拙い想いだから
蹴散らして 下さいと
何の価値もないように
小さな声で
それは 恋ですか
池の中で
うつむいている だけの
ぽわんと浮かぶ 波紋が
破片のように 思えたら
...
ふわり舞ういぐさのカーペットに、くっきり白くひかるやまぼうしの花、ひかげでお腹を出して寝そべる犬や、ミニクーパーの下でおひるねちゅうの猫、水鉄砲で遊ぶがきんちょたちに、ちゃりんこの蛇行運転じい ...
サウザンクロスで降りた人は
どうなったのだろうか。
家庭教師の青年や幼い兄弟は
みなサウザンクロスで降りて行った。
あのリンゴも一緒に持って行ったようだ
リンゴはいつからそこにあったんだ ...
失ったものはいつか取り戻せる
友情も愛情もそして心も
何度失ってもまたもとどうり
時間は戻せないというけれど
時間はいくらでもあるから戻らなくていい
けれど命だけは
何故1度失った命は取り ...
わたしは初夏
水の跳ねるところへ座り
地べたを行く蟻に尋ねる
( )
空を行く鳩にも尋ねる
( )
枯れ行く薔薇たちに尋ねる
道を急ぐ人びとには
...
よちよち歩いてきた
とぼとぼ歩いてきた
つまずき よろめき 倒れては
起き上がる
その繰り返しだ
倒れても 倒れても 起き上がればいい
横にずれても
...
ほんとうのことを、
ただ、ほんとうのことを、
触られたくないばかりに、
腹に膜をつくった。
人はそれを「ウソ」と呼ぶだろうか。
半透明のしらたきみたいな私の膜は、
私をみるみる肥らせて、
...
ないものがいらない。
ないものがない。
ないものがある。
あるものがない。
ないもののなかのあるものがない。
あるもののなかのないものがない。
ないとあるは背中をあわせて。
互いの糸 ...
いつかどこかで君と会えるなら
今は静かな想いを胸に秘め
落ち葉と一緒に地面に寝転ぶ
空を眺めても星はまだ居ない
雲が流れたら見えるだろうか?
放課後の教室に入る時は
扉を閉めて君の ...
自称詩人の孤独死について
考えようとしたが
やっぱり止めた
何故なら
死ぬこと全般が孤独なのであって
例え自称詩人同士が
お互いの哀れな境遇に共鳴し
首を絞め合って死んだとしても
やは ...
仔犬を胸に抱いた少年
あるいは
眠っている赤子を
抱っこ紐で抱えた母親
のように
買ったばかりの
ラナンキュラスの
花束を
両手で持ち
包装紙の隙間から覗いて
微笑ん ...
家族そろってごはんをたべた
自分の話しばっかりするあね
テレビを独占する父
祖母の言動にぴりぴりする母
さりげなく長兄にだけ自分の分をすすめる祖母
そしてわたし
すみっこのわたし
だけど ...
十九は束の間
十九は束の間
菫色の空の様に
勝手に暮れて
夜が来る
十九は束の間
東京は
中野の駅に程近い
三畳一間のアパートの
部屋に一人で
...
あんな思い出もあったね
こんな思い出もあったね
中には君を苦しめる思い出も。
荒ぶる記憶は君の心の中を目茶苦茶にし
破壊し尽くした
大丈夫
僕が君を100年守ってあげる
思い出したら僕の ...
100億光年離れた
レッドポイント星(赤点星)に
帰りの燃料無しで
送り込まれたhayataroは
役立たずの自分が
実験台にされたことを知り
人類への復讐を誓った
酸素も水も食料も ...
愛したのは
哀しい目でした
わたしより弱いひとしか愛せませんでした
あなたはいつも俯瞰していました
わたしのことも俯瞰していました
わたしの浅ましさ
こころの醜さ
あなたはいつも俯瞰していまし ...
今の今、あるところに
100億年hayataroくんがいました
hayataroくんは古文漢文がいつも赤点で
先生に叱られていました
今度赤点取ったら留年よと言われ
hayataroくんは困 ...
落ちる白い壁、この真夜中
沈黙の充満、物という物
剥き出しに在り
全てが均一に在るという
無機の死の奈落
無言の虚無の生々しい幻の告知
そうして俺はこの胸の広がりゆく空洞を抱え
物質 ...
声に出して
言ってみると
すべて嘘になって
飛んで行ってしまいそうで
心の中に
ひた隠しに
してきたのだけれど
あんまりにも
見せびらかしたくなって
聞いて欲しくなって
共感して欲 ...
夢を見てた
行ったり来たりする時計の振子は
正と負の引き揺らしを
背負っているのだろうか、と考えてみて
なんと答えが出た?
注ぎ足したはずの水を飲んで無駄にして
ペットボトルの水量はい ...
魔法のような詩を書きながら
生ごみのように喋る
美しい生き物に出会った
忘れ物を探してるふりをして
悲しいはずの現実を見に来たんだ
忘れ物が見つかって
現実は消えちゃったみたい
...
大空にへりくだり 強風にへりくだり
山脈にへりくだり 太陽にへりくだり
大海原にへりくだり 大地にへりくだり
大河にへりくだり 星空にへりくだり
そして全てを力に変えたい
...
30余年勤めた職場の入り口で父は佇んでいる。
深く深く礼をして
これまでの事に感謝をしながら。
その姿は皆に慕われ
頼りにされた一人の男の生きざまにも見えた。
明日出社をしたら
父の ...
家康の影武者としてメイクラブ天井裏にくノ一がいる
失恋の痛み吸いとる掃除機に手をかけたまま動けない夜
泡になることを望んだ人魚姫大人になるともっと寂しい
そこは、どこへいっても、
同じ通りだった。
人の声や気配はするが、
誰もいない街だった。
けれどどことなく誰かの眼差しを感じた
誰かが見ている。
街が私を見ている。
この街全体が誰かのよ ...
一緒に飲んでいたワイングラスを
水洗いして水滴を拭きとって食器棚に返し
リビングの床に転がった空のボトルを
ゴミ袋に入れて鞄に押し込んだ
ローテーブル上の飲みかけのボトルと
相手のグラス ...
斬り込みが淡すぎる声おなじ手が奏でるリフを傷つけて抱く
再会ではなく初めて会う気持ち いまの笑いといまの涙と
瓶詰めの思い器用にシェイクして差し出さなくていいグラスに注ぐ
...
走り出す馬たちのキラキラ光る筋肉
紙切れ一枚に夢を託す人々の歓声
シートの上でピクニックな彼女
空の青と芝の緑と柵と膝の白
一直線になる馬たちの鼻先
勝負は大画面のコマ送り
勝利がもた ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
壁際の恋
藤鈴呼
自由詩
1*
16/5/13 0:26
波うつカーペット
阿ト理恵
散文(批評...
5*
16/5/12 23:55
サウザンクロス
枝
自由詩
2*
16/5/12 23:38
再会
リィ
自由詩
1*
16/5/12 22:59
よろこび
はるな
自由詩
1
16/5/12 21:45
歩く
星丘涙
自由詩
5*
16/5/12 21:35
風船
あおい満月
自由詩
5
16/5/12 21:23
ないとある
〃
自由詩
1
16/5/12 21:22
予感
ミナト 螢
自由詩
1
16/5/12 20:53
自称詩人の孤独死
花形新次
自由詩
0
16/5/12 20:32
街角
Lucy
自由詩
17*
16/5/12 20:21
満腹族
朧月
自由詩
2
16/5/12 19:42
十九は束の間
yasuto...
自由詩
1
16/5/12 16:54
無題
渡辺亘
自由詩
2
16/5/12 13:13
100億年hayataro「100億光年の孤独死」
花形新次
自由詩
1
16/5/12 12:42
馬鹿
印あかり
自由詩
5+*
16/5/12 8:16
100億年hayataro
花形新次
自由詩
0*
16/5/12 4:10
真夜中の恐怖
ひだかたけし
自由詩
6
16/5/12 4:00
永遠の独り言
坂本瞳子
自由詩
1*
16/5/12 1:53
ロード&セーブ
這 いずる
自由詩
2
16/5/12 0:07
5040
竜門勇気
自由詩
1
16/5/11 23:27
へりくだり
星丘涙
自由詩
1*
16/5/11 23:21
定年退職の朝に。
梓ゆい
自由詩
5*
16/5/11 22:48
家康の影武者としてメイクラブ天井裏にくノ一がいる
北大路京介
短歌
1
16/5/11 22:20
失恋の痛み吸いとる掃除機に手をかけたまま動けない夜
〃
短歌
2
16/5/11 22:17
泡になることを望んだ人魚姫大人になるともっと寂しい
〃
短歌
1
16/5/11 22:17
街を抱く街
あおい満月
自由詩
5
16/5/11 21:22
今夜のワインは赤かった
しょだまさし
自由詩
1
16/5/11 21:15
忘れられた逃亡者
深水遊脚
短歌
1*
16/5/11 21:12
ファンファーレを鳴らす人のために/即興ゴルコンダ(仮)時間外
こうだたけみ
自由詩
1*
16/5/11 19:22
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
1524
1525
1526
1527
1528
1529
1530
1531
1532
1533
1534
1535
1536
1537
1538
1539
1540
1541
1542
1543
1544
1545
1546
1547
1548
1549
1550
1551
1552
1553
1554
4.07sec.