トーストにチョコを溶かして春の湯気 看護師たちが患者に
「だいじょうぶですかあ?」
と口癖のように声かけしている
あるおじいちゃんがたまりかねて
言った!
「だいじょうぶじゃないから
入院しているんでしょうが」
患者の立場 ...
きのうの猫のぬくもりや
おとついの雨のつめたさや

ずっと前
ぼくができたてだったころ
たくさんの小さな人が
かわるがわる座ってゆく
にぎやかさや

お腹の大きな女の人のついた
深 ...
VXガスで
自称詩人を殲滅しようと考えたものの
自称詩人のために、あんな高価なガス使うなよな~
という非難の声が上がったので
そんなら名張ぶどう酒事件を見習って
ぶどう酒に農薬混ぜて飲まして ...
拙い詩

春風拐わぬ

片想い
届かぬと

噛み砕いた

濡れ手紙

雨音塞いだ

渡せぬ思い切り
湯船の脇にある布団の上で換気扇から聞こえる雨音を数えて眠る
眠たい色の空が笑う
イソジンの後に飲み込むサイダーみたいな色の空だろう
アライグマが桶で手を回す
換気扇の向こうの雨音と解け合ってい ...
あたらしいのに懐かしい
うららかな春のもと、
わたしに添う目と
わたしに添う声

なつかしいのに新しい
穏やかな春のなか、
わたしを迎う目と
わたしを迎う声

めまぐるしく ...
守宮



貴族
Needless cigarette

けだるい朝日の元

進まない仕事

変わらないカレンダー

赤丸のついた給料日まで

It blows smoke

まだまだ迫るストレ ...
急に強い風が吹いて体がよろけた
そんな単純な事で自信を無くしたり

急に強い雨が降って体が濡れた
そんな些細な事で悲しくなったり

どこまでも弱くなれそうな自分を
偽るために力を込めて言 ...
一列のチューリップは
とりどりの春の音符である

そのメロディーと
昏い心臓を嵌めて歩いている私のリズムとは
どうしても
とめどなくすれ違ってしまうのである
それはひとつの水だった
ある日流れるようにわたしに注ぎ込んだ
それはひとつの風だった
吹き過ぎてなお心を揺さぶるのは


少女は春の花を摘む
長い髪を肩に垂らし何にも乱されることもなく
...
りんごの木の枝に
とまっているのは
葉っぱかそれとも
飛ぶ小鳥

りんごの木の枝に
とまっているように見えるのは
冬の間に吹雪にまかれ
梢近くの枝に刺された
ぼろぼろ ...
ひだり肩越しに見る夜みかづきが
なくってもあったかいな背中

きみのひだり肩に顎を乗せて日がな一日過ごす、
感じをひらいてはもとにもどすあそび、むすんで
ひらいて、くりかえす、くつがえす、返 ...
長いこと逆さまに埋められていたので
いまだに上下感覚がおかしいのです
と笑いながら帰っていった人のあとで
ぼうっと灯る明かりのようなものを吹き消して
庭に出て晴れた空を眺める
空が地面で地面 ...
愛を注がれることもなく
特に考えることもなし
われら屑の葦
水辺で汚くぬかるむだけ
肺ガンの友の話である
今回で二回目の発病である
一回目でガンが治った時に
もらった命だから
これからは
自分の好きなように生きよう
という思いが強くなり
自分の好きなように生きていたら
...
ふるさとの病院は
眺めがよくて
のーんびりするが
一番困ることは
知っている人たちに
よく出会うことだ
何年ぶりかの同級生などに出会ったりすると
思わず「元気だったあ!」などと
声をか ...
有るということが前提のこの世界

無いは有ることへの反論と仮説

有るとか無いが本質ではないのだ


存在は

常に反論される

仮説に

過ぎないようだ


有るとい ...
壁が狭まってきた檻を、
わたしは運び込まれ、
チョコレートは物足りないから、
灰を抱いて、

おなじ街の家の部屋の
人にはなれまいと
土の無い日と日に
川を観る

手と手を合わせて ...
朝顔の淡い花々可愛らしい早朝に咲き昼間は萎む

夏の朝涼しい風に癒やされる昼間の暑さ乗り越えていく

会話なくデートの時間進み出す出逢って二度目で緊張消えず

おやすみの言葉が今日の嫌なこ ...
薄曇りの空に
何も足さずに服装を
中途半端で
丁度いい
季節を迎えて

誰かに追われるように
日々を終えて
自分に欠けているものを
夜な夜な数えて

苦い食べ物を頬張るとき
そ ...
ラズベリーパイ



新緑
もしも僕が蝉だったとして、あなたは八日目の歌声を聴いてくれますか?
もしもあなたが十六夜の桜なら僕は見向きもしないでしょう

明けない夜は無い
止まない雨は無い
でも来年は無いかも知れない気 ...
ゆるしてくれる{ルビ他様=ひとさま}などいない姿になって街に出よう
あらかじめ悟っていられるだろう
大雨の後の泥濘があれば選んで歩こう
泥まみれのありさまになってみれば
初めて得るあたたかな心 ...
自称詩投稿サイトで
自称詩人が一人死ぬと
そいつにイイねを連発していた
5、6人も姿を見せなくなるので
集団で毒でもあおったんか
それなら新聞に
「自称詩投稿サイトで仲間集い自殺か」
っ ...
もしも
あと一週間で確実に死ぬとわかったら
とりあえず貯金は全部引き出して
高級料理を食べに行く
一週間は長いけど
案外短いから
睡眠時間は削ってしまうかな
あとは犯罪だろうがやりたいこ ...
叶わなかった
何かの代わりに
自称詩を書き始める奴が多い

例えば
バンドをやっていたとか
絵を描いていたとか
お笑い芸人になりたかったとか

どれもこれも
全然ものにならなくて
...
壊れることでようやく人々の目が覚めるなら
いっそ壊れてしまえばいいんだ 世界なんて

大切に守り抜いてきたものはささやかな幸せ
それを欲しがる人をいつも怪訝な目で見ていた

つまりは努力が ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
トースト水城歩俳句017/4/26 12:28
声かけzenyam...自由詩217/4/26 8:53
さいはて公園のベンチそらの珊瑚自由詩15*17/4/26 8:18
面倒くさい花形新次自由詩217/4/26 7:06
果実勇姫俳句017/4/26 6:08
ラブレター短歌017/4/26 6:01
綺麗に片方だけ虹村 凌自由詩217/4/26 2:47
悲しい頁千波 一也自由詩417/4/26 1:38
平成29年4月26日(水)みじんこ自由詩117/4/26 0:26
Dazzle in sidestream smokeえこ自由詩317/4/25 23:28
1486 1...自由詩217/4/25 22:52
春と異和塔野夏子自由詩3*17/4/25 22:29
水中花もしくはオフィーリア石瀬琳々自由詩10*17/4/25 20:24
りんごの木の枝にLucy自由詩6*17/4/25 20:24
ひだり肩越しに見る夜/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ自由詩4*17/4/25 20:12
流線春日線香自由詩217/4/25 18:42
屑の葦藤山 誠自由詩017/4/25 18:27
再発zenyam...自由詩017/4/25 15:32
ふるさとの病院自由詩0*17/4/25 15:20
反論と仮説吉岡ペペロ自由詩117/4/25 13:56
軽い指鯖缶自由詩017/4/25 8:09
魔法夏川ゆう短歌017/4/25 5:30
喉元すぎればSeia自由詩217/4/25 5:06
平成29年4月25日(火)みじんこ自由詩017/4/25 3:54
富嶽虹村 凌自由詩117/4/25 1:52
その街はもっぷ自由詩3*17/4/25 0:52
一人が死ぬと花形新次自由詩117/4/24 23:34
Medical achievementえこ自由詩117/4/24 23:25
ゼロ花形新次自由詩3+17/4/24 23:04
世界1486 1...自由詩117/4/24 22:43

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加筆訂正:
さいはて公園のベンチ/そらの珊瑚[17/4/26 9:11]
少し修正しました。
4.08sec.