偽善で覆いつくされたこの世界はいつも
優しい言葉を待っているのか待っていないのか
閑寂の中に一抹の寂しさを覚えるのは
大人に慣れてしまったのか
人は簡単に人を裏切る いつもだよな

偽善で ...
空砲を撃つの
ほわんとしたそれの白い煙

空砲を撃つの
幻の兵士たちが見えない弾を詰める

あたることのない空砲

わたし 風に浮き上がるの

秋風の夕日色を筆で塗りたくったような ...
心象風景の中揺れている黄色い花
花の形は竜胆に似ているウコンの花
本来ウコンの花は、黄色でないことを知っているわたし
本来は 桜貝のような色や白絹の純白な色の鱗のように重なった淡い緑の苞の中に遠 ...
わたし、今、白い海に
翼が羽が白いそれが敷き詰められたそこに
裸足の足をのせて
乾いた柔らかな足先の敏感なそれ指の間に
柔らかな羽がやわやわとまとう 柔らかく沈む わたしの足の指の重みで
わ ...
光りが照らされる白い葉に
運命の蒼い一筋の水が滴る
鼓動は動きを忘却し
風が南に向かって吹き始める

私は沈む
私は沈みゆく
底に溜まった感情は
肉を膠着させ
出口を求めて彷徨う
...
言の葉から音がきこえる
じつに静かな音だ
とうもろこしの割れる音がきこえる かすかに
海のさざなみもきこえる
モノクロームの想ひ出がカラーになるとき
水の流れが静かに逆流する
詩の鉱脈を見 ...
北の国ではもう
悲しみを弾道ミサイルで
飛ばし続けてるらしい

訳の分からないブタが
悩んでいるうち
後戻り出来なくなったから

民衆を虐げて
搾取した金を
拾い集めて
ミサイル ...
充血した虚無
 断層に突き刺さった骨
  陽は傾き
   死者達の視線が
   白壁に乱舞する
  茜の色を
 遠い目で見ている
俺の傷みは血を噴き
あら失恋?
貴女の泣き声 こころを凍らせ
異邦の人でも 抱きしめたくなる

目に痛い
涙じゃなくて虚空にみたのは
白昼夢ではなく 透明な雪

涙など
こぼれていいけど 影ふみ ...
砂遊びをしていたら
夜が水を連れて走っていたので
光の靴を呼び
どこまでもどこまでも
砂の道を作り
光の靴を走らせて
夜の連れて走る水と競争させた

月が今日は色がなかった
透明だ
...
十代の少女たちが
金のために
自分の体を
見知らぬ大人たちに
すすんで売っている
「金ファースト」の少女たちがいる
こんな日本にだれがした!
我々大人なんだよな、結局
今宵
こころゆれる 
月を鏡にうつし
ひとみをとじる

なみだ 
ひとしずく零れる

ながれる
ながれてゆく
星のうずにとける

ささげる祈り
ゆらゆらと天に

しらとり ...
....弓をく弓いた...

....矢を|弓った....
空に灰色の煙が立ち込め
干してある洗濯物を汚してゆく

Jアラートに掴まされた夢が
輪郭をなぞらなくて良かったと
テレビの前でスープを飲んでいる

前触れもなく飛んで来るのはきっと
虫 ...
酒を飲みいつしか憂い消えていく魔法の液体副作用あり

深海の静寂想像する夜更け洋書に書かれたサメの生態

吐く息が真っ白になる時期が来た素っ気ない街に飾る電飾

好きだなぁフェリーから見る ...
あした召されてみりゃそれは正夢

ひとりぼっちにでもなりゃそれは逆夢

認証団体に世間話と説教をたれられる

背中をかちこちにして貧乏ゆすり


悲しみよついてこい

慈しんでや ...
おやすなさい

きっと見ようね。
ずっと居ようね。

夢に堕ちても
あなたをみよう

夢の中2人きり。


降り積もった
ましろのケサランパサラン
ふわっと、
さらっと。
...
闇夜に響く
鴉の鳴き声
鳥目では
なにも見えないくせに
不吉を呼び寄せ
撒き散らすよに
不気味な声を轟かす
翼までをも羽ためかせ
空気までをもざわつかせ
風に乗せて
遠くまでも
...
あなたが言いかけてやめてしまった命

浮遊する魂の残骸を窓のない汽車の中で夢想して

夢想して

それが手の届かない場所だと

それが僕では救えなかったと

こんな時間に想像しきっ ...
まわり続けていれば
倒れずに
ほそい息を繋ぎ
うたうことさえできそうで

こころなくして
忙しくまわり続けていられさえすれば
支えてくれた背骨の芯も
とうに抜け落ち
まぼろしだけだと ...
君の真髄を食べたい
遠くへトリップすることができたらいいな
説明のいらない詩が書けたらどんなにいいだろう
ぼくは恋に恋をした
貴方のいない世界に
苦しみだけがいない世界に
いきたい
光を ...
県道沿いに転がる店の死骸
人影のなごりも蠢かず
静寂が壁を黒ずませている

MIDIの安音源で
存在しない人の歌を歌おう
忘れられた空間に
テレビ画面だけが浮かんでいる
僕は息を潜め
...
人の純粋は
思春期から成人までの
ある時期の
ほんの短い間だけ

人になる前の純粋は
自然なだけで
時に驚くほどの
残酷さを伴うし

完全に人になってからの純粋は
いつも条件付き ...
夏冬の 暑さ寒さが きつくても 京の春 秋 競うものなし


ほほえみに 時をわすれて 広隆寺 夕暮れちかい 閉館の時


醍醐味は 世にしられずの 寺にあり 人ごみをさけ 名刹をゆく
...
2つ折りの手紙を開くと白紙になっていった

インクが沸騰しだして

蒸発

気体になった。




吸いこんだ



眼球だけを反転させた

脳の発火を見た。

...
廃線になった駅のベンチに行ってください
コスモスが揺れているのがみえますか
だれもこない駅の伝言板に
「おかえりなさい」とだけ 書いておきました

ベンチの下に 海の紙でできた封筒を隠し ...
天使はカメラマンで笑いたい。



諦めないでほしい!
屈しないでほしい!
あなたは死ねる!!

あなたに捨てられなかった希望は
ちゃんとナイフを握っている

あなたの

生 ...
牢であり城である街を浪が洗い
壁から瀧があふれている
奴隷の子と皇女は手を結び
錆びた真昼の水たまりを踏む


呼吸が
忙しく他者を連れ去る
水の底の 舌のようなもの
...
自分の年齢は
一生ついてまわる
書類には必ずといってよいほど
「年齢」欄がある
そして自分の年齢ほど
毎回書いて納得いかないものはない
俺はいつの間にこんなに年を取ったんだろう?
と思う ...
あの日 心が痛かった
息も出来ない
考えるのもやめたい

降る雨に打たれながら
君の家の前で泣いた

もう戻ることない 時間に
掴んだ砂が こぼれてしまう

君と始めた日記
抜け ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
少年はギターを抱いて眠る岸かの子2自由詩2*17/8/30 3:38
空砲水菜自由詩217/8/30 0:41
黄色い花自由詩317/8/30 0:03
風に問う自由詩317/8/29 23:22
終焉鷲田自由詩517/8/29 22:11
言の葉のワルツみっちー自由詩117/8/29 21:17
襟裳岬東1180km花形新次自由詩1*17/8/29 19:52
過剰ひだかたけし自由詩6*17/8/29 18:04
アルファマの娘の溜め息をみた日秋葉竹自由詩217/8/29 15:47
月の光カッラー自由詩117/8/29 15:14
援助交際zenyam...自由詩117/8/29 14:44
やさしい夜星丘涙自由詩3*17/8/29 14:17
弓矢..幽霊自由詩117/8/29 13:26
ミサイルの朝ミナト 螢自由詩3*17/8/29 10:02
フェリー夏川ゆう短歌117/8/29 5:14
風呂に入れば吉岡ペペロ自由詩217/8/29 1:03
ましろ。きっと、ずっと。水戸 うしん自由詩11*17/8/29 0:56
鴉の鳴き声は夜に響く坂本瞳子自由詩1*17/8/28 23:28
Re: 光倉科 然自由詩117/8/28 22:02
独楽 ― 立原道造「逝く昼の歌」に寄せて ―Lucy自由詩5*17/8/28 20:01
電子ピアノでトリップみっちー自由詩117/8/28 19:59
つぶれたカラオケボックス渡辺八畳@祝...自由詩117/8/28 18:42
短い間花形新次自由詩217/8/28 13:58
古都の秋 その2st短歌017/8/28 13:12
やりとり..幽霊自由詩017/8/28 13:03
おかえりなさいるるりら自由詩13*17/8/28 10:37
生きる権利。幽霊自由詩017/8/28 9:34
しずく はじまり木立 悟自由詩317/8/28 8:21
年齢の自覚zenyam...自由詩017/8/28 7:58
二度と帰らぬ日々kino12...自由詩017/8/28 1:39

Home 戻る 最新へ 次へ
1372 1373 1374 1375 1376 1377 1378 1379 1380 1381 1382 1383 1384 1385 1386 1387 1388 1389 1390 1391 1392 1393 1394 1395 1396 1397 1398 1399 1400 1401 1402 1403 1404 1405 1406 1407 1408 1409 1410 1411 1412 
3.89sec.