未来より
過去を考える
青い
意味を失った時間が流れていく
意味を失った感情が流れていく
継ぎ接ぎの体で
継ぎ接ぎの体で
水から出て行こう
火から出て行こう
幻聴を剥がして
何処か ...
小さな嫉妬の粒を
指先でつまんで丸めてみる
日暮れて家へ帰ろうと思うのだが
行く先が知れない

たくさんの人たちが
出立する暮れ方の川辺の
薄れていく土手の向こう
たわんでいくぼくの背 ...
雨のあいまに草がのびていく
つみとってもつみとってものびていく
春は毒だ
帰る場所もないのに咲いてしまう
色あせた空やアスファルトを塗りに行くだけならやめておいたほうがいい
外は灰色
長い冬のあとも忘れぬ雨の匂い
街は濡れその色を自ずと濃くする
足音は秒針よりも少しだけ速い
白昼夢は一番星のよう ...
ふりかえる
と誰かが押下した起爆装置だった
粉塵をかいくぐってくる
音速以上のものたち
重力を必要としなくなった動作は
マリオネットのように崩れる

排熱しようとする換気装置の
こころ ...
 僕は知っている

 満月の夜
 梟の声響く夜半過ぎに
 一の社の榧の古木は
 封じられた記憶、取り戻し

 社裏の小さな瀬に
 小さく泡立つ冷たい流れに
 月の光は毀れ落ちては千々 ...
《ひどい! わたしの蕾に粉砂糖したの
姉さんでしょう
《あなたがはしゃぎ過ぎなの
わたしはまだ帰り仕度の最中よ
《ああうるさい こんな早くから蝉はよして
まだうたた寝したいじゃない
《駄目 ...
指ひとつ夜に融かして冬ひとつ



迷う背に涙の匂う二月かな



種火から双つの声と双つの葉



冬あおぐ二十三時の命かな



戸惑えば戸惑う ...
 帰国してしばらくし、落ち着いてきたので、仕切り直そうかと思い、これを書いています。詩を投稿する前に、自分の考えの「もと」になるものを整理し言葉にしようと思ったからです。

 私はときどき、人 ...
百均で買ってきた
ミニチュアの黒いうさぎは
手のひらに載せて
選りすぐろうにも
どれもみな
哀しくなるほど同じ顔
同じ姿勢同じ表情
どうしてこんなに正確に
大量生産できるのか
まるで ...
例外なく、夜は長いものだ。人は夜の長さから逃避するため、夜に眠ることを覚えたのかもしれない。夜になると時間は凝固して、空間はつぶれてしまう。そして恐るべきことに、眠ることを許されない夜もある。 ... まなざしを夢に見るまで耳奥に遠い旋律夜明けのサティ


君だけを知っている記憶、冬風に燃える炎よいつか雪片


いつの日かめぐり来る日のグノシエンヌ海にピアノを置きざりにして


さ ...
微細なノイズが連続する頭蓋の内壁で半端な崩落のまま凝固した自我が瓦礫の隙間で高笑いをする午前の一瞬、極限まで見開いても目視ままならぬ目と麻痺した鼻腔の捉える嘘、甲状腺の異常の懐 ...     始まる前は 長いなぁと
        おもっていても
    いつのまにか 千秋楽が
          来てしまう
     十五日間の大相撲場所

      そうだ そうな ...
雨が止んだから虹が出るのではなく、虹が出たから雨が止むのだ

虹色ならいつだって見れる
あなたの黒目に宿る、赤、青、黄、すべての色が瞬く
地球に送られてくる
地球を成長させるエネルギー
沢山の違ったエネルギーが来ている

人も動物も植物も全て
成長させるためのエネルギー

銀河は超巨大
想像もつかないくらい
宇宙の叡智 ...
鼠夜桜ひきつれて

にぎやかな繁華街を抜ける
路地は大小二つに分かれ
月を眩ませる
再び斜影/方に肋膜の炎
告知する薄墨色
派手な更紗を纏う老婆を気にとめた
絵柄のカードをな ...
 前方から、二台の自転車がやってきた。幼い女の子と母親である。ときにハンドルをくねらせ、お気に入りのアニメソングさえ、聞こえてきそうである。女の子は自転車に夢中だった。その後ろに母親。ごくあ ... 保育所が足りなくて
子供を預けられない
働く母に提案です
あなたが働く間
子供を凍らせて
仮死状態にしておくのは
どうだろう
家を空けている間
子供は冷凍庫の中で眠り
母の帰宅ととも ...
若き日々の夕べには
その日一日が再び始まるような
ばねに似た体が憩っていた
未来は豊饒で過去は僅少で
乏しい過去で圧倒的な未来を
懸命に跳ね返していた
青々とした木の葉のような
...
顎がはずれるほど泣いた夜に
向こうばっかり気になる自分と暮らしてる
奴はタバコを僕に差し出した
それは彼の敬意の終わりだった

追いかけられて
二つは一つに
夢は川と繋がってる

何 ...
夜明けの群青の空に
透明な風の蛇がうごめいていて
脊椎に貫かれた腹でゆっくりと気流を動かしている

白んだ月は皮膚を通過し波状に広がる光を手放す
朝を迎える前の消印のように
反復ゆえの忘却 ...
おなじ夢をみる。
地下、暖かいイメージ、職員室の裏側にある保健室、せまいなかにぎっしりつめられたベッド、シーツ、まくらとまくらカバー、小人みたいな先生。彼女は走っていく、校庭や道や草はらなんかを ...
こんな時間に
起きているのは誰だ

こんな時代に
生きているのは誰だ

おまえ
ひとりなんかじゃ
ないんだぜ
この世の終末を感じる
ぼくは礼拝に出席しないといけないクリスチャン
アイディンティティーはそこにある
牧師さんから聖書研究の本をかりた

救済者(メシア)をもとめている
魂の奥の底から涎が ...
ベッキーこと元巨人の
辺木原和博(48)は
不倫相手の一人ユダヤ人演歌歌手私怨(しおん)と
覚醒剤を使用するために
子供を保育所に預けようとして断られ
高校生ウルトラクイズを対象とした賭博を ...
ばあちゃんが 孫の肩を もんでいる


教科書はどんどん重くなる

忘れてはならないこと

今日もまたマシマシ

江戸時代の町民は

遠いお国の飢餓戦争

知ってか知 ...
ジェットコースターだぜ ゴー
どこへでも行くぜ ゴー
くるくる回る五色のライトと
考える前にともしてしまった誤植のライトと

ジェットコースターだぜ ゴー
ゆらゆら揺れる 夕暮れの小枝と
...
道標のない坂道は 霧の中に向かって
砕けた岩が転がっている道端に 
明るい顔で タンポポが咲いている
白い羽を残して 飛び去る


ゆがんだ古時計を壁にかけても
もう元に戻ることはな ...
引っ越しする
君がおいていったダンボールの中に
ある私たちの昨日

もう一度あけてみたいけど
あけられないまま
窓をあけて夜をみている
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ブルー・ノスタルジーゴースト(無...自由詩3*16/3/26 22:43
小さな嫉妬の粒をオイタル自由詩516/3/26 22:05
つみとるはるな自由詩916/3/26 21:52
ときあかす高橋良幸自由詩2*16/3/26 21:33
アンインストール(ゴル投稿長考版)自由詩0*16/3/26 21:26
闇を背負う人夜雨自由詩216/3/26 20:14
四季姉妹ただのみきや自由詩10*16/3/26 19:48
白と常在木立 悟俳句216/3/26 19:33
01. つまり真実とは何か塗絵 優作散文(批評...116/3/26 19:23
ベンジャミンバニーLucy自由詩22*16/3/26 19:04
肯定葉leaf自由詩116/3/26 16:39
夜明けのサティ石瀬琳々短歌4*16/3/26 12:58
ランチの時間ホロウ・シカ...自由詩1*16/3/26 11:39
卒寿に想う信天翁自由詩216/3/26 9:47
瞬く水宮うみ自由詩2*16/3/26 8:53
銀河夏川ゆう自由詩116/3/26 5:34
スベトラーナ春に酔鼠アラガイs自由詩8*16/3/26 0:48
武士の3分カンチェルス...散文(批評...316/3/25 23:44
私のアン花形新次自由詩116/3/25 23:19
葉の色葉leaf自由詩316/3/25 6:50
ひとりでだいじょうぶなように竜門勇気自由詩216/3/25 3:46
紡ぎ合う由木名緒美自由詩14*16/3/25 3:07
夢をみるはるな散文(批評...116/3/25 1:16
ひとりなんかじゃ、ないんだぜうめバア自由詩116/3/25 0:48
終末fujisa...自由詩016/3/25 0:07
ここまでのあらすじ花形新次自由詩116/3/24 23:45
自己防衛大臣答弁もり自由詩0*16/3/24 23:20
ゴーオイタル自由詩116/3/24 22:32
春へ藤原絵理子自由詩316/3/24 22:32
二ひく一朧月自由詩116/3/24 21:50

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加筆訂正:
四季姉妹/ただのみきや[16/3/26 19:58]
誤字修正しました。
4.59sec.