浜辺
竈
かりんとう
半開きの口を閉じもせず
瞬きさえできず
虚ろな面持ちで空を見つめる
ソラではない
クウを見つめているのは
どこを見たいとも欲することなく
なにが見たいのかも知る由なく
目を泳がさない ...
暗闇のなかの白い砂
寄せる生ぬるい波
ぼんやりと砂の中からひかる
やってもやらなくてもよかった
いつかの課題たちが
ゆっくりと点滅している
千匹の子どもを度々生むならば
名前をつ ...
☽
のみのこしのおくすりきみは火の粉かな
クレーター 性欲のちのあまい喉
かおみたら泣いちゃいそうだ蟻の夢
ハクビシンいきものの名前らしいです
あくび後のよだれうるわし夏 ...
{引用=*小樽カントリークラブ}
空は灰 まだらに吠え
泥めく海 見渡すかぎりの獣
分厚い風を羽織り
霧雨でぬれた頬
それでもゴルフ
おそらく
たぶん
見るからに
上手くはない老 ...
停滞の蒼穹から
聞こえてくる
ピアノのよろめいた 音程が
でも・・・
どうして 立たぬのだろう
こんじきの さざ波が
そうだ ・・・きっと
魔弾の吹き矢が
...
白濁した海に混濁した意識が漂う
二年漂った結果は
表面がぶよぶよした海月状の肉体
漂うままに
また、意識が突然回復する
白濁した海の彼方の水平線は
鈍色の空に溶け込んで
その先にある ...
糞尿をこそぎ取った大安から正午までの連鎖反応はカジノ法案と外遊で大半を占めるとれたて外資のマグロのようだ
円安とドル高を初売りして貿易ざんまいの社長が円をばら撒く
あー
全てが遅すぎる
時 ...
鳥の声、草木のそよぐ音、電車の走る音が、ふと音楽に聴こえるときがあって、
そんなとき僕はこどもに戻ったかのように純粋になる。
だから僕は、散歩をしている間イアホンを付けない。
もしかしたら、 ...
ひとの死をうえから見つめている
この死体にすがりついて女が泣いている
こんな男のためにこの女は泣いている
サンダーボルトよ、壊してもいいぞ
ああ、戦争は無条件にダメだと思えた、 ...
夏が始まるからあなたを思い出す
二度と交差することのない蛇行した2つの個は
夏空の中に無数に拡散した思いを秘めて
上空を流れる飛行機雲となり同化する
夏が始まるから君を、あなたを思い出す
雨。
浮かれた願いを流してしまって
蝉の声も聞えない
しんとしたスコールが窓を叩く
耳の中の狂騒。
蝸牛がのろのろとフローリングを這い
残る鈍く光る涙の跡
蝉の声が死んだ時
私 ...
まわりがうるさかった
急かされるように電話は切られた
無視されたときの手ぐちに似ていた
好きなひとが出来て
義理立てしたくなっているの
たくさん話せるひとが出来て
...
言葉巧みに近付いて来る
笑顔の角度が嘘くさいから目を閉じた
光を受けぬと苦しいのだと言う
その花びらこそが 石楠花
そろそろと蕾を開こうと ヤツは必死だ
最近の天気予報は 悉く当 ...
誰でも自由に自販機でタバコが買えた頃、あれは15の夜だった。
わずかな金さえあればタスポなんていらない時代。
最初のタバコを吸いこんだ時の高揚感。
格好つけたがりの少年は大人との境界 ...
殺して殺して滅ぼして
滅ぼした後に悲しみとともに称え
たまに罪を省みる
殺して殺して勝ち取り敗者を端に追いやる
むさぼりむさぼり吸い尽くした後
端の敗者を見つめる
またいいもの持ってい ...
良質な音楽を空気のように吸い
大麻とシャブを笑顔で踏みにじり拒否し
いつ何時も幸いであれと堂々と闊歩し
長い長い廊下を休み時間の学び舎の廊下のように笑顔で
友たちと初恋の子をたまに思い出し
...
インティファーダに
寝坊してきたような空家。
旧石器時代に出アフリカ
をはたした現生人類。
ミトコンドリア・イブ
とY染色体アダム。
人称代名詞によって特徴づけられる
出アフ ...
潮風
蓮
舞
噛み砕く度 大きさの違うあなたを
円を描くような角度で見つめれば
空から舞い降りる 太陽光線よろしく
包まれたような 雰囲気 広がる
時にゆったりと 時にまったりと
その違いなど 微々た ...
なにも言葉が出てきません
吐き出す時ではありません
笑顔が減ったともっぱら噂
泣き出す時ではありません
会いたい会いたい 死ぬまでずっと
あなたの素性は知りません
夢にも出ない冷たい他 ...
あなたがあの夜話そうとしたこと
わたしは聞かなかった
朝になり、あなたはこの世界からいなくなった
あなたが名前を教えてと言っていたこと
わたしは教えなかった
夜が訪れ ...
道に落ちてる動物
それを拾って育ててみたら
思った以上に大きくなって
思った以上に懐いた
でも、今はもういない
夜に月が輝き
星が瞬く
何も音がしないから
少し不安になる
ここは ...
雨の日に
道の向こうから歩いてくる
幼い娘と母親は
手を繋いだまま
せーのーせっ
の声あわせ
水溜りをひょいと{ルビ跨=また}いでいった
わたしの日常も、密かな
せーのーせっ
...
身内無し
寄る辺無し
何も無し
無しは有る
愛知らず
恋は捨て
人見知り
でも友が
夢ばかり
追うばかり
きみたちを
追うばかり
道を行く
三叉路は
いつも左
...
グレープフルーツ色のグラスを、手に
今夜はこうして夢見よう
いつかは消える、この道ならば
少々頬を赤らめて
僕は知らなかった
今・この瞬間、世界の何処かで
赤子が産声をあげ ...
私の内面の鏡には
百の顔がある
まともに視れば
自らがもたないので、私は
へどろに包まれながらも
発光する太陽の真珠を
自らの{ルビ御魂=みたま}として
秘密の祭壇へ
無心 ...
金曜日に埋まる人々
金曜日が終われば必ず発掘される
だからこそ人々は
金曜日の空洞に無我夢中に埋まっていく
登りなのか下りなのか
定かでないまま坂は広がり
明度を失った空は
大地を限 ...
蒸し暑い 水無月の夜
ベッドで 寝返りを繰り返し
枯渇した 卒寿の大脳をもてあそぶ
だが 暗黒の寝室には
琴線の余韻はない
笛や太鼓の山彦 ...
恋をしている
が
窓をしている
に見えて
そっちの方が素敵だと思った15歳
青春の炎がみちみちて
いなかった
家の壁が
へっこんでいるので
女ばかりのこの家で
誰がそんな乱暴ち ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
平成29年7月2日(日)
みじんこ
自由詩
1
17/7/2 0:00
渇いた時間
坂本瞳子
自由詩
3*
17/7/1 23:16
GAS
木屋 亞万
自由詩
3*
17/7/1 23:03
クレーター
初谷むい
川柳
2
17/7/1 22:22
海辺のカソカ
ただのみきや
自由詩
6*
17/7/1 20:53
気虚
信天翁
自由詩
2
17/7/1 16:32
ホワイトノイズ
……とある蛙
自由詩
3
17/7/1 14:21
はーげ・ハーゲ・は〜げ〜
5or6
自由詩
2*
17/7/1 13:39
イアホンを外せば聴こえる
水宮うみ
自由詩
3*
17/7/1 13:08
サンダーボルト
吉岡ペペロ
自由詩
2
17/7/1 11:44
夏、私を連れて
倉科 然
自由詩
3
17/7/1 9:55
。
這 いずる
自由詩
9
17/7/1 9:50
まわり
吉岡ペペロ
自由詩
1
17/7/1 8:22
赤き葉の
藤鈴呼
自由詩
2*
17/7/1 7:41
永遠の夜
ヒヤシンス
自由詩
5*
17/7/1 7:03
パターンΩ
秋也
自由詩
1*
17/7/1 2:34
とある父より
〃
自由詩
1*
17/7/1 2:08
海賊と古層
斎藤秀雄
自由詩
2
17/7/1 1:07
平成29年7月1日(土)
みじんこ
自由詩
1
17/7/1 0:13
バリバリに癒される
藤鈴呼
自由詩
1*
17/6/30 23:21
憧れの人
しよ
自由詩
2
17/6/30 21:38
波
ゼロハチ
自由詩
2
17/6/30 21:29
そこに
opus
自由詩
1
17/6/30 20:51
かけ声
服部 剛
自由詩
1
17/6/30 20:18
私
もっぷ
自由詩
2
17/6/30 20:11
月明かり
服部 剛
自由詩
1
17/6/30 20:07
ルオーの絵
〃
自由詩
1
17/6/30 19:59
金曜日
葉leaf
自由詩
1
17/6/30 17:04
水虚
信天翁
自由詩
1
17/6/30 13:55
窓をしている
ふるる
自由詩
6*
17/6/30 12:45
1375
1376
1377
1378
1379
1380
1381
1382
1383
1384
1385
1386
1387
1388
1389
1390
1391
1392
1393
1394
1395
1396
1397
1398
1399
1400
1401
1402
1403
1404
1405
1406
1407
1408
1409
1410
1411
1412
1413
1414
1415
加筆訂正:
海賊と古層
/
斎藤秀雄
[17/7/1 1:09]
半角を全角に修正
4.93sec.