俺の寝床は
秋になると大勢の奴らが踏み散らし
大きな足で踏んでいく
みんなそそくさと寝床を踏み散らし
大きな足で行っちまう
何で秋になると俺の寝床は踏み散らされるのか
ちっとも解らないし
...
誰かが僕を忘れたら僕はいなくなるの?
そこには誰も知らない僕がいるよ
僕が死んでも誰かの記憶に僕がいたら
僕は生きてる?

記憶なんてものは曖昧で
今日見たものが明日になれば違うものになる ...
  影が、
  薬缶からのびて
  傷んだ壁にのびて


  夕暮れとつながった
  懐かしさや情けなさや怒りや
  いつまでも尽きそうにない悲しみと……


  そしてわ ...
  栗色のながい弧が
  私たちの耳にふれてから
  鱗雲の向うへ塗れていった


  秋の街をならんで歩く
  ふたり 着古した服を着
  透明な壁の群をすりぬけていく

...
  比喩され 茄子は
  やわらかな澱を孕み
  あなたの血管に似せられていく
  わたしは決然とわたしのままでいる
  密やかなオーガンジーの管弦楽が
  静かな髪を通りぬけていく ...
銃身の鈍重さを仮装しながら
銃弾のようにすばやく生きるのだ
この秋の穏やかな一日は
最大限の速度で組み替えられていくから
この君の静止した生活も
信じがたい高速で雑踏に埋没していくから
...
音楽を風景みたいに見てみたい
好きな風景みたいに見てみたい
好きな風景みたいにうたいたい
僕たちは死刑囚みたいなものである
必ず死ぬと宣告されている
残された時間をどう生きるかは
自分自身で決めることである
1日1日が
毎日あっという間に過ぎ去ってゆく
残された時間をどう生きる ...
秋の細い雨が降る朝
毎日通る通勤路の道路脇に
今日も静かに、丁寧に置かれた小さな花束
三年
置かれる花は変わってきたけれど
変わることができないこともまだあるのだと気づく
止まってしまった ...
貯金合わせて酒買うのに足りない やけ食いやけ食いカロリー低いものばかり なにもいいことが浮かばない空に雲ひとつ まだ生きていた蝉オングストローム キレキレのラジオ体操秋の蝉 残念な目的を果たすため乗ったバス
次の停留所を伝える声が
なんだか常世のひとみたいだった
このままあちらの世界へ
引っ張っていってくれてもいいのにと
願いかけたのに降ろされた現世

...
初蝉や親子忍者の飛びまわる 一人足りなくなったと連絡がきた
行きたくはないけれど行かなければならない
あとからあとから湧いてくる霧雨を
かき分けて向かうとすでに皆揃っており
輪の中にいそいそと加わろうとすると
ぐいと首 ...
国策破れて
山河あり
鳥獣生き盛ん
草木深し

かつてのますらおは
白頭かいて更に短し
今はただ補助金頼み
時に政府は
魅惑的な言葉で
つぎつぎと国民を酔わせ
あまーい夢を見させ ...
猪を素手で捕まえたヘラクレス

強靭な脚力と腕力

怪物はパンチにのけぞり気を失う

ヘラクレスよ! 蠍座で勝利せし、偉大なる戦士よ。

ヒュドラを、殺害せしものよ!

私が社会と ...
少女の髪はいつも御河童だったのですが

三つ編みとリボンに憧れていました
そして隣のお姉さんのようにセーラー服を着て
無色透明ではないリップクリームをポケットに忍ばせて
お姉さんが通っている ...
どうしても選べないみどりいろの服着ている彼女どこか優って


雨の夜あしたを想う想い過ぎまたキッチンで珈琲点てる


部屋のなかまで連れてきてる自転車は世界で一つの自転車だから


...
首都高に沈む夕日や秋彼岸 ぬれて可愛い犬のあたまを撫でてやる
自分の手が よいもののようにみえてくる

ほんとうのことを言っていればいいと思っているひとのとなりだと
まるでほんとうでないように見えるわたしの手が
...
言葉をしまって
寄り添って一緒に泣いた
愛 という名の林檎を一つ 手渡すべきだったと
うずくまっているので
その傍らに スミレの苗を置いた
少女は驚いたようにも
気づかないようにも
自在に
苗を抱きしめて帰っていった 夢のなかへ
 
 名残惜しげに太陽が
 舞台のそでにはけたなら
 今日の演目はこれにておしまい
 音響 照明 さようなら
 観客さまも さようなら
 またあしたね、と手をふった
 残る時計は かち  ...
速度は一定がいい
そんなに速くなくてもいい
あんまり遅くない方がいい
目をつぶらずにいられるくらい
微かに向かい風を頬で受けるくらい
しばらくこのままで進みたい
穴から出る瞬時の流速は

その穴の水面からの深さの平方根に比例する

平方根っていったい何だ

自然界は二乗だとか平方根がほんとに好きだ


紙吹雪まくしかないや

扇子をふって ...
赤い目をしていま
なにを読み
どこを跳ねるのか


あなたは謀った
{ルビ和邇=ワニ}たちの背を戯れ跳ねながら
目指すところへ近づいた時(それは幻想だった)
傲りと嘲りが
鈴のように ...
僕は今、好きな言葉を書いている。言葉でできた二次元の僕は、飛び出すことができない。僕は今、好きな僕を書いているだけで、いつか好きな君を書きたい。「好き」って言葉が好きで、「好き」って言葉が飛び出してほ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
銀杏5or6自由詩2*16/9/25 20:45
記憶と記録とデータとリィ自由詩016/9/25 19:22
かげ草野春心自由詩216/9/25 18:06
栗色の弧自由詩316/9/25 18:05
光の楽隊自由詩016/9/25 18:03
銃弾葉leaf自由詩216/9/25 17:51
音楽を風景みたいに見てみたい水宮うみ自由詩0*16/9/25 17:30
死刑囚zenyam...自由詩316/9/25 17:15
鎮魂の霧雨高林 光自由詩516/9/25 14:40
貯金合わせて酒買うのに足りない北大路京介自由詩116/9/25 11:06
やけ食いやけ食いカロリー低いものばかり自由詩116/9/25 11:04
なにもいいことが浮かばない空に雲ひとつ自由詩516/9/25 11:04
まだ生きていた蝉オングストローム俳句116/9/25 10:59
キレキレのラジオ体操秋の蝉俳句116/9/25 10:59
ところによりSeia自由詩216/9/25 10:59
初蝉や親子忍者の飛びまわる北大路京介俳句116/9/25 10:59
黒子たち春日線香自由詩016/9/25 8:20
地方創生zenyam...自由詩016/9/25 7:52
mahavarahamaitre...自由詩116/9/25 6:52
キット・リボンもっぷ自由詩316/9/25 6:15
かおるのおと (五首)短歌516/9/25 4:07
秋彼岸 +俳句216/9/25 4:00
ぬれた犬はるな自由詩516/9/25 3:33
少女と神さまもっぷ自由詩116/9/25 3:27
少女とそして自由詩216/9/25 3:25
中原みのり自由詩016/9/24 23:13
ナビゲーション坂本瞳子自由詩2*16/9/24 23:08
平方根のふしぎ吉岡ペペロ自由詩116/9/24 23:07
うさぎのダンスただのみきや自由詩10*16/9/24 22:01
好き水宮うみ自由詩2*16/9/24 20:52

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加筆訂正:
鎮魂の霧雨/高林 光[16/9/25 15:10]
一部修正しました
うさぎのダンス/ただのみきや[16/9/25 12:22]
二文字訂正。
好き/水宮うみ[16/9/24 21:05]
修正しました
5.33sec.