落下していく朝に
沈む静寂を纏って
潜り抜ける門のうちに
待っている希望が
何でもないものだとしたら?
儚んでいる世が
そう悪いものじゃないとしたら
それはそれでよかったねと
声を ...
新しい赴任地で年末を迎えた。慌ただしく時は流れ、振り返れば日々の業務で毎日何かを学習していった。昨年度、私はトラブルで外傷を得たが、その外傷もいつの間にか癒えてしまい、ただ日々の忙しさの中に何もかもと ...
後ろに在る真実を僕らは知らない
真実が、いまその後ろに在る事も
真実を手にする術は僕らにはない
真実は、「真実」なのかを、視る目も
後ろに在る真実を僕らは言わない
真実は、存 ...
銀座の マルコポーロ
錆び付いた デキャンタは 合鐵製
オリジナリティーが 大事です
素材を包む リボンの角度が 一判
色合いは 此の際どうでも 良いのです
などと言ったら
...
神無月に肉を脱ぎ捨て 祖母が逝った。
思えばもっと前から祖母は半分海を渡っていたようだった
精神ここにあらずといったふうで
ときどき正気のあるときは「死にたい」とこぼしていた
...
僕は生きていく
千年樹も生きていく
太平洋も生きていく
働きアリも生きていく
ひきこもりも生きていく
何のためにかって?
?がいっぱいあって、!もいっぱいあるからだよ
星やハートが70億 ...
オリジナルの四文字熟語を提案しあうスレッドです。
「 」でその熟語をくくり、その下に強制ではありませんが、その熟語に込められた意味を記入してください。
また、その熟語をタイトルにした詩を書いたり、 ...
私に挨拶する時
「お元気ですか?」と言わないで
返答の言葉は用意されていない
戸惑う私は
「色々ありますね」
そんな的外れな事を言ってしまう
骨と腹膜は自己主張して
去っては また来 ...
乳輪からひょろりと伸びる細長い毛
ここでは乳毛と呼ぶことにする
この乳毛、左右の乳輪から一本ずつ
うなだれるでも天を衝くでも無く
うにょうにょと自由気ままに生えている
何の為の毛なのだろう
...
きっと 乗り越えられるだろう
ただの答え合わせが そんなに大事な事でも
見逃して あげようよ
ほっといて あげようよ
どうでも良いことじゃないか
僕たちにとって ほんとうに ほんとうに
...
女房が髪を短くしたいと言い出した
俺に女の髪型の好みはないし
あったとしても
それを強要しようとは思わない
好きなようにすればいい
ただ「蓮舫みたいにして欲しい」
って頼むつもりだと言うの ...
くまたちの濡れた鼻、 初霜
シーツの巣むせかえるような熱
冬眠まえ
会いたくてめくれちゃったからだが愛しくて
そのまま走ってた
走ってたらたのしくて
飛びかたを忘れてしまった
起 ...
タイトルは『浅き日のこと』そして『高野ヨウ』をペンネームとして出版社に持ち込み自分を賭けてみたい小説の原稿と今夜もまた向き合う。『――彼女は「またね!」と言ったはずだし、ぼくだって「さよなら」とは言 ...
新調したス-ツを汚されるハリ-
44マグナムが相手を吹き飛ばす
強盗に車を送れと言われたハリ-
人質すら構わず店に突っ込んだ
銃こそ正義為らば威力のある方がいい
この国は ...
罵倒され石を投げつけられ
彼はへこたれなかった
何故ならば
彼には大きな夢が在ったからだ
幼い頃から
透き通った真冬の夜空を眺めては
何時かきっと天空を目指し
ハートランドにたどり着く決 ...
どストレートなラブソングを
どストレートなラブソングを
愛してるって言葉も要らなくて
アイラブユーも要らないような
どストレートなラブソングを
どストレートなラブソングを
君の笑顔と君 ...
プーチンを見るたびに
♪ねえプーチン
こっち向いて
恥ずかしがらないで~
って雰囲気出して
歌っていたら
女房がそれを
とても気に入って
昨日から
歌え、歌えとしつこい
しかし、や ...
何歳になっても、純粋なものはあるけれど
何歳になっても、掘り起こされなければ
それは眠っている
地中深く埋もれた宝石
イメージの力
どんなものでも、イメージから世界は、始まる
...
ちぎれた 火の粉を雫の中にやどした言葉たちを超えて鳥が謳う
ほととぎすは 夜通し歌をもやし カッコウは霧雨を もやし
溶接工は 鉄を燃やして繋ぎ合わせノアより巨船を創り
アリアは ...
クリームソーダの中で弾けてる
小さな気泡のようなトキメキを
指先で触れる子供みたいに
何も疑わず飲み込めば良い
舌を出せば広がるエメラルドの
地図を目印に待ち合わせをする
...
田舎は葬式葬式の連続で
ほんとにイヤになるけれど
最後の親族代表のお礼の言葉には
いつもしんみりさせられる
真心がこもっている
オレもしんみりした中で
送られたいな
今日はほんとに12月16日なの?
オレボケたんじゃないよね
ぜんぜん実感がわかない年の暮れ
近ごろの田舎の年の暮れは
まことに淋しいものです
稲刈りの終わった切り株だけの田んぼ
荒れっぱな ...
8月が始まる頃の欲望は
冷めた満月みたいに膨らんでる
飲み込もうとしたって
変に甘くって
吐き気がして痩せちまいそうだよ
ギターの弦を巻き直そうとしてるんだ
なにもかもがでたらめに ...
瓢箪から駒でなく
駱駝の瘤に乗った一等星
此処は
ソロモンの王冠
もう一度聞く 此処は
十二時の馬車がやって来て
瞼の億で歌い出すもうひとつの物語
此処は
仮面舞踏会の扇
聞 ...
いつから君のことを 好きになったんだろう
ひと目ぼれなのに 思い出せない
好きになるというのは おそろしい
君よりかわいい娘が いなくなる
君のいない一 ...
関脇の大きな手が
後頭部を襲い
間も無くて
教室の椅子に前歯をぶつける
ぞろ目の日だった
下痢気味の為釘を打ち込まれて
土民の高慢な突きを食らう
利子が発生しているのに
怒りが湧いて来 ...
きつい日になったね
こんな日の日付は変わらない
二十五時には泣き疲れ
二十六時にはなみだも枯れる
さよならを覚えたわけじゃないけれど
けれど冬至までついにカウントダウンに入ったね
二十七時 ...
ある朝、おはようがなくなった。
朝食を家族と食べたとき、沈黙が怖いのでテレビを流したら、
言葉のない音を流し続けていた。居間にも世間にも喧嘩のない朝だった。
言葉がないので、穏やかだ。誰もが考え ...
関節のボルトが抜け落ちて
肢体がバラバラになってゆく
痙攣する肢体を何とかかき集め
もがき もがき 集めても
私は私の設計者ではなく
首に大腿骨を繋いでみようとしたり
肘に膝を接続しようと ...
君が不幸せで居てくれたから、
君を幸せにする理由を探さずに済んだよ。
どん底の門をくぐった先のどん詰まりへようこそ。
希望にさよなら。
愛にさよなら。
よろしく、絶望。
長い付き合いになり ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
生活
這 いずる
自由詩
0
16/12/17 3:06
とけていく
葉leaf
自由詩
0
16/12/17 2:09
後ろの「真実」
黙考する『叫...
自由詩
0
16/12/17 2:07
帽子屋
藤鈴呼
自由詩
0
16/12/17 1:59
渡つ海
高原漣
自由詩
3*
16/12/17 1:41
生きていく
水宮うみ
自由詩
1*
16/12/17 1:01
こんな四文字熟語もありじゃない?スレッド
会議室
16/12/17 0:44
癌患者の日常
小川麻由美
自由詩
5*
16/12/17 0:20
乳毛
たいら
自由詩
1
16/12/16 22:42
乗り越えられる
はだいろ
自由詩
2
16/12/16 21:57
髪型
花形新次
自由詩
0
16/12/16 20:33
冬眠まえ
はるな
自由詩
1
16/12/16 19:20
またね!
もっぷ
散文(批評...
3
16/12/16 19:10
眩いばかりの日々を
差羽ナガレ
自由詩
0
16/12/16 19:01
シリウス
レタス
自由詩
4
16/12/16 18:34
ラブソング
雨の音
自由詩
2
16/12/16 18:12
プーチン
花形新次
自由詩
1
16/12/16 18:03
掘り起こす
水菜
自由詩
4*
16/12/16 15:58
さしいろに 虹
るるりら
自由詩
14*
16/12/16 15:21
流星群
ミナト 螢
自由詩
3
16/12/16 14:30
葬式
ホカチャン
自由詩
0
16/12/16 9:43
田舎の年の暮れ
〃
自由詩
1*
16/12/16 9:38
ピリー、僕にその紙束を一つよこせ。こどもが花をちぎるような仕 ...
竜門勇気
自由詩
5*
16/12/16 8:44
夜風に惹かれて
乱太郎
自由詩
4*
16/12/16 7:54
君のポートレート
st
自由詩
2*
16/12/16 7:29
土民の高慢な突き
間村長
自由詩
1
16/12/16 2:49
二十七時
もっぷ
自由詩
3
16/12/15 22:45
言葉がなくなった日
水宮うみ
自由詩
3*
16/12/15 22:04
命日の日
レタス
自由詩
5
16/12/15 21:37
手枷
少年(しょー...
自由詩
3
16/12/15 21:00
1370
1371
1372
1373
1374
1375
1376
1377
1378
1379
1380
1381
1382
1383
1384
1385
1386
1387
1388
1389
1390
1391
1392
1393
1394
1395
1396
1397
1398
1399
1400
1401
1402
1403
1404
1405
1406
1407
1408
1409
1410
加筆訂正:
言葉がなくなった日
/
水宮うみ
[16/12/16 8:05]
改行していたのを修正しました
3.92sec.