その鍋に火を入れよ
その朝を始めよ

倦怠は凛凛と暁の空を巡り
焦燥は烈々と白髪を靡かせる
緩い歯茎は寒冷なる蒼天の下
せわしくその切れ端を鳴らし
火を抱える膝頭は既に下る階段を
斜め ...
2013-02-09(土) 00:25:24



分厚いゴム長。きしり、きしり、足跡をつけ、渡っていく。
見渡せば
たんぼはひろく、白い海原。
とおく、あおくうねる山々。
な ...
「胸はドキドキしませんか」

「若い看護師だと
ドキドキします」
患者は医者の
「だいじょうぶですよ」
という言葉を切望しているのに
医者は
「だいじょうぶですか?」
と患者に言葉をかける
静謐なエクトプラズム

吐き出してみる?

花散らしてみる?

色で描いてみる?

週末の朝のルーティン


首をかしげて笑みを浮かべる人

黒い世界からあと少しで脱出だ
...
自称詩人が
過半数を占めるようになると非常に危険だ
自称詩人の多くは
表面的には善人を装い
愛と平和について
クソみたいな自称詩を書いているものの
実のところ、成り上がり志向が強い上に
...
虎狼

金剛石

晴れ
ひび割れていくことに
何の感慨もない
爪を立てていた猫に
謝礼を支払えばいい
痛かったことや悲しいことが
あんなに嫌だったのに
手放す時が来ることが寂しい

腹を立てている自分を嫌 ...
幼いころぼくはぼくを肯定していた

青空は空が高かった

真っ青は高いということだった

ぼくがだれかの悲しみにならないように

まわりのひとを悲しみながら肯定していた

それがぼ ...
自称詩界隈で
面白いとか
ユーモアがあるとか言われてる
奴らのレベルは
世間的には全く相手に
されないぐらい酷いものだ
だからそんなクソつまらない連中が
面白いと評価するもんが
クソほ ...
なにもない
わたしのなかには
わたしがいるだけ
気だるげな猫のように
死後硬直は始まっている
小さな火種が迷い込むと
すぐに燻り 発火し 燃え上って
肉の焼ける匂い
骨が爆ぜる――生枝 ...
  夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢夢
  夢手のひらに、ビー玉を、ふたっつのっけてにぎり夢
  夢たい。ぎちぎちと、音させたい。あーー爪が切り夢
  夢たい。雨が降りそで ...
日射しにぬるむ木蔭に焼かれた
横たわるしろい肌
くるぶしを舐める犬の舌のざらつき
渇いていく唾液とこぼれる光は
すこやかにまざるばかりで手放しかたを忘れながら
あたまをなぜてやる

季節 ...
*エロス

熱い唇が夜に溶ける
重ねた皮膚は
殻のないぬめやかな二枚貝

弄ばれた魂が
半周遅れの月影に
しろい波濤を刻んでいる

脱ぎ捨てられた衣に
まだ残る体温が
生温い喘 ...
軍手もないのに
ベタベタの柱を触る作業は
非常に不愉快で

遠くを眺めると
さも気持ち良さげに飛んでいる姿が
一瞬で目に入ってしまったので
非常にムカツイタ

打ち付けるだけ ...
待ちわびて 

待ちわびた

桜の季節は逝ってしまった

春風と共に逝ってしまった

桜並木の写真の中に

小さな貴方が花を見上げて立っている

確かに二人の春は此処にあった
...
 ベランダの 屋根にころげた
          五月雨は
 (去年の柿の枯れ葉でできた)
  樋のつまりに さえぎられ
 卒寿のなみだの まねをして
     ぽっり ぼっり と
    ...
亡くなったひとを悪くは云うなというお子さまランチ食べ飽きている


父さんは私のこして行ったじゃない一人で先に行ったじゃない


生者との人付き合いができなくて切符ください百年後への

...
職場の廊下に
ゴミが落ちていた
素通りしたとき
職場を愛していない
自分に気がついた

愛していないのに
業績は認めて欲しい
業績を認めないから愛せない
愛してぬの方程式


...
  くみたてられた餌は
  夏 ほどけた さむい椅子で
  たくさんの ハープをはじく手
  ほどなく 月いろの 猫になって
  塀をとおり はぐれていった かな?
「ぐーぐー」

ぐーぐーを聞いてから眠るのが習慣になって
ぐーぐーを聞かないと眠れなくなった


ぼんやりと豆電球を見てたら
玄関を開ける音が聞こえる


「先に寝てて良いよ」と言 ...
「好きなことこそ
気をつけないといけない
やり過ぎるから」
と自分から口にしておきながら
本当には気づいていなかった
「深酒に冬場のマラソン」
この組み合わせが
心臓に一番良くなかった
...
月日と共に離れていく
月と日のようにすれ違う
近付きたいのに近付けない
近くに居るのに離れていく
曖昧な距離感、蜃気楼
少しだけ時期を外した低気圧
雨上がり、アスファルト、蜃気楼
飛んで ...
 自由を求めて彷徨う魂は蛍。
 夜の神秘を嗅ぎ分けて、集まる。
 静けさの中にちらちらと煌く光は
 あらゆる煩悩を消してゆく。

 今ここに在る事の意味を考える者は
 光に頼りを探し、 ...
夏のリゾート地に
冬に行ったら
物足りず何だか寒気がする

閑散とした雰囲気
誰も引き寄せない感じ

海に浮かんだボート
ただ波で揺れている

時折吹く冷たい風
太陽もない曇り空 ...
冠者

朱鷺

縞縞
獰猛な二頭の虹が空に吼えすかさず雲を呼んだ青空
公務員が供述的に詩を書くと頭蓋が赤光せざるを得ない
陰茎をラーメンに漬けて書いた詩をラーメン好きが読むはずはない
Tehu君の意識高い系ツイートを ...
第三次世界大戦まで昼寝
レシートの丸まる音を聞いて冬
僕の血を飲んだ蚊が飛ぶ僕を置き
死にそうな夏に撃たれる水鉄砲
茨城で bmw ぶっ壊れ
働けという声がして夏が死ぬ
無駄骨を折って肉断 ...
足跡がしろい泡に食べられてぽむぽふと消えていくから
歩いていたはずのあたしも、はじけた
おかしいなあ昨日のあたしは窓辺で教科書のはじっこを弄りながら誰にもばれないようにみじめに泣いていたのに
髪 ...
応答してください
こちら宇宙背景放射ラジオ局エンケラドス支局の
遺言代筆執行人ナンバー1964でございます、
貴女は火星から海王星へ至る故障旅客船の尾びれの永久空席に居眠りキセル乗車した挙句
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
その鍋にオイタル自由詩317/5/14 12:55
冬に凍湖自由詩217/5/14 12:24
シニア看護師zenyam...自由詩117/5/14 11:32
すれ違い自由詩1*17/5/14 11:21
吐花吉岡ペペロ自由詩317/5/14 9:48
自称詩人による占領花形新次自由詩117/5/14 8:56
平成29年5月14日(日)みじんこ自由詩117/5/14 4:55
水平になっちまえ竜門勇気自由詩3*17/5/14 1:56
青空吉岡ペペロ自由詩217/5/13 23:54
ウンコよりつまらない花形新次自由詩317/5/13 22:09
喚き散らす肉ただのみきや自由詩13*17/5/13 21:05
ぐーぐーといっぴきのともだち/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ自由詩1*17/5/13 20:09
五月の犬むぎのようこ自由詩917/5/13 18:03
エロスと憧憬白島真自由詩10+*17/5/13 16:38
スイッチ藤鈴呼自由詩1*17/5/13 15:59
過ぎ去りし春に星丘涙自由詩2*17/5/13 14:59
五月雨信天翁自由詩217/5/13 14:45
「0513」 五首もっぷ短歌317/5/13 12:32
愛してぬの方程式イオン自由詩2*17/5/13 11:40
えさ草野春心自由詩117/5/13 11:13
ぐーぐーといっぴきのともだち小原あき自由詩3*17/5/13 9:41
僕の失敗zenyam...自由詩117/5/13 8:53
微細汁たいら自由詩017/5/13 7:01
魂を繋ぐ者ヒヤシンス自由詩5*17/5/13 5:31
リゾート地夏川ゆう自由詩117/5/13 5:28
平成29年5月13日(土)みじんこ自由詩017/5/13 3:00
短歌書いたンゴ山犬切短歌117/5/12 21:46
俳句書いたンゴ俳句117/5/12 21:42
私だけが見た、私だけが夢見た色彩北街かな自由詩117/5/12 21:26
エンケラドス支局第一報・海王星行き旅客船宇宙海難事故・放送原 ...自由詩117/5/12 21:14

Home 戻る 最新へ 次へ
1376 1377 1378 1379 1380 1381 1382 1383 1384 1385 1386 1387 1388 1389 1390 1391 1392 1393 1394 1395 1396 1397 1398 1399 1400 1401 1402 1403 1404 1405 1406 1407 1408 1409 1410 1411 1412 1413 1414 1415 1416 
加筆訂正:
喚き散らす肉/ただのみきや[17/5/13 22:11]
最後の一文字「で」から「に」へ変えました。
4.19sec.