山の麓の小さな村に今年も初夏がやってくる。
黄昏時の老人が野菜を背中にしょっている。
雁の群れが西の空に飛んでゆくのを目で追うと、
彼方の空には一番星が瞬いている。
憧れの初 ...
枕は夜の舟
ソバ殻
ビーズ
低反発ウレタン
素材は様々
草木が眠る頃
ボクたちの首を乗せて
夢に漕ぎ出す
地球の半分ではいつも
首無し死体が散乱しているが
肉体の重みから
...
遅く目が覚めた日曜日
いつもの朝は光を帯びて
眩しく光る幸せ
君の笑顔が元気をくれる
目を擦りながら動き始める
テレビを見ても
相変わらずつまらない
日曜日を表している
昼 ...
いらない
いらない
言葉なんて
いらない
いらない
いらない
文字なんて
いらない
いらない
いらない
もう「私」なんて
いらない
いらない世界に
行きたい
...
おはようございます
微笑む表情がチャーミング
こんなにいい感じで行き交う人
和む表情
安心できる
好きになってしまいそう
私の表情
感じ ...
回転木馬
風上
将棋
腸に詰め込まれたその業を吐け
見えぬ角を振り荒ぶり散らせ
吾が其の計略を観よ
吾が其の力を刻め
吾が其の姿に畏怖せよ
其れが業よ
其れが罪よ
これが罰よ
死して尚這い蹲るこ ...
3日目のケーキみたいに
寝ころがってわたしたちは
あまく干からびて
優しさが固まってく
いつかは
いつでも
おんなじ風にしかキスできなくなるんだね
それともぜんぶ
食べてなくな ...
あなたが
幸福を嘯くとき
わたしは微笑むのです
どれだけ濡れても汚れない純白に
欠けながら輝く下弦の月に
あなたは
ことばを尽くして幸福を縫い付ける
咲いて枯れる花々に見向きもせ ...
愛に根ざして
生きている
愛に根ざしているのなら
困難があろうとも
枯れることはないであろう
帰るところは
あなたの愛のふところ
そこで憩い
うるおい
...
巡ったことを待つのではなく
巡ってから気づいた
そうか、そんなに時間が流れたんだねと、
なんとなく
ありきたりな言葉を並べる
僕にはまだ
わからないことが一つだけあって
どう ...
微睡の部屋に
鬱鬱と影が浮かんでいる
審判が
後悔が見え隠れする
蒼い闇に包まれ
夢うつつ
不確かな世界に
震えおののき目を覚ます
思わず
汗が流れ落ちた
制御のない朝の起動
太陽はいつまでも膨らみ
乱雑な鳥の鳴き声に光は拡散していく
二つの皿の擦れる音が
寝ぼけ眼の時間を砕き割り
名のない闘牛を歓声の輪の中に運ぶ
朝はこうして夜 ...
湯島天神の境内に入り
石段で仰いだ空の雲間から
顔を出す
しろい輪郭のお天道様が
遥かな距離を越えて
この頬を温める
あぁ、皿回しの利口なお猿さんが
師匠に手を引かれ
ひょこひょこ ...
Youtubeの画面にいる君は、木槌を手
に、鐘を鳴らす。ネットカフェから出た地上
は、若くして逝った君の父親があの日歌った
スクランブル交差点。
ぎくしゃくしたノイズが都会の鍋から溢れて ...
裏庭を横ぎった
雀かなぁ
それとも 春の野鳥かなぁ
物寂しい郊外から
聞こえて 消えた
救急車のサイレンが
広 ...
こんな{ルビ襤褸=ぼろ}きれの僕の中に、びい玉がある
億光年の光を宿し
何処までも続く坂道を (発光しながら)
回転して、のぼりゆく
光を梳いた暗がりの川
朝と朝と朝の波音
刃の羽のはじまりと終わり
かけらを悼むかがやきの径
何処へも行けず 此処で眠る
水はさらに遠くなり
暗がりは暗がりのままか ...
○「見守る」
口より
目を使うということだ
○「女性が輝く時代」
美しい言葉には
裏がある
○真面目さも
度が過ぎると
カミソリになる
○仕事は
やればやるほど評価され ...
梅雨になって
雨がすきな
人もきっと
そばにたくさんいるだろうけど
いまは
青い空がすき
心が浮かび流れていきそうな
どこまでもファルセットが続きそうな
目を閉じて ...
毎日ダンプが多く通行するため
国道6号線には亀裂を修復した痕が無数にある
堤防を作る工事や道路を作る工事
ほ場を整備する工事や水路を整備する工事
至る所で重機が働き
朝早くから除染作 ...
こうもり
裃
褥
月は見えない
普段から夜空など見もしないくせに
月の輝く夜など欲しくもないくせに
一番星などどうせ気づかない
流れ星など見ることはない
赤らんだ空に涙を乾かしてもらったことは
あっ ...
さよならの前に
幸せを見せてほしい
私のおかげで幸せなんだと知らせてほしい
私はそれで、眠れるから
あなたに私を刻み込みたくて
深い生傷とあなたを見たくて
そんなあなたを助けたくて
またもやあなたに鉈をふるって
如此く私の輪廻で回っていてだなんて
でもいいたくてしょうが ...
ぬるま湯に浸かっている日々
決して不幸とは言えないであろう
求めていたものがこれなのか
ぎりぎりで生きていた日々が愛おしい
冷たい日々
熱い日々
辛かったが生きている実感があった
果 ...
*
骨のかけら
唇に
あてがい
言葉は
君の髄まで
浸る
解釈は数え切れない
指をさしむけて
分割できぬまま日常を配置する
夜は
数え切れない
...
雲のなかを行く鳥も
目を開いたまま
プールの中の子どものように
夢を凝視していた
よく見えもせぬまま
あの日もいまも
部屋の中で遥かな空を行く
誰かが描いた街を
い ...
皮脂で汚れ切った車窓越しに
遠ざかる
街の灯を眺めている
真っ当に生きて
正しく幸せになることが
こんなにも簡単だと気付くまでに
随分と
遠回りをしてしまった
...
うつくしいもののすべてをひとにうつすことの醜さ、を遠目にまたは水面に見る。花が咲くことの尊さと草がしげることの尊さは同一のもので、いろどりのちがいをひきくらべて花びらを賛美する愚かさは、ただそれだけで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
初夏に。
ヒヤシンス
自由詩
6*
17/6/10 7:01
夜の舟
まいこプラズ...
自由詩
3
17/6/10 6:50
日曜日の朝
夏川ゆう
自由詩
2
17/6/10 5:32
あやして/午前二時
もっぷ
自由詩
2
17/6/10 1:59
表情
佐白光
自由詩
2*
17/6/10 0:18
平成29年6月10日(土)
みじんこ
自由詩
0
17/6/10 0:06
Sophomore disease
えこ
自由詩
1
17/6/9 23:32
3日目のケーキ
はるな
自由詩
1
17/6/9 23:32
くちなし
〃
自由詩
1
17/6/9 23:29
一番の愛
星丘涙
自由詩
3*
17/6/9 22:58
それでもまた
ウデラコウ
自由詩
1
17/6/9 22:30
最期の夢
星丘涙
自由詩
0*
17/6/9 21:36
朝と夜
乱太郎
自由詩
13*
17/6/9 20:25
合格祈願
服部 剛
自由詩
3
17/6/9 19:51
YとHに捧ぐ――二〇一七年・渋谷にて――
〃
自由詩
1
17/6/9 18:14
田舎街の風
信天翁
自由詩
2
17/6/9 17:48
ひかりの玉
服部 剛
自由詩
1
17/6/9 17:36
水へ ふたたび
木立 悟
自由詩
3
17/6/9 7:26
独り言集19
zenyam...
自由詩
0
17/6/9 7:18
タペストリー
唐草フウ
自由詩
9*
17/6/9 4:24
傷ついた土地で
葉leaf
自由詩
3
17/6/9 3:59
平成29年6月9日(金)
みじんこ
自由詩
1
17/6/9 1:01
本能か
坂本瞳子
自由詩
2*
17/6/9 0:54
さよならの前に
短角牛
自由詩
1
17/6/9 0:53
普通の人
〃
自由詩
2
17/6/9 0:48
ぬるまゆ
星丘涙
自由詩
2*
17/6/8 22:36
黙唱
ハァモニィベ...
自由詩
2*
17/6/8 21:21
「ぼくの二本足」
〃
自由詩
1*
17/6/8 21:15
終電
獏
自由詩
9*
17/6/8 16:57
「かわいい」ってこと。
木築
自由詩
1
17/6/8 16:50
1388
1389
1390
1391
1392
1393
1394
1395
1396
1397
1398
1399
1400
1401
1402
1403
1404
1405
1406
1407
1408
1409
1410
1411
1412
1413
1414
1415
1416
1417
1418
1419
1420
1421
1422
1423
1424
1425
1426
1427
1428
加筆訂正:
なつみかんとおとな
/
田中修子
[17/6/8 20:55]
ちょこ。
4.27sec.