飛行機がなめらかにすべって往く
そう青くもない春の空
だだっ広くてなにもない
つかみどころのない空気の層を
真っすぐ切っているだけなのに
こんな遠くまで聞こえて来る
――あれは空気 ...
先の大戦で
ジショラー率いる
ナチョス(メキシコ料理ではない)が
反自称詩人主義を掲げ
自称詩人殲滅を画策したのは有名な話である
事実、何百万もの自称詩人が
ただクソ自称詩を書いたというだ ...
人よりも鳥がよかった身投げして少女は眠るアコヤガイの夜
シャンデリア灯して暮らす深海の秘密を護るための灯台
サカナ族だけが持ってる声帯で唱えると開く海底の門
竜宮に棲む緑 ...
朝起きてシャッターを上げれば
いつもの山が見える
人気のない道が見える
ああ!もう都会には住めないなあ!
あんなに人と車とビルの多い所には
住めないなあ!
ユータンして五年
もうすっかり ...
密室に詰め込まれた人々はただ寝静まっているふりをしていた
目を凝らせば二十六時を指す文字盤が見える
細長いスポットライトが客席をなぞって点滅を繰り返し
エンジンは緩急をつけながら唸り続けてい ...
春とは名のみの夢見み月が
発育不良な日差しを漏らし
涸れた裏庭を
舐めはじめるとき
何もしないのに
ほころぴてゆくのは
腕時計の不要に ...
椅子取りゲームに負けた冬が
白い涙たくさんこぼしてわめいている
おうちはどこ
おかあさんどこいった
おとうさんどこにもいない
ふきのとうが
可哀想にと探してくれ ...
麦
清水
畳
頭を空に向けて六十二度くらい傾けたまま
動けなくなってしまった
顎を前方に突き出したまま
後頭部が後ろに傾いたように
六十二度が保たれている
右足をもう少し前に出すと
バランスが良 ...
あなたからの電話は突然で
それは
直に聞くべき用件だと思ったのだけれど
このページのように
しかも二人で埋めていった日日は
消せない 消したくない
喪うべきでない大切な
その時のあな ...
生まれたら
かならず死はやってくる
苦しくても
痛くても
恐れることはない
再生される生命に
大きな夢を抱き
それを知ったなら
幸せはやってくる
一人で生まれ
一人で死んで ...
20年くらい生きてきて
昔は良かったなぁとよく口ずさんでる
目の前には未来があるのに
僕は後ろを見ていた
テレビで過去の特集をやっていた
それを見てみんなが同じ事を言ってた
昔は良かったと ...
コーラルピンクの口紅を買いました
日常生活はささくれて
せめてメイクで気分転換をしようと
春色メイクで通勤します
恋をしたのかと人に聞かれましたが
自分のためにするメイク
恋というより ...
「俺を名付けたのは誰なんだ?」
タクがそう呟くと「私だ」とミケが言う。
「お前だったのか」と返すタクに、ミケは「なんでそんなこと疑問に思ったの?」と訊く。
「なんだか、名前があるのが不自由な ...
白と茶 誰もいない部屋のカーテンは開けられて 南向きの窓から差
し込む冬の低い太陽の明かりでとても明るい 雑然と散らばった請求
書、契約書、スーツ、ネクタイ、タオル、ビニール袋、文庫本、楽譜、
...
これのどこが良いのか
さっぱり分からないのに
美辞麗句並び立てて
褒めまくる奴がいる
自称詩投稿サイトにたむろする
老若男女みんなそうだ
こいつら一体何を期待してんだ、と思う
特に一 ...
その魂の美しさは通貨になる
ふかい森の奥でみどりいろに光る怪獣の眼と
契約して明るい場所まで走っていける
花嫁よ
ウェディングドレスが泥を食っても
きみはずっときれいだ
肉のわたしは獲 ...
風歌〽
あめがやむ
ふりつづけていた あめがやむ
私の心の奥にひろがる風歌が
空(くう)を吹き抜け
私の心のなかにひろがる
あめがやむ
僕はこの頃不思議な夢ばかり
見ている
はじめは
大きな蜂が大きな蜂の巣を
僕の部屋いっぱいにつくっている夢
次は
大きな黄色い蛇の夢
三番目も大きな蛇の夢
昨夜は大吉の札と札束が当たる ...
わたしが家事をしながら
ことばをちょこちょこ書いてるあいだ
きみは
外でるんるんはたらいて
手作りべんとうがつがつ食べる
うちに帰ればむしゃむしゃゴハン
つーんと薄荷のお風呂に入り
...
セックスは
人間にとって
とても大事なことの一つだ
でも、君たち若者に正しく伝えるのは
一番難しいことかもしれない
ちまたに間違った情報が
おもしろおかしく流されているからだ
セックスは ...
ちょいちょい 放り込んで来る
もう 今日は お腹一杯だって 言っているのに
巻物ならば 中身がなけりゃあ 意味ないじゃん
床の間に 飾るならば
水滴が 落ちないように 気を付けて ...
たまにやめないとヤバいかもな。
母さんにもらった保存液
に
浸る豆腐ガシャガシャなる。
再構築。トウフのハンバーグとかあるよね。
ドラム式せんたくき ...
月光が眩しい夜は眠れない眠れなくする悩みに揺れる
温かく愛し愛され生きている抱きしめるほど近づく魂
台風が次々出来る夏の時期ニュースで何度も進度を告げる
転校を繰り返してた親友は年に ...
自ら水晶の橋を作り
強度を改めながら渡ってきた人よ
あなたは無数の種だった
あなたから芽生えた茎をたどって
農村の体躯は静かに満ちていった
水路を設計することは
あなたの現在に次々と構 ...
淋しくはないのかと言われたらそれは違う
けれど
祈るように胸のどこかへしまって
自分をも騙してみたい
そとは 三月になったばかりの夜で
淡淡と気配を隠しながら
いつかしら窓辺に白旗を残 ...
行けども行けども野梅野梅野梅ヤバイ着色の珍味と大関とすっぱいセクハラが命綱。ん。川のナマズが飛び跳ねる。わ。ぬしだぬしだと死んでる虹をナマズとみまちがえ宇宙の高さに迫ろうとも真面目も休み休みに言えとせ ...
引き手
野鼠
弾丸
糸が風に舞う
白い糸が
青い空を背景に
風に流されている
その先を辿っていけるだろうか
糸を引いているのは誰だ
糸の先には誰がいるんだ
雨に打たれても
雷に撃たれても
...
八王子市にある
自称詩人施設「悔恨の里」には
社会や家族から見放された
自称詩人達2500人がお互いの自称詩を
褒めまくりながら暮らしている
しかし、今年3月
そんな施設で
悲惨な事件が ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春の飛行機
ただのみきや
自由詩
15*
17/3/8 19:28
虐殺の歴史
花形新次
自由詩
1
17/3/8 18:56
「真珠の希い」 七首
もっぷ
短歌
2*
17/3/8 17:46
いつもの山
zenyam...
自由詩
1
17/3/8 14:51
夜をゆく
青の群れ
自由詩
6
17/3/8 11:20
染色月(一 )
信天翁
自由詩
4
17/3/8 10:52
探し物
乱太郎
自由詩
5*
17/3/8 8:09
平成29年3月8日(水)
みじんこ
自由詩
0
17/3/8 2:40
逃すまじ
坂本瞳子
自由詩
2*
17/3/8 1:24
それは電話で
もっぷ
自由詩
1
17/3/7 23:31
生命
レタス
自由詩
3
17/3/7 22:44
白い時間
リィ
自由詩
0
17/3/7 22:01
春化粧
しずる
自由詩
1*
17/3/7 21:42
言葉でできている
水宮うみ
散文(批評...
0*
17/3/7 21:34
目(10時24分〜32分,3月4日)
はて
自由詩
2*
17/3/7 21:08
毛じらみ
花形新次
自由詩
1
17/3/7 20:38
祝福の呪文
しもつき七
自由詩
10
17/3/7 18:54
風歌
水菜
自由詩
2
17/3/7 17:05
不思議な夢
zenyam...
自由詩
0
17/3/7 16:25
くりかえしくりかえそ
田中修子
自由詩
11*
17/3/7 15:51
セックス
zenyam...
自由詩
0
17/3/7 14:24
トッピング・チョコレート
藤鈴呼
自由詩
1*
17/3/7 13:33
ポルターガイスト・ハンガー勝手に脱ぐな。
幽霊
自由詩
2
17/3/7 7:54
転校
夏川ゆう
短歌
1
17/3/7 5:27
定年退職
葉leaf
自由詩
4
17/3/7 4:19
片恋
もっぷ
自由詩
4
17/3/7 3:51
野梅
末下りょう
自由詩
3*
17/3/7 2:18
平成29年3月7日(火)
みじんこ
自由詩
0
17/3/7 1:38
糸瓜の皮にあらず
坂本瞳子
自由詩
3*
17/3/6 23:35
自称詩人施設「悔恨の里」
花形新次
自由詩
1
17/3/6 23:06
1367
1368
1369
1370
1371
1372
1373
1374
1375
1376
1377
1378
1379
1380
1381
1382
1383
1384
1385
1386
1387
1388
1389
1390
1391
1392
1393
1394
1395
1396
1397
1398
1399
1400
1401
1402
1403
1404
1405
1406
1407
加筆訂正:
くりかえしくりかえそ
/
田中修子
[17/3/8 16:19]
うちに帰ったらむしゃむしゃごはん→うちに帰ればむしゃむしゃゴハン
八番目の地球: 見ゅるばる見ゆん
/
AB(なかほど)
[17/3/7 11:25]
見直すとまだ間違いだらけだ。
3.58sec.