誰も自分の正体を知らない
一生、気づかぬ人もいる
思春期に一度気づけど、
結局まぼろしの人も
ひとりの部屋で
鏡に映る自画像は
右と左が逆だし
ああ俺は!
一生涯、己の姿を視れ ...
あなたに貼られた
〇×□ etc.
無数のラベルを
べりべり…剥がす
天然のいのちの顔が
出てきたよ
曇った周囲を
仄かに照らし出す
世界にたった一人の
電球の顔
...
神事なさいと言う内奥の声を
聞いて私は急発進の車を
避けながらプールに飛び込んで
禊(みそぎ)潔斎(けっさい)を
水垢離(みずごり)で済ませてから
ちんちんの熱いお湯を何気なく
口に入れて ...
部屋一面 起き抜けの尿の色だ
永い永い言い訳のような廊下を
既に冷たい素足が横行し続けている
いけない事だ
あぁ 本当にいけない事だ
元気でね、と祈られることは
もう元気でないことが悟 ...
言葉が絡まって出てこない時、
無理に言葉を紡ごうとはしないで
空を仰いでみる
私の悩みなんてちっぽけなもので
誰かに同情される価値もない
言葉が出てこなければ
詩を書くのを中断すればい ...
あまりにも訃報が鳴り響く時代
名誉を剥奪された紳士のように腰が曲がりくねって
星になった少年の瞳のようにはなれなかった
虚ろのウスノロ
エレファント
自分の年金払わずにボランティアに励む牧師 ...
満たされた心の器からぬめりのある液体が溢れ出し、それを笑う魔女の長いお鼻に蝿が止まった。
踏み潰した過去のこだわりは完全に取り払われ、新しい国が生まれようとしていた。
私の手には光、心に穴。
事 ...
朝が黒い
青黒いし
青灰色の
朝が白い
シン・ゴジラを1.7倍速で観ていた
多くのひとが早口で喋ることが
正しいかは別にして災いを遠ざける
朝が黒い
...
味方を撃つものも
殺しに来るものも
写真を撮るものも
みんな仲間のようだった
不愉快な仲間だ
宇宙から見たらこの有り様は何だ
死んだらみんな
あっけない顔 ...
倒れない木
死なない人
瀬戸内海が耀いている
それを望める田園では
枇杷がなる
葉がさわぐ
ラブはラヴでも
LOVEでもなくて
気になる憂うつ
...
語り過ぎるのだよ
いつだって
僕たちは
うんと はやおきをしてつまみながら朝ごはんをつくるきみのお弁当をつくるおくりだしてなんだか眠くってちょっと横になる。
お昼ごはんはあまりをいいかげんにたべるコーヒーは一杯だけよ わたしのおひるごはん ...
一日は
時速1700キロメートルの
超音速で進んでいく
一年は
時速10万キロメートルという
思考をこえた速さで進んでいく
取り返しのつかない時が
凄まじい速さで過ぎいく
母音がうつむいて部屋に籠る
空はもう投げ出された孤児となる
白い鴉の群れ
消費期限の過ぎた救命用具の欠伸が聴こえる
LP盤のレコードが針を探して
書きかけのままの日記帳
...
母が母でなくなる時 母の手はふるえる
乗り合わせのバスは無言劇
親切だったおばさんは 母の乗車後には夢になる
向かう先はお山の真上の病院で薬をもらえば
また手が ふるえる、ふるえる、大量の薬を ...
咲かぬまま
枯れ色おびて
秋桜
「ごめん」
ぽつりと
雨は優しく
そのバスは込んでいた
しかし、その女性は
隣の空席に紙袋を置いて
占領したままだ
バスが大きく揺れた後
初老の男性が無言のまま
その女性の紙袋を
通路に降ろして席に座った
その女性 ...
電車の自由席
隣の席に荷物を置いて占領している人を
素敵だとは思わない
しかしその人は
自由を満喫するのが自由席だからと
邪魔されないようにしている
自分は知的だと足を組む
満員 ...
転がっていく
林檎が
レモンが
いっしょうけんめい転がっていく
いつか終わる坂道で
かけっこのように追いかけあって
いきいきと
私はからっぽになった紙袋をさげ
なんとな ...
彼はおもむろに、誰もが見たことのない缶ジュースを誰もが見た事もない飲み方で飲み干した。
ぼくは越してきたばかりで早く友達を作りたいと思い、彼が見せてくれたそのアグレッシブな飲み方に多少大げさなリアク ...
風の音が残る
この耳の奥で
ゴゴウゴウと
耳障りでなく
ただ繰り返し
鳴り響いてる
廃墟であろう
アパルトマン
五〇五号室
どうしてココに
辿り着いたか
そんなことすら
覚えて ...
あなたは
野の花のよう
風に吹かれて
揺れている
喜んでいる
微笑んでいる
自由なんですね
教えてください
そんな生き方を
わたしにも
教えてください
キラキラと輝く瞳
よどみ ...
僕たちは、また新しい朝陽に出会うだろう。
僕たちは、また新しい夜空に出会うだろう。
僕たちは、また新しい言葉に出会うだろう。
僕たちは、また新しい自分に出会うだろう。
僕た ...
夜ご飯食べました
影響されやすい僕は
影響されやすい僕を直したいです
あ!時計が過去を未来と勘違いしている!
話の続きです
芯のある自分になりたいです
何にも影響されず
自分の世界観を貫 ...
あの人に送るはずの希望を
間違ってぼくに送ってきた
気にしない
気にしない
一休さんは気にしないから
冷たく無視でもしておこう
冬空の電飾は
ごみごみしな ...
気にしないでいいからと
そんな優しい嘘を
ぼくみたいについてくれ
閉店まぎわのパン屋にはいつも
じぶんの好きなパンをとって隠す
アルバイトの女の子がいるから
...
北の空
灰色の雲
これしかない
という不安
コンドーム
の懐のような舞台
雨が降るかも知れない
画家たちが思案する
すぐ止むかも知れない
...
遺跡を過ぎる径
蜘蛛の巣と青空
夜へ向かう色
霧のなかの無数の手
冷えてゆく鉄の音
水滴の音に重なり
今は居ない民族の
祭のように響いている
ルシフ ...
ひかりと海面はんしゃしあって揺れている
手縫いしたおへそのあながいたかった
てのゆびは五本 立入禁止措置
さかなへんの漢字をあたらしく作る
とおい縄 ほほえむだけが ...
三万粒の種を蒔こう
言の葉を繁らせる
たった三本の木のために
三百の花を摘んで捨てよう
人の心を蕩かすような
たった三つの果実のために
その一つは
時鳥に啄まれて逝った
またも ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鏡に映る人
服部 剛
自由詩
3
17/11/20 18:33
電球のひと
〃
自由詩
2
17/11/20 17:57
過ごした
間村長
自由詩
6*
17/11/20 15:58
私の家族
冷水
自由詩
3
17/11/20 10:52
言葉が絡まって
無限上昇のカ...
自由詩
2
17/11/20 10:51
エレファント2017mix
5or6
自由詩
3
17/11/20 8:43
20171120_work0000@poetry
Naúl
自由詩
1
17/11/20 7:59
朝からシン・ゴジラ
吉岡ペペロ
自由詩
2
17/11/20 0:25
この世界の有り様は
〃
自由詩
4
17/11/20 0:23
田園の憂うつ
〃
自由詩
1
17/11/20 0:22
詩は言葉に、それとも心に宿るものか
のらさんきち
自由詩
3
17/11/19 22:52
林檎スパンコール
田中修子
自由詩
2*
17/11/19 21:39
時の速さ
zenyam...
自由詩
1
17/11/19 19:35
空へ
乱太郎
自由詩
7
17/11/19 17:45
ふるえる手
為平 澪
自由詩
8
17/11/19 15:40
野ざらし
朔 水
短歌
0
17/11/19 13:52
座席の荷物は社会のお荷物
イオン
自由詩
3*
17/11/19 12:26
座席の荷物は心のお荷物
〃
自由詩
2*
17/11/19 12:26
豊かな生活
タオル
自由詩
3
17/11/19 10:12
見たこともない町
miyaki
自由詩
4*
17/11/19 1:49
始まり始まり
坂本瞳子
自由詩
2*
17/11/19 0:13
野の花
星丘涙
自由詩
3*
17/11/18 21:41
出会える
水宮うみ
自由詩
4*
17/11/18 20:54
変わりたい
カッラー
自由詩
3
17/11/18 20:29
気にしない
吉岡ペペロ
自由詩
3
17/11/18 19:55
優しい嘘を
〃
自由詩
5
17/11/18 19:48
冬空のヴラマンク
〃
自由詩
1
17/11/18 19:15
かけら 冷たく
木立 悟
自由詩
2
17/11/18 19:10
溺れたいよね。
初谷むい
川柳
2
17/11/18 18:18
種を蒔く人
のらさんきち
自由詩
2
17/11/18 17:36
1355
1356
1357
1358
1359
1360
1361
1362
1363
1364
1365
1366
1367
1368
1369
1370
1371
1372
1373
1374
1375
1376
1377
1378
1379
1380
1381
1382
1383
1384
1385
1386
1387
1388
1389
1390
1391
1392
1393
1394
1395
8.58sec.