貝がらが君の右の手から放たれて、しなだれた花びら一輪を左の手から掬った。泣いてしまう前に話そう。潮の満ち引きのこと、涙の渇く早さのこと、月の光の明るさと甘さのこと、君との足あとのこと、私の ...
もしも涙が雨だったなら
「涙なんか流すな!」と怒る人の
なんと愚かしいことか
シトシト
ポツポツ
ザーザー
もしも涙が雨だったなら
現在過去のつらいことは
それを作る雨雲だ ...
傾斜を下り刺し殺された命たち
多くの者は海の最果てで
多くの者は自明な住宅で
この土地で地を這い工事していると
命たちが呼吸に紛れ込んでくる
もはや死んだ命たちは生活の粒子
我々の ...
貴方の音が聞こえるこの耳は
特別大きい物じゃないけど
とても便利です
貴方の不安も幸福も
知ることが出来るから
とてもお気に入りなのです
貴方は嘘が上手で
口も達者だけれど
貴 ...
朧夜の想いうらはらくっきりと願える{ルビ朝=あした}の爽快な空
泣き腫らしそれでも明日の靴をいま磨いています頑張っています
青空を覚えぬ五つの日になぜか四季はそれぞれに掴んでいた{ ...
かの冬が懐かしいかもまだわたし母なる海で旅をしていた
雪が降る音と覚えた海原の夜の遠くの母の心音
二月から待たれていると知りながら躊躇っていた三月生まれ
三月のまだ浅い日 ...
去る者は追わない
留まることも知らない
たとえ自己であっても
心の空白は埋めない
ただ眺めるのみ
朽ち果てた窓辺に
降って行く証しに
行き着く叫びは無い
...
ケーキのように生きるには
どうすれば 良い?
先ずは 甘いクリームを
塗りたくること
言いたい事も 飲みこんで
ふわふわとした 笑顔で
一瞬で 溶けてしまうような
夢見心 ...
人生の豊かさとは
何を持っているか
よりも
何を考えられるか
である
一日中分厚い雲に覆われる先が見えない仕事の悩み
虫の声夏から秋に変わってく切り離された夏の居場所ない
公園のベンチに座りただ休む窮屈そうな身体をほぐす
コスモスが太陽見つめ揺れている ...
血の滲んだ跡が
愛おしくて
頬に押し当てたまま
夜が明けるまで
このままでいよう
舐めるでもなく
拭うでもなく
頬ずりして
頬ずりして
一晩を明かす
なんでもない
大した ...
火事
霧
唇
花は太陽が好き
夕方になると萎んでしまう理由
それは 闇が 怖いから
昼間になると
そりゃあ 天敵も 多いけれども
朝露も 温かくなって
笑顔のように 耀いている
冬の 落し ...
いつものバーで
いつものバーボンオンザロックを飲みながら
真剣な表情でシェーカーに
アイスとベルモットを入れる
若い女のバーテンダーを見ていた
少し離れたところに座った男の
「きみのオリジ ...
食し
学び
悟り
土の器の中
霊を保ち業なす
智恵を得たり
失ったり
愚かさに弱さに
涙する
失敗と罪
後悔と懺悔
闇と光
混沌のなか
秩序づけられた宇宙で
ただ呼 ...
【時鳥】
ある一時
保育園のときのセリフは 小鳥の役柄だった
「ニュースだよ ニュースだよ たろうさんのお宅に あかちゃんができたよ」
小鳥役の私が 時空のかなたからやってきて ...
青空に
雷が鳴り響く
冷たい風が吹き
燕が飛んでゆく
暮れゆく街
なぜか
こころ騒ぐ
薄暗い部屋で
ひとり座り
明日を思う
きみがめをとじている
つきがこんなにきれいなのに そういうと
きみはすこしあきれて ばかねとぽつり
なにもしらないこども たしなめるように
しろいつきのあおいひかり
ひとのゆききや くる ...
人気歌手ソノアナ・ナメンデさんの
コンサート会場で
自称詩人と見られる男が
突然、自称詩「Lime・rhyme」の朗読を始め
気分が悪くなった観客400人が
近くの病院に搬送された
そのう ...
水無月は日本晴れの
土曜日
四号公園の広場で
子どもたちは
ドッチボゥル遊びをしている
おとなのま ...
声がきこえる
歌がきこえる
気持ちがいいことを
気持ちがいいと
言ってはいけないような世の中で
気持ちが悪いことは
気持ちが悪いと
いとも簡単に口にして
誰かを踏みつけて立っている
...
「死体は喋らない」
死体は愛を語らない
死体は不平を言わない
死体はデモに行かない
死体はイデオロギーを持たない
死体は本を読まない
死体は飢餓を知らない
死体は郷愁に溢れない
死 ...
夜にはバッハになぐさめられて眠り
あしたを英国のふるいポップスではじめる
隔週の燃やさないごみの日戦争を無事に終えたら
ブラックでない珈琲の時間 手許には紙
真っ白い紙を拙いことばで汚してゆき ...
学校は
理想は教えるが
現実は教えないから
社会に出た時に
混乱する
真面目な子ほど
混乱する
熟睡できないので
寝る方向を変えた
北向きになるけど
変えた
するとぐっすり朝まで
熟睡できるようになった
世の中も
人の心も
僕の頭で考えられるほど
単純なものではない
ついわかったつもりになるから
いけない
中年やまだまだやれる扇風機
風の吹く日に外へ出れば、僕たちは開くものになる。その感覚を忘れないように、強く念じてみたりする。
「慣れ」という獣を君は知らないだろう。それは、好きな人の首筋に少しだけ味が違う部分があることを何 ...
氷
蛍
翼
誰もいなかった休日
陽の光さえ浴びることはなかった 私は
部屋にいた それは なぜだろう
たっぷりとある 時間だけが流れていた
外に干しておいたタオルは乾くこともなく
パセリに芽を出 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
もう君の声も聞こえないほど
かんな
自由詩
4*
17/6/6 18:43
もしも涙が雨だったなら
巴(ともえ)
自由詩
3
17/6/6 17:10
生活の粒子
葉leaf
自由詩
3
17/6/6 16:12
6月の貴方
卯月とわ子
自由詩
4
17/6/6 15:58
雑詠七首
もっぷ
短歌
2*
17/6/6 15:29
「アネモネ」 七首
〃
短歌
1
17/6/6 15:17
心が震えて
宣井龍人
自由詩
5*
17/6/6 10:15
緑色のライター
藤鈴呼
自由詩
2*
17/6/6 9:25
人生の豊かさ
zenyam...
自由詩
1
17/6/6 6:45
窮屈
夏川ゆう
短歌
0
17/6/6 5:22
血一滴
坂本瞳子
自由詩
7*
17/6/6 0:21
平成29年6月6日(火)
みじんこ
自由詩
1
17/6/6 0:05
キクザキイチゲの生た丘に
藤鈴呼
自由詩
3*
17/6/5 22:53
優しい男
花形新次
自由詩
2
17/6/5 22:07
さだめ
星丘涙
自由詩
2*
17/6/5 19:18
時鳥
るるりら
自由詩
12*
17/6/5 19:07
夏雷
星丘涙
自由詩
4*
17/6/5 18:15
りんご
Y.T
自由詩
11+*
17/6/5 18:12
自称詩テロ
花形新次
自由詩
1
17/6/5 13:45
想いは枯れて(三)
信天翁
自由詩
1
17/6/5 13:11
血
清花
自由詩
2
17/6/5 11:05
140文字詩(@jitensya612)
zitens...
自由詩
3
17/6/5 10:02
そんなもの
もっぷ
自由詩
4
17/6/5 8:32
6月病
zenyam...
自由詩
1
17/6/5 6:25
寝る方向
〃
自由詩
1
17/6/5 6:17
単純
〃
自由詩
1
17/6/5 6:10
扇風機
水城歩
俳句
0*
17/6/5 4:05
無題
michi
自由詩
2
17/6/5 1:41
平成29年6月5日(月)
みじんこ
自由詩
0
17/6/5 0:07
End of holiday
番田
自由詩
3
17/6/4 23:28
1361
1362
1363
1364
1365
1366
1367
1368
1369
1370
1371
1372
1373
1374
1375
1376
1377
1378
1379
1380
1381
1382
1383
1384
1385
1386
1387
1388
1389
1390
1391
1392
1393
1394
1395
1396
1397
1398
1399
1400
1401
4.22sec.