噛み砕いたライトスピカは
超高速で
唾液と絡み
一輪が燦然
とした
百合のように
美しく
僕の胃の中へ消滅していった
ひと晩中
雨が降ってる
長い夜を
長い雨が
覆い尽くして
時が
止まったみたい
許すよ
とか
許さないよって秋の会話が
心の中に始まって
私は目の前が水浸 ...
止まない雨のせいで
人の心が落ちてく
深い水底に
ひとり
またひとり
ゆっくり沈んでいく
かかる電話は悲しい知らせ
孤独と孤独を結ぶ線のはずなのに
聞けばもっと孤独にな ...
紙の上を動き回る鉛筆が面白くて
描いた絵が動いたら面白いのに。と
いつしか思うようになった。
クレヨンと鉛筆を握り続けた幼い手と
走り続けた先で見えたもの。
ここにいる証を残せるよう ...
原爆は持たないし
原発はゼロにする
軍隊反対、戦争反対だけれど
北朝鮮には文句ひとつ言わない
テレビを点けると
そんな奴等が至るところに出てくるが
実際、俺の生活圏では見たことがない
...
流れる血で
自分を 命を 心を
描いてみた
けれど
白いシーツに残ったのは
のたくった赤茶けた染み
いずれ黒くなり
不出来な糊のように固くなるだけ
自分も 命も 心も
き ...
地球の窓からおおきな満月をみあげ
チューチューネズミに変身する少女。
ハイスクールボクだったよる、
菊子に焦がれて鬼道で殺めた。
家にはバカ犬がいなかったため、
空と花 ...
不安で眠れない夜がある
睡眠薬を処方通りに飲んで
朝が来るのを待つだけ
朝になれば不安の正体が分かるはずだから
不安で眠れそうにない夜を繰り返し
もうすっかり不安に慣れたと思っていた
...
手稲山の頂辺りに白いものが見える
――書置き 今朝早く来て行ったのだ
見つめる瞳に来るべき冬が映り込む
雲間の薄青い空
氷水に浸した剃刀をそっと置かれたみたいに
張り詰めて でもどこか 痺れ ...
自傷 と 他傷
大きく違う
してない人には
解らない
自傷が平気だって
他傷は痛いし
他傷が多いからって
自傷の痛みは解らない
自傷 と 他傷
大きく違う
...
県道沿いの山は粘土質だ。
いつも湿っていて、
一歩ごとに靴底へべったりと張り付く。
私は墨染みた卒塔婆を背負っては、
暗き夜に忍び歩く。
夜露は私の身体をぬらす。
ぬれながら、泥で汚れなが ...
あったかも知れないもう一人のぼくを
過去もみらいも夢想できないけれど
傷つけることなんてもっとできないや
きのうあのひとが嬉しそうだった
ぼくがいなくてもみんな大丈夫だ
...
美しいヌード写真というものは
創られたものである
そこには
体臭が感じられない
屁や糞も感じられない
しかし
僕はその創られたものに
うっとりさせらる
健康な時は
一人暮らしも気楽でいいが
いざ病気になったら
急に不安が増大する
夜中に突然倒れたらどうなるんだろう?
救急車を呼んでくれる人はいない
発見された時には
手遅れだったというこ ...
私の朝食はコーヒー1杯と決まっていて
そのコーヒーと一緒に
今日1日を乗り切るだけの錠剤を流し込む
コーヒーを飲まない朝はなくて
コーヒーと一緒に錠剤を飲まない朝もない
いつの日かコーヒーが ...
西武池袋線、果ては椎名町、おれ、という人間は実在性を欠きながら、のうのうと、淡々と、非生産的に、かつー、非効率的に、かつー、極めて排他的に、暮らしている
金色にモザイクがかった(全くもって、完成 ...
海に落ちた
私のこころは
その重さゆえ
ふかい底へと
しずんでゆく
光もとどかない
暗闇のなか
浮き上がることのない
記憶たちの墓場に
たどりつき
泣きぬれ ...
壁に埋まったアンモナイトを探して屋上動物園で象を見て
緑のソーダに浮かぶアイスクリームには一粒のチェリー
とっておきの休日を過ごす場はいつか地下へと降りて
毎日のちょっとした贅沢を持ち帰る場へ姿 ...
ドロドロした心で
うろうろしている
それがわたし
きえないわたし
おしえないで
ならうことがこわい
知らないうちに
わたしもあなたになる
秋色のはっぱ
だれにならったの? ...
走る
走るのは得意じゃない
喘息が出て苦しくなる
それでも走る
私のずっと後ろから
私の頭上を飛び越えていくものたち
この緑の大地を
このコンクリートで固められた街を
自由自在に飛 ...
うつむきかけて入ろう
肩の荷を降ろして
この時だけは何にも縛られず
純粋で居られるよう
あなたは守られている
あなた自身の背景に流れる音達の
千手観音の手達に押されて
ビート ...
ふかく息をすいこむ
落ち込んでいたこころが
いくらか楽になる
陽の光はとおいな
からだが冷たい
きえてしまいたいな
そう思うことがある
女々しいけど
しょうがない
よわいだけ
ひと ...
でこぼこ道を
なんとか歩いている
つまずいたり
たおれたり休んだり
よわいから
まけてしまうのだ
ゆがんだ心に
ふりまわされて
いつもひとりきり
こころ折れて
ふさぎこ ...
秋晴れと雲
秋刀魚が空を飛んでいる
捕まえて
七輪にて焼く
煙はもくもくもく
雲に戻って
海にも戻る
「水族館になにゆえサンマが展示されないか」
昔テレビで紹介されていた
忘れたけど ...
小刻みに震えながら重い足取りで進む俺
どこまでもリアルに灰色に広がる地平が
奇妙な高揚感を誘う
不意に吹き抜ける強風に
踊り出す手足はてんでばらばら
関節の軋む音 辺りに響き
俺は自分が薄 ...
彼女の美しさに打ちのめされるだなどと
分かりきっていたことなのに
お前だって例外になどなりえはしないと
よくもそんな風に思えたものだ
なにがお前をそうさせたのか
そんなことは誰にも分かりっこ ...
黒い夜の画布を背に
彫刻刀で刻まれた白骨のように
浮かび上がる鋭い流氷の切っ先が
すばやく流れる雲の切れ間に
瞬時に現れた細い三日月を
祈りのように照らし出し
私が確かに聞いたのは
...
「希望」が足りないね、と小さくレジで笑われた。
小銭の中には 絶望がびっしり入っていたので
安心していたのに、「希望」が足りないせいで今日
もごはんが買えない。
てっとり早く生きるために、 ...
もう遅いよ~
ごめんごめん
えと大丈夫?
ん?あっ寝癖か!
違くて
時間!?間違えた?
いやギリだけど間に合ってるよ
じゃ何が?
寒くない?
まだ秋だし
そうだけど
あ!ボタン掛 ...
ざくろのような憎しみを
胸の中に抱いている
綺麗にみえる実は
ひとつひとつ期を待って
はじける
はじける
赤い実は
少し甘くもありすっぱくもあり
私自身までもが
ぜんぶつぶ全 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
とある129頁
秋也
自由詩
2
17/10/19 14:28
水と水の間
ガト
自由詩
4*
17/10/19 4:53
光の回路
〃
自由詩
9*
17/10/19 4:48
夢のあと
梓ゆい
自由詩
2
17/10/19 1:56
存在しない
花形新次
自由詩
2
17/10/19 0:05
いのちを描いて
綠春
自由詩
3
17/10/18 21:51
贋作
秋葉竹
自由詩
2
17/10/18 21:50
不安な夜
無限上昇のカ...
自由詩
4
17/10/18 21:44
白髪の朝
ただのみきや
自由詩
12*
17/10/18 21:42
自傷と他傷
綠春
自由詩
1
17/10/18 21:42
卒塔婆を背負いて山をゆく
渡辺八畳@祝...
自由詩
12
17/10/18 20:31
楽しそうなみんなよ
吉岡ペペロ
自由詩
4
17/10/18 19:53
ヌード写真
zenyam...
自由詩
0
17/10/18 15:59
一人暮らし
〃
自由詩
2*
17/10/18 15:47
コーヒーのない朝
無限上昇のカ...
自由詩
0
17/10/18 15:12
リリリリック
N哉
自由詩
1
17/10/18 13:55
海に落ちて
st
自由詩
2
17/10/18 13:16
デパートの地下/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
2*
17/10/18 13:07
落ち葉
朧月
自由詩
1
17/10/18 12:02
翼あるもの
無限上昇のカ...
自由詩
2
17/10/18 11:14
あらたまししYo-Yo-
狩心
自由詩
2*
17/10/18 10:53
冬が来るんだな
星丘涙
自由詩
3*
17/10/18 7:50
待つだけ
〃
自由詩
2*
17/10/18 7:09
鬼カマスの味わいと秋
秋也
自由詩
1
17/10/18 3:16
現夢〇荒野
ひだかたけし
自由詩
6
17/10/18 1:11
いみじくも
坂本瞳子
自由詩
0
17/10/18 0:01
冬のオホーツク凍えながらたった一度でいい最後に私は意識の勝つ ...
Lucy
自由詩
12*
17/10/17 22:06
希望
為平 澪
自由詩
3
17/10/17 21:38
これでした
しょだまさし
自由詩
0
17/10/17 20:46
大嫌い
朧月
自由詩
1
17/10/17 20:31
1370
1371
1372
1373
1374
1375
1376
1377
1378
1379
1380
1381
1382
1383
1384
1385
1386
1387
1388
1389
1390
1391
1392
1393
1394
1395
1396
1397
1398
1399
1400
1401
1402
1403
1404
1405
1406
1407
1408
1409
1410
4.59sec.