眼帯の女の膝や散る桜
花散らす雨聞きながら書く手紙
渋滞続く白い車ばかり
いつも正しいことについて考えている
正しくありたいから
せめて明日に
まっすぐ歩きたいと考えている
時間がないから
せめて明日は
悲しい気持ちは捨てたい
どうにもできないのを知っ ...
あるとき哀しみがやってきて
壁紙を引き剥がし読みかけの
テーブルの上の本を引き裂いてゆく
暗幕で覆われた部屋には夜しかない
そう曠野はいまこのこころに映る風景なのだ
それでも半額のシ ...
「昨日のお休みには何をされましたか」
「地下道の柱に串刺されたしらすのキャラクターの
インパクトから紙媒体を離れつつある広告について
思うところを喋っていました一人で」
「それは誰もいなかった ...
陽ざしが注いで
私の庭にも
優しい色の花が咲く
柔らかい雲が
少し動くと
空に向かって
胸を開いていた
白木蓮も
風に 花びらを
はらはら散らす
白樺の若葉は濡れてなお淡く
陰りの中に揺れ
畑の麦はより深く
滲むように息づいた
日差しにかすむものたちが
雨の日には薄められず
沁みて とおる
焦げついた所まで
土の匂い
湿 ...
みぎひだり ほろけた蝶 比翼と過ごした私と猫と
靴ひもを 結ばぬ怠惰に 縁丸く濃紺に矢継ぎ早な窓辺から
線路沿いに不明な景色のなか
命ひとつを浮かせて身から剥がし終えたと
ひととせを十は巡 ...
祝日、
見あげたところに
日の丸がはためいている
木蔭では 優しい五月も笑う
大切な人からの最後の{ルビ詞=ことば}のような
陽射し…… 僕は思う、いつまでも ...
160507
生まれてしまったからには、何処かで蹴りを入れて
1ゴールくらいはしないと格好悪いとおんぼろ車のアクセルを ...
人は
ひとひらの
花のように舞い
着地するまでの
風を感じ
陽の光を浴びて
寂滅の歓びの中に埋もれてゆく
歓びも悲しみも
大したことではなく
ひとつひとつの現象がただ通り ...
米粒に似たような雨が
幾つも 幾つも 降り注ぐ
頭を振っても 振り切れぬ粒を
いっそ 固めてしまおうと
雷鳴さまと 約束をした
今から 氷を降らせては くれませんか
その代わり あなた ...
あなたと過ごす
雨の夜は何だか切ない
食事をしたり話したり
どんな些細な内容でも
話を膨らませて笑顔で盛り上げる
話と話の間で
聞こえる雨の音が心地良い
雰囲気が和らぐ
雨 ...
0から1の距離は
1から1000より長い。
0を1に持っていくことが
どれほど大変か
今、痛いほど感じている。
0が1になった時、
時間が流れるように重なるように
続く世界が ...
黒い鉛筆で、
目にうつるすべてを黒く塗りつぶす。
塗りつぶしたものたちは、
赤く染まっていく。
鉛筆が折れた。
血豆が潰れた。
赤い血が滲み出して、
白いテーブルに滴った。
テーブルは ...
街の喧騒が届く
烏の鳴き声が響く
急ブレーキがかけられ
お布団がはたかれ
信号が青に変わった
日常が流れてゆく
なんの変哲もなく
微細な変化を誇示せず
瞬間の重みを隠して
日々は ...
「星とたんぽぽ」
ねぇエトワール 見て御覧
中芯は 中空に在るよ
精一杯 背伸びする風の最果て
つかめぬものを つかもうする指先
いちめんに咲く たんぽほのロゼットが地面をつ ...
john lennon is dead
Sid Vicious is dead
Marc Bolan is dead
Keith Moon is dead
...
私は乾いています
カラカラに干上がっています
誰かが私に潤いを与えてくれないと
私はひび割れてしまいそうです
私を思い浮かべて欲しい
私の姿態を
やらしい粘りつくような姿態を
そ ...
若葉道歩けば赤い靴きれい
ワルツの流れる部屋の窓から遠く海を望む。
海は二拍子だと昔から思っていた。
先入観を捨てた時、私の世界は広がった。
まだ見ぬ出来事や光景がこの世には美しく溢れている。
...
ずっとずっと
灰を感じていました
くりかえしくりかえし
乾いては潤う
水を含んだ灰が
目と背に降るのを
感じていました
何も無いところから
火は火に手わ ...
誰かが忘れて行った 言葉
誰かが置いて行った 記憶
取り戻すには 遅すぎる
引き返すには 遠すぎる
それなのに繰り返す 言葉
だとしても思い出す 記憶
振り子が片方に大きく振れると
当然反対側にも大きく振れる
所謂エネルギー保存の法則だ
肌の色か性別
それだけで
一国の指導者を決めようとして
実際に決めてしまったツケが
今、反対側に ...
ソースとかしょうゆみたいに
自然にテーブルに乗っかってたい
だれにも気にされないぐらい
自然に過ごしてたい
たまには大量に必要とされたい
いろんなことが起きる
普通の居間の
普通のテ ...
十代、二十代女性には
ケツ毛は似合わない
でも、あればあったで
なかなか良いかも知れない
それに比べ
ババアのケツ毛は
ケツ毛としては
これ以上の存在感を示す
場所はないと思われる ...
世界はさまざまなかってな基準に充たされていて
世界の涯からから零れ落ちるそれらの反響が
夜空に谺しているようなそんな夜だ
でも僕の基準をきみと決めたから宜しく頼むからね
それにしても僕 ...
どうしようもなく 腹が立つのです
たった 5分 10分 待つことがこんなにも苦痛かと
お気に入りの音楽でも聴いていれば
少しは気が紛れたのかもしれない
それだって 今思っても仕方な ...
文字よりも多い余白に泊まりたい このかさぶたが消えるときまで
独りを選んだんだよ君は たくわえた心の富をみせつけながら
合い鍵の向こうの顔を曇らせる みんなとちがう鍵をねだ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
眼帯の女の膝や散る桜
北大路京介
俳句
1
16/5/7 21:38
花散らす雨聞きながら書く手紙
〃
俳句
2
16/5/7 21:38
渋滞続く白い車ばかり
〃
自由詩
2
16/5/7 21:37
直進
朧月
自由詩
2
16/5/7 21:13
窓から見える曠野
梅昆布茶
自由詩
14
16/5/7 20:21
こうしてとじるみずしらすの領分」/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
3*
16/5/7 20:20
五月
Lucy
自由詩
14*
16/5/7 20:19
雨/みどり
ただのみきや
自由詩
11*
16/5/7 20:00
ねこの死んだ夜
04
自由詩
4*
16/5/7 18:56
波光
草野春心
自由詩
3*
16/5/7 18:00
こうしてとじるみずしらすの領分」
あおば
自由詩
3*
16/5/7 17:25
花埋み
レタス
自由詩
13
16/5/7 15:52
はさみーず
藤鈴呼
自由詩
1*
16/5/7 15:04
雨の夜
夏川ゆう
自由詩
0
16/5/7 15:00
世界ベテラン卓球アリカンテ大会
chihar...
自由詩
2*
16/5/7 14:19
赤と黒
あおい満月
自由詩
2
16/5/7 13:36
今日は
坂本瞳子
自由詩
1*
16/5/7 11:30
おおぞらに <二篇のみの詩集>
るるりら
自由詩
7*
16/5/7 10:03
エピタフ
TAT
自由詩
0*
16/5/7 9:24
マスヲカキッコの「私でオナニーをして」
花形新次
自由詩
0
16/5/7 8:51
若葉道
chihar...
俳句
3*
16/5/7 7:30
ワルツを聴きながら。
ヒヤシンス
自由詩
3*
16/5/7 6:06
夜のたより
木立 悟
自由詩
6
16/5/7 2:07
忘れ去るまえに
文字綴り屋 ...
自由詩
1
16/5/7 1:38
愚か者の子孫
花形新次
自由詩
0
16/5/6 23:11
最強調味料
朧月
自由詩
5
16/5/6 22:50
BABAAMETAL「ケツゲ、ダメ、ゼッタイ」
花形新次
自由詩
0
16/5/6 21:54
基準
梅昆布茶
自由詩
6
16/5/6 20:36
'160424 無題
世江
自由詩
2
16/5/6 17:37
いつもの
深水遊脚
短歌
0*
16/5/6 13:58
1518
1519
1520
1521
1522
1523
1524
1525
1526
1527
1528
1529
1530
1531
1532
1533
1534
1535
1536
1537
1538
1539
1540
1541
1542
1543
1544
1545
1546
1547
1548
1549
1550
1551
1552
1553
1554
1555
1556
1557
1558
加筆訂正:
雨/みどり
/
ただのみきや
[16/5/7 21:16]
誤字修正しました。
3.95sec.