金曜日には花を買いにゆく
水仙や早い菜の花
いきいきした街の黄色を通りすぎ
もはや首を切られ
それでもまだ
いきいきと生きんとす
花屋の花たちを買いにゆく
金曜日には
北風ピューピュー
吹き荒ぶ中

マッチ売りの少女よろしく
声がする

はだけたTシャツは いりませんか
歯だけですか?

違います
ちょっと 持ち歩いていた時に 損傷したのです ...
うすうす知ってはいたけれど
そとはやっぱりおそろしい
それでもくまは森をでた

街はかわいてうすぼけて
みわたせばべたついたくまたちが伏せている
ここにもくま あそこにもくま
森 ...
おれは

パン粉を

袋から出し続ける

出せるだけ

出し続ける

そうして

溶き卵を 桶にすくい

頭からかぶる

百メーター先の

パン粉の海に
...
若い頃は良かった
なんて言わない
思わない
今が一番
いつだって
これからだって

とかなんとか言ってみても

こんな春のいい陽気に
年頃の娘たちが
きれいな足を惜しげもなくさら ...
声は呼ぶ幻のようなその秩序 詩投稿サイト「現代詩カンファレンス」では、とんでもなくクソみたいな投稿に膨大な数のイイねが入れられている。
良識ある閲覧者は、「何故こんなクソが良いんだ?私は全然読めない人なのか?」と悩んでいる。
...
どんなに悔しくても
どんなに悲しくても
どんなに苦しくても
生きなければならない。
なぜ生きているかと言えば、
出会い

あるから。

私には先生との出会いが
生きる鍵になりまし ...
おかえりなさい おかえりなさい

旅先から帰って来たばかりの僕に
いきなり響く声の渦

おかえりなさい
       おかえりなさい

夕に傾き燃え上がった太陽が
一日の最後を焼き尽 ...
終ぞ桃に口づけせずに終わるは秋
こまゆみが 幾ら美しく ぶら下がっても
北風に吹かれちまえば それで御仕舞

お前の推しメンは誰なんだと
おしめを外せぬ赤子に尋ねても
ぎゃあと泣くだけ ...
{ルビ鳶=とんび}が鳴く
空の遠心力を中和した
深い谷で

静けさは声を出すことができない
涙のこぼれ落ちる音
静止衛星の摩擦音

「だから」と黙すあなたの終止符は
どんな孤独 ...
R-2指定の
赤ちゃんプレイ自称詩が
気色悪い

こんな気色悪いクソを
恥ずかしくもなく
垂れ流すということは
きっとブスに違いない
いや、ブスだ!
確信を持って
絶対にブスだ!
...
彼は複眼だよ僕より見えない
だから優しいだろ
僕は人間だよ
虹彩の伸び縮み
青とオレンジの蛍光灯だけが頼るべき物なのさ
明滅、明滅、明滅

鼓動がうち返す波
海は漆黒としか知りません
...
彼はロックでもあり
ジャズでもある
個性的な人々をいつも指揮してまとめている様
一番似合うのはきっとクラシック
微笑みがサディスティックに見え
同じぐらいマゾヒスティックを感じる
異国の高 ...
砂漠を歩き続けながら
一輪の花を見つけたのは
千里を歩いた頃だった
水を飲みたくて
飲みたくて
彷徨ったあの頃

ぼくは渇きとともに
飢えていた

一輪の花をさがすために

酒 ...
またひとり 友達が逝った春
ホームの売店で香典袋を買う
無愛想な店員が差し出す
派手な化粧に 朝日が散乱する


押し頂くような仕草で受け取り
擦り切れたバッグに入れたとき
倒れた ...
いっせいにソメイヨシノが笑う夜 花をのせ喜ぶ風が吹き抜ける ツーと紙飛行機曲がり花明り 太るか痩せるか
ふたつにひとつ
丁度いい加減なんか分からない

デジタルデブ

上は120キロから
下は58キロまで

自称50キロの
不細工OLが
忽然と姿を消した

それ ...
亡くした夢をかなえてくれた
娘の頬を撫で
一滴の涙を流した

義理で並んだ葬列は
わたしにとって意味も無い

ただ
少しの救いは一曲の短いパヴァ―ヌだった
そのオートバイはギターをかき鳴らすように
大陸を横断してゆく
絶え間ない鼓動が指先に繋がり
陽の沈まない西の空を目指す

髭を蓄え
風にカールする髪を靡かせて
終わりの無い旅を続ける
...
割れる陽に花芯は昇りまた昇り



雨音のはざまに浮かぶ花微塵



けだものに片目預けて花見酒



刻みあう互いのすがた風ふたつ



指笛 ...
触れるたびに
コッと鳴き
離れるたびに
コッと鳴く



杯はいつも
虚に満ちる
波打ち際のミキサーから
ぷちぷち昇るひとさし指
咬みちぎられては
吐き捨てられる中指


ギターはミシン
断っては繋ぎ
生まれも額縁も
等しく足元に粉砕する


...
いきどまり日々のページはまた開く 遠のいていく
まだ舟だとも言い切れぬままに
来た林に戻ろうか
踏ん張りたくなどありゃしない
じゃあこの壁にだ
打ちのめされていよう
ここら一帯の木は黒ちゃけて
叩くと気持ちの良い堅さ
...
春風、というものにも

いろんな言い方があると思うけど

もし

耳をすませたら

語彙力がよわい私には

それは 春風としか言いようがなかった

色は うす桃色 です ...
頻繁に人にであうでもない
この生活にあまり不満はないのだ

ベランダの脇の雑草がどう伸びようと
有る意味僕のそとの世界のできごと

疲れている意識もなるべく解消しようと
優しい母や鬼嫁も ...
森を抜ける、視界が開ける、緑の草地、寛ぐ人々ーひろびろひろびろ奥空まで

広がる光、光の広がり、奥空一面、黄白く光る光の体

あれは何だ?あれはなんだ!
私は圧倒されつつ開放されるー情欲を、 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
金曜日には花を買いにゆくフユナ自由詩116/4/14 0:13
はだけたTシャツ藤鈴呼自由詩1*16/4/13 23:14
まちのくまはるな自由詩116/4/13 23:05
進退もり自由詩3*16/4/13 21:23
青春時代ただのみきや自由詩17*16/4/13 20:55
声は呼ぶ河瀬由子俳句016/4/13 18:58
現代詩カンファレンス構造分析2花形新次散文(批評...016/4/13 18:56
なぜ生きるか渡辺亘自由詩116/4/13 12:46
VISION.04ひだかたけし自由詩116/4/13 12:08
ももシリーズ藤鈴呼自由詩1*16/4/13 9:14
◎静謐の繭由木名緒美自由詩8*16/4/13 1:23
ブス花形新次自由詩116/4/13 0:46
失明物川祐治自由詩116/4/13 0:32
タブロイドインタビュー秋也自由詩016/4/12 23:19
お茶の水界隈でレタス自由詩216/4/12 23:15
藤原絵理子自由詩316/4/12 22:37
いっせいにソメイヨシノが笑う夜北大路京介俳句116/4/12 22:16
花をのせ喜ぶ風が吹き抜ける俳句116/4/12 22:16
ツーと紙飛行機曲がり花明り俳句116/4/12 22:16
デジタルデブ花形新次自由詩016/4/12 22:04
パヴァ―ヌレタス自由詩116/4/12 21:24
流浪自由詩116/4/12 20:45
呼べど応えぬ木立 悟俳句316/4/12 20:17
ノート(酒)自由詩316/4/12 20:15
ノート(千千京京)自由詩316/4/12 20:14
日々河瀬由子俳句016/4/12 18:19
無い浜なけま、たへ...自由詩316/4/12 13:16
せいじくんもり自由詩2*16/4/12 12:59
えーと。。梅昆布茶自由詩9*16/4/12 12:38
VISION.03ひだかたけし自由詩116/4/12 12:02

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4.3sec.