北朝鮮がミサイルを発射するたびに
政府は「圧力強化」を繰り返す
いつまで効果のない圧力強化を
繰り返すつもりだろうか
今回北朝鮮が中国四国上空を通過させて
グアム沖へミサイルを落とすと発表す ...
朝はひとり
琥珀色をみつめる
砂糖はひとつ
あたたかいやつ
ラジオがながれ
おもいはぼんやりと
カーテンがゆれた
夏が終わろうとしてゐる
花がしづかに揺れてゐる。
その横に小さな言葉がおちてゐる。
姉さんがそれをひろつて、お皿にのせた。
子供たちは外であそんでゐる。
まぶしいほど白いお皿に ...
うちの猫はもうすぐ十二歳になる
この二、三年 もう駄目だと思う時が
何度もあったので
いつ死んでも不思議ではないだろう
祖母は施設にいるが、もう九十五歳で
いつ知らせが来てもおかしくない
...
薄曇りの空を浴び
錆びたトタンが発色する
剥げかけた というよりも
薄い金属の表面を
浸食している赤ペンキ
腐蝕しながら
守るべきものを阻害していく
かつては輝きそのものであり
...
みどりいろした
星をなぞる指先が
燃える
やわらかい
歯をたてては
めいめいにいのって
慈しむ紺色、宙をけって
絡まるいばらが
すきとおる喉元で
ひろいあげた木の葉の
ささやかな屈 ...
一直線に伸びた微粒子の放出
光りは彼方へと繋がり
藍色の権力は力強さと共に形を残す
過ぎ去る景色
そこには風がなく
過ぎ去る感情
そこには母の優しさが無い
やがて果実は実を開く
...
会社で、総合職の若い人たちが、
僕なんかもちろんはるか後ろに置いて、
出世してゆく
それはそれで良い
会社の姿勢だ
だけど僕は僕で生活しなければならない
僕も若い頃は、
というより多 ...
影かすめ
ふり返り だれも
――夏よ
荒ぶる生の飽食に晒された{ルビ石女=うまずめ}よ
あの高く流れる河を渡る前に
刺せ わたしを
最後に残った一片の閃光をいま
仰向けに ...
真夏の太陽が
目に厳しい午後
思い立って
アスファルトの上を
走ってみる
全力で
走ってみる
緩やかに
変わっていく景色
穏やかに
蘇っていく記憶
息が切れて
走れなくなった時 ...
空の城址、たてがらの
緑照り映え、草いきれ
この八月の末に吸い込めば
穢土の悪臭、一度ならず二度、三度
襲い来るのは必定にしても
透明な緑の叡智の詩想の許に
たてがらの空の城を現にせんと
...
生きる
生ききる
息切れる
それでも生きる理由は何故
未来があるなんて信じてないよ
生きる
生ききる
息切れる
それでも生きる理由は
ただ 死ぬ理由もないからさ
彼方から雨が降ってくる。その雨たちを束ねて
鋏で切って海を千切りたい。鎖につながれたこ
の心は固まったまま四角の水槽を往来している。
夢を見ることも赦されずに、花咲く季節も見れ
ないまま私は歳 ...
誰かが私の涙を見て笑っている。
それは優しさではなく、あたた
たかなオブラートで包んだ刃だ。
私にはどうしてこんなにもわか
るのだろう。それは私の母たち
が愛のない身体に流してきた雨
と同 ...
見えないナイフを抱えて走る。
私は胸のなかに盲目のナイフ
を抱えている。何も見えない
くせにたくさんの人を傷つけ
て泣きながら笑っている私の
ナイフ。月明かりの匂いだけ
はわかるようで顔を ...
なげおとしたくらやみの中で
砂の声から俯いている
よーやく手放したのに
どーして鳥のバカンス
おーくのほーそーみーち
おーくのほーそーみーち
おーくのほーそーみーち
おーくのほーーそ ...
気を失いそうなほど
嫌悪感に苛まれようと
生きていかなくてはならない
今日で休みが終わる
これは世界の終わりではない
それに限りなく近いとしても
代わり映えのしない毎日は続く
変 ...
近頃ワイフがテレビの天気予報を見ながら
ファッションの話をするようになった
今日の天気予報士のファッション変わっているねえ!
僕は天気予報はファッションは関係ないから
いつも聞き流しているが
...
独身最後の八月のその終わりに
痛みに耐えかねてわたしは
あなたの部屋の
あなたの冷蔵庫を開ける未明
みつけられずに
カニカマを消極的に選んだ
食べ終えて そして胃薬とバファリンとを
...
偽善で覆いつくされたこの世界はいつも
優しい言葉を待っているのか待っていないのか
閑寂の中に一抹の寂しさを覚えるのは
大人に慣れてしまったのか
人は簡単に人を裏切る いつもだよな
偽善で ...
空砲を撃つの
ほわんとしたそれの白い煙
空砲を撃つの
幻の兵士たちが見えない弾を詰める
あたることのない空砲
わたし 風に浮き上がるの
秋風の夕日色を筆で塗りたくったような ...
心象風景の中揺れている黄色い花
花の形は竜胆に似ているウコンの花
本来ウコンの花は、黄色でないことを知っているわたし
本来は 桜貝のような色や白絹の純白な色の鱗のように重なった淡い緑の苞の中に遠 ...
わたし、今、白い海に
翼が羽が白いそれが敷き詰められたそこに
裸足の足をのせて
乾いた柔らかな足先の敏感なそれ指の間に
柔らかな羽がやわやわとまとう 柔らかく沈む わたしの足の指の重みで
わ ...
光りが照らされる白い葉に
運命の蒼い一筋の水が滴る
鼓動は動きを忘却し
風が南に向かって吹き始める
私は沈む
私は沈みゆく
底に溜まった感情は
肉を膠着させ
出口を求めて彷徨う
...
言の葉から音がきこえる
じつに静かな音だ
とうもろこしの割れる音がきこえる かすかに
海のさざなみもきこえる
モノクロームの想ひ出がカラーになるとき
水の流れが静かに逆流する
詩の鉱脈を見 ...
北の国ではもう
悲しみを弾道ミサイルで
飛ばし続けてるらしい
訳の分からないブタが
悩んでいるうち
後戻り出来なくなったから
民衆を虐げて
搾取した金を
拾い集めて
ミサイル ...
充血した虚無
断層に突き刺さった骨
陽は傾き
死者達の視線が
白壁に乱舞する
茜の色を
遠い目で見ている
俺の傷みは血を噴き
あら失恋?
貴女の泣き声 こころを凍らせ
異邦の人でも 抱きしめたくなる
目に痛い
涙じゃなくて虚空にみたのは
白昼夢ではなく 透明な雪
涙など
こぼれていいけど 影ふみ ...
砂遊びをしていたら
夜が水を連れて走っていたので
光の靴を呼び
どこまでもどこまでも
砂の道を作り
光の靴を走らせて
夜の連れて走る水と競争させた
月が今日は色がなかった
透明だ
...
十代の少女たちが
金のために
自分の体を
見知らぬ大人たちに
すすんで売っている
「金ファースト」の少女たちがいる
こんな日本にだれがした!
我々大人なんだよな、結局
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
圧力強化
zenyam...
自由詩
2*
17/8/31 11:00
琥珀色
星丘涙
自由詩
4*
17/8/31 6:38
草色
石村
自由詩
19*
17/8/31 1:39
終わり、そして始まり
忍野水香
自由詩
11
17/8/31 0:54
ページ
Lucy
自由詩
10*
17/8/31 0:05
cream soda
むぎのようこ
自由詩
7*
17/8/30 23:58
権力への意志
鷲田
自由詩
6
17/8/30 21:43
もう僕らの時代ではない
はだいろ
自由詩
4
17/8/30 20:48
夏石女
ただのみきや
自由詩
13*
17/8/30 20:14
ふるさと
寒雪
自由詩
2
17/8/30 18:30
たてがら城址
ひだかたけし
自由詩
6*
17/8/30 14:40
息切れ
天竺葵
自由詩
1
17/8/30 14:19
生まれる日
あおい満月
自由詩
3
17/8/30 14:18
鴉
〃
自由詩
1
17/8/30 14:05
盲目ナイフ
〃
自由詩
1
17/8/30 14:03
犬の住処
カッラー
自由詩
0
17/8/30 11:41
根拠などないけれど
坂本瞳子
自由詩
0
17/8/30 9:23
ファッション天気予報
zenyam...
自由詩
2*
17/8/30 9:07
骨折
もっぷ
自由詩
5
17/8/30 7:30
少年はギターを抱いて眠る
岸かの子2
自由詩
2*
17/8/30 3:38
空砲
水菜
自由詩
2
17/8/30 0:41
黄色い花
〃
自由詩
3
17/8/30 0:03
風に問う
〃
自由詩
3
17/8/29 23:22
終焉
鷲田
自由詩
5
17/8/29 22:11
言の葉のワルツ
みっちー
自由詩
1
17/8/29 21:17
襟裳岬東1180km
花形新次
自由詩
1*
17/8/29 19:52
過剰
ひだかたけし
自由詩
6*
17/8/29 18:04
アルファマの娘の溜め息をみた日
秋葉竹
自由詩
2
17/8/29 15:47
月の光
カッラー
自由詩
1
17/8/29 15:14
援助交際
zenyam...
自由詩
1
17/8/29 14:44
1372
1373
1374
1375
1376
1377
1378
1379
1380
1381
1382
1383
1384
1385
1386
1387
1388
1389
1390
1391
1392
1393
1394
1395
1396
1397
1398
1399
1400
1401
1402
1403
1404
1405
1406
1407
1408
1409
1410
1411
1412
3.62sec.