中年やまだまだやれる扇風機 風の吹く日に外へ出れば、僕たちは開くものになる。その感覚を忘れないように、強く念じてみたりする。

「慣れ」という獣を君は知らないだろう。それは、好きな人の首筋に少しだけ味が違う部分があることを何 ...




誰もいなかった休日
陽の光さえ浴びることはなかった 私は
部屋にいた それは なぜだろう
たっぷりとある 時間だけが流れていた


外に干しておいたタオルは乾くこともなく
パセリに芽を出 ...
一見すると簡単で、実は難しい
鉄の錠前の鍵を見つけること
なにせ探す本人は目が悪いと来ている
ああ、どこにあるの
まずは目を治そう
そしたら鍵が見つかるはずだ
うどん屋で素うどんを頼んで
...
流しのしたの夕日、敷き布団のしめり
はたはたと風をはらんだシーツが
あおぐろい空を抱いている
はじめの雨粒をうけて濡れている
芍薬のはなびらの萎れ

みどりは濃く
吹き荒ぶだけの夜に
...
失くした心と失くした勇気
冷たい金属のような
失くした愛
心の中で考えるから
心は悪くなっていく
良くなったただ一つの事は病気
心が健康な色になった
こうして生きていける気持ちになった
...
花も咲かない
実も成らない
そんなこんなで朽ち果てる

おいっ、そこでキョロキョロ
見回しているおまえ
おまえのことだよ、おまえの!
「小林呼ばれてるぞ」じゃねえよ!
左隣の小林は関係 ...
いのちとは

こころとからだのことだろう

よわくてもろいものだろう

だってぜったいしぬんだから

いのちがよわいものであることぐらい

こころとからだがもろいことぐらい

...
まっくろなカーテンで
きみとわたしを隔てたい。
ここにいること
心臓の音がうるさい。
生きている。

「なんか疲れた」

それが君への復讐。
二度と触れられないように。
永遠になる ...
感じない掌の上に
鳴かない鳥が
人のように瞼を閉じる

冷たい雨の降る
コンクリートの上で
静かに眠りにつく
戯れるように
温度を残して





おか ...
うちの仔の面影を
銀河で拾う
また拾う
たからものなんだよ
のみこむかな
あなたは ひとつぶ、ホコリを出す
ノミが、ぽーんと飛び跳ねるみたいに
あなたの体から いちこんまが飛ぶ

生まれてからずっと
そうして出し続けて
さいごには 
いちこんまに満たなくなって ...
青い空には檻と月しかなかった

言語がちがえば思想もちがう

文化がちがえば感性もちがう

国がちがえば守るものもちがう


どちらかが謝り

その誠意をかたちに表し

それ ...
笑っているうちに
削られ 壊れて
きっと愛とはそういうものなのね

なぜ なぜ なぜ
がらんを抱えて
胸の穴 大きすぎる

喉の乾いた砂漠

たくさんの風がわたしを通り抜けた
雨 ...
私はぐだぐだになって生きて

ぼこぼこになって死んでいけるほど

自由なのだ

傷つけ傷つき

特に正しくも

悪くもなく

いつかの準備のために人のなにかを

見過ごすこ ...
やさしさが微熱をともなって
別れのための雨を育てている
窓の雨だれのしみのように
眼球のネガに面影を与えている
あの日の穏やかな君の寝顔

ふりむくともう風景になっている
わたしの中枢へ ...
ぐちぐちの口は 掻い摘んでしまえ

痒い処に手が届くアンテナごと 
ぶった斬ってしまえば
幾ら足が長くとも 跨げぬのがマンホール

腿を組んで手首を回して目が回る
組み敷かれた下敷き ...
たとえば記憶は放課後の下手くそな吹奏楽
たとえば記憶は昔よく聞いたJ-POP
たとえば記憶はガソリンスタンドの匂い
たとえば記憶はあったかい紅茶と日差し
たとえば記憶はおばあちゃんの家の匂い
...
朝がくるころ
身を隠すんだ


夜に生きる
吸血鬼
アサヒに怯え、うっとおしい。



中夜行のウさぎを
夜に寝かせるのは
可哀想だろうか
チクリとどこかが痛いな

いず ...


抵抗

自転車
干からびてしまいたい

気持ちのはけ口を見つけられないまま
縁石の上を這いつくばって
微かに歩を進めるカタツムリに
塩をかけてやろうかと
想像だけで止めておいた

そもそも野外で塩なん ...
疲れた体に
酒を擦り込み
溶きたばこにくぐらせ
ギャンブルをまぶして
油で揚げる

すりおろした残業を
満員電車で煮込んで
とろみをつけたところに
熟成させた連勤で味を整えれば
...
腹立ちまぎれに
太陽に目がけて投げ入れた叫びは
放物線をかいてじゅっと蒸発し
陽と一緒に水平線に飲まれて消えていく

海辺の彼女は
「だからいったのに」というそぶりを見せ
つまらないもの ...
もしこれっきり何も書けなくなって

ただの一片の詩も落とさずに
残りの人生を生きてゆくとしたら

それはそれでその幸せを祝おうか

シ ...
自称詩人が腐りました
アパートの一室で腐りました
このところの暖かさで
腐りやすさに拍車がかかったので
あっという間に腐り果てました
大家は
自称詩人だとは知らずに
部屋を貸してしまいま ...
数え切れるだけの思い出だけ
携えていた筈なのに

あの日に引き戻すような 風の強い晴れた日は

懐かしいメロディが耳から離れなくて

どうしたってまた
君に戻る

どこをどう探せば ...
がらんどう
でなけりゃ鳴らない
灯りはいらない
隙間から射し込む程度
《{ルビ外面=そとづら}はいつだって焼かれているさ
がらんどうで
鳴かねばなるまい


万華鏡を回す要領
青白 ...
今夜のぶんだけワインを買って
うちへ帰りたい
きみに仮借した表現でいえば
69本は余裕があるけど
そういうことじゃない



点滅する光の端と端をぐっと握って
無理やりむすんでしま ...
朝のひととき
幸福感につつまれる

ふわふわと
浮かんでいる

忙しくしていれば
世の中の荒波にもまれ
消える定め

気分なんてそんなもの
何時までも続かない

朝のひと時
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
扇風機水城歩俳句0*17/6/5 4:05
無題michi自由詩217/6/5 1:41
平成29年6月5日(月)みじんこ自由詩017/6/5 0:07
End of holiday番田 自由詩317/6/4 23:28
錠前杉原詠二(黒...自由詩6*17/6/4 23:21
みずの器むぎのようこ自由詩517/6/4 23:08
ウォーキング杉原詠二(黒...自由詩4*17/6/4 22:58
自称詩人が惚ける花形新次自由詩117/6/4 22:32
記憶吉岡ペペロ自由詩217/6/4 22:00
ランニング清花自由詩317/6/4 21:43
やさしい鳥つきのいし.自由詩4*17/6/4 20:49
夢のほとり「Souvenir」もっぷ自由詩117/6/4 20:45
みんな塵としていきているつきのいし.自由詩0*17/6/4 20:39
檻と月吉岡ペペロ自由詩117/6/4 17:30
風紋田中修子自由詩217/6/4 17:16
ぐだぐだになって吉岡ペペロ自由詩917/6/4 16:38
天気雨伊藤 大樹自由詩217/6/4 12:05
べたべた愚痴口イライラするな藤鈴呼自由詩1*17/6/4 11:43
140文字詩(@jitensya612)zitens...自由詩117/6/4 11:01
ウさぎと吸血鬼はちがう水戸 うしん自由詩2*17/6/4 6:48
平成29年6月4日(日)みじんこ自由詩117/6/4 0:36
蝸牛は干からびて行く坂本瞳子自由詩1*17/6/4 0:26
りょうり木屋 亞万自由詩1*17/6/4 0:04
波打ち際の彼女這 いずる自由詩717/6/3 23:49
春の夕べのレイトショーTAT自由詩217/6/3 23:00
スペース富士子花形新次自由詩317/6/3 21:41
刹那に思い出すウデラコウ自由詩117/6/3 21:39
がらんどうただのみきや自由詩13*17/6/3 21:23
今夜のぶんだけワインを買ってキクチミョン...自由詩017/6/3 19:46
気分星丘涙自由詩2*17/6/3 18:05

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