図書館で初めて哲学の本を借りた。
哲学は言語だと知った。あなたの言語も哲学だ、と知った。詩は哲学的な歌だ。
ポエマーはシンプルな哲学書を読んでこころが動いた。
詩人だって哲学者だって歌が好きだし ...
正しいことを君にあげたい
君が
社会に出て気づくこと
世界は
二者択一の連続で
君はほどなく気づくだろう
公平もない
絶対もない
すべてが
相対性の世の中
だが
ほんの短 ...
9月1日の午後
朝から磨いた仏壇に手を合わせ
ショートケーキを一つ供える。
この日は亡き父の誕生日
街で年頃の親子連れを見かけると
父の居ない寂しさを思い知らされて
妬みの感情 ...
ガーガー鳴くたびに君は目を細めて嬉しそうにするから
ぼくのきれいなものは濁音で埋め尽くされている
鉋の音が心地良く聞こえる冬一番
ここは北国
世の中は真っ黒でも
かの地だけは 真っ白に染まる
「御地では もう 雪模様なのでしょうね」
その一文に 黒い筆で認めた「否」
投函した瞬 ...
重苦しい眠りから覚めた朝
洗面器に映る顔
あの人に見せてしまった怒り顔
見られてしまった すまし顔
水に歪んだ 顔の目が
今日のしたり顔を笑っている
手の平で ...
空腹ではないのに
時間が来ると食べる
食べ始めると
食べ過ぎる
空腹ではないのに
食べずに過ごすと
いつまでも食べない
絶食するのではなく
食べない
だから
時間が来たら食べる ...
花が開き薫り溢れて
花びらおどり 心浮かれる
無色だった視界は 薄紅に染まる
人の心を穏やかにしていく
時にはその心 そっと狂わせて
最後ははかなさと共にゆらゆらと散る
木漏れ日に吹きつけ ...
あなたは秋の空だといい
だれかは今日も暑いという
あめに苦しむときも
風におびえるときも
同じ秋の空の下にいる
足りないものをうめるように
文字にしたくなる心を
あなたは読んでく ...
映画を観ながら詩を書きたい
それがきっとぼくの詩的技法になるだろう
地に足のついた日々を送りたい
母のマリオネットはもう嫌だ
だれの束縛も受けたくない
主の道に正直であり ...
真綿の様な柔らかい空気を
この身に纏いながら
穏やかな朝の中
坂道を自転車で走った
髪がなびいて流れていく
まだ微かに
陽射しは強くて
今朝の風は ほんの少し甘く感じた
...
湯上がりに
バスタオルを上下させ
チンコをチラチラ見せる
パフォーマンスを
死ぬほど喜ぶ貴女
放射能と違って
目に見えるけれど
それでもかなり危険な液体を
最近はとんと噴射すること ...
蛾がばちっと鳴った火曜日 深い鞄に手を入れ多分鍵でるよ
赤信号 無視して渡る 少女たち ほっぺた赤く 染まっていたな
伊達メガネ 外してみたら 今だった
詩ではない 短歌でもない 歌でもない
幼稚園児並みの絵が微笑ましい。
おばあちゃんがおとなの塗り絵を塗っているのが微笑ましい。
僕は僕の色が微笑ましい。この詩が黒色なのが微笑ましい。
色々な色したたくさんの虹が空に架かる。
太陽を連れて来い
燃え盛る太陽を呼んで来い
俺のこの満身創痍の体を焼き尽くせ
▼
ミンミン蝉の死骸が歩道に落ちていた
アブラ蝉のそれは頻繁に見掛けるが
ミンミン蝉は初 ...
倹しき彼らの日々に罪はない
彼らは神へ祈り、
石釜で焼いた硬いパンを
よく砥いだナイフと太い指で割き
赤いワインを飲み、
仔羊の肉を食べて笑う
一日中、楽しく歌をうたい
好きな人と抱 ...
言葉をのせた彼女の声とか
言葉にならない彼の声とか
全部まだ誰かの耳をすり抜けて
誰かの真ん中まで届く予定のある
そこは人間の、あたたかい、血なまぐさい
飛び交う声はほぼそこへおさま ...
糸杉の並んだ道
夏のただ中だった
一歩歩くごとに
汗は蒸発していき
肌に残されたものは
べとつくだけの塩辛さだった
暑さのあまり
蝉の声さえ途絶えた
世界には
わたしとあなたしか ...
自販機で水を買う
百円の小ぶりのペットボトル
冷房の効いた車輌を待ちながら
冷たい水を飲む
汗が額から頬へ伝い
顎で雫となって
滴る
あたたかい風が吹き抜ける
ホームの日陰で
私は息 ...
君の翼が飛べるだけでも
私より(ずっと)分がいいね
気持ちがみえるわけもないのにごめんね
もしかして鷹を羨んでいたりする?
そしたらすこしだけは似ているのだけど
そしたらすこしだけは安心もで ...
たいようがうしろからぼくをてらしかげをふんであるく
しんぞうがとまりそうになるくらいきみがすきだ
じんせいのおわりからぼくをならべいんをふんでしのぐ
ないぞうがひっくりかえっても ...
空いた穴を塞ぎたいって
ドーナツを目に当てた
この穴が塞げるのなら
きっと私の体も治るのだ
数値の異常を告げる紙を
飛行機にして飛ばした
あっという間に墜落して
車に轢かれて
赤い ...
ぼくが映画監督になったら
体操や陸上に関わる物語のシナリオを書こう
映画における詩的文法はヒッチコックや
トリュフォーから引用する
死や絶望感 そして焦りを台詞にのせる
...
女が頭の中で「会いたい」と思った時に会いに行くのが男の役目だそうです。
「会いたい」という言葉を女が言うとわがままになるから言わせちゃいけないんだそうです。
女の束縛は二人の愛を深める為で、男の束 ...
もし猫と鳥が
人生からいなくなったら
どうやって詩を書こう
月がくだけて
湖に溶けてしまったら
どうやって恋をつづけよう
この夜が明けずに
空があかく焼けないなら
どうやっ ...
夏はなんだかすごくさびしかった。これまではそんなことはないのに。さびしくなるのは冬か秋か春と相場が決まっている。
いろんなものが取れかけているわたしは、また色々のことを思い出す。思い出したり、考 ...
土建屋の次男が放つ
ピストル四連発は
栄光への架け橋だ!
土建屋は45歳だそうだが
次男がつくと
何か変だなと感じる
45歳次男・・・
確かに俺も48歳次男ではあるが
この歳で ...
日付順文書リスト
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日付
哲学と詩が手を繋ぐ
水宮うみ
自由詩
0
16/9/2 10:12
ダッシュ!
uminek...
自由詩
12*
16/9/2 4:46
おめでとう
梓ゆい
自由詩
1
16/9/2 2:06
アヒルとセンチメンタル
カマキリ
自由詩
6
16/9/2 0:40
地団駄
藤鈴呼
自由詩
2*
16/9/1 23:46
洗面器
佐白光
自由詩
2*
16/9/1 23:31
食べるということ
坂本瞳子
自由詩
1*
16/9/1 22:57
薄紅・青・黄金・白
葉月 祐
自由詩
2*
16/9/1 22:31
手紙
朧月
自由詩
4
16/9/1 22:18
映画と詩
fujisa...
自由詩
0
16/9/1 21:18
入り口
葉月 祐
自由詩
1*
16/9/1 20:48
チンコ・チラ
花形新次
自由詩
3+
16/9/1 20:25
蛾がばちっと鳴った火曜日 深い鞄に手を入れ多分鍵でるよ
猫のひたい撫...
短歌
2
16/9/1 18:18
赤
水宮うみ
自由詩
0
16/9/1 18:00
過去だって今だって未来のなかで回るけど今は今
〃
川柳
0
16/9/1 17:55
ご・しち・ご
〃
川柳
0
16/9/1 17:48
良い色を持っている。
〃
自由詩
2*
16/9/1 17:47
新生〇消滅
ひだかたけし
自由詩
1*
16/9/1 17:36
罪なき人々
atsuch...
自由詩
1*
16/9/1 15:23
声
志田陸
自由詩
4
16/9/1 14:39
夏のスケッチ
そらの珊瑚
自由詩
15*
16/9/1 13:58
天然
Lucy
自由詩
14*
16/9/1 12:16
九月の鴉へ
もっぷ
自由詩
1*
16/9/1 10:40
ひらがな短歌 試作1
梅昆布茶
短歌
4
16/9/1 9:50
翼に穴
這 いずる
自由詩
4
16/9/1 9:13
戯曲・詩・散文への思い
fujisa...
自由詩
0
16/9/1 4:28
偏見と悲観と独占の連鎖に、乾杯。
少年(しょー...
自由詩
0
16/9/1 0:57
月と湖
はるな
自由詩
3
16/8/31 23:50
ことしの夏は のこと
〃
散文(批評...
6
16/8/31 23:31
土建屋の次男
花形新次
自由詩
1
16/8/31 22:58
1542
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1572
1573
1574
1575
1576
1577
1578
1579
1580
1581
1582
加筆訂正:
俯瞰
/
umineko
[16/9/2 4:53]
ちょっと変えました だいじなところ
赤
/
水宮うみ
[16/9/1 22:18]
詩だったけど短歌風に変えました
過去だって今だって未来のなかで回るけど今は今
/
水宮うみ
[16/9/1 18:54]
タイトル変更しました
5.95sec.