十代の僕は自問した。客観的・普遍的・絶対的真理は存するか。
そして答えた。無い、あるのは主観的・個別的・相対的真理のみである。
のちに数学の世界には前者が普通にあることを知って切なく思った。
...
僕は死に始めた、見慣れた部屋の中で
僕は死に始めた、変わりない日常の中で
僕は死に始めた、まだ果たせぬ思いのまま
僕は死に始めた、いびつな過去を抱いて
石灰色の目覚めがこめかみを締 ...
はだしでゆかをあるく
しっとりとつめたい
うすぐもりのふうけい
とても風が強いので
木という木がゆれ
腹黒い雲が急がされる
ガラス一枚越しに見ている
ここはとても安全で
雨も風 ...
160416
大阪城を建て直した
徳川幕府は
江戸城の天守閣を建て直さなかった
16歳の少女たちの怨念を恐れたからなのか
それとも犠牲者があまりにも多かったから ...
きみの額に
落ちた、よる色のはなびら しっているか
それはぼくが 云えなかった言葉だ
ただ 白としろの縞模様を いつも
ぼくたちは心のように抱いた きつく
...
欠ける 夕
白の 岬……………………(に)
わたしたちの
線は まるく 欠けて
点も あおく こわれ
はずむ あなた 骨の
陽傘 シャツの ゾッと ...
腕立て伏せは体を作る
腹立て伏せは魂を作る
夢立て伏せは心を作る
立てる時より
伏せる時のほうが負担が大きい
力がつくのは伏せる時だ
言葉を論理的に遡って
事件を因果的に遡って
高峰をどこまでも降りてきて
たどり着いた地の淵からは
すべてを見晴るかすことができた
こんなにも低く視界が遮られていても
推論の糸をたどり
因 ...
あの日を境にわたしの中から
わたしがいなくなり
半透明な海月になった
荒ぶる海流に叩きつけられ
なす術もなく右へ左へ
痛みとともに流され続けた ...
この骨格を焼いてくれるな
使い慣れた体なのだから
大体の様子はわかっている
柔らかな肉に閉じ込められた結晶を埋めないで欲しい
おれの血管とホクロを知り尽くしたおまえだけが知っている ...
自分なりに、いろんなサイトを見、そこに書かれているコメントを
読み解いていくと、前回の「子供を産む」発言に対する批判として、
だいたい3つのものに大別できるのでは無いかと感じました。
...
「私のことどれくらい好き?」と聞かれたから
両手を一杯に広げて「これくらい」
と言いながらそのまま君を抱きしめた
見えなかったものが見える
ふくらんで
ふくらんでほどけ
ふわり ひらく
ゐろかおりかたちあまく
風に光にとけて
そらを渡るもの
ほそい弦で触れながら
匂やかな{ルビ詩=うた}の足跡をた ...
「ワン」
そう犬が吠える
近くのテニスコートから
軽快なボールを叩く音が聞こえる
青い空に陽がのぼり
舞い散る桜の花びらを
きらきらと彩る
地面は一面
桃色に染まり
その上に ...
ヴィーナスのマリッジブルー花の昼
君だってわかる長髪花明り
花曇り口に広がる鉄の味
ああ読めないし 酔えないし 子供じゃないのに 泣いちゃった
嘘のお祭り騒ぎ 君のほっぺた ふっくらふっくら 怒ってるんだよね
わかるよ、笑わないでって でも 仕方ないよ
可愛いから思 ...
事業管理者としてデスクを構える姿はぼくの影
朝のチャイムが鳴るとスーパーの袋に詰め込んだふりかけをぶら下げ
脳汁を垂らしながら
亡者たちと列をなし
鈍色の光に照らされた回廊に並んで
プラ ...
川で遊んだり
釣りを楽しんだり
ただぼんやり眺めたり
川の流れは穏やかで
気持ちも自然と穏やかになる
夏の川で遊ぶ子供たち
大人も交じり一つになる
優しい川の流れ
涼しい川 ...
抱きつかれたのは覚悟。
はなさない
...
三軒隣りの家まで
全て巻き込んだような どでかい虹に
たっくさんの夢を
詰め込んだら
吐き気がした
ねぇ 御母ちゃん
もう お腹いっぱいだよって
呟くけれど 許してくれな ...
ヒトヅマンの恵美子は
夜になると渚という源氏名の
蝶になる
常連からは渚マンと呼ばれている
B92‐W58‐H90の
超スーパーボディにも関わらず
顔は黒木華に似ていて
横に座って童謡詩 ...
大きな水槽を買った
その中に飼う魚が問題で
タナゴを飼うのか
金魚を飼うかが問題で
タナゴを飼ったら静かな虹色を楽しめるし
金魚を飼ったならゆっくりとした時を過ごせるだろう
タナゴ ...
夕食を採り
ぼくは二時間ほど浅い眠りに沈んだ
眼が覚めるとすでに妻は眠りに就いていた
割れた中指の爪先が気になって
パチリ パチリと
爪切りを使う
独りの時間
消えかけた夢を少し ...
生活保護より哀れな手取り
くるひもくるひもサービス残業
睨まれたら地獄行き
カミさまホトケさま上司さま
あんたがサイコーでございます
おっしゃるとおりでございます
カラスがシロにみえまする ...
母子相姦ものに
求める母親像が
年相応に変化するかと言うと
そんなことはない
四十八歳の今も(てめえ、引いただろ!)
四十ちょっと手前がいい
同じように姉は二十歳
妹は十六、七がいい
...
バイバイ。と手を振った
花びらが降る道の上。
愛しているよ。と繰り返して
あなたを見送った。
泣くよりも笑っていなさい。と言われたようで
幸せになるよ。と叫びながら
花びらを頭 ...
誰でも心に
ピアノを持っていると
どこの国の神話にも書いてある
だから無謀にもきれいな
旋律を探して
雨の日も晴れの日も
歩き回っている
この街は楽譜のようで
地下鉄が東西に走ったり
...
陰惨な声刻む泥舟、
あっという間に競り上がる青白い氷山に乗り上げ
怜悧なナイフで自らの喉笛をかっ切る。
これを潮時と終わりにしたかったのだ始まりにしたかったのだ、
深紅の血潮はもはや抑えよ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
真の考察
りゅうさん
散文(批評...
1
16/4/17 14:17
僕は死に始めた
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
16/4/17 13:46
春眠暁を求めず
木屋 亞万
自由詩
2*
16/4/17 13:14
たてなおす
あおば
自由詩
0*
16/4/17 12:26
kamome
草野春心
自由詩
1
16/4/17 10:32
misaki
〃
自由詩
1
16/4/17 10:20
夢立て伏せ
イオン
自由詩
2*
16/4/17 9:24
見晴らし
葉leaf
自由詩
1
16/4/17 8:44
白い月
石田とわ
自由詩
9*
16/4/17 3:01
ナルシス
レタス
自由詩
3
16/4/17 1:28
02. たとえばの仮定
塗絵 優作
散文(批評...
1*
16/4/16 22:59
三行ラブレター : 両手を広げて
しょだまさし
自由詩
2
16/4/16 22:03
春小景
ただのみきや
自由詩
12*
16/4/16 20:32
新しい季節
opus
自由詩
1
16/4/16 17:16
ヴィーナスのマリッジブルー花の昼
北大路京介
俳句
1
16/4/16 15:51
君だってわかる長髪花明り
〃
俳句
1
16/4/16 15:51
花曇り口に広がる鉄の味
〃
俳句
2
16/4/16 15:50
翻太朗
04
自由詩
0
16/4/16 10:38
B1病棟
レタス
自由詩
2
16/4/16 9:29
夏の川
夏川ゆう
自由詩
1
16/4/16 8:55
そして切る。
幽霊
自由詩
0
16/4/16 3:32
母よ
藤鈴呼
自由詩
2*
16/4/16 0:40
渚マン
花形新次
自由詩
0
16/4/16 0:28
面倒なこと
レタス
自由詩
2
16/4/16 0:00
浅い眠り
〃
自由詩
2
16/4/15 23:40
こんなあたしに誰がした
yaka
自由詩
1
16/4/15 23:20
そんなのはイヤだ
花形新次
自由詩
0
16/4/15 21:25
春の嵐。
梓ゆい
自由詩
1
16/4/15 20:35
ピアノマン
やまうちあつ...
自由詩
4*
16/4/15 19:42
VISION.05
ひだかたけし
自由詩
4*
16/4/15 19:24
1531
1532
1533
1534
1535
1536
1537
1538
1539
1540
1541
1542
1543
1544
1545
1546
1547
1548
1549
1550
1551
1552
1553
1554
1555
1556
1557
1558
1559
1560
1561
1562
1563
1564
1565
1566
1567
1568
1569
1570
1571
4.18sec.