クソジジイのくせに
僕は、僕は、と連呼する
なまっちょろい
ウンコ自称詩を見るにつけ
人間、長生きだけは
するもんじゃないなと
強く思う
試しに書き出しを
「ワシは」にしてみろや
...
通り過ぎてゆく人々
通り過ぎていった人達
何なのだろう、何だったのだろう?
あれらこれらの出来事が
今は嘘みたいに消え去って
僕は嘘みたいに落ち着いて
ただ目を閉じる、ただ目を閉じる
あ ...
広い邸宅など要らない
ベッドは
身体を横に出来るスペースがあれば良い
食卓には
茶碗の置ける隙間があれば飯は食える
とうそぶいて
新聞が 雑誌が 広告が
テーブルに積み重なり
ベ ...
あ~ぁ
ふ~ゥ
もう、どうして
は~ぁ~
溜息一つで 幸せが一つ逃げていくなんて
逃げていく 幸せがないなんて
あ~ぁ
幸せなんだね
...
勇気ある者が勇者と呼ばれる者ならば
少なくとも自分にはその資格は無いのだと思う
此処へ至るまでの道中
幾度と無く故郷へ帰ろうか悩んだ
目の前で幼子が喰い殺されたとき
冬山で食糧が尽きて木の根 ...
なんかの自由
ある地点の悪魔に心を預けて戯れた
そこは誰の世界なのか
わからないことだらけの中には
答えを見つけて見つけた映像を見てみて
羽ばたいてい ...
161020
もっとちかくにお寄りよと
いわれてもクルマは軽三輪のフジキャビン
座席は前後にしかありません
運転者の頭のてっぺんを見つめながら
ぶつぶつ言っているうちにエ ...
ひょっとして
測定不能な分野は
安泰だと思ってんのか?
確かに
売上金額で優劣付けようにも
詩なんて
自分以外
誰も読まねえし
むしろ
てめえで金出すとかさ
かなりイタイ代物だ ...
道端で死んでいる動物ばかりみてしまう
どんな気持ちだったのか
空が青くても
遠くても
顔をあげなくては
死はある
どこにでも
私の隣で
まただれかがうまれかわるのだろう
...
恋人達が
お互いをおもいあう夜
ひとり
横恋慕のわたしは
さみしさにうちひしがれて
死神の力を借りたくなるに違いない
都合のいい女を捨てて
合理的に行動できたら
あたたかい場所で暮 ...
黒曜石の瞳を閉じて
秋風とともに往ってしまった君は
そろそろ成層圏あたりにいるはずだ
ただ
ぼくにできることといえば
天空にそびえる岩壁をノロノロとよじ登るだけだった
君に届けとばかり ...
「自分の言葉が残ってしまう」と嘆く少年少女の喜怒哀楽は言葉にできないくらい重く、
その重みは言葉が届かないところで明日を待っている。
その重みにとっての明日が、好きな小説家の新刊の発売日や好き ...
朝のひとときに
部屋の窓ガラスに
打ち付ける様に降る 雨
その降り方は
この身に潜む暗いものも
洗い流していくかのように
雄々しいあなたは お久しぶりですね
あなた ...
溢れる海の{ルビ思想=おもい}を
透いた生命の鼓動にのせて
ぼくはきみに語りたい
{ルビ灼=あつ}い 熱い視線の息吹に恋い焦がれ
ひとり 沈んでいった人たちのことを
ふるえる ...
退職して五年
すっかりリタイア暮らしが
身についたところへ
突然友達から仕事を手伝ってくれ、と言われた
はじめは断るつもりだったが
その話が来てから
なんとなく女房の機嫌がいいので
つい ...
刃ものみたいに
とがった穴を
言葉たちがすり抜けるたび
けずれる
文字とも音ともつかない粉が
一杯になって
それはもうやわらか
刃だってだんだん鈍って
いまはやさしい熊ぐらいに ...
*
孤独は届けられたものだから
*
心臓を意識する
雲に気づいたように
*
あてがあるわけでもないものを
流すのは青空の日にしている
白夜のように月が燃えあがる夜に暗色のシーツに包まれた寝床におまえは横たわる、清潔な寝室のそこかしこに蛆虫のように蠢いている憤りの欠片、それはすべておまえが隠した懐から零れ落ちていったものだ、も ...
余計なものなんていらない
これ以上、荷物を重くしたくないから
必要なことしか考えない
興味ないことで頭を重くしたくないから
ピカピカな地球儀、眺めて ...
花火と恋と生と死を
一つのものとして例えるあいつのこと忘れたわけじゃないよ。
ただ、もう、そこにはいないし
いや、もともとあいつはここに相応しくなかった。
古びた喫茶店で
生 ...
その瞬間を今でも憶えている
怖くは無かった
痛みも無かった
一瞬一瞬を切り貼りしたような
緩慢に流れる時間の中で聴いた音を
今でも覚えている
ニュルニュバ
って音だった
けたた ...
失う事よりも
忘れられる事の方が
どれだけ辛いのかを
想像しきれないまま
大切なものばかり
増えて 増えて 増えて
灯火の様な感情ばかり
胸の奥に 生 ...
「日中剃った髭が
夜にはもうチクチクし始めている
四ヶ月前に切った前髪は
まだ眉毛にかかってもいないのに
数年前床屋の兄ちゃんがにやけながら
「前髪伸びるの遅いでしょう?」
と聞いてきたそ ...
木人椿殴る間にも妻は子守
朝からゾンビだらけ
地面で跳ねるおっちゃん
教会に集まるおっちゃん
おだいじに
寒くなってきたね
長袖一枚では少し寒いかな
何か羽織ろうか
それとも厚手のセーターでも着込もうか
そういえばこのあいだ通販で
フェイクレイヤードというものを買ったんだよ
見た目は洒落ている ...
雲間から大首が降りてくるでしょう
まるで惑星ほどに巨大な首がゆっくりと地上に迫り
町は空が遮られたために暗くなります
道行く人々は自分の思いにふけり
あなたも目の前の地面をじっと見つめています ...
深夜
耳たぶを踏まれ目を覚ますと
肋骨が無い事に気がついた
慌てて起き上がろうとしたが
胸がクラゲのように揺らめいて起き上がれない
しょうがないので首を曲げて目線を横にすると
小人達が腰に ...
ひとつ屋根の下で暮らした、お婆ちゃん
僕が生まれるより前に病で逝った、お爺ちゃん
幼い僕の頭をかわいいかわいいと撫でた、ひい婆ちゃん
娘の幸いを願って逝った、嫁さんのお母さん
年老いたある日突 ...
車の中のあなたは雨 避けがたくとりとめもなく
一つの今と一つの場所が移動する 相づちは質量を残さない
「モノローグ」そう題された つめたい彫像として心臓まで
こと切れたままのラジオ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
僕はクソジジイ
花形新次
自由詩
1
16/10/21 17:41
転〇生
ひだかたけし
自由詩
3*
16/10/21 15:52
狭い部屋
イナエ
自由詩
17*
16/10/21 10:31
溜息
佐白光
自由詩
0
16/10/21 9:21
かつて勇者と呼ばれた者
たいら
自由詩
1
16/10/21 0:50
怖くて怖くて
綾小路俺まろ
自由詩
0
16/10/21 0:37
もっと近くに
あおば
自由詩
0*
16/10/20 23:39
人工知能に取って代わられる
花形新次
自由詩
1
16/10/20 22:19
秋
朧月
自由詩
2
16/10/20 21:21
棲み家
はなもとあお
自由詩
1
16/10/20 20:18
黒い瞳の君へ
レタス
自由詩
5
16/10/20 16:21
自分の言葉
水宮うみ
自由詩
0*
16/10/20 11:18
雨の休日
葉月 祐
自由詩
4*
16/10/20 10:05
ぼくの内側から崩れていく海
白島真
自由詩
20*
16/10/20 7:21
再就職
zenyam...
自由詩
1
16/10/20 7:00
粉ごな
はるな
自由詩
2
16/10/20 0:28
孤独は届けられたものだから
佐藤伊織
自由詩
1
16/10/20 0:23
判らないものがおまえを生かしている
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
16/10/20 0:22
宿らんVISION
黙考する『叫...
自由詩
1
16/10/20 0:14
花火と恋と生と死を
藤沢
自由詩
0
16/10/19 23:37
ニュルニュバ
たいら
自由詩
1
16/10/19 23:35
灯火
葉月 祐
自由詩
2*
16/10/19 23:29
ヒゲジョリーナ・ジョリー
たいら
自由詩
0
16/10/19 23:23
葉問
山下
俳句
0
16/10/19 23:20
自転車出勤
〃
自由詩
0
16/10/19 23:17
フェイクレイヤード
たいら
自由詩
2
16/10/19 23:11
後の雨
春日線香
自由詩
2
16/10/19 21:27
肋骨の小人
5or6
自由詩
9*
16/10/19 21:10
生命の樹
服部 剛
自由詩
3
16/10/19 21:00
ダブルスライド
ただのみきや
自由詩
14*
16/10/19 20:50
1532
1533
1534
1535
1536
1537
1538
1539
1540
1541
1542
1543
1544
1545
1546
1547
1548
1549
1550
1551
1552
1553
1554
1555
1556
1557
1558
1559
1560
1561
1562
1563
1564
1565
1566
1567
1568
1569
1570
1571
1572
加筆訂正:
怖くて怖くて
/
綾小路俺まろ
[16/10/21 12:58]
※フィクションです(^^)
本たち
/
水城歩
[16/10/21 11:24]
新しい→新しき 手垢で→手垢に 視線で→眼にて 撫でし→撫でつる
本たち
/
水城歩
[16/10/21 3:21]
朱い→朱き
本たち
/
水城歩
[16/10/21 3:20]
聞きたくて買う→聞きたく購う
ぼくの内側から崩れていく海
/
白島真
[16/10/20 21:19]
ルビ訂正
5.37sec.