穴を掘る
私たちは穴を掘る
深く
硬い地面に埋もれた
季節の輪郭をなぞるように
穴を掘る
私たちは穴を掘る
さらに深く
地中を飛ぶ鳥たちの
淡い心臓に届くように
手紙を拾う ...
手は 繋がなくても大丈夫
顔は 合わせなくても大丈夫
誰かが世界を大丈夫にしてしまった
みんな、大丈夫だと思ってる
大丈夫は便利で
大丈夫は曖昧だ
有刺鉄線を踏みつぶして
乗り越えるために
戦車が発明されたという
有刺鉄線は爆風を受け流し
砲撃だけで排除できない
単純なのに鉄壁よりも強固
有刺鉄線の向こう側
言葉も聞こえるし ...
僕にとって坐禅は
自分の心に戻る時間だ
ただすわって
息を吸ったり吐いたりするだけだけど
心が落ち着いてくる
家の周りには
好きな場所がある
綺麗な公園
お洒落なカフェ
景色の良い高台
好きな場所に囲まれて
好きなように生活する
好きな人
好きな仲間
支え合って生きている
...
ことばが語られているとき
ことばは消えている
そこにあるのは微笑みや苦笑い
ことばが刻まれるとき
ことばはこぼれ落ちていく
そこに残るのは物質だけ
ことばが叫ばれるとき
ことばは ...
うすらさむい肌に
あなたがのったとき
わたしはまだ女ではなかった
寝返りの襞に言葉が沈み
朝陽に産毛が焼かれると
夥しい嘘が
たった一枚の真実に包まれて寝転がっていた
あかる ...
凛と向いたその瞳は強く何かを訴えかけていて
硬く引き結んだ口元は何かに耐えるかのように震えている
上を向いた鼻先にさらりと掛かった黒髪をうるさそうにかき上げて
彼女は此方をきつく睨み上げる
そ ...
私自身、ともすると自信を失っている。
いや、自信がない訳ではない、自信が限定的になっている。
年を重ねると経験値が上がる。
その経験には当然、プラスもマイナスもある。これが私の自信を ...
紅の夢が輝く
こんな夜は
鮮やかな黄色のワンピースを
翻して淑女が踊る
蒼い月の冷たい闇が広がるけれど
緑萌ゆる朝は遠くない
だからさあ出かけよう
爪の先に光の雫を忍ばせて
真っ白な、祭壇に、小さな心臓が、乗っているのを、僕は、夢で見て、ひどく優しい気持ちになりました。
まだ、真新しいその小さな心臓は、赤い血を流していて、僕は、小さくうずくまり、こくこくと、その血を ...
あなたの裏側が
見えるから
ろくでもねえ奴だって
分かるから
「早く死んでね」って思うの
それは偽らざる気持ち
交差点を渡ろうとしたときに
猛スピードで右折してきた
2tトラックに ...
とぐろを巻いていた竜が
私に向かって来たとき
私は、白いガーベラの束を右手に掴んでいました
空は白く濁っていて
地面は、乾燥し、砂の美しい模様が遠くの方まで続いていました
左斜め上の方から、 ...
いつも好きな人とすれ違って
何も出来なくてまたすれ違うだけ
ただすれ違うだけなのにそれが嬉しくて
何も変わらないけど
無駄でもいいじゃない
何度でも会えるから
AK47を胸に掲げて
鋳造された神を待つ少年兵
他人の傷を拡げる為に
有り触れた明日を見ないニ-ト
その瞳は今にも針が飛びそうな
レコ-ド盤と変わりはしない
公平な ...
ナニカガ ウマレ ソウダ
言葉
宇を身籠もり
身籠もる言葉は
響く声また声の渦
何かが何かが ウマレテイル
夏の炎天下の縁側で
西瓜を食べている
兄と弟
汗流し
その頃 ...
夜空にひとり佇む月が夢をみている
本から溢れだした物語とともに眠る
夢みることをやめても眠ると夢が居た
声が音楽を越えていく思うがままに考えることができる
深々と雪が降り積もる
かじかむ手に息を吹きかけ
ウイスキーで体を温め
スタンドの灯りで短編小説を読んで過ごしていた
時計の針だけが闇の中に響き
孤独に耐えていたあの冬の夜
寂しくて気が狂い ...
爪だけを照らす
蒼い光
ひとつの指に
拡がる荒れ野
星の数だけ
痛みは冷える
砕けた冠
轟きは増す
二つの視線で
つまむ宇宙
それぞれの目の
...
火ようびの2じかんめ
としょのほんのじかん
わたしはほんをえらぶのがおそくて
いつもクラスでさいごだった
ほんのさいごのページの
かしだしカードを ...
迷子です
私がいない
大勢の中で見失った
さがさなきゃ
あせる気持ちと
捨てちゃえ
ささやく気持ち
別人の顔して歩こうか
今年はじめてのみち
PCを自由自在に操りたいときがある
くだらない単純作業や決まった操作などだ
この場合いろいろな手段があるが
それらには長所と短所がある
最も自由自在なのはC# VBなどの高級言語だが
...
いつも気になっていたのは
君の鼓動、
タイムリミットのある
運命みたいに
乱ざつに履きかえた内靴と外靴
しろくおもみのないものが
花びらの速度で降りつづける夜
水平線の見える
駐車場へ ...
木製の昼の頭蓋の
硬さとおなじだけ
いつまでも揺蕩っていたい
すこしだけ曲げた
指さきと指さきとで
共有しあう
些細な、ひとひらの花弁をひとつの接点として
子供がつくった水色のゼリィーの ...
チクタク チクタク 柱時計が
ゆがんだ時を刻み
マネキン人形が ほほえみかける
枯れた花一輪が テーブルの上に
何気なく置かれ
リモージュの コーヒ ...
ハンドルに遊びがあるように
言葉にも遊びが必要だ
人間関係を
円滑にするためには
「今言ったのはどういう意味なの?」
「具体的にはどういうことなの?」
などといちいちこだわっていたら
人 ...
死にたいと思っている人が
バスの運転やっていたら
どうなるんだろう
死にたいと思っている人が
飛行機の操縦やっていたら
どうなるんだろう
死にたいと思っている人が
病人の手術やっていたら ...
道は大変蛇行して居た
雲を耕して
鼓を打てば
出て来るわ出て来るわ
イヤフォンを付けた豚が
天狗の仮面をかぶって居る
目覚まし時計が鳴った
鴎が飛んだ
蛇行して居る道は
雲へと続く
...
早すぎた朝の向こうに夜があるように
遅すぎる夜の向こうに朝があるように
光に狂った雪街の景色を
僕たちはビルの屋上から見下ろしている
それは何の不幸でもなかったのに
苦い思い出としていつの間 ...
(まるで、)(ムンカだ)
(不安にくいつぶされる前に
素早く踊る
華やかに飛ぶ)
(跳ね上がるみたいに飛び上がり、)(イタチのような体形をしている)
(真っ黒な)(つぶらな瞳だ)
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
穴を掘る
オイタル
自由詩
6*
17/1/7 15:39
大丈夫
みたま
自由詩
1
17/1/7 12:36
有刺鉄線
イオン
自由詩
2*
17/1/7 9:40
坐禅のすすめ
zenyam...
自由詩
2
17/1/7 5:50
好きな場所
夏川ゆう
自由詩
1
17/1/7 5:07
ことば
葉leaf
自由詩
1
17/1/7 3:33
あかるい森
はるな
自由詩
8
17/1/7 0:24
ただ、
水菜
自由詩
3*
17/1/7 0:17
自信
吉岡ペペロ
自由詩
4
17/1/7 0:09
出で立つ
坂本瞳子
自由詩
2*
17/1/7 0:04
埋葬
水菜
自由詩
1*
17/1/6 23:40
裏見ます
花形新次
自由詩
1+
17/1/6 23:24
竜
水菜
自由詩
4*
17/1/6 22:58
過ぎる人
リィ
自由詩
1*
17/1/6 20:21
眠れない夜が続く日々
差羽ナガレ
自由詩
1*
17/1/6 19:17
在るの根っこ言葉の根っこ(改訂)
ひだかたけし
自由詩
8*
17/1/6 19:15
「明日も明後日も君でいてね」と君が言う
水宮うみ
自由詩
1*
17/1/6 19:09
越冬
星丘涙
自由詩
3*
17/1/6 18:05
そよぎ しめす
木立 悟
自由詩
3
17/1/6 17:27
としょのほんのじかん
みたま
自由詩
2*
17/1/6 15:11
なりすまし
朧月
自由詩
2
17/1/6 12:09
スクリプトと詩の力
st
散文(批評...
1*
17/1/6 11:58
融解
本田憲嵩
自由詩
7
17/1/6 11:04
淡い水色の
〃
自由詩
3
17/1/6 10:58
夢の映像
st
自由詩
4*
17/1/6 10:22
言葉の遊び
zenyam...
自由詩
1
17/1/6 10:21
自殺予防
〃
自由詩
2*
17/1/6 10:05
豚とチーター
間村長
自由詩
4
17/1/6 2:54
楽園の春が萎れていく
這 いずる
自由詩
10*
17/1/6 1:46
●ムンカ●
水菜
自由詩
2*
17/1/6 0:10
1508
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
1524
1525
1526
1527
1528
1529
1530
1531
1532
1533
1534
1535
1536
1537
1538
1539
1540
1541
1542
1543
1544
1545
1546
1547
1548
加筆訂正:
扶翼
/
水菜
[17/1/6 1:03]
レイアウトの編集
●ムンカ●
/
水菜
[17/1/6 1:01]
レイアウトの編集
●ムンカ●
/
水菜
[17/1/6 1:00]
タイトルの編集
扶翼
/
水菜
[17/1/6 0:54]
タイトルの編集 レイアウトの編集
環
/
水菜
[17/1/6 0:50]
余白の編集 レイアウト変更
環
/
水菜
[17/1/6 0:44]
レイアウト等の編集
環
/
水菜
[17/1/6 0:43]
タイトルの編集
3.42sec.