祈りと願いに摩耗した
己の偶像が神秘の面持ちを失くす頃
始めて冬の野へ迷い出た子猫は瞳を糸屑にして
柔らかくたわみながら落下する鳥を追った
薄く濁った空をゆっくりと
    螺旋 ...
内なる鑑賞者

思考の小川

行き過ぎた洞察

全てが一様に見渡せる山上にて
 
私は時間という悪魔の幻影を読む。

いつかその名前を聞くだろう。
 
名づけるという思考の作用 ...
金木犀の花を瓶に入れ ホワイトリカーを注ぐ
ひと月ほどして 香りも色も酒に移った頃
金木犀の花を引き上げる

その酒は 甘い香りをたぎらせ 口に含むとふくよかな広がりを持つものの まだ ...
めーず
めーず
啼いているのはだれ?
めーず
めーず
きみは光
手垢のついた言葉そのもの
めーず
めーず
一度
おぎゃー
と発した者
沈黙の頭と尻尾
めーずめーず
ありふれ ...
くだら野にJSSJの首ひとつ

寝た切りが寝間に忍ばせる青写真

冬ざれてニート息子の頸絞める
〇ばかり欲しがるのは

自己承認できていないから

劣等感の現れだ

健全な魂は欲しがってばかりいない

常に与えることを考える

与えることが喜びだ

私はそれこそを望む
透明な板に仕切られた街で
鳥は哺乳類を呑んでいる
人は 恐れて近づかない


板と板のはざまを
皆 目をそらして通りすぎ
空を忘れた鳥が見つめる


径の終わりでま ...
老婦人は、かつて、中上健二に多くの老婦人が話したように、人生を語ってくれた。

生きるのは苦だった。でも今落ち着いてる。

色彩が剥げ落ちて、シンプルな唯一なる実存とともに、あらわな姿でたった ...
誠か嘘か知らないが
もう大分高齢のマウスに若い方の血液を流すと、認知機能や運動機能等がアップしたらしい

http://www.afpbb.com/articles/-/3014168

た ...
誠か嘘か知らないが、
脳の一部に微弱な電流を流せば人は臨死体験をするらしいと

ということは、死後の世界はそういった意味では無いのかもしれないが

私はひとつの俗説を信じている

人の第 ...
異文化という捉え方もあるのだなぁと

結局、敵味方で分ける選民思考と

自分の好き嫌いを一切出せない思考とは

相容れない異文化と言える程の溝があるのだと

適応障害か

私個人的 ...
鳥だけが知っている
明日の天気や
次の季節を

鳥だけが知っている
隣国の出来事や
海上の異変を

世界の果てを
見たことがあるから
鳥の背中は青くなる

最も遠くに行くものが ...
シリウスの明かりに浮かぶ轢死体

夢半ばJSSJが凍え死ぬ

口だけの頭掻き切る憂国忌

母親に毒を盛られて木の葉髪
海のなかでしか光らないものが、夜空で輝いている。
「月が綺麗ですね」と、雲ひとつない夜に言ってみる。
家に帰って、海のようなベットにダイブ。暗闇のなかでしか光れないものがあって、眠りのなかでだ ...
あっという間に
師走がやってきて
一年の締めくくりの日々

師走の空気が重く感じる
新年が明けると軽く感じる

どんな一年を過ごしたのか
どんなこと学んだのか

冷たい風が
そん ...
一月
親不孝者
育ててもらって介護なし

二月
頼りになるのは
遠くの我が子よりも
市役所の人

三月
ふだん世話している嫁より
たまに帰ってくる子どもが
いい子になる

...
はてなきよくぼうのはてにはてあり
さけをかてによごとよるをこえて
さまようたましいはなにもないへやのなか
ただかぜにかべをみてくるうのか

さかみちにむかってかめのあゆみをためす
つげのか ...
いつものままでいたら
通り過ぎる場所を
あつめていた

かけがえのない世界の片隅
お前を探してるやつが居たよ
かけがえのない世界の片隅が
顎を上げてわらった

いつものままでいたら
...
ずっとあなたを探していました
ながすぎるほどのときでした

目は赤く腫れあがり
世界に火を放ちたいほど呪詛吐いた
赤錆の匂いはつきまとい離れずに
そろそろ、いいか、とおもうころ

わた ...
爪の生えた
あくまになりたい
忘れるより先に
思い出してる

抱きしめてから
気づいたんだ
君を嫌いだってこと
僕はあくまで
君の敵
ドゥー・ザ・ケーブル・イート

船の上 ...
リリカと名づけ
幼馴染みに向かってそうするように
呼びかけた
どうせ立ち去らない
絶望に
酒臭いヨッパライ雌ともだちがいないのか俺にもたれて眠る


手放さず握りしめてるコーンスープ吐瀉物の香に似て覗き込む


ついさっき一緒に飲んでいたような雑なタメ口右から左

...
貰った花の色は赤でした
あなたの心は燃えているのです
火の海に飛び込むような
私の体が水を求めたら
眩しい太陽を見てはいけない
あらゆる記憶は支配力を失い。

叡智ある思考は、

大空を飛翔し、疲れた魂を、より老獪にするのだろうか。

老獪ってのは、無垢だ。


気づいていること、繊細さ、慈悲。

寒々し ...
舌凍る無収入者の恨み節

低脳が物言うほどに海凍る

こめかみに食い込む拳冬銀河

実行は人に知られず寒牡丹

夕時雨妹の腋透けるシャツ

脳天にポインセチアの花咲かす

毛皮 ...
君は生まれた
冷たい稲妻がひらめいた
君は駆け巡った
硬い稲妻がひらめいた
君は強く吠えた
優しい稲妻がひらめいた
君はたくさんの風景を記憶した
温かい稲妻がひらめいた
君は人と戯れた ...
一月
朝から
「言った!」
「言わない!」で
口喧嘩になる

二月
携帯はどこ?
眼鏡はどこ?
財布はどこ?
オレに聞くなよ、自分でやっておきながら

三月
おでかけまえのチ ...
冬暖孤独死体もすぐ腐る

ヒラリーの口元の皺隙間風

冬の朝新逗子駅で物色中

重ね着で誤魔化しきれずAカップ
愛の掟とは 与えるとは
と裸の人間が宣う

悦楽のマリファナに酔いながら
夜の街をさまよい歩いても
孤独な亡霊達に笑われるだけ

太陽の中に蒔かれた矛盾という種は
滅びという果実を結ぶ ...
黒の世界でキラメキがどこまでものびていく
はいてんしているのは小さな生命体の呼吸
春夏秋冬はころてんして
恋愛も同じくころてん
めけめけする
窓のサッシにひかれた赤い一線に
一滴の血
シ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
冬という病ただのみきや自由詩19*16/12/31 21:13
サクシンmaitre...自由詩116/12/31 18:30
桂花醬鵜飼千代子自由詩27*16/12/31 18:26
めーず次代作吾自由詩016/12/31 17:36
さわやか句会6花形新次俳句016/12/31 17:26
星丘涙自由詩2*16/12/31 16:25
ノート(彷鳥街)木立 悟自由詩216/12/31 16:11
婦人との対話maitre...自由詩216/12/31 14:36
魅せられるもの水菜自由詩0*16/12/31 11:44
私は、幽霊を信じるので自由詩2*16/12/31 11:20
異文化自由詩0*16/12/31 10:54
bird only knowsやまうちあつ...自由詩0*16/12/31 10:22
さわやか句会5花形新次俳句016/12/31 10:11
きらきらひかる水宮うみ自由詩1*16/12/31 8:54
師走の空気夏川ゆう自由詩016/12/31 7:20
ホカチャンカレンダー(介護編)zenyam...自由詩216/12/31 6:12
鈍るセックス竜門勇気自由詩1*16/12/31 4:13
思い出せない言葉を思い出せないままにしておく自由詩1*16/12/31 2:45
からみあう手田中修子自由詩2*16/12/31 2:27
DO THE CABLE EAT!!!!竜門勇気自由詩1*16/12/31 2:26
リリカもっぷ自由詩1*16/12/31 2:03
帰路の混線深水遊脚短歌3*16/12/30 23:23
情熱ミナト 螢自由詩1*16/12/30 19:09
穢れなきmaitre...自由詩116/12/30 16:46
さわやか句会4花形新次俳句016/12/30 14:33
稲妻葉leaf自由詩116/12/30 13:00
ホカチャンカレンダー(ボケ編)zenyam...自由詩116/12/30 10:36
さわやか句会3花形新次俳句016/12/30 9:13
冬の花星丘涙自由詩8*16/12/30 9:02
赤と次代作吾自由詩116/12/30 1:58

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