真っ暗い巣穴の底から
怪しい女の声がする
そいつは知ってる女で
冬が嫌いだと叫んでいる
何故か電気がつかない
私の嫌いなことばかりして
全く何も共感できない
それなのに私の寝床に ...
夜の車窓灯りが近くトンネルに入ったのだと知る一人旅
先月の世相説く記事下に敷くガス台の上今夜はシチュー
マンドリン弓道着物ユニフォームあふれる朝の上りのホーム
汚 ...
家はたくさんあるのに
その家の屋根にはたくさんの鳥が集まっていた
一列に並んで
まるで会議中のようであった
それぞれが首をかしげ
うなづきながら会議をしていた
ついと一羽がとびたつと
い ...
貴方が奏でる言葉はいつも
嘘ばかりが煌びやかに揺らめくので
いつからか私は言葉の端に
緩く小指を絡めては
何処か遠くに行かないで、と願う様になった
矢絣模様に臙脂色
朱色に紛れた杏子色 ...
それをやめる捨てるそして
夜空を想う
お月さまは三日月 腰掛けてみる
見下ろすと海 きらきらと
たくさんの星の棲む
ダイブする どこまで行っても
きらきらと瞬くさやか
ばかりのなかをお散 ...
私は昨日は赤羽にいた
昔ほど 自由ではないのかもしれない
ただ 私の人生は そればかりで
店をぼんやりと出た
あまり休みの無かった 私がいた
ただそこにある商売といえるかどう ...
古い洋服を捨てるクラップスクラップ
女の価値は着替えたフクの数だなんて
ウタってたのは大人計画の「キレイ」
副題は〜神様と待ち合わせした女〜で
白髪の伊藤ヨタロウがカミだったっけ
あたしなら ...
(こういうときに)
いつも見得てくるのは
石っころばかりが転がってる原野
曇っていて 夜ではなくて
怖さやさびしさは ない
色彩の灰色な単調さのなかに唯一
そよぐ一輪のあおい花があって
...
くろい猫のため真昼の月をみる恋人たち
オブラートつかんでなにかわすれた聞こえますか
日蝕はじまる点滴はまだか母よ
われたきつねのおめん王女だだこねる砂丘のはて
花粉撃ち抜けわた ...
忘れないでいて
わたしはきっと変わってゆくから
わたしが変わりたくないと思っていても
きっと時間の流れに攫われてしまうから
きらきらのお砂糖のままではいられないもの
甘酸っぱいだけの ...
久し振りに
ショッピングに
出かけた
薄手の
ニットが欲しくて
淡い化粧をして…
薄紅
薄紫
薄青…
綺麗な淡い色は
とても素敵で
とても好きで
...
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形で
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている
大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ...
恋に落ちていくように、落ち葉も落ちていく。
あなたの世界にも、わたしの世界にも、ひらがなのように落ちていく。
詩が落ちてくる。小雨のように、ゆきのように、この場所に落ちてくる。
若いころの孤独というものはナルシシズムと不可分である。若いころ、人はよく孤独に陶酔する。自分が孤独であることに酔って、孤独である自分がかっこいいと思う。そのような孤独な陶酔する主体が書いた詩とい ...
鳥は 空を飛ぶ時に
これが自由、って歌うかな
あるいは「不測」と呟きながら?
鳥は 空を飛ぶ時に
羽ばたく権利、って云うかな
あるいは「仕事」と鳴きながら?
淡淡と ぬくか ...
綺麗な植物たちのなか、言葉を忘れて、歩いていく
人であることを忘れ、綺麗な世界を歩いていく
博多陥没
廃炉なん兆円
東京五輪
にっぽんてこんなこと起こらないと思ってた
トランプ大統領
ブレグジット
パククネ大統領
博多陥没
廃炉なん ...
時間が感覚している
巨大なてのひらが極めて薄くなり
眼を開く刻限を探っている
仏は舞い散っては脱皮して
柱を支える土壌に滲み込んでいく
空間が覚醒している
門の内と外は色濃く混じり合って
...
ここは静かな山の学校です
小さな校舎の上には
秋空が広がっています
地上には
秋が色づき始めています
一年生の教室からは
先生のやさしく丁寧な声が
聞こえてきます
授業の終わりの鐘が鳴 ...
庭木の梢が 北風で揺れている
踊っているのか
笑っているのか
震えているのか
呟いているのか
でも 泣いてはいないよ ね
とろみをつけたくて
片栗粉を 探したけれど
こないだ 捨てたこと
思い出した
透明な タッパーに入れて
護りは 完璧な 筈だったのに
心の隙間に
ちょっとした恋が
埋まって ...
金魚鉢を売りに
宇宙基地に行くと
そこには所狭しと
地球脱出用ロケットが並び
丘一面の仙人掌が
キカキカキカと揺れている
頭の上の羽のかたまり
空は川底 地は水面
光と ...
朝、一日を台無しにするのも有意義にするのも
自分次第だと痛感してはいるものの
この薄明が吸血鬼たる自分には
眩しすぎるのだ
日暮れ早 カレイの煮つけ 五目飯 時は流るる 飲めとごとくに
漂いの中に浮かぶ船はとても空虚だ。
空虚は僕の心を浸潤する。
広がり、閉じる。
この情緒こそ難破船にはふさわしい。
水面に移る悲しみを鳥たちが啄む。
僕は自分が何か勘違い ...
君がめいっぱいタバコを吸って煙を吐いた
だけど、吐き出されたのは煙ではなく砂煙だった
僕は運動会でつむじ風が起きたときのことを思い出した
空は一瞬で濁って
口や目に砂が飛び込んできて、服の ...
事務のことが
あまり分からずにいた
町医者はようやく
面接を終えたあとでした
この紙は職安にFAXすればよいのかしらと
採用を決めていましたが
横たわる夜空に向かって
そう尋ねたのでした ...
161119
目覚ましを買いにゆく
半球形の鉦が角みたいに
2つ頭に付いている
クロームメッキが美しく
音も煩そうだ
目覚ましの典型的なのが
目に付いた
...
サクサクと熱いコロッケが食べたいな
血管が最も交差するポイントで血流は行きあぐねていた、わだかまるものたちが新しい言葉を産み落とす、すんなりと流れないものだけが真実だ、俺は疲弊して仰向けに寝転びながら…その真実だけを認識していた ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
暗闇女
藤山 誠
自由詩
0
16/11/21 2:34
街路樹の靴音
深水遊脚
短歌
1*
16/11/20 23:25
バードサミット
朧月
自由詩
4
16/11/20 21:52
恋慕
智鶴
自由詩
6
16/11/20 21:40
三日月
もっぷ
自由詩
4
16/11/20 21:11
夜の赤羽
番田
自由詩
1
16/11/20 20:33
オールドファッション/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
0*
16/11/20 20:26
こういうときに
もっぷ
自由詩
3
16/11/20 19:29
恋人たち(自由律俳句)
とつき
俳句
2
16/11/20 19:29
いろはにほへと
中村 ながる
自由詩
1
16/11/20 17:56
鎧
薫子
自由詩
1
16/11/20 17:54
〈根源悪〉の原体験(新訂)
ひだかたけし
自由詩
4*
16/11/20 17:49
落ちて
水宮うみ
自由詩
1*
16/11/20 17:12
孤独の変質
葉leaf
散文(批評...
5
16/11/20 14:38
無知
もっぷ
自由詩
2*
16/11/20 13:53
綺麗な休日
水宮うみ
自由詩
2*
16/11/20 13:49
にっぽんてこんなこと起こらないと思ってた
吉岡ペペロ
自由詩
0
16/11/20 13:24
寺院
葉leaf
自由詩
4
16/11/20 13:19
居眠り
ホカチャン
自由詩
1
16/11/20 12:15
塑像(九)
信天翁
自由詩
2
16/11/20 11:25
鰤を振る光景
藤鈴呼
自由詩
0
16/11/20 9:55
ノート(金魚鉢)
木立 悟
自由詩
4
16/11/20 7:06
一日の始まりに
りゅうさん
自由詩
2
16/11/20 6:18
今日の終わりに
〃
短歌
1*
16/11/20 6:17
漂うもの
ヒヤシンス
自由詩
9*
16/11/20 6:08
灯台
うみこ
自由詩
5*
16/11/20 3:08
夜空を想う町医者
りゅうのあく...
自由詩
5*
16/11/19 23:57
オールドファッション
あおば
自由詩
4*
16/11/19 23:55
晩秋
レタス
俳句
1
16/11/19 22:59
Blood on Blood
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
16/11/19 22:04
1387
1388
1389
1390
1391
1392
1393
1394
1395
1396
1397
1398
1399
1400
1401
1402
1403
1404
1405
1406
1407
1408
1409
1410
1411
1412
1413
1414
1415
1416
1417
1418
1419
1420
1421
1422
1423
1424
1425
1426
1427
加筆訂正:
オールドファッション
/
あおば
[16/11/20 23:41]
船→舟に変更
落ちて
/
水宮うみ
[16/11/20 17:14]
改行しました
夜空を想う町医者
/
りゅうのあくび
[16/11/20 13:54]
一連目推敲しました。
3.61sec.