雨が降っている
間断なく

なぜ 雨を物悲しく感じるのだろう

たとえば 勢い良く降る驟雨は 元気で精悍ささえ感じる
まっすぐで 常に潔い

でも 夜になり 家のなかで ひ ...
退院したら
飲むのを
一番の楽しみにしている人が
けっこういる
そういう人が
退院する際に必ず主治医に尋ねるのが
「先生酒はいいでしょうか┅┅」である
「先生、僕は飲まないと
生きてい ...
淡い知覚の海に 
ふと あたたかな弾力
戸惑いながらも知らぬ間に 
綻んで往く 原初の蕾


声音と面差しは波のよう
外から内へ 内から外へ
柔らかい殻を脈動させながら
会得して往く ...
わだかまりがあって
心の中にしこりができたが
それをつぼみと思うようにした

抜け駆けがあって
心の中にしこりができたが
それもつぼみと思うようにした

どんな花が咲くのだろう
どれ ...
僕が君と同じ人間でよかった。
泣きながら笑ったり、疲れているのに大丈夫だと言ったり、
そんな不器用な君に「好き」って言える人間でよかった。
先日僕の見舞いに来てくれた
元気印のオジサンが
車の事故で入院した
運転中床に落ちた物を拾おうとして
車ごと溝に転落した
今度は
僕が見舞いに行く番になった
僕の田舎の店は
どちらがお客様か
わからない店がある
入店しても
主人はブスッとしている
物を買っても
「ありがとう」とも言わない
かえって客の方が
「どうもー」
なんて言って帰った ...


張りつけられた心は
鉄を含んでもいないのに
錆びるさびるサビル

錆びて凍てついた心は
剥がれる
剥がれる
根こそぎ剥がれてしまう

はがされた裏に何があるのかのぞいてみた ...
老化した こころを蹴散らす
統抜ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ ...
美しい人だと思った
横顔の睫毛の巻き上がり
優しいハナの稜線
ちょこんと突き出た柔らかな唇

超つまらない現国の授業中は
いつもきみを見ていた
じっと
ずっと
きみを見ていた

...
分厚い雨雲
湿気が多くて
身体が重く感じる

傘を差して歩く
止む気配が全くない

雨の日が続き
薄暗い日々が続き
憂鬱な心

太陽に逢いたくなる

肌寒さを浴びて
鳥肌が ...
血なんて単純な道を流れてるから
つまらないな
迷いもしないし行き先をうしなったら
帰る場所しかみえないじゃないか



うすめたって飲めない話がある
うすめたからこそ飲めなくなったぬる ...
幽鬼

痛み

4さいのとき
14さいのとき
24さいのとき
ぜんぶそれぞれに淋しかったけど
朝おきて晴れててとなりにだれかが寝ててその誰かは自分ではなくて
となりの部屋の窓が開いてるからテレビのお ...
ぼくがきみのためにしたことと
きみがぼくにしてくれたこと
まよなかのこうえんでむかいあって
たばこをすいながら たしざんひきざん

マイナスばっかりだ…
おもわずたばこをなげすてて
にが ...
ツルツルのワレメちゃんを
見られるぐらいなら
中身を見られる方がましだ

そんなことはないと思う
現に左右のワレメちゃん同士を
両面テープかなんかで
張り付けて
ワレメちゃんは見えても ...
薄く なまめかしい生を 朧にたずさえて
キミは 呼吸している


しみじみ キミは 黒曜石だ

意識する外界に ぶしゅと 放出させたものは
どんなにか甘美な夢でしょうか 
キ ...
一夜に十ばかりの夢を見続けよ


坂下り真っ直ぐ一つの夢に入る

満月や蓋を開けたる箱一個

破船一つ夏至の最中を過ぎ行けり

からす瓜繁茂しており十の首

紫陽花や十児を抱く物 ...
学校に子供ばかりいるのは
仕方がないとして
プールサイドがぬめぬめしているのは
何かの嫌がらせか

指先にトンボが止まり
息が止まり
夕日も沈むのをやめた

実は昔から
子供の親へ ...
自由に首をつられた貴女の
瞳の中でパーティーを
このリズムなら踊れるでしょう
手を取り合ってフロアの中心へ
ゆらゆら揺れる手足には
綺麗な宝石を飾りましょう
ネックレスをしていた場所には
...
はじめに この作品は、澤あづささんが企画しておられた紅月さんのお誕生日によせて 紅月さんの作品にお返詩しようという企画で、書いたものです。
http://adzwsa.blog.fc2.com/b ...
‪昔の友達の許容量はあとどんぐらい?‬
‪久しぶりのメッセージは何がいい?‬
あの頃から無駄に痩せたよ
そんな僕の汚いの、どれぐらい消化できそう?
ごめん無理だろうね
僕の笑顔もぼやけて
...
ぷうらりと 垂れる蜘蛛糸 手繰り寄せ
 宇宙感じる 時の間に間に


浮き上がる瞬間の
ふうわりと揺れる肢体を
思い出したかい

魂の浮遊物
大気圏の向こう側に巣食う残骸を握り締 ...
閉じ篭っていては 息苦しいだろと
汚れきった空で 鳥が騒ぐ夜
後ろ見ていては 歩きずらいだろと
片足のシャムが ひっそりと笑う

Today is my day! 今日が俺を忘れた
Tod ...
健康な人に
薬はいらないように
順風満帆の人には
神はいらないようだ
町は変わっていない
変わったのはわたしのほうなのだろう
みつけられなくなった通り道
たとえば風の

人は変わっていない
変わったのはわたしのほうなのだろう
みつけられなくなった私の通り道 ...
仮面の下でほくそ笑んで
本当の気持を見せることなど
決してないから
スキップだってすることなく
握り拳を振り上げることもなく
寝っ転がって
のた打ち回って
髪を振り乱して
溢れ出す狂気 ...
雪見



すだれ
叫んで叫んで叫んだ

それも雨に踏みにじられ
溶けた

この疑問と憤怒を叫んだ

それも雨に食い散らかされ
溶けた

melt
でも
無くなったわけじゃない

叫んだ枯らす ...
旅人の靴を履いている人
いつも忙しく走り回っても
見覚えのある細い指先で
涙の温度を測ってくれた

君はもう新しい土地に慣れて
庭の花に水を撒く時間だ

恋が終わっても心は続く
長い ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
前田ふむふむ自由詩11*17/5/27 20:05
zenyam...自由詩117/5/27 18:48
三つの微笑みただのみきや自由詩4*17/5/27 18:21
しこりイオン自由詩1*17/5/27 18:18
人間でよかった水宮うみ自由詩2*17/5/27 17:51
一寸先は事故zenyam...自由詩017/5/27 14:22
お客様は神様じゃない自由詩3*17/5/27 14:15
降るもの 3断章新人さん自由詩3*17/5/27 12:51
枯渇の想い信天翁自由詩117/5/27 11:49
健康花形新次自由詩217/5/27 7:33
梅雨入り夏川ゆう自由詩117/5/27 5:30
血と水キクチミョン...自由詩517/5/27 4:48
平成29年5月27日(土)みじんこ自由詩017/5/27 2:46
余白はるな自由詩117/5/27 0:17
いたみY.T自由詩5*17/5/26 23:44
パイパンに関する不毛な議論花形新次自由詩117/5/26 20:16
しじみるるりら自由詩12*17/5/26 19:33
一十百千春日線香俳句117/5/26 17:02
2017年5月26日ふるる自由詩217/5/26 16:58
かもめ卯月とわ子自由詩217/5/26 14:13
Here comes the springるるりら自由詩217/5/26 12:51
昔の友達志田陸自由詩017/5/26 10:00
やもたんが浮く藤鈴呼自由詩2*17/5/26 9:52
淡い花颯太@自由詩017/5/26 8:27
zenyam...自由詩017/5/26 7:47
The lone me in the townもっぷ自由詩217/5/26 3:29
忘れ給えよ坂本瞳子自由詩1*17/5/26 0:27
平成29年5月26日(金)みじんこ自由詩017/5/26 0:19
Acid rainえこ自由詩117/5/25 22:54
ミナト 螢自由詩217/5/25 20:44

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加筆訂正:
三つの微笑み/ただのみきや[17/5/27 19:27]
一文字消しました。
のっぺらぼうの町/AB(なかほど)[17/5/26 20:50]
まだ脱字が、、すみません
白い頂のよう/ただのみきや[17/5/26 6:31]
最後から二行目「この」を消しました。
3.94sec.