夕方から降り出した雨
仕事を終えてからのデート
雨に濡れながら
少し遅れて走ってくるあなた
最上階のレストランに行く
良い景色が雨でぼやける
静かな音楽が流れる
雨を忘れさせ ...
水色の天井は
無限みたいに広がっていて
手のひらを抜ける砂のかんしょく
幻視
幻想
存在しない記憶への憧れ
遮断機が ...
「愚痴」
高く高く積み上げた我慢
むしゃくしゃして小石を投げつけるつもりがバランスが崩れて
気がつけば土砂崩れ
歯止めがきかなくなって
あることないこと不満をぶちまける
一通り吐き出し ...
空港まで走る車の中続く沈黙
ひとつの出会いが死ぬ前に
二人は同じ走馬灯を見る
カーステレオから流れる二人で聞いた曲
知らぬ間にエンディング曲へと変わってる
最初の出会いを覚えてる
エレベー ...
1.昔日
白いちじく
くるみ
黒ごま
凍ったラズベリ
松の実
メープルシロップ
海原のような対岸に向かい合って座って
きみが指をしゃぶりながら笑う
もつれる後悔
今 ...
骨折をした年の暮れ
左手で 年賀状を 書きました
蚯蚓ノタウチ回るような 面持ちで
心持ちだけは 穏やかに
ただ お餅だけは
何故か 食べる気が しませんでした
そろそろと流れる ...
聞き慣れぬあなたの怒鳴り声が
ノイズのようにひび割れてくると
思わず耳を塞ぎたくなるのは
私の弱さと寂しさを混ぜたもの
そこに何色があったとしても
あなたを塗り分ける事を覚えて
同時に ...
少年は足裏を焦がして
靴はいつの日か隠して埋めた
角質、角質、カクシツ
玄関の隅に置いた革靴は
フローラルの香り
白い角質、剥いで
焦げ臭くなるために、外へ出る
自分とは違い過ぎるものの考え方や
受けとめ方や立ち振舞い
自分には思いもよらない
大胆不敵や厚顔無恥
ああはなりたくない、だとか
あんな世代と一緒にはされたくない、だとか
...
消防車のサイレンが街にこだまする真夜中
自発的な夢遊病のゲバラのシャツを着たガキどもが溢れ出て
革命とは程遠い犯行を繰り返す、おお
体制にとって彼らの存在は引っ掻き傷にもならない
...
眠れない夜には
そう
静かな音楽が必要になってしまう
それでも今夜は眠れない
月が満ちて
ゆっくりとしていても
アルテミスの歌が美しくとも
眠れない夜は
どうしても眠れないのだ
...
草ぼうぼうの渋谷スティション
手をつよくつよくぎゅっとしながら
ヒカリエの壁に映った影が存在を主張
これはあたし
ぐしゃぐしゃにつぶれた車たち
あれもあたし
少し未来のファッションでオ ...
高らかに歌を唄う
人に笑われても
いついつまでも
唄い続ける
足蹴にされようと
蔑まれようと
私は歌を唄う
そうしたいから
私の歌は決して
騒音ではない
理解し ...
なんで僕には手があるんだろう
そのせいで物を食べなければいけない
そして箸を使って口に運ばなくてはいけない
順番を決めるときにジャンケンをしないといけない
文字を書かないといけない
トメハネ ...
他人の日記を盗み見る生活に慣れて
部屋の桔梗を枯らしてしまった
あんなに美しく思っていたのに
いつの間にか時間が軽くなった
ことで時に重みがあることを知る
あのはつなつのグラウンドの
...
薄い膜に守られ
厚い筋肉に守られた血液が
身体の中心に存在している
肋骨に覆われ
100年の鼓動を約束する存在の原点なのだ
西洋のハートは心臓型をもろに示しているが
この国ではおにぎり ...
自由です迷子ですから自由です あなたに触れて明日も明後日も
迷子です自由ですから迷子です ひとつ触れたらひとつ忘れる
わたしたちどうしてこんなに悲しいのか 倒れながら飛ぶ鳥よりも
雨ごいはこうやるのよ見て ドーナツの穴が落ちてるはやく拾って
意味や色は流行りが過ぎて色あせて いまではみんな灰色の◇
...
明るく生きることは自分を失うこと
明日を悲観して
今日に絶望して
昨日、泣いて
なにをしよう 涙が止まらない
ねえ 落ち込んでいよう
ねえ 周りを不安がらせよう
...
30を過ぎて 夜更かししてたら
心がざわついて 夜は静か
時間を味わえずに 明日のために寝なきゃと思う
たとえ明日がどんなに素晴らしい日でも
無頓着な夜を 過ごせる豊かさに ...
乗り込んだとたんに、
眠りが手を伸ばす列車。
眠りの手を掴んで、
ともに溺れようとする頭のなかで、
死んでしまいそうになるのを恐れて、
目を覚ましても、
窓の外は平行線だ。
その平行線の ...
アメリカ軍の人間による犯罪に
怒りの声を上げた沖縄県のヅラ知事は
アメリカ軍最高司令官の入国を
断固として阻止する旨の声明を発表した
それに対して
肌の色だけで大統領とノーベル賞を
射 ...
白い指が止まり木になって
季節の変わり目を溶かしていく
鳥も空気も光も水も
四角いゼリーの中で蛹になる
いつか君の口が閉じたら
ありったけの体温を渡そう
僕の眼はガラス球みたいにピカピ ...
160520
生まれつきの相違だね
遺伝子の力の凄さには
呆れるね近衛兵の父は
眼瞑っても皇居内は
迷わずに歩けると威張ってた
それが証拠に
戦地に行っても迷子に ...
少しの幸せならどこにだって転がってるって軽くあしらってたらその先の大きな幸せにも気づけなくなってしまう
少しの不幸せでいちいちドン底に突き落とされてたらその先の大きな不幸せに耐えきれなくなって手足を ...
薄い膜に守られ
厚い筋肉に守られた血液が
身体の中心に存在している
肋骨に覆われ
100年の鼓動を約束する存在の原点なのだ
西洋のハートは心臓型をもろに示しているが
この国ではおにぎり ...
医師の言葉に呼応して
治療を始めた
余命半年は拭えた
(彼女はどこ?)
3週間×13
ずっと増え続ける数字
たかが数字 だが重い
できる事はする
頑張れ 私の内臓
今では何処 ...
ぼくは今日ハローワークに行った
あさっての面接の段取りをつけ
神社にお参りをしてうまくいくように祈った
(苦しいときの神頼みだね)
帰りのバス停ベンチに座って
コンビニお ...
ドーナッツの向こう側へ、ゆけば迷わなかったのかもしれない、と、わかったところで迷ってしまったわけで、ほんとは迷ってしまったことにすら気づかなかったわけで、?、星の繋ぎ方すら忘れてしまって、きのう食 ...
臘の街幽霊歩く昼さがり
アスファルト過去纏いだす春の花
閉じる日々アキラムジナへ彷徨うか
やんばるの雨に曇るかたひじをついて吐き出すたばこの煙
黄昏と爆死をつた ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨降り
夏川ゆう
自由詩
0
16/5/21 14:40
薄宙夢
アレだよアレ
自由詩
1
16/5/21 13:49
「愚痴」
桂
自由詩
0
16/5/21 13:16
im leaving
〃
自由詩
0
16/5/21 13:13
ヨリオスフィア
平井容子
自由詩
5
16/5/21 11:56
美しい文様
藤鈴呼
自由詩
5*
16/5/21 8:52
表情
ミナト 螢
自由詩
1
16/5/21 8:03
焦がれ
縷々流 縷々
自由詩
1
16/5/21 2:10
レンタルしてもいいですか
千波 一也
自由詩
3
16/5/21 1:15
Side by side
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
16/5/21 1:06
忙中閑
レタス
自由詩
3
16/5/21 1:05
のはら
モリマサ公
自由詩
2*
16/5/21 0:56
歌を唄う
坂本瞳子
自由詩
0
16/5/21 0:55
小学校のときノートに書いた詩
独奏
自由詩
2
16/5/21 0:19
風光る
マチネ
自由詩
2
16/5/20 23:21
おむすび
レタス
自由詩
1
16/5/20 23:15
迷子
はるな
短歌
2
16/5/20 22:55
◇
〃
短歌
0
16/5/20 22:42
悲しみに包まれて
短角牛
自由詩
0
16/5/20 22:30
明日を捨てること
〃
自由詩
1
16/5/20 22:19
耳朶
あおい満月
自由詩
3
16/5/20 21:31
広島と沖縄の全面戦争
花形新次
自由詩
0
16/5/20 21:12
鋼鉄と透明な羊
カマキリ
自由詩
3
16/5/20 21:01
迷子になるとわかること
あおば
自由詩
1*
16/5/20 20:42
生きて逝く人達へ
少年(しょー...
自由詩
1
16/5/20 20:34
害虫
レタス
自由詩
3+
16/5/20 20:04
がんと共に
小川麻由美
自由詩
6*
16/5/20 19:41
佳日邂逅
平瀬たかのり
自由詩
2
16/5/20 19:34
迷子になるとわかること
阿ト理恵
自由詩
4*
16/5/20 15:53
九句一歌
卍
俳句
0
16/5/20 15:36
1509
1510
1511
1512
1513
1514
1515
1516
1517
1518
1519
1520
1521
1522
1523
1524
1525
1526
1527
1528
1529
1530
1531
1532
1533
1534
1535
1536
1537
1538
1539
1540
1541
1542
1543
1544
1545
1546
1547
1548
1549
4.44sec.