い、考えるから。良い言葉を持っている、そんなあなたたちのことが大好きだ。けれど、ひとが外へ一歩踏み出すとき、ことばはいらない。必要なのは、ひとからの期待だ。 ...
独り言のようなものでも
毎日投稿しないと
気持ちが落ち着かない
毎日三つずつ投稿していたところが
突然投稿できなくなった
いやーまいった!
ボケ防止に最適と始めた投稿
これじゃあますます ...
故郷を愛する前に
故郷に愛されている
故郷においてすべては始まり
人はみな故郷の意志を浴びて
目覚め、働き、交流する
人の意志は人から始まるのではなく
あらかじめ故郷から意志されている ...
文学極道(bungoku.jp)に投稿された澤あづさ氏の『ひふみよ』という作品をブログ上で批評するという約束をしたのですが、分量、内容ともに正面から突っ込んでいくと時間切れになるのは必至なので、今回は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
その都市 3
非在の虹
自由詩
0
16/9/4 18:56
その都市 2
〃
自由詩
1
16/9/4 18:53
あゆみ むらさき
木立 悟
自由詩
3
16/9/4 18:03
泉ガーデンの青い空
番田
自由詩
2
16/9/4 17:50
呪術師の末裔
ただのみきや
自由詩
7*
16/9/4 16:55
然もないけれど
もっぷ
自由詩
2*
16/9/4 16:51
地獄の善人
イオン
自由詩
0
16/9/4 16:34
並木道
もっぷ
散文(批評...
1*
16/9/4 16:20
さよなら憂鬱
葉月 祐
自由詩
1*
16/9/4 14:59
白い舌
zenyam...
自由詩
0
16/9/4 11:24
未来と階段。
ながぐつ長靴...
自由詩
0
16/9/4 8:05
歌う鉄
まいこプラズ...
自由詩
3*
16/9/4 7:42
君が代
花形新次
自由詩
1
16/9/4 7:15
青色の月曜にはゴールドの靴で武装私は派遣
猫のひたい撫...
短歌
0
16/9/4 5:41
恋をする煙草吸い吸いくゆねるけむりはきみの頭の形をしてる
〃
短歌
0
16/9/4 5:40
柔の拳
りゅうさん
自由詩
1
16/9/4 5:22
10万年(2016年)
nemaru
自由詩
1*
16/9/4 0:42
提供
Lucy
自由詩
5*
16/9/4 0:41
煮込み隊
藤鈴呼
自由詩
2*
16/9/4 0:27
君の部屋
葉月 祐
自由詩
1+*
16/9/3 21:59
淵野辺(学習用として)
もっぷ
俳句
1*
16/9/3 19:51
秋暑し
chihar...
俳句
1*
16/9/3 18:21
詩人「←あなたは詩人ですか?」
水宮うみ
自由詩
1*
16/9/3 16:22
揺籃の響(改訂)
ひだかたけし
自由詩
2
16/9/3 15:00
語学の自己啓発の詩
fujisa...
自由詩
1
16/9/3 14:21
印象派
やまうちあつ...
自由詩
3
16/9/3 10:25
ことばはいらない
水宮うみ
自由詩
1*
16/9/3 10:11
不投稿
zenyam...
自由詩
2*
16/9/3 10:10
郷土の愛
葉leaf
自由詩
0
16/9/3 10:05
空間的記憶について
天才詩人
散文(批評...
0*
16/9/3 8:16
1564
1565
1566
1567
1568
1569
1570
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1572
1573
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1580
1581
1582
1583
1584
1585
1586
1587
1588
1589
1590
1591
1592
1593
1594
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1596
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1600
1601
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1603
1604
3.73sec.