中指を立てた女の首筋でジャムおじさんのタトゥーが笑う 半袖の子に風邪をうつす 当たり前のことを
したり顔で告げる悪魔を
私は信用しない

当たり前だけれど
苦しみをも享受しながら
笑う天使を
私は愛する

そんな私は天邪鬼
邪険にされることが最も好きで
...
な? これは絶望に値するだろう?
その時友人は言った
僕は何も答えられなかった
しかし先生は言った
「希望がなければ
 自分が希望になればいい」
なんという力強い言葉
気休めでも
同情 ...
愛については
猫が、大統領よりずっと詳しい
だって猫は いろんな壁の上を
やすやすと あるいてきたんだ

ひとびとが にぎわう繁華街
ひとびとが やすらうベットタウン
肩をおとそうとした ...
長城の寝覚め跳ねる滝
暑い暑いと楽そうに
初めてが始まる岸辺はとみに
爪研いどいたら満身に
威容湧き溜まり満ち閧の声

在りし日には竜だった 昇る空だって好きに飛べた
去りし日にはかくも ...
日当り良好
ペット可

君の髪の毛はまだ短いけど
ポニーテールがひとつだけ出来た

どこかで迷子にならないように
リボンの代わりに首輪を付けると
鏡の前でも下を向いていた

僕等の ...
町田駅前で
町田駅前を行き交う人達の姿を
自身のポコチンを筆にして描いている
ホームレスの榎田作小太郎さん(67)は
町田市民に
町田のゴッホと呼ばれ
親しまれている

作小太郎さんが ...
五月雨に濡れる青い花びら

リアル過ぎて醜く映る容姿を見つめ

溜息をつく

絶望にも似た成長の過程が始まる予感

旅立ちを前に翼傷め

永遠の春を彷徨い続ける定めの様だ

春 ...
ラジオから流れる
ピアノとポップスの音が

疲れ切って、疲れ切った体に
じんわり、じんわりと溶け合って
夕暮れと仲良し

きょうも1日
ごくろうさまでした
なんてね
ここでは無いどこかで暮らしている
君の住む街は星が見えますか?

何も言わずにそっと離れたのは
自分を守る為だったのだけど
もう二度と会えなくなった今でも
その心の行方が知りたくて

...
茶碗だとかライターだとか
触ってないでわたしの話を聞いてください
はい
少しは落ち着きましたか
もういい? そうですか
ところでわたしがここに来た理由は
あなたもすでに察しているかもしれま ...
若芽をもいだ。青々しい痛みがまぶたを腫らす。

タールのようにぬめりとしたこの影も
洗いながすだろか。初夏のはらわたを破れば
透明な血があふれて、みな しらずしらず濡れてしまう。

罪と罪 ...
いまでもわたしはあの9月の川べりに座って、可愛いあのこと好きなものを言い合ってる。いいかんじに色あせたTシャツのプリント、外国のバンドのロゴが書いてある、ぼうぼうに伸びた雑草、東北のさばさばした風。で ... 面倒くさいことキライ
細かいこと
あれやこれや
言われるのって
不愉快だわ

面倒くさいことスキ
しつこいくらい
ここもあそこも
見てもらって
愉快になる

面倒くさいこと
...
おとうさん
おとうさん
おとうさん
おとうさん


おかあさん
おかあさん
おかあさん
おかあさん




しのぶ












おじい ...
絞り出される音叉の連動
魂の浅瀬から鏡に映り

響く残響奥底からの木霊
未知なる既知の郷愁に震え

空洞の底から噴き上げる熱
変わらぬ憧憬を未来から招来し

夜の砂漠を間欠的に舞い吹 ...
葉になった記憶を、
私の歯が噛み砕いていく。
じゅわり液体になった思い出たちが、
苦い匂いを響かせて、
鼻孔に絡みつく。
思い出たちは雨になって、
見えない窓にふりそそぐ。

*

...
喫煙所の地べたに
こんな吸殻が落ちてんのは
なんでか
新宿の小田急前へ来るといつも思う

金だったらなあ

時は金なりというから
金っちゃ金か あー

都会ではできるだけ
...
レントゲンに映る骨格の美しさ
CTスキャンの的確さ
MRIに描かれたデッサン
内視鏡のリアルな映画
どれもこれも
何とも言えず美しいのだ

ぼくが外見的に美しいとは言えないけれど
素粒 ...
あなたの厳しさに育てられたわたしは
厳しい人になる途中

あなたの優しさに育てられたわたしは
優しい人になる途中

あなたに注がれた愛情そのままに
わたしが継げているかどうかはわ ...
川は流れをかえて
小さな水たまりを残していった
そこで鳥は水をあびていた
なんども
もしかしたら魚もいたのかもしれない
水浴びをした鳥はその
綺麗な羽をおしげもなく震わせて
水を切り捨て ...
なんだろう
これは
真ん丸なハゲが出来てしまったのだ

逃げる場所が無いからなのか
皮膚ガンなのか
日光のせいなのか
過労のせいなのか

あるいは夢の中でのことなのか

ぼくには ...
家のまわりをうろついてるあの音
ざりっざりっと砂利を踏むあの音
あの音
二本の白い木のような足
指は全部ある
裸足で少し汗をかいてる
五月の夜
家のまわりをうろついてる
あの音

...
ぽろり 
ぽろぽろ
涙が流れます
お母さん
ぼくは動脈と静脈を断ち切ってしまったはずなのに
涙がぽろりと流れてしまうのです

100%など誰に出来るのでしょうか
それを押し付ける人がい ...
無限に広がる宇宙の中で
夜空に落とした涙を見たい

例えば海に浮かんでいるボトル
或いは僕の得意なクロール

闇に溶けて解らなくなったのは
君と僕を乗せた砂のレール

今はもう動けな ...
ワイシャツの袖から小さな蜘蛛

どこかで難しい事を考えている

道行き庭々の花に見惚れながら

かけらばかり指先をかすめて往く

陽だまりの深宇宙に不快はない

言葉もないからちょ ...
指名手配犯の顔写真が
様々な色で
並んでいる絵を
パクリ承知で書いている
一番初めは
三億円事件の犯人
その次は
ヒラタマコトと爆弾娘が
交互になっているやつで
最新のは
ミタテシ ...
       最近 どうしたわけか
   卒寿となった おひとりさまに
            わけもなく
      にじみでてくる泪がある
         それは・・・・・
      ...
雨は世界のかなしみなのだと
あなたは言った

何処かの誰かの何かがこぼれ
気化したあとに上昇し

消化しようと昇華する

雨は世界のかなしみなのだと
あなたは言った

晴れて ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
中指を立てた女の首筋でジャムおじさんのタトゥーが笑う北大路京介短歌116/5/19 22:27
半袖の子に風邪をうつす自由詩016/5/19 22:27
点目ビーズの君に乾杯藤鈴呼自由詩3*16/5/19 21:02
希望渡辺亘自由詩316/5/19 20:50
大統領よりずっと詳しいるるりら自由詩13*16/5/19 19:57
虚栄骨格/のたうつワイバーンなけま、たへ...自由詩116/5/19 19:37
遠吠えミナト 螢自由詩116/5/19 19:28
榎田ゴッホに花形新次自由詩116/5/19 19:01
老木に咲く青い花星丘涙自由詩3*16/5/19 18:49
ピアノとポップスうめバア自由詩516/5/19 17:48
スターマインミナト 螢自由詩216/5/19 17:39
途方春日線香自由詩216/5/19 13:45
犯罪によせて、みっつの詩印あかり自由詩3*16/5/19 12:20
刺繍糸のことはるな散文(批評...716/5/19 10:06
面倒くさいこと坂本瞳子自由詩016/5/19 1:39
まりこ自由詩016/5/18 23:39
奥まる意識のその底でひだかたけし自由詩716/5/18 23:37
窓の足あおい満月自由詩516/5/18 22:47
遠恋もり自由詩2*16/5/18 22:44
美学レタス自由詩5+16/5/18 22:38
太陽千波 一也自由詩216/5/18 22:22
水をあびる鳥朧月自由詩316/5/18 22:21
10円玉ハゲレタス自由詩216/5/18 22:14
あの音春日線香自由詩316/5/18 21:51
涙の理由レタス自由詩516/5/18 21:39
月と僕と君のアルペジオミナト 螢自由詩216/5/18 20:43
蜘蛛連れてただのみきや自由詩5*16/5/18 19:35
ウォーホル、なに掘る、カマ掘る、タマホーム花形新次自由詩016/5/18 18:12
望郷(四)信天翁自由詩416/5/18 16:39
『レイン』ベンジャミン自由詩5+*16/5/18 14:33

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