雨降りの停車場を訪ねる
あなたを
鈍く光る雨降りの停車場

仰向けの自転車
あなたの指先の雨だれ
写真のように話しかけてください
雨降りの停車場
の人影

遠くから遠くを
ポケッ ...
ふたりなら楽しいことも倍だけど少し寂しいふたりぼっち


ふたりは語らい歩む紅葉のもえる色を頬に射しながら


雨の日はおおきめの傘一本で街を歩こう濡れるふたり


ふたりは眠る終電 ...
{引用=冬の日の家のある子に布団なく服なく指の肉崩れ落ち} ドラゴンは
今回の大統領選の
演説シーンを集めたDVDを作成し
今はそれを観て
涙を流しながらオナニーしている

「もしきみが大統領になっていたら・・・・」

でも
遠い存在には
...
日差しは入り江を満たす穏やかな波のよう
ちいさな冬も丸くなった午後の和毛のぬくもりに
鉢植えの場所を移しながら
――古い音楽が悪ふざけ
週日開きっぱなしのトランクをむやみに閉め隅へ蹴る
―― ...
私よ、
手のひらにはなにもない。
そのなにもないからだから、
何をうみだせるのか、
常に問いかけよ、
まっすぐに、
大きく目を開いて。



どこにいるのかも、
わからない場所 ...
こころが 
あれこれ 指図しても
からだが
言うことを 聴いてくれなくなった 

卒寿を迎えた おひとりさま

いっそのこと
あの青い空の
白い雲に とけてゆきたい
灰色のかげとな ...
ブルックナーの交響曲第3番を聴いていたら
明日を生きようという希望が湧いてきた
ブルックナーはもしかしてぼく自身なのかもしれない

静謐でどことなく荒々しく気まぐれである
どうしようもない死 ...
風が伝える想いがある
風が伝える死もあるだろう
さびしさもある
かなしさもある
日日のなみだも
やりきれなさも
そして
それらを
きっと誰かが
拾ってくれると
信じること、そうして ...
わたしのからだは海だから
あまたのあなたがまったく気ままに
父さん、あなただって泳いでいるはず
それはきっと赤い魚 憂いはありますか

二度ほど天敵を差し向けた
どの魚も運がよかったし 父 ...
ぼくは47歳であるが、
でも本当のところは、
だいたい3歳から4歳くらいなのではないだろうかと思う、
だから、
目の前に、40歳だとか50歳だとか、20歳でもいいけれど、
そういう人がい ...
金色は広がってさわさわと揺れていた

黄金を探してかがむ君の葉だらけな頭
その黄色を見もしない

草飾りは名残をちっとも残さず
かなしく舞い落ちて行く
飾り立てられた頭を振り
滑りのい ...
錆びた鍵をずっと持っていたけど
しょうがなさに心満たされて
それを海に投げ捨てた
宝箱、永遠に開けないこととした

空の目を通せば全ては空
思いは美しいが
纏わりつく感情を切り離したら
...
僕は
ときどき不思議な感覚に
とらわれるときがある
今この瞬間にも
僕以外の多くの人間が
いろいろな国でいろいろな地域で
いろいろな思いを持って
生きているということが
とても不思議に ...
夜が明ける

東の空を赤らめて

陽が昇る

誰も知らない一日が始まる

泣いたり 笑ったり 妬んだり 

喜んだり 怒ったり 微笑んだり

生きる 生活を営む

始まりの ...
私は悪い人間だ

悪党ではないが悪い人間だ

鼻つまみ者で

嫌われ者だ

悲しいが事実なのであろう・・・

生き辛い・・・
どれだけ頑張って言葉にしても、伝えきれない思いがある。
声にすると伝わる。涙にすると伝わる。笑うと伝わる。身体を使うと伝わる。

けれど、文字だけで伝わる思いもある。言葉で伝わる思いもある。
...
箱の中身は空っぽ
箱のなかに無数の丸い無が入っている
。。。。。。。。という無が箱のなかにいる
あなたはどんな無を見たいですか?
箱のなかに居続けられなかった少年は、箱を手に持って、無をそらに ...
一昨日
自称詩人は酒に飲まれて
手当たり次第絡んだ結果
総合格闘技の選手に
肘関節を逆に曲げられ
見事に脱臼した

昨日
自称詩人は人に飲まれて
仲木戸駅前の自称詩朗読会で
緊張し ...
宇宙と名の付く授業は

この毎日に風穴を開けてくれる気がしたから

最後列で トランプする彼らの惑星から飛び出して

非常口にいちばん遠い席についたのに

先生、はじめから
...
  カーテンは 夜、
  ゴムに似た苦笑に変わって
  弧状の痺れに変わって……私たち、
  ポットから熱いお茶を注いで飲んだ
  点けていたテレビと電灯を消し
  歓びのような虚し ...
  歌をたたむ。{ルビ耳輪=じりん}がひとつ、
  骨いろの水面をもがいて、
  ひしゃげた三日月になりそうな夜
  まだ多すぎた言葉を忙しく折りたたむ
  明日の晩 静けさのおもてに ...
二日前

胃の違和感がして
嫁に病院まで送ってもらい
検査をして
盲腸といわれ
緊急入院をした
あまりの急な展開は
まるで父さんのようだなと
思い返して携帯を眺めた
ただの風邪 ...
幼き子を抱き上げる家族
砂浜に残された砂の山
流されて
海岸に忘れた玩具の車が
寄せては返す

クラクションが鳴り
波の音だけになる頃

ふと
あなたを思い出す

愛することが ...
夜は気が狂っていて

何もかもが支離滅裂になる

だけど

昼はもっと狂っていて

私は平静を装う    
あなたが
幸せなら
私も
幸せよ
思い出すまなざしがいくつかある
登山家が山頂をめざすように

俺もどこかへ向かわないといけない
それは恋文でしたか
長く綴られた美しい文字でも
過去形になると
住所も名前も内容も
要らなくなってしまうのですね

中古屋で買ったシュレッダーに
「アパート」という文字を半分消されて
...
焼きそばが食べたい

マルちゃんの焼きそばがいい

キャベツをザクザクきざむ

ピーマン モヤシ ニンジン 豚肉を投入する

慣れない手つきで炒める

ジュージュー炒める

お ...
年老いた母が
彼女の城だった台所で
記憶を失くしかけている

朝方
何気なく寝返りした布団の中で
夫婦は手をつなぐ

どちらも何も言わないけれど
悲しい時間を耐えているのだ
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雨降りの停車場オイタル自由詩416/11/23 21:13
ふたり小林螢太短歌3*16/11/23 20:31
「愛なく暖なく髪はギザギザ」 一首 2016.11.23もっぷ短歌2*16/11/23 19:19
ドラゴンはマダムがお好き花形新次自由詩016/11/23 18:44
鈍色の匙ただのみきや自由詩16*16/11/23 17:24
与えるあおい満月自由詩116/11/23 16:14
塑像 (十)信天翁自由詩116/11/23 15:57
愛するブルックナーfujisa...自由詩116/11/23 15:27
あるもっぷ自由詩416/11/23 14:41
そねっと自由詩116/11/23 14:39
ひとりでいるためにはだいろ自由詩116/11/23 13:12
すすき野這 いずる自由詩116/11/23 8:56
錆と潮自由詩016/11/23 8:34
不思議な感覚ホカチャン自由詩1*16/11/23 7:39
陽が昇る(生きる)星丘涙自由詩6*16/11/23 5:31
悪い人間自由詩2*16/11/23 3:50
伝えたいこと水宮うみ自由詩1*16/11/23 0:18
自由詩1*16/11/22 23:56
自称詩人が津波に飲まれる花形新次自由詩116/11/22 23:45
宇宙物質エネルギーもり自由詩3*16/11/22 23:43
カーテン草野春心自由詩316/11/22 23:22
耳輪自由詩4*16/11/22 23:17
入院5or6自由詩1*16/11/22 22:55
御前崎自由詩4*16/11/22 22:34
ガト自由詩5*16/11/22 21:35
まなざしホカチャン自由詩016/11/22 21:31
リタイア生活自由詩116/11/22 21:23
シュレッダー為平 澪自由詩1116/11/22 18:41
マルちゃんの焼きそば星丘涙自由詩1+*16/11/22 18:22
沈黙ガト自由詩3*16/11/22 18:15

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加筆訂正:
伝えたいこと/水宮うみ[16/11/23 13:38]
題名を変えました
伝えたいこと/水宮うみ[16/11/23 13:35]
修正しました
/水宮うみ[16/11/23 12:53]
修正しました
伝えたいこと/水宮うみ[16/11/23 12:20]
修正しました
すきな ひとと/田中修子[16/11/23 0:42]
「すぐ やらせてくれそうだね とか 逆に 先進的な女性だね とか そういうひととは 舌を噛みきっても したくないや」を削って訂正しました。ポイント頂戴した方、申し訳ありません!
御前崎/5or6[16/11/22 22:57]
2007年作。
入院/5or6[16/11/22 22:56]
2016.3月作品
4.27sec.