ふふふとほくそ笑んでみる
訳はない
意味もない
他人が見たらさぞ気持ちの悪いことだろう
楽しいこともなく
面白いことを思い出したのでもない
笑顔を浮かべてみたくなったのとも違うけれど
そ ...
檸檬のまわりを、笑い声が歩いている

ちいさいね。
そして可愛らしいね。
酸っぱくて。
わたしあの子好きよ。
くすくす、くすくす

天鵞絨の大地の真ん中に
オーデコロンの風に晒されて ...
天気が良いなどという言い回しは誰が考えたんだか。
九月の晴れ渡る青空は凶暴としか言いようの無い
殺人熱光線の矢を地上に叩き込む。
しかも肌に纏わり付くスチーム爆弾を抱え込んで
アスファルトが歪 ...
 
まだ青々とぎらつく
その実を守る毬(いが)は
時には熟し切らないまま
木から落ちてしまう

栗の木の側の小道を歩けば
それは突然 気配もなく
私の背中や頭めがけて
数メートル上か ...
◯(生きる)
死ぬとわかっているのに
みな一生懸命に生きている

◯(比べられないもの)
世の中には
比べられるものと比べられないものがある
幸せは比べられないものである

◯(立場 ...
ジャッキーは俺に勝てると思ってる
2組で一番足が速いのはどっちか
きっちり分からせてやるひつようがある





ジャッキーは俺に勝ったと思ってる
...
窓辺から春のそよ風浴びている農道歩く数匹の猫

二、三日すれば桜は咲き乱れ春霧かかり花冷えの風

帰り道川面に映る夕暮れが今日一日のモヤモヤを取る

二人して波打ち際で大はしゃぎ春の冷たさ ...
最後に故郷に帰った日

灯台に座って
風に舞うとんびを
いつまでも見ていた

神様の木のてっぺんに
命を抱えるとんびたちは

巣に近づくと魔法の笛を吹く

目が回るほど
螺旋に ...
古い温泉街の
しめやかな抜け道を思い出す

真上から照らされる焼けた道は
傾いた屋根の
濃い影ができている

つぶれかけのタバコ屋の角に
赤茶けた古いポストがあって

その手前を曲 ...
満月 あなたはひどく怒って
穴だらけの夜を叩いた
道路や橋は
眠ったふりをした
夜は
しゃがらんしゃがらん
叩かれるたびに
穴を埋めていく
みんな起きていた
あなたがかなしそうに怒っ ...
何もかも上手くいかない毎日は
曇り空の雨粒に似ている
大気は湿り
道は湿り
星空は曇り雲に覆われ
空の無限は私を裏切る
ああ、私の過ちは
ああ、私の過ちは

運命とはぼやけた
霧に ...
ゴウカンレッドと
ゴウカンブルーと
ゴウカンイエローと
ゴウカングリーンが
ビジネスホテルでバイトしている
仲間のピンクを
みんなで廻そうと
計画しているのを知った
悪の化身、死神教授 ...
          160912

急患のまこと声は偽らぬ逆ギレの医師とAD
キィーを逆さまに回して開かぬ貯金箱
猫の子、仔猫と囃し立て
鞄の虎の子盗まれた
涼風の立つ朝の顔は
いつもの ...
忘れかけていた痛みは
何度でも繰り返す
人に与えた痛みは
自らに降り掛かってくる
何度でも
何度でも
忘れさせてはもらえない
一生許されることはないのだと
針の筵の上で
今日も血を流 ...
タバコの煙で会話するひとがいる
その表情は煙でぼかされている

隔離された空間で
ひとりの顔をみせている

私はタバコを吸わないけれど
なんにも言わずにみていたよ
あなたの白いその顔を
やめてやれもう死んでいる蝉の声 Wi-Fiの届かぬ蝉となりゆけり 蝉鳴けり社長専務を見下ろして 落っことされ踏み潰され地べたで
もんじゃ焼きになったタコ焼き

大量の蟻にたかられ
真っ黒になったりんご飴

未消化のイカ焼きと
未消化のソーセージを
マヨネーズとマスタードと
秘伝 ...
一緒に途方に暮れないか
店は閉まっていた
冷やし中華が食べたかったな
シャツは買わなかった
いいのが見つからなかったな
きっとどうにもならないだろう
誰にも相談できないだろう
ぼくの病気 ...
電車に乗っていると景色が流れる。
歩いていると車や自転車が流れる。
テレビも流れる。ピアノも流れる。
人も流れる。どこかの家へ向けて。
私はこころの中で寝ています
いびきが何度も聴こえてくるのです
私はこころに布団を掛けています
寝返りするたびもう乱れて自分でも恥ずかしい
それでもやはり寝ていたいのです
夢枕がもう手 ...
◯(ポイント社会)
今や詩さえも
ポイントが与えられるようになった
ポイント5倍の日もあるといいな!

◯(家庭菜園)
毎日何度も大根の芽を見に行く
今年も大きな大根に育っておくれ!
...
カメラにとってファインダーは命だ
その昔 ライカM3のファインダーの完璧さに負けて
日本のカメラメーカーは  
レンジファインダーカメラから撤退し
一眼レフカメラ開発へと向かったほどだ

...
オリンピックにもワールドカップにも広島カ ... まずインストールしない
そして絶対にログインしない
一度ログインしてしまえば それは、死を意味する

きみはあたまが悪くて パスワードをいっぱいおぼえられないから
体中にパスワードの刺青を彫 ...
日に日にくまが濃くなる僕の隣で
彼女はいびきをかいて寝ている
薬をかっくらって意識を飛ばすと
そんなに深く眠りたいとなじられる

愛とか孤独とか夢とか縊死とか
みんな思考の玩具のようだ
恋して子供を作 ...
視線を奪われた白いカーブ
狭間のプールの匂い
青かったはずの人工的な水の塊も
夏が終われば緑色になってしまう

とてもしなやかに弧を描いて
滑り落ち、そのまま飛び込んで
水しぶきが舞う
...
次郎さんの家は、火の山峠へとつづく
坂道の途中にあって、そのちいさな車
は、登るときも下るときも、まるで不
機嫌な家畜のように、激しく四肢を踏
み鳴らすのだった。
直径八キロ余りの島の真ん中 ...
失う
出会い
築いては
失い続けて
底を貫く本質
掴み取れたのか
沈んでしまうのか

進む船の舵取り主は
己が意志、病に抗う意志
沈んでしまうのなら仕方ない
精一杯やるんだ、もう ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ふふふ坂本瞳子自由詩2*16/9/13 16:47
檸檬印あかり自由詩4*16/9/13 15:09
九月の残暑……とある蛙自由詩316/9/13 14:33
まだ青い毬(いが)葉月 祐自由詩1*16/9/13 13:15
独り言集5zenyam...自由詩016/9/13 8:03
ジャッキーは俺に勝てると思ってるTAT自由詩116/9/13 6:47
モヤモヤ夏川ゆう短歌016/9/13 5:24
時の場所ガト自由詩6*16/9/13 2:28
雷鳥自由詩3*16/9/13 2:21
満月はるな自由詩916/9/13 0:01
忘却鷲田自由詩016/9/12 23:38
機動戦士ゴウカンジャー花形新次自由詩116/9/12 23:14
休肝日あおば自由詩2*16/9/12 23:09
ペインフル坂本瞳子自由詩1*16/9/12 22:31
タバコの顔朧月自由詩316/9/12 21:54
やめてやれもう死んでいる蝉の声北大路京介俳句216/9/12 21:25
Wi-Fiの届かぬ蝉となりゆけり俳句216/9/12 21:25
蝉鳴けり社長専務を見下ろして俳句016/9/12 21:24
花火大会まいこプラズ...自由詩3*16/9/12 20:57
一緒に途方に暮れないかやまうちあつ...自由詩6*16/9/12 18:35
川の流れのように水宮うみ自由詩0*16/9/12 18:01
私は乱太郎自由詩10*16/9/12 13:42
独り言集4zenyam...自由詩216/9/12 10:51
ライカM3 ファインダーの魅力st自由詩1*16/9/12 9:52
向日葵TAT自由詩016/9/12 6:43
共有しないフォルダ馬野ミキ自由詩516/9/12 5:39
ケカ自由詩1*16/9/12 0:17
25mプール青の群れ自由詩416/9/11 20:40
火の山峠 2016たま自由詩10*16/9/11 20:25
魂ノ行方ひだかたけし自由詩9*16/9/11 19:39

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