復興途上の街の街路で
寂しくなって月を見上げる
愛は常に失われたまま
ときに著しい渇きに身悶えする
この渇きを月よ、お前にやる
この渇きを月よ、お前に叫ぶ
俺はポロシャツをだらしな ...
靴ひも
凌雲
山際
ふわりと
つかまえて
この夜の帳を
やさしく
ソフトに
そっと そっと
くちびるかわし
だきしめて
ふたりの夜を
うるおって
ひとつになって
魚になって
闇をおよぐ
どこまで ...
その代わりに、
骨と対峙すると
頭蓋骨が白くなる
白は
雪の色、
鳩の色
体の中で燃える
血の色みたいな
雪が
降りしきる
錯覚・錯覚・錯覚
街角のビルの窓辺に
垂 ...
ミモザかなレンギョウじゃなしなんだっけ
エニシダの花あふるるデイケアの窓
施術台ホットパックして昼寝して
デイケアで居残りをしてバカンスや
お帰りの体操曲は白樺だって
さぶちゃんに白樺って曲 ...
赤黒い熱い塊が喉のおくでガラガラガラ音を立てている。からまってまるまった舌で窒息しそうだ。舌が体に飲み込まれようとしている私は、必死で舌をン、と指でつまんでまっすぐにしてよだれが垂れる。幾千幾万どこ ...
愛とは
相手に
安心を
与えるものなり
カラフルなタイルをしきつめた
ハート柄の遊歩道をふみしめて
表参道から代々木公園まで
いつまでも人の声 車の音
夜風にバブルのか・お・り
帰りたがっているのは30の
いいえもはや40中 ...
生きていくことの
ぬかるみにはまったの?
それで そこから
君の繊細な驚きに充ちた
生き生きとした漆黒の瞳は
何処まで持ち堪たえられるかな?
欺瞞に充ちたこの社会で
只忙しく生命が消 ...
むすめのひざや足の裏はしっかり厚くなった。ひとり掛けのソファにすわってテレビをみているところなど、すっかり人間ふうだ。わたしは鏡をみるのがきらいになって(太ったまましばらく戻らないから)、自分の顔 ...
夜明けにだけ
列車の着く駅があるという
そこでは誰も降りないが
そこから誰か乗りこむという
言葉は置いてゆくという
言葉にはできないものを
探しにでかけるところだという
あたらしいものは ...
イメージを裏切って
泳ぐながい魚
イメージにダメージ食らい
横切る黒い猫
わたしは黒い雲
稲妻ひび割れる空に
恐れながら
祈りながら
詠えば
夜は明け
虹が架かる
イメージを爆破 ...
生きるために息してんのか
息するために生きてんのか
目的と手段がああ、ごちゃまぜだ
こんなぐちゃぐちゃになった僕を
それでも何でか捨てられない
"贅沢な悩みだね"
...
優しく 優しく 優しくしたいのに ごめんね
電話の相手は不具合で私の灯火の余裕が吹き消されそう
テーブルの横でつかまり立ちを口を尖がらせて練習する弟
そしてやがて3歳になるお兄ちゃん ...
移ろう時の中
物思いにふけり
白い夢に思いをはせ
淡くせつない恋に揺れては
ひとつ ふたつ ため息をつく
おもむろに髪をかき上げ
震えていた
あの春の日
私は燃えるように
消えるよう ...
{引用=泳ぐこともできず
伝える手段もなく
ただ与えられた囲いの中で
浮遊している、
泡のようなもの
※
失くしてしまえば
過去にしたいと
遡っては 身を護り
忘却の波に ...
現空
ピスタチオ
日だまり
いぬ
が
けもの
だから
けが
はえて
いて
いぬ
だから
ていど
が
ひくく
ちのう
が
ひくくて
おとる
あなたをおもえなくなるような、
とばりが欲しい。
母を、父を、兄を、姉を、妹を、弟を、友を、師を、
家族という家族、親類社会たぐいの繋がりを、いったん綴じましょう。
...
愛くるしいの貴方が。
無防備に私を信用しきっている、その首元に
そっと牙を立てて貴方の全てを吸い上げてしまおうか。
記憶、時間、感情、才能、能力、
そして私への、恋心。
...
勝て
しのぎを削り
戦え
そして
勝て
勝ち続けろ
人生は戦い
己と戦い
ライバルと戦い
勝て
戦い
それは本能
戦いは常に存在 ...
貴女は秋のあの日、
夜明け前の碧い天蓋に
独り揺らめき身を投げた
硬く冷たい肉体を現に残し
何処までも独り遠く逃れ去り
貴女という魂は私の中で生き
私という魂は貴女の中で生き
何度と ...
美味しい?
うん美味い!
ありがとう!
んっ?なんで?
なんでもない。
おなじ髪色に染め
お風呂入り目が空かない
水飛ばしては冷たい
お風呂上がり晩 ...
一、方法
いつも使っている水道で手を洗う
思った通り今日は水が冷たく感じる
いつも聴くお気に入りの歌を流す
思った通り今日はその歌がスロウに聴こえる
日常と違う蛇口をひねれば
...
朝よ
朝露よ
異国の万華鏡よ
熟しきった永遠よ
露は葉を忘れ気化せよ
昼は夜は六月に無窮
を土中で悟れ
なみだは泉川を遡り
辿り着いた源泉
に致死量のヒ素を
さて枯れたふるさと
...
澱んだ空が憎たらしくて
蹴りをいれたいのだけれど
殴りつけたいのだけれど
想いさえも届かなくて
精一杯に唾を吐きかけ
考えつく限りの罵声を浴びせ
それでも気持ちが収まることはなく
さらに ...
胃が痛い
胃が
僕が裏返るような気分だが
それは嘘だ
マイナスの方向に
社が立つ
いく千匹の獣が
雪の野原に立つ
彼らの顔が
雪で冷えているおぞましい
更紗
爾来
味噌
現実的に考えれば
相手が油断しない限り
大振りパンチで
ノックアウトは難しいものだ
だから
こいつ豚でもないことしそうだな
もとい、とんでもないことしそうだな
と警戒されているうちは
...
胎児の仕事のかなしさよ
望まれたのは一声と
嬰児の仕事のかなしさよ
{ルビ乳=ち}を飲むばかりで終わらずに
歩けたその日のかなしさよ
靴を覚えるかなしさよ
憂える人あるかなしさよ
応えて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
月に吠える
葉leaf
自由詩
2
17/5/20 0:41
平成29年5月20日(土)
みじんこ
自由詩
0
17/5/20 0:08
抱擁
星丘涙
自由詩
2*
17/5/19 23:35
その代わりに、骨と対峙する
新人さん
自由詩
3
17/5/19 22:25
焔俳句 1 金雀枝(エニシダ) 10句
鵜飼千代子
俳句
12*
17/5/19 22:03
首吊りの森
田中修子
散文(批評...
3*
17/5/19 21:22
愛とは
zenyam...
自由詩
1
17/5/19 20:59
30
まきび
自由詩
2
17/5/19 20:53
ヌカルミ
ひだかたけし
自由詩
3
17/5/19 18:20
あるいは鉄や果物かもしれないもののこと
はるな
散文(批評...
4
17/5/19 17:56
夜明駅
やまうちあつ...
自由詩
6*
17/5/19 17:52
イメージを爆破しろ
星丘涙
自由詩
2*
17/5/19 17:29
それはつまり結局、
なきり
自由詩
1
17/5/19 16:47
怪獣と怪獣
朝焼彩茜色
自由詩
12
17/5/19 15:00
恋を忘れた人魚姫
星丘涙
自由詩
2*
17/5/19 8:53
恋
為平 澪
自由詩
1
17/5/19 4:06
平成29年5月19日(金)
みじんこ
自由詩
0*
17/5/19 0:50
バッド ネイバー
6
自由詩
0
17/5/18 21:49
とばり かたびら.
つきのいし.
自由詩
4
17/5/18 19:59
愛、苦しい。
薔薇の人
自由詩
1
17/5/18 18:55
勝て
星丘涙
自由詩
2*
17/5/18 18:26
エロスの奥(二)
ひだかたけし
自由詩
3*
17/5/18 15:03
一日夫婦
勇姫
自由詩
0
17/5/18 12:22
熱を帯びる
邦秋
自由詩
1*
17/5/18 12:21
ひそよそよ
もっぷ
自由詩
3
17/5/18 9:51
空、暴れる
坂本瞳子
自由詩
6*
17/5/18 0:57
イ!
新人さん
自由詩
1*
17/5/18 0:36
平成29年5月18日(木)
みじんこ
自由詩
0
17/5/18 0:35
カーロスリベラが好きでした
花形新次
自由詩
1
17/5/17 23:46
望まれたのは一声と
もっぷ
自由詩
1
17/5/17 23:35
1372
1373
1374
1375
1376
1377
1378
1379
1380
1381
1382
1383
1384
1385
1386
1387
1388
1389
1390
1391
1392
1393
1394
1395
1396
1397
1398
1399
1400
1401
1402
1403
1404
1405
1406
1407
1408
1409
1410
1411
1412
5.88sec.