グースは雪の降るなか
ドラゴンの家を目指して
飛んでいました
友だちのいないドラゴンと一緒に
クリスマスを祝うためでした

一方、ドラゴンは
オーブンに火を入れて
グースが来るのを今か ...
我が家に帰って
リビングでテレビを見ていたら
いつの間にか寝てしまった
しばらくしたら
なにやらお腹がモゾモゾとし始めて
眠気まなこで首を曲げて覗くと
俺の子亀がスヤスヤとお腹の上で寝てい ...
しあわせ って意味も知らずにそれでも
しあわせになりたくって産道を出てきたのだと思う
決意をして 決意通りに堪えて生きてきた
泣いて泣いて泣いて泣いて いまもまた
わたしはいったい誰なのだろう ...
推敲中の俳句のページの下半分に
該当する実在のない
母さん
という言葉を狂ったようにいくつもいくつも書いていた
ほんのすこしの日を置いてふと
神さま、と なんとなく名づけている存在のことを
...
鏡にうつる      別人のような姿の
奥にみえる      たしかに見覚えがある
虚像の世界は

左右が逆にみえて   じつはそうではない
左は左に右は右に   うつしているだけなのに
...
音の無い部屋
色の無い部屋
隣に誰も居ない部屋
時計の音も
夜空の藍も
自分の吐息も存在しない部屋
そのうちにきっと
唯一響く鼓動の音も
鳴きやんで
世界が目を覚ます朝に
永遠の眠 ...
 冬の寒空の中、俺はとあるライブハウスに迷い込んだ。
 すでにバンドの演奏は始まっている。
 ステージの中央に立っているのは、かのマディー・ウォーターズ。
 マニッシュ・ボーイを熱唱中だ。
...
洗いたての芝生がちろちろと
脈を交わらせている

川までの道すがら
ちいさな生き物は溺れ死に
汚れた内臓は、光る命へと洗われる

車椅子に花を差し入れる

目を細めてファインダーを覗 ...
まっ白で
海の波とうねりに
磨かれた貝の
欠片を集めて
ぼくはオルゴールを
つくった


貝でつくったオルゴールが
奏でる音色は
聞いたことのないメロディー
なのだけれども
ど ...
青い鳥よ いらっしゃい
ここには、幸せ溢れているわ

青い鳥よ いらっしゃい
赤いリボンを付けてあげる
その小さな喉の渇きを潤す豊かな水も溢れているわ
さあさ、こちらへ いらっしゃい

...
霜降りた田園のあとかたに

朝日の残滓が

それは早すぎる追憶

天涯より撃ちつけられる萎び

もう戻れない日々のなかにいる


最初からなければ良かった原発

誰にでもある ...
私が、私自身のことのみを考え、
私の為だけの世界を作ることが
出来る権利を私は、持っている
好き勝手をしても良い理由にそれは成り得ないが、
私が、得た私だけの個人的な空間、スペースに、
私が ...
この地球に存在する人間は
大地を侵し
大海を侵す
ガン細胞かもしれない

でも、こうやって幸せを甘受し
生続けている

煩悩即菩提という言葉を聞いたことがある
百八つあると言う煩悩は ...
必要か?と考えて、必要ないと決めるでしょう?
決めた途端にそれは、私にとっての価値を失います。
けれど、それは、価値が私にとって無くなっただけで、
私が、それを手放せるかは、別の話です。
価値 ...
{引用=*吹雪}
また寝過ごした
慌ただしく時間を折りたたんで
結露の向こう 誰かが叩く
風のふりして泣いている



{引用=葉牡丹}
あまりに冷たい断り文句じゃないか
あまりに ...
人身事故のため電車が遅れていますと
構内アナウンスが響いた時
発車案内板の人身の文字から
人を信しられない
人信事故と想像してしまった

人が信じられなくておきた事故
そして人が信じてい ...
海の向こうの友だちは知っている
あなたのやさしさと
あなたのやましさを

どうして知っているかって
それは聞かないでいて

そして描いている
庭の絵や
湖の絵を
りりしい若者の絵や ...
見失った
詩にいったいなにほどのものがあるのか
先ほどから少女が現れては立ち去ってゆく
それこそ命がけのまなざしで訴えては やがてかなしそうに
というより私が
邪険に 冷酷に追い払うように
...
  硝子玉の内側で万物が絶え間なく波打っている
  {ルビ罅=ひび}割れた海原や燻んだ山脈や水色に澄んだ植物群などが
  混じり合い・透明に濁った一つの音声に結んで震えている
  それを ...
「しー、静かに」
 僕が部屋に入るとたろやんはまだ小説を書いていた。僕がご飯と言うとたろやんはそう言って、いま佳境なんだと呟いた。昨日も一昨日もたろやんはそう言ってご飯を食べなかった。食べないと死ぬ ...
女房も

「はい」
「はい」

と言っている時は
かわいい!
夏の映画を見ても
身体は温まらない

冬の身体に温もりが必要

夏の暑かった思い出
短くて充実した夏

何故冬は
長く感じるのだろう
そんなことぼんやり考える

夏の強い陽差し ...
おだやかになるべくあたたかいきもちで
いきてゆけますように

そんなことを誰にでも発信し続けている
エゴのしずくをふりまいて

誰でもいいわけじゃないけど
誰かに言われてはっとするこ ...
落下していく朝に
沈む静寂を纏って
潜り抜ける門のうちに
待っている希望が
何でもないものだとしたら?

儚んでいる世が
そう悪いものじゃないとしたら
それはそれでよかったねと
声を ...
新しい赴任地で年末を迎えた。慌ただしく時は流れ、振り返れば日々の業務で毎日何かを学習していった。昨年度、私はトラブルで外傷を得たが、その外傷もいつの間にか癒えてしまい、ただ日々の忙しさの中に何もかもと ... 後ろに在る真実を僕らは知らない
真実が、いまその後ろに在る事も

真実を手にする術は僕らにはない
真実は、「真実」なのかを、視る目も


後ろに在る真実を僕らは言わない
真実は、存 ...
銀座の マルコポーロ
錆び付いた デキャンタは 合鐵製

オリジナリティーが 大事です
素材を包む リボンの角度が 一判

色合いは 此の際どうでも 良いのです
などと言ったら 
...
神無月に肉を脱ぎ捨て 祖母が逝った。

思えばもっと前から祖母は半分海を渡っていたようだった

精神ここにあらずといったふうで

ときどき正気のあるときは「死にたい」とこぼしていた

...
僕は生きていく
千年樹も生きていく
太平洋も生きていく
働きアリも生きていく
ひきこもりも生きていく
何のためにかって?
?がいっぱいあって、!もいっぱいあるからだよ
星やハートが70億 ...
オリジナルの四文字熟語を提案しあうスレッドです。
「 」でその熟語をくくり、その下に強制ではありませんが、その熟語に込められた意味を記入してください。
また、その熟語をタイトルにした詩を書いたり、 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ドラゴン&グースの大冒険 「 グースが運んで来たもの」花形新次自由詩216/12/18 7:39
かめや5or6自由詩3*16/12/18 7:00
耳を澄ます (試作品)もっぷ自由詩416/12/18 6:54
未明通過 #2自由詩316/12/18 5:09
鏡の世界st自由詩2*16/12/18 3:39
無音の部屋たいら自由詩016/12/18 3:08
ブルーズの夜ヒヤシンス自由詩3*16/12/18 2:50
雨上がりの庭印あかり自由詩18*16/12/17 23:01
貝のオルゴール小林螢太自由詩9*16/12/17 22:54
幸せの青い鳥よ いらっしゃい水菜自由詩2*16/12/17 22:47
黄昏る吉岡ペペロ自由詩716/12/17 22:45
自分の理想を追い求めても良い権利は、誰もが持ち得ている水菜自由詩2*16/12/17 22:29
本当の幸福レタス自由詩416/12/17 21:33
私が、手放せないものについて水菜散文(批評...1*16/12/17 21:33
とある一日ただのみきや自由詩8*16/12/17 20:17
人信事故イオン自由詩016/12/17 18:01
人生の絵やまうちあつ...自由詩216/12/17 17:56
感傷もっぷ自由詩116/12/17 17:19
万物と葱草野春心自由詩016/12/17 9:40
一度脱いで、またはく由比良 倖散文(批評...116/12/17 8:43
女房zenyam...自由詩016/12/17 6:33
冬に思い出す夏夏川ゆう自由詩016/12/17 5:31
しずく唐草フウ自由詩4*16/12/17 4:45
生活這 いずる自由詩016/12/17 3:06
とけていく葉leaf自由詩016/12/17 2:09
後ろの「真実」黙考する『叫...自由詩016/12/17 2:07
帽子屋藤鈴呼自由詩016/12/17 1:59
渡つ海高原漣自由詩3*16/12/17 1:41
生きていく水宮うみ自由詩1*16/12/17 1:01
こんな四文字熟語もありじゃない?スレッド会議室16/12/17 0:44

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